子育てにはいくらかかる?
赤ちゃんが生まれたら、計画的に教育費を貯め始めたいもの。でも、いったいいつまでに、いくら貯めればよいのでしょうか?「子どもの教育費は1人1,000万円」などとよくいわれますが、お子さんの進路によって、その金額や、間に合わせたいタイミングが変わってきます。幼稚園から大学までにかかる費用をみてみましょう。
幼稚園にかかる学費
幼稚園でかかる費用は、私立が公立の約2倍です(自治体の私立幼稚園就園奨励費補助金などは考慮せず)。
| 項目 | 公立幼稚園費用 3年間約 69万円 | 私立幼稚園費用 3年間約 146万円 | ||
| 年間平均 | 3年間総額 | 年間平均 | 3年間総額 | |
| 授業料 | 74,428円 | 223,284円 | 236,526円 | 709,578円 |
| その他幼稚園教育費 (制服・教科書・遠足費など) | 57,196円 | 171,588円 | 103,938円 | 311,814円 |
| 幼稚園給食費(おやつ含む) | 17,920円 | 53,760円 | 26,891円 | 80,673円 |
| 園外活動費 (学習塾・習い事月謝など) | 80,556円 | 241,668円 | 120,072円 | 360,216円 |
| 学習費合計 | 230,100円 | 690,300円 | 487,427円 | 1,462,281円 |
小学校にかかる学費
小学校でかかる費用は、私立が公立の約4.5倍と大きな差があります。6年間通う学校によって、教育費の負担が大幅に違ってくることがわかります。また、公立私立を問わず、入学時には学習机などの学用品、ランドセルなどの通学用品費などの出費がかさみます。計画的に準備したいものです。
| 項目 | 公立小学校費用 6年間約 183万円 | 私立小学校費用 6年間約 853万円 | ||
| 年間平均 | 6年間総額 | 年間平均 | 6年間総額 | |
| 授業料 | 0円 | 0円 | 450,437円 | 2,702,622円 |
| その他学校教育費 | 55,197円 | 331,182円 | 372,030円 | 2,232,180円 |
| 学校給食費 | 42,035円 | 252,210円 | 40,229円 | 241,374円 |
| 学校外活動費 (学習塾・習い事月謝など) | 208,575円 | 1,251,450円 | 559,661円 | 3,357,966円 |
| 学習費合計 | 305,807円 | 1,834,842円 | 1,422,357円 | 8,534,142円 |
中学校にかかる学費
中学校でかかる費用は、私立が公立の約2.8倍です。
私立の学校では、その他学校教育費(校外学習費や施設費など)がより膨らむ場合もあります。
| 項目 | 公立中学校費用 3年間約 135万円 | 私立中学校費用 3年間約 388万円 | ||
| 年間平均 | 3年間総額 | 年間平均 | 3年間総額 | |
| 授業料 | 0円 | 0円 | 440,394円 | 1,321,182円 |
| その他学校教育費 | 131,534円 | 394,602円 | 557,132円 | 1,671,396円 |
| 学校給食費 | 36,114円 | 108,342円 | 3,380円 | 10,140円 |
| 学校外活動費 (学習塾・習い事月謝など) | 282,692円 | 848,076円 | 294,250円 | 882,750円 |
| 学習費合計 | 450,340円 | 1,351,020円 | 1,295,156円 | 3,885,468円 |
高校にかかる学費
高校(全日制)でかかる費用は、私立が公立の約2.5倍。特に私立高校では、入学初年度にかかる費用に大きな差があります。
私立の中高一貫校でも、多くは高校進学時には改めて入学金が必要です。さらに施設費や寄付金など、数十万円単位の費用がかかる学校もあります。さらに私立高校では、修学旅行先が海外という学校も多いですから、授業料以外に大きな出費がかかる可能性もあります。
| 項目 | 公立高校費用 3年間約 116万円 | 私立高校費用 3年間約 290万円 | ||
| 年間平均 | 3年間総額 | 年間平均 | 3年間総額 | |
| 授業料 | 0円 | 0円 | 237,647円 | 712,941円 |
| その他学校教育費 | 230,837円 | 692,511円 | 484,565円 | 1,453,695円 |
