ニキビはホルモンバランスの乱れや睡眠不足など、何らかの「原因」があるものだ。あなたの頬、額、口周り、背中などにできているそのニキビは、こういった原因があるからできているのである。
また、厄介なのがこういった原因は、ニキビができる場所やそのタイプによって様々となるところだ。
「この前できたニキビはこれで治ったから、同じようにしていれば治るだろう。」という対策が通用しないケースがあるのは、こういった特徴があるからと考えても良いだろう。
さて、今回は基本的なニキビの原因について紹介しよう。すでに治療に専念されている方にとっては、どれも知っているもので少々退屈な内容になるかもしれない。
しかし、ニキビについて何も知らないという初心者の方は、まずはこちらをしっかりチェックして欲しい。今後の治療にもきっと役立つはずだ。
基本的な「5つ」の原因
今回紹介するニキビの原因は以下の5つになる。
- ホルモンバランス
- 皮脂の過剰分泌
- 乾燥肌
- 生活習慣(ストレス、睡眠、食事)
- スキンケア(洗顔方法や紫外線)
それでは早速本題に入ってみよう。
①ホルモンバランス
この話題で必ずといって良い程挙げられるのが、「ホルモンバランス」だ。
体内には、女性ホルモン、男性ホルモン、アドレナリン、成長ホルモン、インスリン、エストロゲン…と良く耳にするものからそうでないものまで、様々なホルモンが分泌されている。
これらはいずれもバランスよく分泌されているのが理想的であるが、時に乱れてしまう場合がある。そして、私達の体には様々な影響が出るのだ。(例えば、「昨日はイライラする1日だった」という経験もそのひとつだ。)
男性ホルモン
先程挙げた影響のひとつが、ニキビである。これは、「男性ホルモン」の乱れが原因となるケースが多い。男性ホルモンは筋肉や骨をたくましくしたりと男性らしい体づくりには欠かせない。
しかし、これが分泌され過ぎると過剰に分泌される皮脂や、毛穴つまりの原因になるのだ。
ちなみに、ニキビに悩む人は女性よりも男性に多くみられる。これは、男性は男性ホルモンが女性と比べて多く備わっているからだろう。また、思春期はこちらのホルモンが過剰に分泌される時期であり、10代の多くのニキビはこれが原因といっても良いだろう。
黄体ホルモン
女性の場合は、男性ホルモンの乱れの他に「黄体ホルモン」もニキビの原因となる。黄体ホルモンの役目は、妊娠や出産に備えて最適な体をつくることだ。
このホルモンが分泌されると、普段よりも食欲や睡眠欲が増したりする他、「皮脂」も活発に分泌されるのだ。これにより、毛穴のつまりやニキビの原因となっているアクネ菌の増殖と活発化に繋がってしまう。
②皮脂の過剰分泌
皮脂が分泌されると、それは肌の表面に膜を張って肌を健康に保ってくれる。しかし、この分泌量が多くなると毛穴のつまりやアクネ菌のエサとなり、ニキビの原因となる。
皮脂の過剰な分泌の原因は「①ホルモンバランス」で紹介した男性ホルモンの他にも、必要以上に行なう「洗顔」がある。
洗顔は肌に分泌され過ぎた皮脂をきれいに落としてくれるのは確かだが、1日に何回も行なうと返って余計に皮脂を分泌させてしまうのだ。
ニキビの原因が皮脂と知ってまだ間もない頃、「それじゃあ、この皮脂を徹底して落としてやろう」と私は洗顔を良く行ったものだ。多い時には、5~6回はやっただろう。
最初はさっぱりした気分を味わえたが、次第にニキビが減るどころか肌が余計にベタついたり赤みまでも出てきてしまった。つらい思い出だ。
ホルモンバランスを整えるのも大切だが、洗顔のやりすぎも注意しておきたいところだ。
③乾燥肌
「乾燥肌も原因になるの?」
もしかするとこう思った方もいるかもしれない。私も初めて知った時は驚いたものだ。何しろニキビは皮脂がたっぷりと分泌されている肌にできるものであって、乾燥肌とは「無縁」と思っていたからだ。
しかし、皮脂の分泌量が「少なすぎる」のも原因になってしまうのが現実だ。皮脂がしっかりと分泌されていないと、角質に水分がしっかりと保てなくなりカサカサで固い状態になってしまう。
こういった角質は毛穴も小さくしてしまい(悪い意味で)、皮脂が分泌されていないにも関わらず毛穴がつまりやすくなる。
「乾燥肌だからニキビとは無縁のはずなのに…」とはいっても、このように皮脂がバランスよく分泌されていなければ、それもまた毛穴のつまりとなりニキビができやすくなる。
④生活習慣(ストレス、睡眠、食事)
これまで紹介した皮脂の過剰な分泌やホルモンバランスの乱れは、「生活習慣」が原因となるケースが多い。
ストレスや睡眠不足はホルモンバランスを崩したり、栄養が偏った食事は皮脂の過剰な分泌やターンオーバーの乱れにも繋がる。ニキビができやすくなるのはもちろん、悪化や治りにくい環境も作ってしまう。
⑤スキンケア
スキンケアが間違っていたり、これを怠ってしまうとニキビの原因はもちろん、悪化にも繋がってしまうので注意が必要だ。例えば、かつての私のように洗顔を何度も行なうのは良くない。
洗顔
理想的な洗顔の回数は、1日に2回~3回程だ。また、使用する洗顔料はしっかりと「泡立てる」のも忘れてはいけない。これで、指や手のひらで肌を直接刺激するリスクも抑えられる。
洗顔料を落とす時は、手のひらに水やぬるま湯を溜めてやさしく洗い流すのが大切だ。やってはいけないのが、シャワーで一気に洗い流すことである。これは、シャワーの圧力で肌に刺激を与えてしまう。
洗顔後のケア
洗顔後はタオルで水気を拭き取って終了、という方はないだろうか。これだけでは、肌の水分量が蒸発してしまい、乾燥の原因となってしまう。水気を拭き取るのはもちろん、化粧水やクリームで保湿のスキンケアもしっかり行おう。
使用する化粧水だがこれは適当に選ぶのではなく、「オイル」や「アルコール」が含まれていないもの、「ビタミンC」が配合されているものなど、成分にも拘るともっと良いだろう。
こういったスキンケアがしっかりとできていなかったり、面倒だからといって行っていなければ、これもまたニキビの原因となってしまう。
結果を出すためと、原因を追求するために
ニキビの基本的な原因は、このような感じである。むやみやたらにニキビの治療を行なうのではなく、こういった原因をまずは知ってから、それに合った対策を行えばちゃんと効果が出てくるはずだ。
もしも結果が出なかったとしても、「これは原因ではなかった」、「この方法は自分には合っていなかった」等と判断する材料になる。何が原因なのか?と追求するためにも、今回紹介した原因を知っておく価値はあるだろう。