健康のために飲むお茶。それは「健康茶」と呼ばれ、数多くの健康茶が販売されています。
そこで今回は、プーアール茶をテーマに調査を進めてみました。
健康茶の知られざる効能に迫っていきましょう。
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ウーロン茶とプーアール茶の関係とその違いとは?
なぜ、健康茶が多くの人に飲まれるのか?
やはり1番の理由は、手軽さ。「薬を飲むのは抵抗があるけど、お茶なら副作用もないし安心」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そして、健康茶を飲む理由としては、
「ダイエットの効果を期待して飲む」という人が最も多いと考えられます。
現状で1番多く出回っている健康茶、とりわけダイエット目的の物といえば、ウーロン茶です。コンビニやスーパー、ドラッグストアにもウーロン茶は必ず置いてあります。「脂っこい食事にはウーロン茶」のイメージがありますよね。
そして、このウーロン茶と兄弟ともいえる関係にあるのが、
プーアール茶です。
あの世界的に有名な漫画、ドラゴンボールにもウーロン(豚のキャラ)とプーアル(青い色のぬいぐるみっぽいキャラ)が出てきます。
この2人は同じ学校の同級生の腐れ縁で、切っても切れない関係なのです。
…とまぁこんな事はどうでもいいですね。でも実際の所、フィクションではなく現実に、ウーロン茶とプーアール茶の関係は深いのです。
その理由とは…。
意外と盲点!緑茶・ウーロン茶・紅茶・プーアール茶の原料は同じだった
いや~これは盲点でした。恥ずかしながら、今まで全く気が付きませんでした。
実は、ウーロン茶もプーアール茶も、はたまた紅茶までも、みんな原料は同じだったんです。
すべて「緑茶」からできていたんです。
理屈はこうです。
まず、何もしていない状態が緑茶。
次に、この緑茶を発酵させて作るのがウーロン茶や紅茶。
両者の違いは発酵の度合いレベルです。ちゅうぐらいの発酵がウーロン茶で、完全に発酵させたものが紅茶です。プーアール茶は上の2つとは少し違い、緑茶にコウジカビを使って発酵させることにより作られています。
緑茶とウーロン茶・プーアール茶・紅茶の色が違うのは、緑茶の成分のタンニンが酸化して変色しているからです。
ウーロン茶とプーアール茶の原料は同じなので、切っても切れない関係だったということですね。
プーアール茶をざっくり解説
プーアール茶は中国から伝わったお茶です。その歴史は長く、一説によれば2000年も前から飲まれているとかいないとか…。
実際に記録に残っているのは中国の「唐」の時代で、日本に伝わったのは奈良時代とのことです。
奈良時代といえば今から1300年以上も昔。自分の事を「麻呂」とか呼んでいた時代だと思います。うーんスゴイ。
なお、主な原産地は中国の雲南省となっています。他にも、ベトナムやミャンマーでも作られているそうです。
プーアール茶にはピンからキリまであります。
中には数十年間も熟成発酵させた物も存在し、ビンテージ品として高値で取引されているのだとか。だだし、値段が高いイコール良い商品という訳ではないようです。カビが生えてるゴミに高額な値段をつけて売っている悪質な輩もいるらしいので気をつけましょう。
プーアール茶を買う時は、信頼できるショップなのかちゃんと確かめてから買った方が良さそうです。
プーアール茶の良し悪しの判断基準の1つが「味」です。味の好みは人それぞれなので一概に言えませんが、良いプーアール茶の条件として、
- 豊かな香り。
- コクのある深い味わい。
- 滑らかな舌触り。
などが挙げられます。色々と飲み比べていると、違いが分かる人なれるかもしれません。ダバダー。
プーアール茶の副作用(シュウ酸とカフェインが問題)
プーアール茶を飲んでみようと思った時、気になる事といえば、やはり安全性でしょう。プーアール茶はあくまでお茶です。薬ではないので、重篤な副作用は考えにくいと言えます。
ただし、いくつか懸念されるポイントがあります。万が一ということもあるので、副作用の知識を知っておくことは大切です。
まず、プーアール茶には緑茶と同じくカフェインが入っています。
妊婦さんや、授乳中の方は、カフェインの過剰摂取を避けるように指導されています。胎盤を通してカフェインが胎児に移行してしまうからです。カフェインは母乳にも混じります。赤ちゃんはカフェインを分解する力が弱い。そのためカフェインの影響を受けやすいのです。
