保湿してもダメ?足りないのはセラミド脂質
肌の乾燥が限度を超えると、カサカサして薄く白くヒラヒラとしたものがむけたり、粉を吹きますよね。ヒドいとパリパリになります。
この正体は水分を失いきった角質。
やるべきケアはもちろん保湿。でも、保湿しても保湿直後だけじゃないですか?
実は、乾燥皮むけ肌に足りないのは「水分」ではなくて、「水分を維持する機能のある脂質」なんです。だから皮むけが治まらない!
その繰り返す保湿が余計に皮むけをひどくしている可能性があります。数年後にシワ、色素沈着によるシミがどっと増えるかもしれませんよ。
本当に乾燥が原因?保湿する前に皮膚科に行くべきかも
顔の皮むけトラブルは乾燥がメイン。しかし、違う理由でむけている場合もあります。乾燥肌じゃなくて皮膚の病気ということもあります。
アトピー
アトピー肌も乾燥が伴いますが、乾燥と関係なく角質同士を繋ぐ鎖が千切れやすくなっています。
普通、乾燥だけじゃない異常な状態になるので気づくでしょう。
でも、皮膚科に行って「アトピー体質ですね」と医者に指摘されて初めて気づく人もいるそうです。だから自己判断は怖いんです。
脂漏性皮膚炎
皮脂が多い人がなりがち。カビ菌が繁殖して角質が脱落。薄皮というより湿った塊でむけがちですね。
乾燥により肌常在菌バランスが崩れ、皮脂分泌量が増えてなることも。
この肌状態は自己ケアでは困難でしょう。お薬を出してもらうと早いです。放っておくと炎症でシワ、色素沈着の原因ともなりえます。
とにかく、主に赤くなったり、かゆみが続いたりするとただの乾燥ではないかも。その場合であってもなくても、時間があるなら素直に皮膚科に行くべきですね。カビや菌が原因だと保湿しても悪化するだけです。
なぜ保湿しても乾燥も皮むけも止まらないの!?
以下は、単純に乾燥だけが原因の場合のお話です。
乾燥で皮むけする理由は角質細胞の水分不足
水で濡れた紙が乾くとキュッと縮み上がりますよね。顔の皮膚も同じで、水分がなくなると角質が縮み上がりめくれやすくなります。
乾燥肌は肌水分量の大半を維持している細胞間脂質(主にセラミド)の不足が原因。
角質はいずれ垢になるため、基本的に剥がれやすい状態になっています。角質を最終的に繋いでいるのが細胞間脂質。
つまり、
肌の乾燥がひどい → すなわちセラミドなどの細胞間脂質不足 → もともと角質は剥がれやすい状態 → くっつける接着剤がなく耐えられずに剥がれちゃう…
となってしまうのです。
保湿しても細胞間脂質が増えない!?
乾燥による顔の皮むけ原因は、セラミドを中心とした細胞間脂質不足です。その結果、肌が乾燥しているだけなんです。
つまり、肌に化粧水でたっぷり水分を与えても、クリームでフタをしようとも細胞間脂質は増えないんです!
だから保湿しても保湿しても乾燥も皮むけも治まらないのです。
一般的な保湿は肌表面を水分や油分で保護し、潤いを与えるケア。この直後しばらくは乾燥を感じなくなりますが、角質層内の細胞間脂質不足は何にも変っていないんです。
意味がないし逆効果もある乾燥皮むけスキンケア
たっぷり保湿・パック
すぐに乾いて薄皮がむけるけど、しっかり保湿すれば長時間O.K.!というのは大間違い。
保湿化粧品には界面活性剤が含まれています。通常の使用なら全く問題ないのですが、たっぷり肌に塗りつけ、長時間放置すると悪影響が出ることもあります。いわゆる保湿のしすぎによるトラブルもこれ。
皮むけが落ち着いて見えるのは、ただ肌表面が湿っているから。一度乾いた角質に水分は戻りません。角質同士を繋いでいる細胞間脂質が増えない限り皮むけは治まりませんよ。
めくれた角質があるなら、一度水で濡らしてみてください。すぐに乾いて水分量0になります。でもセラミドを与えるとかなり長時間湿ったままになるんです。
オイル保湿
オイル、つまり皮脂は肌の乾燥予防にとても重要です。スクワランやホホバオイル、ココナッツオイルなど使いやすいですよね。
しかし、オイル自体に保水性はなく、ベタベタにつけても意味がありません。意外かもしれませんが、皮脂に水分蒸発を防ぐ機能はほとんどないんですよ。イメージだけですね。
皮脂はバリア機能として肌を守り、それがセラミドなど細胞間脂質を正常に生み出す効果があります。下手にオイル保湿をしても意味がないだけでなく、同じく脂質である細胞間脂質を溶かしてしまうので禁物。
