背中ニキビの原因がマラセチア菌の場合、どうやって治す?

背中のニキビがかゆみを伴わなず、一気に10?20も出来てしまった場合はマラセチア毛包炎の可能性があります。この場合はどのように治療していけば良いのでしょうか。

マラセチア毛包炎になる原因

マラセチア毛包炎の特徴としては、かゆみを伴うことが少ない、ニキビより小さい通常の赤いニキビが毛穴に現れる、出る時には一気に10?20個程広がっていくなどがあります。

発症するケースとしてはマラセチア菌が皮脂を分解した際に炎症を起こすケースと、繁殖したマラセチア菌を皮膚が異物だと判断し免疫反応が起きたケースの2種類となります。

通常のニキビと違って、マラセチア菌によるニキビの特徴には以下があります。

  • 背中や肩、二の腕、胸などに発症しやすい
  • 痒みや痛みを伴わない

このように炎症があっても中々気がつきにくく、ニキビとしてはやっかいな部類に入ります。

どちらにせよ中々素人判断で通常の背中ニキビとマラセチア毛包炎の判断は難しく、専門医の診断が確実です。

最近、背中ニキビの原因としてマラセチア菌が有名ですが・・・

最近は「背中ニキビの原因はマラセチア菌!カビです!」と謳っているサイトがちらほら見受けられるようになってきてます。

しかしこれ、そのまま鵜呑みにするのは危険なんです。

というのも、マラセチア菌というのは実際には感染症の一種なので、元々、皮膚の抵抗力が下がった所に感染して発症するケースです。

確かに一部では、マラセチア毛包炎の方も居ますが、大概はアクネ菌のケースが多いので、「実はあなたが知らないコレが原因でした!」という文言に騙されないようにしましょう。

より正確な正しい情報では、次に紹介する鳴海クリニックのレポートが参考になります。

鳴海クリニックのマラセチア菌のレポート

2.マラセチアとマラセチア毛包炎、および「にきび」
最近、「にきび」の患者さんを診ていますと、よく前胸部と上背部に「にきび」様の丘疹が多発している患者さんに遭遇することがありますが、実際は、マラセチアによる毛包炎であることが最近わかってきました。
これをマラセチア毛包炎と言って、このような場合、真菌の胞子が毛孔(脂腺開口部の毛漏斗部)に寄生し、それの有するリパーゼという酵素によって皮脂が分解され、そうして生じた遊離脂肪酸が病変を引き起こすことになるわけです。
マラセチアは皮脂を好んで棲息するものですが、一般に、過労やストレス、睡眠不足、過食、抗生剤、ステロイド剤の使用等によって皮脂が増加するので、これに伴ってマラセチアも増加し、炎症が惹起されやすいと言われています。 そこで、上記ケトコナゾールはこのマラセチアのリパーゼの働きを抑えることにより、治療効果が発揮されることになるわけです。
また、一般に「にきび」の治療には新キノロン系外用抗菌剤であるナジフロキサシンクリーム(アクアチムクリーム)がよく使用されていますが、上記のような症例では、外用真菌剤であるケトコナゾールクリーム(ニゾラールクリーム)の併用により著効が得られます。

こちらを見ると、「にきび」様の丘疹が多発しているというのが見分けるポイントになり、丘疹とは、小さいブツブツやデコボコした盛り上がりになっている状態を指します。

このような丘疹と炎症が混ざった状態になるので、正直、一般人ではどちらが原因なのかを特定するのは難しい状況です。

一番確実なのは皮膚科を受診する事

専門医に見てもらうのが確実ですが、常在菌の調査などを行わない目視での確認の場合は通常のニキビ治療薬を処方される危険性もあるので注意が必要です。

また、治療方法としては外用抗真菌薬と呼ばれる菌を殺す作用を持つ塗り薬やひどい場合は内服薬を処方される事もあります。

また、減菌するのと併せて皮膚の抗炎症作用のあるステロイドなどの塗り薬を処方される事もあります。ステロイドは効果がとても高いのですが、その分、副作用も大きいので時期を限定して利用するなど注意が必要です。

市販されているボディソープで治療する

専門医にかかるのはちょっと……という方は、まずは市販薬で何とかしてみようと思う方もいるかもしれません。

マラセチア菌は常在菌の一つなのですが、ストレスや乱れた食生活や寝不足などにより、肌のバリア機能が衰えて増えてしまった場合は抗菌していかなければなりません。

しかし、抗菌作用の高い製品となると、殆どの製品が市販薬レベルのあまり効果の高くないものが多い状況です。

ご存知の通り薬レベルの強いものは市販されることはありません。

ですが、ご安心下さい。現在は持田ヘルスケア株式会社より、以下の抗菌作用の高いと言われているミコナゾール硝酸塩が配合されているコラージュフルフル 液体石鹸(ボディソープ)が市販されています。

ボトルが大体2000円、詰替え用が1300円程度です。

公式サイトの説明から以下を抜粋してご紹介します。

コラージュフルフル石鹸シリーズは汚れとともに「菌」も「ニオイ」も洗う薬用抗菌石鹸でありながら低刺激性。
赤ちゃんからお年寄りの方、また肌が敏感な方もお使いいただけます。

石鹸はどれも同じではありません

普段よく耳にする「雑菌」や「バイ菌」とは、「真菌(カビ)」や「細菌」のことをさします。
菌それぞれに違いがあるので、細菌を抑制するトリクロサン(殺菌成分)に加え、カビの増殖を抑制する成分ミコナゾール硝酸塩を配合しました。

この製品が唯一といってほどのミコナゾール硝酸塩が含まれている製品です。

皮膚科にかかる前に一旦、自宅で試してみたい、という方にはオススメです。

ミコナゾール硝酸塩は抗真菌薬の一種で、真菌を殺菌する塗り薬として処方される フロリードDクリーム1%外用薬と同じ成分です。(当然、処方される量は市販薬なので抑えられています)。

wikiより引用↓

ミコナゾール(Miconazole)はアゾール系(イミダゾール系)抗真菌薬の一種で、皮膚・粘膜等の真菌症に適用される。1969年、ヤンセン・ファーマスーティカにより開発された。他のアゾール系抗真菌薬と同様、真菌の細胞膜に含まれるエルゴステロールの生合成を阻害する。主として硝酸塩の形で皮膚・粘膜に適用され、単独で内服用にも適用される。真菌によるふけの防止用にシャンプーに配合した製品もある。またリーシュマニア症にも用いられる

このようにマラセチア毛包炎に対するものとして、市販薬としてはトップレベルの効果を持っています。

マラセチア毛包炎かどうかは判断が難しい

医師による判断を得ない限り、マラセチア毛包炎かどうかはとても判断が難しいのがこの症状です。

一般的には背中ニキビは痒みなどがありますが、痒みがないケースもあるため、痒みがないからマラセチア毛包炎かと判断してしまうケースがありますが、実際には通常の背中ニキビだというケースも多いものです。

ですが、背中ニキビの原因が、マラセチア毛包炎であろうがアクネ菌であろうが、どちらにも共通して発生するのが皮膚の炎症です。

この炎症を抑える成分が、抗炎症作用のグリチルリチン酸2Kです。

背中ニキビの原因がなんであれ、背中に炎症がおきてる場合は、まずはこちらを抑える事が重要になってきます。