乾燥肌でお悩みの方が一番気にかけている保湿スキンケア!しかし、間違った保湿スキンケアを続けてはいませんか?乾燥肌の保湿には重要な「ターンオーバーを正常化するスキンケア術」をご紹介!気になる疑問にもお答えします!

肌をつくる「ターンオーバー」

私たちの肌のもっとも外側にある表皮を構成する細胞は、どんどん生まれ変わり、古くなった細胞ははがれ落ちていきます。表皮と真皮の間にある基底層で生まれた細胞は、表面に上がっていくにつれ、有棘細胞、顆粒細胞と形を変えていきます。この過程で、潤いをキープするヒアルロン酸や、フィラグリンといったNMF (天然保湿因子)の素、セラミドやコレステロールなど表皮の隙間を埋める細胞間脂質を生成します。そのおかげで肌は潤うことができ、バリア機能も機能します。この細胞が生まれ変わる力をターンオーバーといいます。

しかし、この表皮が生まれ変わる仕組み=ターンオーバーの力が弱まって周期が長くなると細胞の生産力が低下します。細胞が押し上がっていく力も弱まり、表面は常に古い角質が敷き詰められた状態になってしまいます。カサカサして角質同士の間に隙間ができたりセラミドなどの量が減って表皮がスカスカになり、水分保持力&バリア機能が大幅に低下し、トラブルが起こリやすく、見た目の肌印象も悪くなります。適切なスキンケアで、ターンオーバーを正常に保つことが必要です。

ターンオーバーに関するQ&A

Q:年齢によってターンオーバーの周期はどう変わるの?
A:20代を境にどんどん日数が増えていきます!
年齢を重ねると、いろいろな肌機能が落ちていきますが、ターンオーバーも低下して、周期がどんどん長くなっていきます。20代のころは28日だったのに、30代ではなんと40日、40代では45日、50代では、20代の約2倍もかかるように・・・。となると、潤いを溜め込む力のない、メラニンを含んだ古い角質が肌にいつまでも残ってしまい、表面がゴワついて潤いをキープすることができず、乾燥してくすんだ肌になります。また、バリア機能も弱まるために、紫外線や汚染物質などの刺激が肌の中に入り込みやすい状態になり老化のスピードも加速してしまいます。
Q:自力でターンオーバーを高めることは可能?
A:食事やマッサージ、化粧品のちからで代謝アップ
ターンオーバーを遅らせるもっとも大きな原因は加齢です。血液の循環がうまくいかなくなり、細胞の生成力が衰えることが原因です。加齢には抗えないとはいえ、代謝があがる食べ物を食べたり、お風呂に浸かったり、マッサージをすることなどで、循環をよくすることは効果的です。そのほかには、スクラブや専用の美容液といった化粧品を用いて、物理的もしくは科学的に細胞がはがれる力を引き出すケアもしたほうがよいでしょう。継続的なお手入れと、代謝を意識したバランスのよい、たんぱく質が豊富な食事で、理想的な周期に近づけることは可能です。
Q:ターンオーバーは早ければ早いほどいい?
A:未熟な細胞が表面を覆い、刺激を受けやすい状態に
スムーズなターンオーバーによって、表皮が常に新しい細胞で満たされ、潤いを守る力も高いのならば、そのリズムはより早いほうがよさそうに思えますが、それは間違いです。まだ表面に出るべきではない未熟な細胞が出てきてしまうと、外的剌激から守るバリア機能が十分に発揮できません。紫外線などの影響を受けやすくなり、乾燥肌になり肌トラブルが起こってしまうのです。基本的にターンオーバーは自然には早まりませんが、アトピー性皮膚炎などの疾患がある場合や、強いピーリングを行ったり、頻繁に角質ケアをしすぎるなどの誤ったケアをした場合に起こります。

ターンオーバーを正常化するスキンケア

角質ケアを取り入れましょう

角質ケアを取り入れないお手入れを続けていると、30代くらいになったときに、溜まった古い角質が原因で、カサカサしてくすんだ肌になってしまいます。そして肌の内部では、潤いを保つ能力が低下し、バリア機能も衰えいきます。ここで自然なターンオーバーの周期に任せたままにしないで、ちょっと踏み込んでケアすると、肌の調子が断然よくなります。28日の周期を刻めなくなった肌には、理想的な周期に近づける手助けをする角質ケアを取り入れましょう。肌の表面に留まるぺき新しい角質細胞は残しつつ、不要な古い角質だけを除去するのが望ましいやり方です。角質ケアで問題になるのは、角質の取りすぎです。角質を強制的に除去するピーリングを毎日行うなど方法を誤ると、乾燥したりヒリつきや赤みが出たりなどのトラブルになる可能性があります。また、物理的に角質を除去するゴマージュやスクラブも、肌をこすりすぎてかえて肌にダメージを与えてしまうこともあります。角質ケアコスメは慎重に選び、週に1 回程度など、自分の肌の状態と談して適切な頻度を守って行いましょう。

いらなくなった角質を除去

ゴマージュやスクラブ

植物の種子や火山岩などを粉末にしたもので、洗顔料に含まれることが多いゴマージュやスクラブ。これらの細かい粒子が肌の上を転がって毛穴の中の汚れをかき出すなど、 物理的な摩擦で古い角質を落とします。多少、肌への刺激が懸念されるため、粒子が細かくてザラザラしすぎないもの、肌にのばしたときに痛くないものを選びましょう。粒子がとても細かくて指滑りのよいものを。オイルや保湿成分をベースにしているものもオススメです。とはいえ、やりすぎは厳禁です。説明書に記載された使い方を守りましょう。

角質ケア美容液

美容医療の施術でも使われるフルーツ酸やグリコール酸などのピーリング成分には、肌表面の古い角質を剥離させる作用があります。この成分を、セルフでケアしても安全なように濃度を調整して美容液としたのがこちらのタイプ。肌への刺激が強くない「毎日使ってもOK」というタイプがおすすめです。さらに、保湿成分も入っているものがベターです。洗顔後や化粧水の後に肌になじませたり、拭き取るだけで、角質の生まれ変わりを促してくれます。自然なターンオーバーを促す毎日使えるタイプを選びましょう。

マッサージ他

肌の代謝を高めながら、クルクルとやさしくこする摩擦で余計な角質をオフできるマッサージも効果的です。ただし、ゴシゴシこすっては逆効果なので、必ずマッサージクリームなどをなじませてから、力を入れずに行うことが重要です。専用のものもありますが、普段の乳液やクリームを多めに使うのでもOKです。その他、液を塗ってから肌をこするものや、乾かしてはがすピールパックなどもありますが、刺激が強い場合もあるので、使用上の注意をよく読んで。マッサージは優しくクルクルを心がけて、「こする」「はがす」は要注意です。

角質ケアをはじめましょう

20歳を過ぎた頃からターンオーバーのリズムが遅れていくと考えると、初期のエイジングサインが現れはじめる25歳。ターンオーバーの周期がおくれて、バリア機能が低下しないようにするには25歳過ぎには角質ケアを始めましょう。そして、角質ケアをするのは今からでも遅くありません。大人の女性は、皮膚のトラプルを抱えていないかぎり、定期的な角質ケアが必須と思いましょう。とくにゴワつきやくすみを感じていたり、化粧水のなじみが悪いときに行うと、効果を実感しやすいはずです。