最近は産後ダイエットが流行っているとのことですが、授乳中のカフェインは避けましょう。
ただし、プーアール茶のカフェイン含有量は緑茶よりも少なく、役半分程度とも言われます。(種類・商品によって異なる)お医者さんに相談したうえで、適量に留めておけば問題はないかと思います。
小学生くらいのお子さんが飲むのは全く問題はありません。
次に問題なのがシュウ酸です。
主にホウレンソウに含まれるシュウ酸ですが、緑茶の茶葉にも含まれているようです。ただし必ず含まれているわけではなく、物によって違いはあります。
緑茶の育成環境が成分に大きく影響するんです。例えば、肥料が違えば、成分も違ったものになる。(最近のホウレンソウは品種改良などのおかげで、シュウ酸は少ないとも言われています)
シュウ酸は、体内のカルシウムと結合して尿路結石を引き起こすことがあります。
では、シュウ酸を含む食品は毒物なのか?絶対に食べないほうが良いのか?というと、必ずしもそうとは言えません。もし本当に毒物なら、ホウレンソウは出荷停止になっているはずですよね。
病気の原因は複数あることが多いです。例えば風邪。風邪の1番の原因はウイルスですが、元気な時には感染しません。ストレスによる免疫力低下・空気の乾燥・気温・湿度など、他の原因も関係しているからです。
尿路結石も同じで、体質を含む様々な原因が関係しています。
(尿路結石になってしまった人がプーアール茶を飲む時は、医師に相談することをおすすめします。結石は再発率が高い病気だからです)
副作用対策
実際にどうすれば、危険な副作用を避けることができるのでしょうか?
プーアール茶の副作用のリスクを避け、安全に飲む方法は次の通りです。
カルシウムを含む食品と一緒に飲む
シュウ酸はカルシウムと結合しやすい性質があります。腎臓でカルシウムとシュウ酸が結合すると、シュウ酸カルシウム結石(石)になってしまいます。
シュウ酸が腸から血液に入り「腎臓でシュウ酸カルシウムになる」のがダメなんです。
腎臓の管は細いので詰まりやすいからです。
そこで効果的なのが「先にシュウ酸カルシウムにしておく」こと。そうすることにより、腸でシュウ酸カルシウムがブロックされるので、腎臓まで到達することがありません。
腸はシュウ酸カルシウムを吸収できないからです。
つまり、カルシウムを含む食品と一緒に飲めばOKということになります。
カルシウムが多い食品は、乳製品や魚(骨ごと)などです。
牛乳を入れて飲む、煮干しと一緒に食べる、などの方法が考えられます。
クエン酸を含む食品と一緒に飲む
クエン酸にも結石を防ぐ効果があると言われています。
クエン酸は果実酸なので、レモンや梅干しなどに多く含まれています。
レモン果汁を入れたり、梅干しと一緒に飲めばOKということですね。
旬の物を食べるとなお良いでしょう。冬場はミカン、夏場はトマトなどが適しています。
空腹時にプーアール茶だけを飲まないようにする
カフェインには胃液の分泌を促進する効果があります。
- 満腹の時に飲むと消化を促進。
- 胃が空っぽの時に飲むと、胃液が多く出すぎて、胃が荒れる可能性あり。
(ただしプーアール茶のカフェインは緑茶より少ない)
コーヒーはカフェインが多いので、空腹時に飲むのは良く無いというのが定説です。
飲み過ぎない
何事にも限度というものがございます。プーアール茶を水の代わりにガブガブ飲むのは止めたほうが良いです。食後または食事中に適量飲むのがベスト。
ダイエットをしている人は、痩せたいという思いから飲み過ぎてしまう傾向があるので気をつけてください。
重要なのは、副作用の問題を考える時は、総合的に考える必要があるということです。
何事にも良い面と悪い面があります。
メリットとデメリットを天秤にかけて比較検討しましょう。
メリットがデメリットを上回ったとき、利用する価値があるということなのです。
追記
実は、シュウ酸が入っているのかどうかを具体的に確かめる方法があります。
シュウ酸が入っている食事を摂ると、その後の「尿が白く濁る」傾向があるそうなんです。
(朝の空きっ腹のときにプーアール茶だけ飲んでみたが、尿に異常は見られなかった)
やはり、物によって違いがある、ということですね。
中国産のプーアール茶の危険性
中国茶として長い歴史を持つプーアール茶。実は、日本で広く知られるようになったのは、ごく最近だと言われています。
