オーガニックコットンに関わる企業が集結!|コットンCSRサミット2011 | アパレルウェブ取材|ファッション・アパレルのニュース
| オーガニックコットンに関わる企業が集結!|コットンCSRサミット2011 | |
| 5月10日、コットンの日。リー・ジャパン(株)、(株)クルック、(株)フェリシモ、 豊島(株)、大正紡績(株)、パタゴニア社ら、オーガニックコットンに 積極的に関わる14の企業、団体が一堂に会した。
「コットンCSRサミット2011」 ~人と地球にやさしいコットンとバリューチェーンを考える~
オーガニックコットンとその生産・仕組み・取り組みなどについて、 「CSR」をキーワードに、トークセッションが行われた。 全体を通して、総勢15名が壇上に。同じ商品を扱う企業が、こうして並ぶ という機会は珍しくもあり、それぞれの、「オーガニックコットン」に対する 思い入れが感じられる。
今回の主催の一人でもある、リー・ジャパン(株)細川秀和氏は、 オーガニックコットンについてこう話した。 「ジーンズは、加工も多いことから環境負荷の高い衣料品ではないか ということで、少しでもその負荷を軽減しよう、とオーガニックを取り扱いだしました。 オーガニックコットンは、コットン市場で1%も満たしていない。 ビジネスとしても、まだ成功しているとは言えないが、普及させて いかなければいけないと感じています。 私たちは衣食住の衣を通じて、誰がどのように、どうやって生産しているのか ということを伝えていきたいと思っています。 オーガニックコットンとは何なんだろうということを伝えていかなければならない。」
セッション1 「人と地球にやさしいコットンを目指して」
~プレオーガニックコットンプログラムの試み~
(株)クルック 江良慶介氏×伊藤忠商事(株)中村延靖氏 ×リージャパン細川氏
最近、アパレルブランドとの取り組みも増えてきた「プレオーガニックコットン」。 取り組みのスタートの経緯から、現地の今、そのプロモーション等について。
※POC(プレオーガニックコットンプログラム)とは
インド・中国は緑の革命を経ているため、もともと農地に撒かれている 農薬等の数値は高く、アフリカに比べても、農薬ゼロで生産を始めると いうのは、農家の人々の意識的なハードルも高い。 その為、現地では半信半疑の状態。ところが、その意識が変わってきている。 初期からこのプログラムを導入していた農家が、 2年で藁葺き屋根から、レンガ作りの家に変わった。 この結果により、現地の農家でも噂を呼び、現在は4000件の農家が プログラムの開始を待っている状態。 売れる範囲、買える範囲でしかフォローができないが、 プログラム始動当初からは、300→400→700件と増加している。
プレオーガニックコットンを使用すると、現状は普通の綿に比べて 価格も上がってしまう。その為、リージャパン社とのコラボ商品では、 デザイン性の高い小さな冊子を付けるなどして、付加価値を付ける など、売り方にも工夫を凝らす。
中村氏 「(クルック社は)メーカーに対するプロモーションがとても上手。 企業がまず、プレオーガニックコットンを理解し、企業が使い、 購入したユーザーが後からその素材・取り組みを知り、 その良さを感じるという順序が生まれています。」
江良氏 「より自然に消費者の手に届くように、共感をうまく広げられるように、 お店なりの売れる方法も考えていかなくてはいけないし、 オーガニックコットン自体のプロモーションも 仕掛けて行かなくてはいけないと思っています。」
細川氏 「このプログラムによって生まれたコットンは、 カジュアルなデニム、Tシャツにマッチした良素材。 そして、非常に将来性のある取り組みです。」
(リー・ジャパン株式会社WEBサイトより)
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~オーガニックコットンの生産支援とその仕組み~
(株)フェリシモ 葛西龍也氏×豊島(株)溝口量久氏 ×(株)コントロールユニオンジャパン 山口真奈美氏
豊島社は、アメリカ・テキサスのオーガニックコットン農場で CLASSER (アメリカ農務省の検査資格の証明)を保持する社員が、 契約農家から直接買い付ける。
コントロールユニオン社で認証されたものを在庫、販売。 誰が作った綿花でどのような過程で生産されたかを遡る事が 可能というのが特徴的。 このコットンは、36ブランドのアパレルが、様々な用途で使用している。 この他、ポプラ社よりオーガニックコットンの絵本を発売したり、 日本のオーガニックコットン(和綿)の支援も行う。
(豊島株式会社オーガビッツWEBサイトより)
通信販売を行うフェリシモ社は、CSRに長く取り組み、チャレンジしている。 インドでは、フェリシモ&JICAで2008年に 「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」の取り組みがスタートした。
服を着ている人が、プロジェクトドナーであり、 コンシューマーレスポンシビリティを実現。 「責任を持って着る事買う事が続かなくてはいけない。 モノ作りにおけるすべてのプロセスで、みんなでより価値の高いものに 仕上げて行く仕組みを目指します。 ただ、いいことをしている、というのでは、続かない。 100年、200年経ってもこの地で生産ができるように、 大地への恩返しを考えています。 大人の務めとして、次の世代の為に仕組みを残していきたい。」 と、消費者を巻き込みながらの継続した活動で、基金額が 3年間で1500万となり、農民の糧となっている。 また、その基金の恩恵を受けた子供達から届いた手紙を、 ドナーであるお客様にも商品と共に還元。 この取り組みが広がり、最初はアイテムが手袋のみだったところから、 多くの商品が生まれてきている。
(株式会社フェリシモhaco.WEBサイトより)
コントロールユニオンでは、年に1度は足を運び、環境面・社会面で きちんとオーガニックなのか、チェックを行う。 ソーシャル&フェアトレードスタンダードは、オーガニック+ フェアトレードで労働条件もみているコントロールユニオンが作った認証。 各企業、農家が認証を得ることによって、シーツ・洋服・パフ・タオル、 など認証を受けた製品は数多い。
山口氏 「今、普段使うものがどういうストーリーをもってどういう環境負荷や 社会的な影響をもっているのかを知るべき。 企業が取り組み、消費者が知る事によって、支援と経済・人間社会との バランスが保てると思います。 これは良いものだということを、難しくなく買うことができるのが大事」
葛西氏 「作れば作るほど還元されるような仕組みを作り出さなければいけません。 オーガニックコットンを使用した製品をつくろうと思うと、なかなかロットが 噛み合ないが、豊島社がリスクを分散してくれていることによって、 モノが作りやすい環境にあります。」
溝口氏 「難しいオーガニックコットンではあるが、取引先のお客様(アパレル)にとって、 使っていただきやすい箱作りを行うのが繊維商社の使命だと思います。 色んな場面で手にとって使う事によって、値段も下がるし、もっと使いやすくなる。 プレミアムコットンやピマコットン等様々なコットンがありますが、 オーガニックコットンは、コットン全体の1%。 これでは、ほとんど消費者の手に届きません。 私達は、コットン全体の10パーセントを目指しています。 価格も、テキサスのオーガニックコットンが10%になれば、 現在の半分以下になるかと思います。」
>>続く
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