| 学校外活動費 (学習塾・習い事月謝など) | 155,602円 | 466,806円 | 244,604円 | 733,812円 |
| 学習費合計 | 386,439円 | 1,159,317円 | 966,816円 | 2,900,448円 |
大学にかかる学費
大学生活にかかる費用は、「国公立か、私立か?」、「どの学部に進学するか?」によって左右されます。
大学に納入する学費は、国公立では文系と理系でほとんどかわりません。同じ文系であれば、公立と私立の差は約170万円です。さらに大きな差が出るのが、私立大学に進学した場合の文理の違いです。理系では文系より200万円以上多くかかります。
| 項目 | 国公立大学費用 4年間約 518万円 | 私立大学/文系費用 4年間約 690万円 | 私立大学/理系費用 4年間約 812万円 |
| 入学費用 | 796,000円 | 940,000円 | 1,033,000円 |
| 在学費用 | 4,388,000円 | 5,968,000円 | 7,092,000円 |
| 費用合計 | 5,184,000円 | 6,908,000円 | 8,125,000円 |
入学試験にかかる費用
入学検定料・受験料も、学校によって差があります。一般的には国公立の方が私立よりも安くなっています。特に医歯薬系や理系の私立大学では受験料が高額です。私立学校を受験するときには、検定料のことも考慮して受験校を絞ると効率的ですね。
公立高校受験 東京都「入学考査料、入学料及び授業料等の納付について」
私立高校受験 文部科学省「平成26年度私立高等学校等授業料等の調査結果について」
国公立大学検定料 文部科学省「平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果について」
親元を離れて大学に通うための費用
親元を離れて大学に通う場合は、一人暮らしや下宿のための費用も必要です。また、受験時には自宅から離れた大学へ行くための交通費もより多くかかります。
一人暮らしの場合には、キャンパスの所在地によって家賃には大きな差がでます。また、女子はセキュリティーや設備が整った物件に入居するケースも多く、男子よりも費用が高くなる傾向があります。
| 項目 | 自宅外通学費用 約 79万円 | 自宅通学費用 約 22万円 |
| 受験費用 | 239,000円 | 218,200円 |
| 敷金・礼金 | 202,000円 | 0円 |
| 家賃 | 60,900円 | 0円 |
| 生活用品準備費用 | 290,400円 | 0円 |
| 合計 | 792,700円 | 218,200円 |
オール公立なら約1,000万円、オール私立なら約2,500万円
幼稚園から大学までの19年間にかかる教育費をまとめてみると、最もコストが低いのが、すべて公立学校に進学するケースです。ただし、それでも約1,000万円かかります。
最もコストが高いのは、すべて私立に進学するケース。理系の大学なら、約2,500万円かかります。教育費はどんな進路であってもまとまった額が必要です。また、進路によって大幅に変わってきますから、できるだけ早く準備を始めることが大切です。
効率的に学費を準備するために・・・
多くの場合、教育費が最もかかるのは大学入学時です。幼稚園から高校までの15年間と大学の4年間では、ほぼ同額、または大学の4年間の方が高額の費用がかかります。
お子さんを希望の進路に進ませてあげるためには、できるだけ中学・高校までの費用は毎月の家計から捻出し、同時に大学進学用の資金を積み立てていくのが理想です。
教育費を計画的に積立てるには、安全確実に増やしながら、かつ、すぐに引き出せないようにすることがポイントです。そのためには、預貯金だけでなく、学資保険も活用すると効果的です。
学資保険やこども保険を選ぶときには、「満期受取り金額をいくらにしたらいいの?」「中学・高校入学時に祝い金は必要なの?」といったところで迷うことでしょう。親御さんの貯蓄の状況や、お子さんの進路によって、効果的な加入方法は変わってきます。下記を参考に、ご自身にあったプランで加入しましょう。
教育費の積立てがうまくできない!というときには、すでにご加入している生命保険を見直してみるのも方法のひとつ。たとえば、貯蓄型の生命保険に多く加入しているなら、掛捨て型の生命保険に変更すると、毎月の保険料を安くできます。ここで浮いたお金を、教育費の準備に回すことができます。特にネット生保では、低い保険料で、必要な死亡保障を準備することができますよ。