小林製薬「アルピタン」の効果と特徴|LOHAS DAYS~ロハスな暮らし

2016/12/04

2016年秋に小林製薬は、前回紹介した「」に続き、「アルピタン」が発売されます。
アルピタン」はアルコール摂取に伴う頭痛改善薬として発売されますが、漢方薬の「五苓散」の処方で作られており、漢方の働きでアルコール等による頭痛改善薬として販売されています。
実は、この「アルピタン」は広島地区限定で販売されていたのですが、ユーザーからの評価が高く全国発売されることになりました。
医者、薬剤師、漢方に詳しい人は、当たり前のように飲み会前に「五苓散」を飲んでいきます。
悪酔いもしにくく、次の日にお酒が残ってつらいという事もなくなりますので、私も飲み会シーズンでは頼りにしている漢方薬です。

 

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「アルピタン」=「五苓散」の特徴

五苓散(アルピタン)」は「水湿」を改善する代表的な処方です。「五苓散(アルピタン)」は中の水分代謝能の異常を主として、そこから様々な部位に伝播した水分代謝能の異常に使います。
つまり余分な水を排出するだけでなく、偏った水のバランスを整えることが出来る処方です。
五苓散(アルピタン)」は体力に関わらず使用でき、副作用が非常に少ない漢方薬なので、ドラッグストアでも気軽に買うことができるのも特徴のひとつです。容量を守れば子供でも服用する事ができます。
※発疹やかゆみなどの異変を感じたら服用を中断し、医師の診察を受けましょう。

五苓散(アルピタン)」は「沢瀉・猪苓・茯苓・白朮・桂枝」5種類の単純な処方ですが、よく考えられた処方です。
漢方の用語では「利水滲湿」の処方といわれ、「沢瀉(たくしゃ)」が君薬(メインの生薬)、に働きます。
茯苓・猪苓も水を捌き、白朮が胃腸の水をとり、それぞれが作用して効果を高めます。

※腎臓がきになる人にはハトムギをオススメしています。

 

五苓散(アルピタン)」と水毒

漢方処方の基礎となる東洋医学の考え方では、汗や涙、血液や尿など体内の水分を「津液」と呼んでいます。
津液」は多すぎても少なすぎても、巡りが悪くて特定の部分に停滞することでも体調不良をひき起こします。
水分代謝の不良による不調は頭痛や吐き気、下痢、むくみなど全身に影響を及ぼします。

五苓散(アルピタン)」は身体の中の不要な水分だけを、ポンプでくみ上げるように排出し、滞りをなくして水分の代謝を高める作用があると言われています。
水分の代謝や排出が悪く、むくみがあったり尿が少ないなどの症状があるのにも関わらず、
口が乾いて頻繁に水分を取りたくなるような人の症状を和らげる効果があると言われています。

 

五苓散(アルピタン)」の効果

頭痛やめまい

身体の中の余分な水分は頭痛やだるさ、耳鳴り、めまいなどを引き起こすことがあります。
五苓散(アルピタン)」は、体内の水分バランスが悪くなって起きるタイプの頭痛、めまいにも効果があるといわれています。
また五苓散には体を温める作用もあると言われており、血行を良くして、頭痛やめまいの症状をやわらげる効果も期待できます。

頭痛にはいろいろなタイプがありますが、「五苓散(アルピタン)」が体質にあっているかどうかの見極めは、「天候が悪化したときに症状が悪化するかどうか」で行います。
雨が降る前の低気圧の接近で頭痛やめまいなどの症状が顕著になるけれど、雨が降り始めると症状がよくなる性質の人に服用の効果が期待できます。

