皮膚科で行なわれるシミ取りレーザーの治療は保険が適用される?
人目が気になるシミやアザはコンプレックスとなり、どうにかして薄くならないかとお悩みの方も多い症状です。
まず、シミには大きく分けて6種類あり、シミを薄くしたり除去したい場合はそれぞれ対処法が異なります。
その6種類とは、
①老人性色素班
②肝班(かんぱん)
③炎症性色素沈着
④脂漏性角化症
⑤雀卵斑(そばかす)
⑥花弁状色素班
があります。
シミやアザにはそれぞれに応じた治療法があり、一つの種類だけはなくいくつかの種類が混在している場合もあるのでシミ除去を希望する場合は皮膚科専門医の受診を受けることが大切です。
そして、シミ・アザの種類や治療法によって保険適用内または適用外が決まります。
シミ取りレーザー治療を受けるには一般皮膚科または美容皮膚科(美容クリニック)へ行くことになりますが、一般の皮膚科は保険適用診療で美容皮膚科は自費診療(保険適用外)と言うわけではなく、先ほどあげたようにシミやアザの種類や治療方法によって保険を適用できるかどうかが決まります。
まず、美容目的のシミ取りレーザー治療に関しては保険は適用されず自費診療となります。
また、保険適用となるアザ等の除去に関しても、厚生労働省が定める医薬品医療機器等法(旧薬事法)で認可された医療機器(レーザー治療器等)を用いておこなわれることが条件となります。
保険適用となる診療としては下記のような美容目的のシミ取りでないアザ類に対する治療が対象となります。
①太田母斑
②異所性蒙古斑
③単純性血管腫
④外傷性色素沈着(外傷性刺青)
①太田母斑は皮膚の深い部分にできるアザの一種で目の周りや額、頬等に青黒く発症したものを指します。
②異所性蒙古斑は生まれた時からある青黒いアザで、成長しても色や大きさが変わらない特徴があります。
③単純性血管腫は別名ポートワイン血管腫と言い、真皮の毛細血管の局所異常による赤いアザです。
自然に消えることはありません。
成長とともに皮膚が厚くなることで色が薄くなることもありますが、逆に色が濃くなったり、盛り上がってくることもあります。
以上3つは生まれつきあるアザ、もしくは外傷などではなく自然にできるアザです。
最後の④外傷性色素沈着(外傷性刺青)は転倒などのケガをした時にアスファルトのタールや土、砂などが皮膚の中に入ったまま皮膚が再生し、様々な色素が閉じ込められてアザのようになってしまう症状を指します。
これらのアザは見た目が気になるというほかに、中には悪い病気が潜んでいたり、成長とともに大きくなって病変することもあるので早期に治療をするよう医師から勧められます。
レーザー治療が可能であり、皮膚が薄い乳児や小児ではより治療効果が期待できます。
シミやアザをレーザー治療したい場合はまず皮膚科専門医の受診をし、保険適用可能かどうかを確認するようにしましょう。
レーザー以外のシミ取り治療で保険が適用されるものは?
美容目的であるシミ取りレーザー治療は保険適用外であると説明しましたが、レーザー治療以外で皮膚科で受けられる治療で保険適用となる場合があります。
シミやそばかすに対する治療にはレーザー治療のほかに外用薬治療や内服薬治療があります。
このうち、内服薬治療であるトラネキサム酸やビタミンC等の内服薬処方については保険適用内で受けられます。
この2つはシミやそばかす改善の治療においてセットで処方されることが多くあります。
ただし、内服薬によっては保険適用外のものもあるので受診の際に「保険適用内での処方を希望する」旨を伝えるとよいでしょう。
また、外用薬治療として効果の非常に高いハイドロキノン軟膏やトレチノイン軟膏が処方される場合、こちらに関しては保険適用外となっているので注意しましょう。
いずれも医師に処方してもらう薬は濃度の濃い軟膏であり、市販されているものとは効果も格段に違います。
それだけに医師の処方によって出された薬は医師の指示に従い正しく使用しないと、思わぬ副作用や肌トラブルが起こる可能性があります。
家族や友達に少し分けてもらうなど、医師に処方された人以外が使うようなことは絶対にやめましょう。