プーアール茶のほとんどは中国で作られています。しかし、日本で健康茶ブームが起こり、プーアール茶にも注目が集まったので、国産のプーアール茶も作られるようになってきました。
健康志向が高い人にとっては非常にありがたいことだと思います。イメージ的にも、中国産は危険そうな感じがしますよね。実際、単なるイメージではなく、中国食品の危険性はかなり高いです。
今一番ホットで危険なのは、やはりPM2.5でしょう。
光があるところには影もある。中国は今、ものすごい勢いで経済発展しています。しかし、その一方で、環境汚染が凄まじいことになっているのです。
たちが悪いことに、中国は一部の権力者が国を牛耳っている独裁国家です。権力者はお金が欲しいので、中国の国民を馬車馬のように働かせたり、汚染物質をまき散らす工場を建てまくります。
中国では、空気、水、大地の汚染がひどいと言われています。工業排水で川は絵の具を混ぜたような蛍光色となり、工場から出た煙のせいで、太陽の光さえ届かない。
中国の人達は、中国産のペットボトルの水を飲まないそうです。日本産の水を買うらしいです。しかし、中国では産地の偽装が多く、日本産と書いてあっても中身は中国産。中国の粉ミルクを飲んだ赤ちゃんは、命を落としてしまうこともあるそうです…。
権力者はすでに安全圏に逃亡しているという話もあります。日本産の安全な食材を食べ、家族は外国に逃がしているそうです。
何を食べるのも個人の自由ですが、私なら迷わず国産の食材を選びます。
プーアール茶の成分
プーアール茶には、ミネラル、ポリフェノール、ビタミンA・B・Eなどが豊富に含まれています。
そして、プーアール茶独自の成分ともいえるのが、重合型ポリフェノール、没食子酸(もっしょくしさん)です。
重合型ポリフェノールとは、複数のポリフェノールが融合して変化した成分です。プーアール茶のポリフェノールの種類は、緑茶に含まれるものと同じくカテキンです。したがって、重合型カテキンとも呼ばれます。
なぜ、重合型ポリフェノールがプーアール茶独自の成分なのかというと、発酵の過程で生成されるからです。
没食子酸もまた、発酵の過程で生まれる成分です。ポリフェノールの一種で、協力な抗酸化作用があります。
プーアール茶の効能について
実は、プーアール茶ってあんまり研究が進んでいません。ニッチなお茶だからでしょうか。研究する所が少ないのでしょう。
逆に、緑茶の研究はバリバリに進んでおり、色々な効能が解明されています。
前述のとおり、プーアール茶の材料は緑茶。したがって、プーアール茶の効能は緑茶とほとんど同じ。
だと以前の私は考えていたのですが…。後になって、そんなに単純な話ではないことが分かりました。
発酵の過程で「増える成分」もあれば「減る成分」もあるみたいです。
例えば、緑茶はビタミンcが豊富ですが、プーアール茶はビタミンcをほとんど含まない。ビタミンcは酸化しやすいので、長時間発酵させるとダメになってしまうようです。
また、ビタミンについては、水溶性と脂溶性の2種類あることを知っておくことが重要。
水溶性ビタミンは水に溶けます。脂溶性ビタミンは水には溶けず、脂に溶けます。
水に溶けない脂溶性ビタミンは、プーアール茶では摂取不可能です。
ビタミンAとビタミンEは脂溶性のため、普通にお茶として飲んでいるだけでは摂取できません。
茶殻を料理に混ぜたり、粉にするなどして丸ごと食べれば、脂溶性のビタミンも残さず摂取することが可能となります。
お茶っ葉まで食べる場合は、より安全な物を選びましょう。(※粉にするなどして食べる場合は食べ過ぎに注意)
プーアール茶のダイエット効果
まず始めにはっきりさせておきますが、プーアール茶を飲む「だけ」ではダイエットにはなりません。
ダイエットに興味のある人は、1度は「トクホ」のお茶を飲んだことがあるはずです。トクホは一応、国の認定を受けていますが、劇的な効果を感じる人は少ない。そんなもんです。
お茶は、あくまでもお茶。それ以上でもそれ以下でもありません。確実な効果が約束された薬ではないのです。
では、プーアール茶には全くダイエット効果がないのかというと、そうでもないです。
欲望のままに暴飲暴食しながらダイエットするのは流石に無理ということです。最低限度の節制は必要。
プーアール茶は、あくまでダイエットのサポート役にすぎません。
プーアール茶に含まれる、脂肪の吸収を防ぐ成分とは?