通常は保湿クリームに含まれる油分で十分です。ただ女性は40代前後から皮脂分泌量が減ります。そんな人はオイル保湿も考慮するべきでしょうが、それでも本当に少量でO.K.なはずです。
ヒアルロン酸・コラーゲン保湿
ダメってわけじゃないですよ。
ただ、これらは大量の水分を維持的に与えるだけ。決して角質の接着剤にはなりません。
乾燥が軽い状態、皮むけしていないようレベルなら活躍してくれますが、皮むけレベルになると逆効果になることも。
というのは、大量の水分を肌に留めるものの、それが次第に蒸発していきますよね。それを繰り返すと、肌表面の水分量が大きく上下。これは角質の繋がりをさらに弱めて不安定にしてしまうからです。
個人的にはセラミドと組み合わせると、これら成分の良さがより実感できています。純粋なヒアルロン酸ゲルなどより、セラミド中心にプラスされたものがかなりいい感じです。
ワセリン保湿
ワセリンの保水性はゼロです。
皮むけ肌に優しく、塗るとしばらく皮むけが治まります。ただこれは上から押さえつけているだけ。
これは効いた!とたっぷり塗り続けると、皮脂が多い人は脂漏性皮膚炎やニキビに発展することもあります。
ワセリンはあくまで肌内部の水分量蒸発を抑え、外部刺激から肌を守るためのもの。
理屈上では、肌の再生力が十分な人はワセリンだけで皮むけが次第に治まります。しかし、多くの人はワセリン保湿だけで改善されないようですね(これには洗顔のしすぎ、寝不足、ストレスなどが関係していると思われます)。
そもそもワセリンだけで乾燥肌も皮むけも治まるなら、最初からそんなに乾燥しないはずなんですよね。
あとワセリンを伸ばすときに、めくれかけの角質が余計に剥がれるということもあり、若干扱いにくいのも問題。
皮むけする乾燥肌のベスト保湿ケア方法はこれ!
唯一補えるセラミドだけ補給
乾燥肌は単純に言っちゃうとセラミド不足です。
他にも角質細胞内のNMF不足もありますが、セラミドがちゃんと足りている肌ならNMFも不足しません。
角質の接着機能があり、かつ保湿化粧品で安定して肌に届けられるのが唯一セラミドなんです。NMFは角質細胞内に取り込まれないと100%の力を発揮しませんが、セラミドは角質同士の隙間に入り込むのでちゃんと機能を発揮してくれます。
セラミドは細胞間脂質の50%以上を占めます。これを乾ききった肌に与えると、めくれやすくなっている角質同士の接着剤としてすぐに活躍してくれます。つまりお肌が落ち着くということ。
セラミドをしっかり保護しよう
セラミドは角質層に浸透しやすく、すぐに角質をピタッと落ち着けてくれます。上から押さえつけるのではなく、角質内からなのでしっとり、かつ自然な見た目で仕上がりやすいです。
ただ皮むけ状態によっては、浸透したセラミドが定着せず力を発揮しにくいこともあります。
皮むけを繰り返すと角質層自体が薄くなっていて、セラミドが落ち着く場所が狭い、または角質同士の隙間が広すぎてうまく馴染まないのです。極端な話ですが、擦りむいて真皮(血管が通っている深さ)まで出ていたら、いくらセラミドでも安定はしません(その前に激痛になるでしょうが)。
ワセリンを使うならセラミド補給をしてからだとより効果的。ワセリンでなくても、何かフタをしてセラミドを守るケアが必要なこともあります。
セラミドだからって油断大敵!刺激は10倍と考えよう
肌のバリア機能って知っていますか?
ホコリや化学薬品、細菌の排泄物など、外から肌に侵入しようとする刺激を跳ね返す機能です。この機能がセラミドを中心とした細胞間脂質により発揮されています。
乾燥して皮むけしているということは、このバリア機能が壊れている状態。この肌に塗る保湿剤は、例え薬であっても優しく塗らないと刺激が伝わってしまいます。
すりこまず、馴染ませるだけで角質層に入っていく高浸透性(ナノ化など。←ピンきりあります)が重要!パッティングや刷り込みはNGです!
ワセリンは無害で安心ですが、粘土が高いので皮むけ肌に伸ばすときに結構引っかかって抵抗になってしまうのが問題。
セラミドは通常アレルギーリスクがないとされています。しかし、セラミド以外に含まれる成分に肌が負けることがあります。
セラミド保湿化粧品でケアするなら、クリームは伸びが良くて柔らかいものがベスト。また敏感肌専門ブランドなど、刺激性にかなり神経を使っているブランドから試すのが正解ですね。
セラミド以外はダメなの?
