赤ちゃんのおしりは、ほっぺと同様にすべすべでマシュマロみたいに気持ちよいですよね。そんな赤ちゃんのおしりがおむつかぶれになってしまったときはどのような治療をしていますか? おむつかぶれの薬は何を使えばよいのか、小児科や皮膚科に行った方がよいのか…。今回は、新米ママに参考にしてもらいたい、おむつかぶれの症状別の治療法や薬についてまとめました。
赤ちゃんのおむつかぶれの症状
赤ちゃんのおむつかぶれとは、医学的に「おむつ皮膚炎」と呼ばれており、おむつに触れる部分が赤く炎症を起こしてしまう、非アレルギー性接触皮膚炎のことです。おむつかぶれの症状は、あせものように赤くぶつぶつと湿疹ができたり、おしりが全体が赤くなって痛みやかゆみを伴います。
すぐに適切にケア・治療をしてあげないと、悪化してただれてしまい血がにじんでしまう赤ちゃんもいます。赤ちゃんのおしりが少しでも赤くなっているのを発見したら、ベビークリームや薬などで早めに治療してあげることが大切です。
また、おむつかぶれとよく間違える症状として、あせも、アトピー性皮膚炎、カンジダ性皮膚炎などの皮膚トラブルがあります。おむつかぶれの特徴は、おむつが肌に触れる部分にだけ症状が見られる点がポイントです。
おむつかぶれになっているときの赤ちゃんの反応
- 赤ちゃんのおしりを拭いたら、痛がって泣いてしまう
- 赤ちゃんをお風呂に入れる時、おしりにお湯がかかっただけでもひどく泣く
- おしりを痒そうにして、赤ちゃんが手で触ったりかくような仕草をする
おむつかぶれの原因は?
赤ちゃんのうんちはもともと粘性があるうえ、消化器官が未発達なため下痢になりがちです。特に新生児はうんちの回数はとても多く、このことがおむつかぶれを引き起こす原因のひとつとなっています。緩めのうんちは特にお肌への刺激が強く、ママが気付かずに放置してしまうとすぐにおむつかぶれを引き起こしてしまいます。
母乳は消化に良いため、中には1日に10回近くうんちする赤ちゃんもいます。1日に5~8回程度はこまめにオムツ替えをしてあげるとよいでしょう。下痢しがちな赤ちゃんの場合、10回以上オムツ替えしているママもいます。
また、排泄物だけでなく、汗やおむつ自体の素材の刺激、おむつとおしりとの摩擦も、おむつかぶれを引き起こす原因となっています。
【おむつかぶれの症状別】効果的な治療法と薬の選び方
赤ちゃんのおむつかぶれは、なり始めの軽い症状からジュクジュクになる悪化した状態まで、度合いが様々です。そのため、おむつかぶれの治療には、症状に合わせたベビークリームや薬を選ぶことが大切です。
症状1:おむつかぶれの予防・対策
おむつかぶれになっていない場合も、少しの刺激ですぐにできてしまいますので油断大敵です。こまめにオムツ替えをして、できるだけおしりを清潔に保つことを心掛けましょう。肌のバリア機能を高めてくれるベビークリームを塗ってあげると安心です。毎日安心して使えるやさしい成分のベビークリームやベビーローション(保湿剤)を選びましょう。デリケートな部分にも使えるように、化学合成成分などが含まれていない、オーガニック製品がおすすめです。
症状2:おむつかぶれになりそう~症状が軽度な場合
おしりが少し赤くなっている程度で、おむつかぶれの症状が軽い時には、まずはこまめなオムツ替えを徹底しましょう。その際には、赤ちゃんのおしりをゴシゴシ拭いて刺激したりしないように注意してください。患部が汚れているからキレイにしなければとゴシゴシ拭いてしまうと、摩擦で赤ちゃんのおしりを刺激してしまい、軽度だったおむつかぶれがひどくなってしまうこともあります。おしりが汚れている時は、シャワーや沐浴で洗い流してあげるのが理想的です。汚れがひどい場合は、ベビーオイルで汚れを浮かせてから洗うときれいに取り除けます。
おむつかぶれの初期症状であれば、ステロイド薬などの強い薬を使う必要はありません。薬の代わりに、市販の保湿ベビークリームやワセリン、馬油などを塗ってあげると、お肌のバリヤ機能を高めてくれておむつかぶれの症状が早く改善されます。
症状3:おむつかぶれが悪化してきたら
おむつかぶれがなかなか改善されず悪化してしまった場合は、おしりの清潔を保つと共に、抗炎症作用の含まれる非ステロイド系の市販薬を塗ってあげましょう。
それでも改善されない場合は、自己判断せずに皮膚科やかかりつけの小児科を受診してください。病院では、おむつかぶれが悪化している場合に、ステロイド系の薬を処方されることもあります。これは、短期間で効果的に治療するためなので、医師の指示に従い処方された薬を使うようにしましょう。
ステロイド薬に抵抗を感じているママが多いですが、医師の判断のもと使用すれば決して怖い薬ではありませんので神経質になる必要はありません。いけないのは、自己判断してしまうことです。
症状4:おむつかぶれの症状が治らないときは
おむつかぶれの薬を塗って治療していても症状が改善されない場合、もしかするとおむつかぶれではないかもしれません。カンジダ性皮膚炎はステロイド薬を塗ると悪化してしまう可能性があります。病院で医師を判断を仰ぎましょう。
実録!おむつかぶれの治療に避けた方がよい薬
いつも使い慣れている薬の中でも、実はおむつかぶれにはあまりよくないものがあります。インターネットのサイトの中には、ママの体験談などでおむつかぶれの治療におすすめされているケースがありますが、効果には個人差があるため使用には注意しましょう。
●オロナイン軟膏
しもやけや軽いやけどに重宝されているオロナイン軟膏。赤ちゃんの中には、オロナイン軟膏を塗っておむつかぶれの症状が緩和されたケースもあるようですが、一般的には控えたた方がよいかもしれません。非ステロイド系の薬で万能なイメージがありますが、パッケージには「かぶれには使用しない」と表記されています。赤ちゃんのデリケートな肌には、控えておいた方が得策でしょう。
●ベビーパウダー
あせもの治療などによく使用されるベビーパウダー。ベビーパウダーは、つけるとサラサラするため、気持ちよさそうな印象があり使いがちですが、実はおむつかぶれには避けた方がよいアイテムです。ベビーパウダーは毛穴を塞いでしまうために汗が出にくくなり、毛穴が詰まって乳児湿疹を招く原因にも。おむつかぶれの予防としては、パフで抑える程度にベビーパウダーをつけるのは効果があるかもしれません。しかし、おむつかぶれの症状が出てしまった後は、ベビーパウダーがお肌の上で固まった場合に赤ちゃんのおしりに刺激を与えることになるため避けましょう。
いかがでしたか? 特に新米ママは赤ちゃんのおむつかぶれに初めて遭遇してしまうと、びっくりしてしまうことも多いようです。日頃からおしりを清潔にすると共に、適切にベビークリーム・市販薬・ステロイド薬を使い分けて、1日も早くおむつかぶれを治療してあげましょう。