緑茶の健康効果は様々な研究機関で分析されています。その中でも特に注目されている成分がカテキン。緑茶カテキンのダイエット効果はいくつかの研究により証明されています。マウスなどの動物だけではなく、人間でも効果が確認されているようです。
プーアール茶は緑茶を発酵させて作るわけですが、発酵の過程で緑茶カテキンは重合型ポリフェノールへと変化します。
一説によると、重合型ポリフェノールは通常の緑茶カテキンよりも効果が高いと言われています。
プーアール茶に含まれる、脂肪の吸収を防ぐと言われる成分。その成分こそ、重合型ポリフェノールなのです。
プーアール茶のリパーゼについて
プーアール茶には脂肪を分解する酵素「リパーゼ」が含まれるので、飲むだけでダイエットになる、という話があります。
しかし、この話は正確には間違いです。
プーアール茶にはリパーゼ類は含まれていません。プーアール茶には、消化酵素リパーゼの働きを阻害する成分が含まれているのです。
は?リパーゼの働きを阻害したら、逆に太るんじゃ?と思われた方もいるかもしれません。
理屈はこうです。
まず、脂肪を吸収するために働く成分は「リパーゼ」と「胆汁」です。この2つの成分が協力して脂肪を分解&吸収します。
簡単に順番を表すとこうなります。
- 脂っこい食事(脂肪)を食べる
- 十二指腸で胆汁が脂肪を乳化
- 消化酵素リパーゼが分解
- 吸収
消化酵素のリパーゼには、脂肪を分解して吸収する働きがあります。
ここで登場するのが、重合型ポリフェノールです。重合型ポリフェノールにはリパーゼの働きを阻害する効果があるのです。消化酵素リパーゼの働きが阻害されると、脂肪は分解吸収されない。そのまま流れ出て行くという訳です。
この効果のことをリパーゼ阻害活性と言います。
リパーゼが脂肪を分解できないことにより、余計な脂肪の吸収を防ぐことができるという訳です。
プーアール茶に含まれる、食後高血糖を防ぐ成分とは?
食後高血糖は万病の元です。肥満を引き起こすだけでなく、最悪の場合は糖尿病になってしまいます。
緑茶カテキンには血糖値の上昇を押さえる働きが確認されています。
血糖値上昇を防ぐためには、糖質とカテキンが同時に消化吸収されないといけません。食事中にプーアール茶をコップ1杯程度飲むのがベストです。
ただし、お茶で流し込む食べ方は止めましょう。よく噛んで食べないと胃に負担がかかります。
(追記:プーアール茶のカテキンは変化しているので、同じ効果があるのかは現段階では不明。脂肪の吸収を防ぐという話については、割りと信ぴょう性が高いと見られます。同じ発酵茶の黒烏龍茶は、脂肪の吸収を防ぐという触れ込みで、トクホに認定されているからです。)
血管にダメージを与え動脈硬化を引き起こす活性酸素。血管の老朽化を招くので、老化の原因と言われています。イメージ的には鉄がさびる感じです。
ポリフェノールには活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)があります。プーアール茶に含まれる重合型ポリフェノールと没食子酸はポリフェノールの1種です。
実際にプーアール茶をダイエットに役立てようと思ったら、次の4つことを実行してみてください。
- 毎日、食事中と食後にプーアール茶を飲む。(食事中はがぶ飲みはしない。コップ一杯程度で十分)
- 白ご飯のおかわりを一杯分我慢する。我慢した代わりにプーアール茶を飲む。
- 慣れてきたら、白ご飯の量を減らしてみる。
- おやつは良く噛んで、食べ過ぎないように。食事中と食後にプーアール茶を飲む。
継続すれば、必ず変化を発見できることでしょう。
プーアール茶は置き換えダイエットに向いているか?
前述した4つの方法は「置き換えダイエット」です。ご飯の代わりにお茶を飲む。
プーアール茶の効能(脂肪の吸収を防ぐなど)はあくまで理論上のお話。実際にダイエットしようと思ったら、カロリーを減らすしかないんですよね。
プーアール茶は低カロリーなので、ご飯を減らしてプーアール茶を飲めば、確実にダイエット効果があります。
置き換えダイエットでは、栄養のバランスが何より大事です。
人間の体に必要な成分は、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などです。あとはカルシウム。
カルシウムは特に不足しがちですので、積極的にとることが大事です。
野菜・肉・魚介類をまんべんなく食べれば、おのずと栄養バランスが良くなってきます。
毎日栄養バランスを考えるのは面倒くさく感じるかもしれません。
そんな時は、週単位でバランスが良くなるように考えてみると良いでしょう。