セラミド以外でも、肌に馴染みやすくて水分を長く維持できる成分ならO.K.です。同じく皮むけ肌を落ち着かせてくれます。
ただこれは、同じ成分であっても製品によってかなり差があります。
すごく良さげなクリームがいまいちで、ダメそうな化粧水のほうがしっかり落ち着けてくれるケースもありました。使ってみないと分からないところがあります。
その点、セラミド系は製品差があまりないようです。もちろんピンキリはありますが、それほど差がなく満足できています。その意味で、最初に選ぶならセラミドコスメがいいんじゃない?という感じですね。
皮むけが落ち着いても油断しないで!洗顔にも要注意です
セラミドケアが肌に合ったなら、皮むけ状態が落ち着きます。しかし、それで皮むけ症状が治ったわけではありませんよ!
あくまで肌自身が、セラミドやNMFのなどの潤い成分を十分作れるようになる手助けです。見た目を良くするだけです。最終的には数日保湿ケアを忘れても、全然皮むけも粉吹きもしない健康肌になるのがゴールです。
そのためにはセラミド保湿が役立ちますが、セラミドを減らしてしまう洗顔・クレンジングにも要注意!
特に皮むけしているときは、肌に汚れも溜まりにくく、健康なときより軽めに洗って大丈夫。洗顔・クレンジングを控えめにするだけで乾燥も皮むけも治まることがあるのはこのためです。乾燥が原因の皮むけの場合、だいたいこの洗顔・クレンジングが原因と疑われるんです。
セラミド保湿で皮むけしなくなった!と油断して洗顔・クレンジングが間違ったままだと、逆に肌ダメージに気づかず気づいたときには…ということも。セラミド保湿すると皮むけしていないように見えるので、ついつい油断しがち。
スキンケアは数日で結果なんて出ません。だいたい最低1ヶ月以上は続けてみるのがいいですね。肌のターンオーバーに最低1ヶ月かかるからです(30代は40日以上)。
以下に、敏感肌など弱い肌質の人のために開発されており、かつセラミド品質に優れていると思われる保湿化粧品を紹介します。
しかし、もし肌に痛みや赤みが出たならすぐに中止して皮膚科で診てもらいましょう。自己判断は将来の顔の劣化を招くので要注意!
皮むけ乾燥肌に使いやすいセラミド保湿化粧品
優れた保湿成分であるセラミドを中心とした保湿化粧品。その中でも敏感肌など肌質についてよく考慮されているブランドのものを紹介。
ワセリンみたいに角質を抑えて皮むけを目立たなくしてくれます。ワセリンよりべたつかないので使いやすいです。
ヒト型ナノセラミド NMF バリア機能補完
数ある敏感肌専門ブランドの中で、優しさと落ち着け具合、維持力で優れていると感じたのがディセンシアです。「つつむ」はベーシックケアライン。洗顔、クレンジングはセラミドを極力減らさず、バリア機能低下を防ぐのに適した技術が採用されています。
保湿ケアは濃厚な化粧水とクリームの2点のみ。肌を触りすぎないので角質負担が減少。ビックリしたのが、荒れているときに間違って付けたときにヒリヒリしなかったことです。むしろ洗顔のときの水のほうが痛いと思ったくらいです
特許技術のヴァイタサイクルヴェールはディセンシアだけ。ワセリンよりべたつかず、ワセリンのようにフタ機能を発揮。セラミドをしっかり保護し刺激をカット。そして透明のファンデーションとしてしっかり角質の端っこを落ち着けてくれます。
とりあえず見た目を綺麗にしてみたい、という人はこのコスメの存在を覚えておくといいですよ。
ヒト型ナノセラミド NMF バリア機能補完
ベーシックケアの「つつむ」に対して、さらに欲張って整った角質(=美肌)を目指せるのがアヤナスです。基本機能はつつむと同じ。薄くなった肌を刺激から守り、角質をしっかり落ち着けてくれます。
セラミドが豊富で剥けづらい肌になるには、炎症や冷え、ストレスを避ける必要があります。アヤナスはセラミドを与えるだけでなく、この3点を独自研究によりケア。
皮むけ乾燥肌の次に訪れるコラーゲン破壊によるハリ不足。敏感肌でも大丈夫なコラーゲン生成サポート成分と糖化ケアにより、コラーゲンの減少と増産の両方も支えます。
通常なら刺激感も不安になる美容パワーの数々ですが敏感肌専門ブランドというのが唯一無二。しっかりと角質を落ち着かせて目立たなくさせるだけでなく、これ以上何をするの?というレベルでケアできるのは他にはないでしょう。
ヒト型ナノセラミド
バリア機能に直結する種類を含むセラミド3種類配合。製薬会社らしいシンプルでとても使いやすいセラミド化粧品です。