頭痛のタイプと原因

緊張型頭痛
  • 分類…筋肉収縮性
  • 痛み方…「ギュッ」と締め付けられる
  • 原因…肩こりやストレスなどで体に負担がかかり、頭や首の周りの筋肉が収縮することに伴って血管が圧迫される
片頭痛
  • 分類…血管拡張性
  • 痛み方…「ズキンズキン」「ガンガン」と脈を打つ
  • 原因…頭の中の血管が急激に拡張し、その周りを取り巻く三叉神経を刺激する
アルコール頭痛
  • 分類…血管拡張性
  • 痛み方…「ズキンズキン」「ガンガン」と脈を打つ
  • 原因…アルコールとその代謝物であるアセトアルデヒドが体内に蓄積し、血管を拡張させることで、脳内の血管の周囲にある神経を刺激する

吐き気

五苓散(アルピタン)」は吐き気や下痢などの症状の緩和を期待できます。
身体の水分代謝がうまくいかないときは体内の水分吸収の働きが悪くなり、その排出の仕方にも問題が出てきます。
胃腸の機能が弱まり、水分の吸収ができなくなるため、下痢を繰り返したり、吐き気をもよおすことがあります。
小さな子供が感染性胃腸炎にかかると、嘔吐がとまらなくなることがありますが、
五苓散(アルピタン)」は幼児から服用でき、小児科の先生が吐き気止めとして処方することもあります。

尿量の減少

五苓散(アルピタン)」の効果が期待できるタイプの人に「尿の出が悪い」という特徴があります。
トイレに行く回数も量も少ないのに、なぜか口が乾いてひっきりなしに水を飲みたくなる性質の人がいます。
当然体の中は水分が多くなり、むくみや吐き気といった不快症状の原因となります。

PMSがある人

五苓散(アルピタン)」にはが期待できる生薬が沢寫、猪苓、茯苓と豊富に処方されており、余分な水分を尿として正常に排出できる効果が期待できるとされています。
身体の中の余分な水分は様々な不快な症状をひき起こしますが、その中に多くの女性が苦しんでいるPMSや生理痛も含まれています。
女性は一般的に月経の2週間前ぐらいからホルモンバランスの変化によって、体内に水分が溜まりやすい体質になります。
その期間に頭痛やむくみの症状があるPMSの緩和に、婦人科で「五苓散(アルピタン)」が処方されることがあります。

むくみやすい人

人の体の約60%は水分で出来ており、これらの水分は、細胞や血管からしみ出したり、戻ったりして入れ替わり、絶えず動き続けます。
しかしこの水分がうまく循環せずに、細胞のすき間にたまってしまった状態を「むくみ」と呼んでいます。
五苓散(アルピタン)」の代表的な作用は余分な水分を排出するといわれており、これがむくみの解消に役立つようです。

二日酔いになる人

二日酔いは、東洋医学ではアルコールの取り過ぎによって胃腸の機能が低下してしまい、
本来、体内の水分の通り道ではないところに余分な水分が滞ってしまうことが原因で起きると考えられています。
五苓散(アルピタン)」はこの効果に目を付けて販売されています。

五苓散(アルピタン)」効果が出るまでの期間

漢方薬は西洋医学の考えに基づいて処方されるお薬に対して、効き目が現れるのに時間がかかるイメージですが、
五苓散(アルピタン)」のは漢方薬の中でも、即効性があることで知られています。この効果のあらわれ方は医師の間でも注目が高まっているそうです。
漢方薬でも配合されている生薬の種類の数が少ない「五苓散(アルピタン)」や葛根湯は、他の処方と比べると効き目が早いといわれています。

 

「五苓散(アルピタン)」の飲むタイミングと飲み方

  • 飲み会の直前でOK
  • できれば白湯(水)で飲みましょう
  • アルピタンは顆粒タイプ(1回用ずつ梱包)

「五苓散(アルピタン)」まとめ

これから来る忘年会シーズンは、飲み会前に「五苓散(アルピタン)」+帰宅後に「五苓散(アルピタン)」とスポーツドリンクで乗り切りましょう!

※頻繁に服用する方はツムラの五苓散、錠剤で飲みたい方にはクラシエの五苓散がオススメです。