ダイエットが関わる話になると、必ずと言っていいほど出てくる単語に代謝があります。
代謝が良いと痩せやすくなる、代謝が悪くなると痩せにくくなる、といったことが当たり前のように言われます。
しかし、「代謝って何?」と聞かれると困ってしまいませんか?
今回は代謝とは何かについて、できるだけ分かりやすく、それでいて根拠も明確に説明できればと思います。
代謝とは体の中で起こり続けている化学反応である
1.代謝とは身体の維持に必要な化学反応
代謝とは、ズバリ身体の維持の為に欠かせない化学反応のことを指します。
私達の身体の燃料は食事です。食事を食べると分子単位で細かく消化され、蓄えられ、そして細胞を作り変えたり、エネルギーとして使ったりします。
これらの生命活動の全てが代謝です。
1-1.栄養の形を作り変えること
まずは食べた物がどうなるのかから考えていきましょう。
身体はありとあらゆる栄養が適度に必要です。
栄養には糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、などがあります。
例えばタンパク質が20種類のアミノ酸からできているように、栄養はさらにそれぞれが細かく分かれています。
ですが、食べ物は細かく分かれておらず、ざっくりと糖質やタンパク質の塊のまま身体に入ってきます。
身体はそのままでは栄養として利用できない為、栄養素として消化し、細かくし、材料を組換え、それぞれの利用の目的に合わせて分解と合成を行います。
つまり化学変化させ、身体の利用目的に合わせて作り変えるのです。
これを代謝の働きの中で「異化」といいます。
1-2.細胞や組織を作り変えること
身体の目的によって作り変えられた材料は、いろいろなところで利用されます。
例えば、糖分や脂肪分は燃料として身体を動かすエネルギーになります。
また、栄養を材料に、身体の細胞は日々古くなったものから、新しい細胞へ入れ替わりをしています。
さらに怪我したり、身体の中で不具合の起こった場所は、栄養を材料にして修理が行われます。
このような働きは一般的に「新陳代謝」と呼ばれます。
もう少し難しい呼び方をすると、この働きは「同化」といいます。
いずれにしても、代謝とはこのような2つの働きを指すのです。
痩せるも太るも代謝の働きによって起こります。
ダイエットに代謝は欠かせません。脂肪が燃焼される時にも代謝は深く関わっています。
2.代謝とダイエットの関係
代謝はダイエットとどのような関係があるのでしょうか。
これまでの説明で、代謝についてはぼんやりと分かりましたが、ダイエットの繋がりについてはいまいちピンとこないかもしれませんね。
この章では代謝がダイエットにどのように関わるかを考えていきましょう。
2-1.脂肪の燃焼にも関係ある
脂肪の燃焼には代謝の働き中で「異化」に該当します。
脂肪はそのままでは燃料として使えません。
ですから、代謝によって脂肪を燃料として使える形に分解・合成して燃焼するのです。
代謝がスムーズで活発になるほど燃焼しやすくなる理屈が少し分かりますね。
2-2.糖質と脂質
実は身体の燃料は脂肪だけではありません。
糖質、脂質、タンパク質の3つから燃料※は作られますが、ほとんどが糖質と脂質から燃料が作られます。
普段は主に糖質が燃料として使われ、脂肪は非常時や長時間の運動でなければなかなか燃料として燃焼されません。
ジョギングなどがダイエットに推奨される理由はここにあります。
※燃料の正体は身体のエネルギー通貨と言われる「ATP(アデノシン三リン酸)」と呼ばれるもの。身体は糖質、脂質、タンパク質を分解してATPを作り出し身体を動かす。
基礎代謝には筋肉の量が影響しています。運動の大切さは基礎代謝のために筋肉を維持・向上させることです。
3.基礎代謝とダイエット
基礎代謝とは運動せずに、純粋な身体の生命活動だけで消費しているエネルギーの大きさです。
一般的には、身体の大きさと筋肉量が大きくなるほど基礎代謝も大きくなると言われます。
基礎代謝に運動に伴う消費エネルギーを足した数字が、一日の消費エネルギーとなります。
3-1.基礎代謝が高くなると痩せやすくなる
代謝を高める方法の一つに、基礎代謝を高める方法があります。
いくつか方法がありますが、筋肉の量を増やすことが最も効果的であると考えられます。
筋肉の量を増やすと聞くと、筋トレをイメージしますが、ジョギング・ウォーキング、テニスどんな運動でも構いません。
時間がある時に、どんな運動でもいいので続けることで筋肉の量は確実に増やすことができます。
1回30分以上の運動を、週3回、3ヶ月続けることで基礎代謝をかなり向上させることができます。
筋肉量の増加や、運動への順応により脂肪を燃焼する酵素が活発化します。
3-2.体温が下がると代謝はどうなるか
体温の高さも代謝に大きく関わっています。
体温が高いということは、脂肪を燃焼して高い温度を保っていることになります。
反対に体温が低いと、脂肪を燃焼する量も低いということになります。
体温が1℃下がると消費カロリーは10%程度落ちるといいます。
仮に一日の消費カロリーを2,000kcalを基準とすれば200kcal差も差がでることになります。
30日続けば6,000kcalの差ですから、脂肪にして1キロ分の燃焼程度も差が出ることになります。
身体の冷えを治すことで、代謝が上がり、免疫が高まり病気にもなりにくくなり、痩せやすい体質となることができるのです。
4.代謝と酵素
代謝と酵素にも大きな関係があります。
というのも、代謝は全て100%酵素の働きによって行われている為です。
酵素は触媒作用を持つタンパク質のことで、消化する時にも、栄養素の分解・合成、エネルギーの生産を全ておこなっています。
代謝について詳しくは酵素とは何かの記事で書かせて頂いています。※やや専門的で難しいです
4-1.酵素の不足
一般的に酵素は「潜在酵素」と「食物酵素」の2つがあり、潜在酵素は身体の中で作られている酵素、食物酵素は食べ物に含まれる酵素です。
潜在酵素はさらに「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられていて、酵素は無限に作られる訳ではない為、1日の間に作られる量もある程度決まっています。
食べ物をたくさん食べ過ぎると、消化の為に消化酵素が大量に消費されます。
その分、代謝の為の酵素が不足し代謝が落ち、身体に様々な問題を発生させると言われています。
食べ過ぎの基準としては、現在の日本人の食生活から考えるほぼ毎食が食べ過ぎと言えます。
人にはよりますが、腹8分目以上の時点で食べ過ぎの目安と考えられます。
その為、食べる量を抑えるか「食物酵素」を補給するかの対応が必要だと言われます。
4-2.酵素ドリンクをうまく使おう
食物酵素は生の野菜、果物、魚を含む肉、発酵食品などに多く含まれています。
これらの食品は自身が持つ酵素によって「事前消化」される為、消化酵素を節約できる効果があります。
ですが、酵素は熱などに非常に弱く、概ね50℃を超えて加熱した時点で活性を失ってしまいます。
さらにはそれだけでは酵素を充分摂っているとは言い難く、その為に酵素ドリンクが存在しています。
特に酵素ファスティングなどで、代謝を整えつつダイエットするのであれば、欠かせないものと言えるでしょう。
代謝の問題を解決する為にも酵素ドリンクはぜひ活用したいところです。