使い心地が非常にマイルドでベタつき知らず。クリームは溶けるアイスのように広がり、皮むけ乾燥肌の上でも抵抗なく伸びてくれます。香りもほぼ無臭。リピジュアというヒアルロン酸をさらに強化した被膜が、浮いた角質もピタッと落ち着けてくれます。
皮脂が多い人には若干不向きなところもありますが、小林製薬というネームバリューのためか20代から60代以上までリピーターが広いのが特徴です。
顔の皮むけを治す薬は?ライスパワーエキスNo.11に注目
乾燥が原因と自己判断したとしても、最初は皮膚科で原因を特定してもらったほうが安心してケアできます。
そこで乾燥が原因ですよ…と言われた場合、病院等でどんな薬が処方されるのか?というと、これといって適合する薬はありません。
一般的にはワセリンやヘパリン類似物質配合クリームやローション(ビーソフテン、ヒルドイドなど)が処方されることが多いようです。ヘパリンはNMFのような作用があるからです。
ただ唯一、一般化粧品より乾燥肌改善、乾燥による皮むけ改善の薬に近い存在があります。それがライスパワーエキスNo..です。
国産米から抽出される国が認めた成分
ライスパワーエキスNo.11は、香川の酒造メーカーが一財を投じて開発した成分で、日本で唯一セラミドを増やすのを助けることによる皮膚水分保持機能の改善作用があります。この作用は医薬部外品として認定されており、KOSE(ONE BY KOSEなど)など大手化粧品ブランドも採用しています。
お米由来なためアレルギーリスクの心配が少なく、同じく皮むけ、ガサガサ乾燥肌に悩むアトピー肌の人に多く利用されています(あくまで荒れていない部分の保湿ですよ)。
人工的なセラミドを与えるより、自分の肌のセラミドが増やしていける可能性が高まるのがポイント。その場限りではなく持続性も高いことから、「とりあえず」ではなくて「改善」作用があるのが大きなメリット。
元々は医薬品として販売する予定だったものです。ただ時間がかかりすぎるため、いち早くこの成分で肌トラブルを解消してほしいということで、認証がまだ多少早い医薬部外品として販売されています。
テカらずニキビもできず自然な使い心地
ライスパワーエキスNo.11のメリットは、その安全性と効果だけでなく、使い心地にも大きな特徴があります。
特にクリームですが、一般的な化粧品クリームでベタつかないとされているものより、さらにベタつきがありません。そして付け心地が軽くてテカリもありません。
これはライスパワーエキスNo.11が肌に浸透して作用し、内側からセラミドを増やすの助けるため、成分自体が肌表面にべったり残らないからです。そのため皮脂が多くてニキビができやすい人も使いやすいでしょう。製品によりますが香りもほぼ無臭。顔はもちろん、首、胸、腕、お腹、背中、脚やかかとに肘なども使えます。
アトピー肌のジュクジュクも、乾燥悪化による皮むけも最終的な仕組みは同じです。
アトピー肌の場合、脱ステロイドのように脱保湿も議論に上がりますが、それは肌表面を覆ってしまい、肌本来の機能が戻ろうとしているのを邪魔しているのではないか?という点です。その意味では、ライスパワーエキスNo.11は肌本来のセラミド増産を助ける立場です。
潤いを与えてバリア機能を高めるのではなく、自らが持っているセラミド生産力をさらに引き上げてくれる薬に近いクリームと言えますよね。
セラミド増産を助ける成分 医薬部外品 アレルギー対策済み
ライスパワーエキスNo.11配合製品で、もっとも肌に優しく、最もコスパが高いと感じているのがこのクリームです。
牛乳ガゼインなどアレルギーとなる物質も除去しており、アトピー肌の人も愛用。このことがTV朝日やNHKなどでも取り上げられています。
クリームですが溶けるように馴染みます。なのでクリームを嫌がるお子さんでも大丈夫。またストッキングが引っかかるかかとなんかも快適です。
洗顔後に化粧水なしでアトピスマイルが使えます。完全に水分を拭き取りきらず、多少湿った状態だと塗りやすいですね。成分作用をより発揮させるために、素肌に塗ったほうがいいです。
あとセラミド配合じゃないのに、意外に浮き上がった角質を分からないほどに落ち着けてくれます。テカリもないのでかなり目立たなくなったので重宝しています。基礎化粧品タイプもありますが、クリーム単体でO.K.のアトピスマイルが使いやすいです。
トライアルはありませんが、1日2回使って1ヶ月程度使える量が2,500円で送料無料。思っているより試しやすい価格なので、もし何かケア用品を新しくしたいと思ったときのために、製品名だけでも覚えておくと助かりますよ。