スクラブ入り洗顔料の本当の危険性とは?肌ではなく環境への影響が深刻な理由









スクラブ入り洗顔料って使った事ありますでしょうか。



スクラブ入りの洗顔料は小さいツブツブのようなものが入っていて、あの肌触りが「洗ってる!」感が感じられ、同時に爽快感が気に入っていて私は10数年以上も愛用してきました。



しかし最近はめっきりスクラブ入り洗顔料は使用しなくなったのです。




スクラブ入り洗顔料はどうやら良くないらしい






友人からスクラブ入り洗顔料は今、問題になってるから使わない方がいいよって言われたのがきっかけで、その確かな理由も調べずに私はスクラブ入りの洗顔料を「何となく」使うのを辞めてしまいました。



人から聞いた事を鵜呑みにしてしまうのはよくない事だと分かっていながら、とりあえず肌や体によくないのかなと思って使用を辞めたのです。




そもそもスクラブって何だっけ?






私の場合、ここからなんです。



あのツブツブのスクラブの正体は何かというと、古くなった角質などを取り除く為に研磨剤の役割を担う為に小さな粒子を入れたものらしいです。



なるほど、あの爽快感はマクロの世界で小さな粒子で研磨されていたものだったんですね。



何となく、顔を洗った後に顔が明るく感じられたのも少しは影響あるのでしょうか。




スクラブって何で作られているの?






このスクラブは、マイクロビーズという直径0.5㎜にも満たないプラスチック粒子の事のようで、石油化学製品のポリプロピレンや、ポリエチレン、ポリスチレン等で構成されてい場合が多いとの事。



要するに、スクラブ=小さなプラスチック粒子で出来たマイクロビーズといった解釈でしょうか。



何か、ピンときませんが、プラスチックと聞くと、食べてはいけないものだという印象くらいしかありませんよね。



まあ、顔を洗顔するだけですし、食べる訳ではないので何をみんなこのマイクロビーズを否定するのでしょうか。





大手企業もマイクロビーズ入りの商品を排除する動きになっている






調べていくと、あのユニリーバやP&G、ロレアルなどの大手企業は今後近い将来、マイクロビーズを含む商品を排除していくと公式に発表しているらしいです。



これだけ名が通っている大手企業が販売を辞めるという事はよほどこのスクラブ(マイクロビーズ)が人体にとってよくないんだなと感じました。




アメリカではマイクロビーズに関する法律まで成立している






2015年12月にはアメリカで「マイクロビーズ除去海域法」という法案が可決され、法律が成立しました。



この法律、簡単に説明すると、マイクロビーズを含む洗顔料やボディウォッシュ、歯磨き粉などの商品の製造は2017年7月1日から禁止され、1年後の2018年6月には販売も禁止されるという内容なのです。



アメリカは対策が早いですね(*_*)



ここで出てきたワード、除去海域が気になります。



そのまま読むと、マイクロビーズを海から除去する?とも読み取れますが、どういう事なのか、もう少し調べてみました。




マイクロビーズが海に流れている?!






どうやらこのマイクロビーズ、その小ささから、下水処理施設でフィルターで引っかかる事なく、すり抜けて海へ放流されているようです。



世界中でマイクロビーズが海に流される量は推定でも1,000万トンを超えるとか。



これではいくらマイクロサイズといえども材質はプラスチックなので、このままの状態では海がプラスチックだらけになってしまいます。




人間の生活に与える影響






このマイクロビーズ、その特性は、化学汚染物質を吸収しやすいと言われています。



という事は、年間1,000万トンの海に流されたマイクロビーズは、海に流されるまで下水管の中で大量の汚染物質を吸収している訳で、更に海や川、湖に流された後、更にマイクロビースは汚染物質を吸収していきます。



それだけでも環境汚染に繋がりますが、問題は、水中生物がマイクロビーズを食べたりして体内に取り込んでしまう事なのです。



その魚などを我々人間が食べる事は、汚染物質も一緒に摂取しているのと同じなのです。



そう考えると、マイクロビーズの製造、販売を取り止める大手企業やアメリカは対応が早いと言えるでしょう。




スクラブ入り洗顔料の使用は肌に悪いのではなく、環境に悪い






結局、スクラブ入り洗顔料は、顔が黒くなるのかな?とか、肌を傷つけてしまうのでは?といった概念でしたが、どうやらもっと奥が深い話のようでした。



実際にスクラブ入りの洗顔料や歯磨き粉などを使用して短期的な損失は自分にはありませんが、海や川、湖の環境汚染に繋がり、自分は勿論、世界中の人間にとって長期的な損失に繋がる事が分かりました。



排気ガスによる大気汚染同様に、このマイクロビーズに関する問題も、いち早く対応しなければならない環境問題といえるでしょう。



とは言え、人体に影響が出ている事例も多数





汚染物質を大量に吸い込んだマイクロビーズを魚などの海産物を通して間接的に人体に影響がある事は分かりましたが、直接的な人体への影響が無い訳でもありません。



例えばメイクロビーズ含有のスクラブ洗顔料を使って目にマイクロビーズが入ってしまったり、マイクロビーズ含有の歯磨き粉を使用して歯肉に入り込んでしまったりという事例は大きく報道されていないもの、ひどい充血や歯肉の炎症などが確認されています。



目や歯肉に入っても、溶ける性質であれば、いつかは消え、治りますが、マイクロビーズは溶ける事はない故、永久的に入ったままなんです。



既に自分の人体には入っているかもしれませんが、これ以上人体に取り込まないよう気を付けるしか方法はあ
りません。




今日からでも出来るマイクロビーズの環境汚染対策






私たち一般人でも協力できる事は、まず、「スクラブ入り」という洗顔料は使用しない事です。



もし手元にあって捨てる場合は、排水管に流さず燃えるゴミで捨てましょう。



また、マイクロビーズが入っていそうな洗顔料や歯磨き粉は買わないように心がけます。



商品の有効成分に、ポリエチレンというワードが記載されていた場合はマイクロビーズが入っている可能性が高いです。




まとめ





今回は環境問題を取り上げたような記事になってしまいましたが、趣旨としては、スクラブ入り洗顔料が何故ダメなのかという事を正しく伝えようと思い記事にしたのです。



私自身、曖昧な解釈だった為、知れて良かったのです(^^;



しかしこのマイクロビーズの問題、知れば知るほど深刻さが懸念されますが、なぜ国内ではそれほど問題になっていないのか、規制や何かしらの対策はしなくていいのかと思っています。



恐らくスクラブ洗顔料のように、普段から私達が使用して排水管に流している物が多すぎる、いわば需要が大きいので規制をかけると各企業へ与えるダメージが大きいのであまり話題にしないのでは?と勝手に推測しています。



いずれにしてもこのような世界レベルでの環境問題は、個人レベルで一人ひとりが協力していかなければならない問題なので個人的にマイクロビーズ含有の疑いのある物は使わないようにしていきたいと思います。



いかがでしたでしょうか、ビジネスシーンなどで会話のネタに困ったら使ってみてください、もしかしたらまだ本当に正しい理由を知らない人も居るかもしれません。



お読みいただきありがとうございました。