紫ニキビ(しこり)の治し方教えて!
毛穴の深部に血と膿が溜まって赤紫色に腫れあがってしまうのが紫ニキビ(嚢腫・結節性ニキビ)です。
見るからにグロテスクで、触ると「しこり(芯)」のような異物感があるなどの特徴があります。
顎やフェイスラインに沿ったUゾーンにニキビが連なってできることが多く、しかも1個1個が盛りがって大きいものもあり、メイクで隠すことも難しいです。
※赤ニキビや黄ニキビと混在して連なってできる「集簇性座瘡」も紫ニキビの一種。
そのため、顔にできると非常に目立つこともあって人生や性格が左右されるコンプレックスにもなることも珍しくありません。
この紫ニキビの段階まで毛穴の炎症・化膿が悪化すると、ニキビ治療の成果がどこまで見込めるかは未知数になりますし、真皮まで皮膚組織の破壊が進んでいるのが確実なためクレーター状の凸凹やケロイド状のニキビ跡が残ってしまうことも覚悟しなくてはいけません。
紫ニキビはかなり特殊!体質改善が必要です!
ニキビの重症度のランク付けにおいて最重症に位置づけられるのが紫ニキビです。免疫異常や体質といった問題も絡んでいるため、治療してどこまで肌がキレイになるかは医師も予想がつきません。体質的な問題ということで漢方薬が利用されることが多いです。
紫ニキビ(しこり)の原因は?
紫ニキビは皮膚の深い部分に炎症が及んでおり、膿や血が溜まって赤紫の腫れを生じさせているほか、毛穴内部だけでなく、その周囲にまで炎症が拡大して可能性があります。
また、炎症と化膿が繰り返されることで傷ついた皮膚組織を修復するために過剰にコラーゲンが生成されて、その際に皮膚が引きつれるため、硬いしこりができたり、ケロイド状のニキビ跡ができる原因になります。
「黄ニキビがさらに悪化することで紫ニキビになる。」と説明されていることが多いんですが、ハッキリいってその説明には疑問が残ります。
というのも、ニキビの炎症・化膿がここままでひどくなるのは、スキンケアの方法が悪いとか生活習慣に問題があったからということでは説明が付かないからです。体質や遺伝に原因があると、考えられるので、黄ニキビの延長線上に紫ニキビがあるとは思えないんですね。
漢方の世界では、紫ニキビができる人の特徴として次のことを上げています。
紫ニキビは体質が原因!?
太り気味や便秘など体内に老廃物が溜まりがち
血のめぐりが悪く、冷え症。舌の裏側や歯茎がドス黒い人
生理痛など婦人科系のトラブルを抱えている人
黄ニキビまではストレスや不摂生などが原因で誰にでもできる可能性があると思いますが、毛穴が炎症を起こし、化膿して膿が出ても、普通、皮膚に吸収されていくので、それ以上は悪化しません。
しかし、遺伝か体質的に老廃物が溜まりやすく、めぐりが悪いと膿や炎症がそこに溜まりやすいので紫ニキビができやすいといえますし、同様に、極端に血行が悪く、代謝も低い体質の持ち主というケースも紫ニキビを発症しやすいと考えられるわけです。
※紫ニキビができてしまう女性は、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫といった婦人科系の病気を抱えていたり、将来的な罹患リスクが高いということをいう識者もいます。
紫ニキビの治療と症状を緩和する方法
紫ニキビは皮膚科・クリニックで対応すべきの重度のニキビです。
ニキビ治療で見違えるほど改善したという人もいれば、時間と何十万というお金をかけたにもかかわらず、まるで成果を得られなかったという人もいて、治療の効果や満足度には個人差があるようです。
名医に出会えるかどうか、処方された抗生物質や漢方薬との相性など紫ニキビがどこまでキレイに改善されるかは運の要素もあるのは確かです。ただ、生活習慣を改善して代謝を上げるなど自分でやれることもあるので、後悔したくないならやれることはやったほうがいいと思います。
皮膚科での紫ニキビの治療
炎症や化膿がひどい状態ですから、それを急ぎ食い止めるために抗生物質の投与、そしてステロイドの局所注入などの方法がとられることになります。また、毛穴内部に溜まった血や膿を排出するために、皮膚を切開する場合もあります。
他にもニキビ菌の殺菌、皮脂腺の破壊を同時に行う「光力学療法(PDT)」、ホルモン療法などの男性ホルモンの作用を抑制する治療などを同時に適切に組みあわせて治療することもあります。
代謝を上げる生活習慣に改善(運動・お風呂等)
体質は生まれつきのものもありますが、長年の生活習慣によっても形成されるものでもあります。日頃の運動不足や不摂生が血行不良や低体温を招き、全身のめぐりと代謝を悪くしている可能性も無視できません。
代謝を高めて血の巡りをよくするためには、身体を温めて冷やさないことはもちろん、運動することでしっかり汗をかいて、同時に血行を良くするために不可欠な筋肉を鍛えないといけません。
また女性の場合、月経によって血を消耗する機会が多いため、血の材料となるタンパク質、鉄分、ビタミンCなどを普段からしっかり摂取しておくことが大切です。
漢方薬を使う
中医学では紫ニキビができてしまう人は、血とともに流れるエネルギーである気が滞った状態である「お血体質」に分類されることが多いです。
こうした体質を根本的に改善する作用が漢方にあることや副作用が少ないという理由から紫ニキビのような難治性ニキビに対しては従来のニキビ治療と組み合わせて漢方薬が処方されることがあります。
血液循環の改善と、老廃物の排出を促す目的で処方される漢方薬には、冠元顆粒(かんげんかりゅう) 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 温胆湯(うんたんとう)といったものがあります。
ニキビの症状・レベルにあわせてニキビケア化粧品を選ぶ!
角層バリアを高める徹底した保湿ケアがポイント≪ニキビができない肌に改善する!≫ニキビができやすい、繰り返してしまう肌質や体質の方は、ニキビの初期症状である「角化異常(毛穴の出口付近の角質が厚くなること)」の段階で食い止めることはもちろん
ニキビをつくらせない肌質に改善することが大事です。
肌を清潔に保ち、毛穴詰まりを解消するケアを≪白ニキビは悪化させないケアが大事!≫古い角層が毛穴をふさぎ、皮脂がつまって、ポツポツと白く盛り上がっている状態。"コメド"ともいわれる白ニキビは、炎症も起きていない状態なので、早めのケアで悪化させないことが大事です。
炎症を抑えて、ニキビ菌に働きかけるケアを≪赤ニキビは殺菌&炎症の鎮静化が大事!≫毛穴のなかでアクネ菌などの細菌が増殖し、炎症を起こして肌表面が赤く腫れてしまっている状態。無理やり潰したり、手で擦ったりすると凸凹ができてしまうので
ケアには最新の注意が必要です。 シミ(色素沈着)・赤みにはビタミンCケアが効く≪ニキビ痕は色素沈着や凸凹に効く成分を補給!≫炎症が色素沈着や赤みとして残ったり、肌が傷つき、凸凹になってしまったりと痕が残ってしまった状態。凸凹は手ごわいですが、色素沈着や赤みにかんしてはコスメを使ったケアで十分きれいにできます。