急に肌に赤みが出たり、ニキビや吹き出物が出来たり、かゆくなったり……。
肌トラブルは予期せずにやってくるものです。
冬から春にかけての肌は乾燥トラブルが和らぐので良好に思われがちですが、実はそこに落とし穴があります。
寒暖の差が頻繁におこると肌はストレスを感じやすいもの。
肌への負担が少ない生活を心がけましょう。
気をつけたい2つのこと
1.紫外線
化粧品会社が1〜2月頃から美白製品のプロモーションをなぜ行うかご存知ですか?
「まだ美白なんて早すぎる」
「夏でもないのになぜ日焼け止め?」
そう思われる人が非常に多く、私も美容部員時代によく尋ねられました。
理由はズバリ、紫外線。
冬の時期はさほど気にならなかった紫外線ですが(それでも年間を通してSPF15〜30、PA++の日焼け止めの使用をお勧めします)、春先から5月頃にかけて紫外線量は急激に増加します。
しかもその紫外線というのがUV-Aという、光の波長が長い紫外線で、肌の老化を一気に加速させてしまうものなのです。
紫外線は肌の乾燥やシミ・そばかすなどの原因にもなりますが、このUV-Aは肌のハリや弾力の元となっている真皮層を傷つけるので、一気にたみやシワを引き起こします。
それによって、毛穴が目立つなんてことも……。
バリア機能が低下するので、気が付けば肌が敏感に傾いていることが多いのがこの季節なのです。
2.花粉症
春になるとスギ花粉の飛散情報などをニュースでよく耳にしますよね。
地域によっては、冬の明ける1月中旬から2月にかけて早くもスギの花粉が舞い始ます。
花粉症の方は特に肌がデリケートに傾きがち。
鼻のかみすぎで鼻から口元にかけて皮むけがおきたり、かゆみから目元を擦りすぎてしまったり。
また、花粉症を起こしやすい肌タイプとして次のようなものがあげられます。
- 洗顔を過剰にしてしまう
- 拭き取りクレンジングを日常的に使用している
- スキンケアがおざなり
- 肌がいつも乾燥している
これらが当てはまる人は、肌のバリア機能が低下し、細胞内の水分量が少ない状態であるため、極端に刺激に弱い状態となってしまうのです。
今からはじめたいお手入れ
紫外線対策
日焼け止めを常日頃から塗るように心がけましょう。
今はファンデーションやパウダーに日焼け止め効果を含むものも多いですが、化粧下地や乳液に含まれるものを使用することにより、層で紫外線をカットしてくれるので心強いです。
肌状態によっては、敏感肌用のものを使用されることをおすすめします。
スキンケアの切り替え
今まで使っていたものが、ピリピリとしみたり、赤みが出てきてしまったり……。
季節の変わり目は肌が敏感になりがち。
そんな時は、一旦、敏感肌用のスキンケアに切り替えましょう。
基礎化粧品の多くは、使用期間の目安が1.5~2ヶ月です。
そこで様子を見て、肌状態が良好であれば、以前のものに戻していきましょう。
20代の肌はハリもあり、多少夜更かしをしたりお手入れをサボってもそんなに影響がないように思われますが、実は内部で着々とダメージは進行しているものです。
30代になると、それが各部位に顕著に現れてきます。
透明感とハリのある肌は、いつだって憧れ。
肌が揺らぎやすい季節は、その時に合ったお手入れで乗り越えていきましょう。
次は、デリケートな時期を乗り切るためのお手入れの基礎、クレンジングについて触れていきたいと思います。
こお手入れは、クレンジングから
スキンケアにはそこそここだわっているのに、クレンジングや洗顔となると、テキトーにささっと済ませてしまう……なんてことはありませんか?
汚れを落とすことからスキンケアは始まります。
肌トラブルが起きた時に、クレンジングや洗顔方法の見直しから始めるのは大切なことです。
良い状態の肌へと導き、育てるためにも、今一度確認しておきましょう。
普段のメイクが薄い
……ジェルタイプ、ミルクタイプ、クリームタイプ
普段のメイクが薄い場合(パウダータイプのファンデやBBクリームなどで、ウォータープルーフタイプのアイテムを使用していない時)は、クレンジングも軽いものを選びましょう。
保湿力を求める場合はミルクやクリームタイプ、オイリー肌の方はテクスチャーがさっぱりしているジェルがおすすめです。
普段のメイクがしっかり
……クリームタイプ、バームタイプ、オイルタイプ、ポイントクレンジング
日頃からアイメイクをばっちりしている人は、メイクをきちんと落とすことが美肌の鍵となります。
アイメイク用のポイントリムーバなどを使用して、メイクの落とし残しがないように気をつけましょう。
また、目元の皮膚は大変薄いので、こすったりするとシワやくすみ、色素沈着の原因となります。
負担を与えないためにも、ポイントリムーバーがおすすめです。
とにかく手早く済ませたい方
……拭き取りタイプ
疲れていてメイクを落とすのが億劫だったり、手軽に落としてしまいたい時には拭き取りタイプが強い味方。
メイクをそのままにして寝ると、毛穴に汚れが詰まったり、皮脂が酸化し衛生的にも好ましくなく、肌トラブルの原因となってしまいます。
気をつけてほしいのは、強く擦らないこと。
私たちの肌はデリケートです。
拭き取りクレンジングの際は、クレンジング成分を染み込ませるように置いて、その後拭き取ってください。
ご自分でコットンなどに染み込ませて拭き取るタイプの場合は、量を多めにするといいでしょう。
肌が弱い方も安心して使っていただける敏感肌用のものもありますので、ご自身のライフスタイルに合わせてチェックしてみてください。
ご参考までに……
私はしっかりメイク(ベースメイクはクリームファンデーション+コンシーラー+パウダー、アイブロウにアイライナー、そしてマスカラはウォータープルーフタイプを使用)で、乾燥肌なのですが、クレンジングはポイントメイクリムーバーとクリームタイプのものを使用しています。
ですが、疲れてしまっている時は、ビオレの拭くだけコットンでササッと落とすことも。
気をつけたいのは生理前
生理前の肌は、バリア機能が低下し、いろんな刺激にとても敏感になっている状態です。
ぽつぽつとニキビや吹き出物ができたり、ピリピリしたり……。
この時期は顔そりを控え、今までに使用したことのない新しいスキンケアを試すなどといったことはしない方がいいでしょう。
皮脂分泌が過剰になる人もいますが、何度も洗顔をするのは逆効果。
余計にバリア機能が低下し、肌トラブルを招く可能性大です。
生理前から生理時は優しいタイプのクレンジングや洗顔を心がけましょう。
摩擦は御法度です。
おわりに
いかがでしたか?
普段何気なく済ませている方も多いと思いますが、スキンケアの基本はクレンジングです。
メイク汚れをきれいに一旦落としてから、化粧水などの基礎化粧品を使用しなければ、毛穴詰まりを起こしたり、与えた栄養分の浸透の妨げとなります。
ご自身の肌状態やライフスタイルに合わせて、クレンジングもこの機会に一度見直してみてはいかがでしょうか?
Photo by Colour Blind