比較的軽度なにきびの治療
にきびの重症度分類における「軽度」なにきび
にきびの重症度分類としては1度から2度で、3度が少しある程度で、にきびができている範囲があまり広くないような状態を「比較的軽度なにきび」と呼んでいます。
| 比較的軽度なにきび | 中等度のにきび | 重度なにきび | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 1度 | 2度 | 3度 | 4度 | ||
| 毛穴に皮脂やアカが詰まった状態。面皰(めんぽう)と呼ばれます。白にきび、黒にきび。 | 詰まった毛穴にアクネ桿菌が増殖して炎症を起こした状態。赤い丘疹(きゅうしん)ができます。赤にきび。 | アクネ桿菌の活動が活発になり、化膿した状態。膿疱(のうほう)や膿腫(のうしゅ)と呼ばれます。 | 1~3度を繰り返し、ニキビが慢性化した状態。集簇性ざ瘡(しゅうぞくせいざそう)と呼ばれ、皮膚が厚くなりデコボコしたにきび痕が残ります。局所性の免疫異常や体質が関係しているといわれます。 | ||
比較的軽度なにきびの治療方針
にきび治療に際して、今までどのような治療を受けられてこられたのかを把握し、どのようなお薬・ホームケアを受けられてきたのかを診察時にお聞きしています。実際の治療は症状を診察させていただいてから一人ひとりに合わせた治療法をお勧めすることになりますので、参考としてご覧になってください。
思春期のにきびと大人のにきび(アダルトニキビ)では治療法が若干異なります。
思春期の方の比較的軽度なにきびの治療方針
思春期のにきびは、顔にちらばった形ででき、スキンケアや化粧品の影響を大きく受けることが特徴です。脂っぽい肌の人にできやすく、季節的には春から夏にかけてが多いようです。
思春期のにきびは10代~20代前半に多く、特にスキンケアを重点的に行わなければいけない時期ともいえます。
早い段階で治療を行う必要があり、うまくコントロールすることができないとにきび跡ができてしまい、後々にきび跡に悩まされてしまいます。できる限りこの段階でにきびをコントロールすることを目標とします。
にきび治療は、外側からの治療と内側からの治療の両面からの治療が必要です。
外側からの治療
早い段階からの治療がかなうのであれば、まずケミカルピーリングで角質を薄くピールし、皮脂が貯まらないようにすると同時に、肌自身のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進させ、肌の新陳代謝を整えます。さらに、レーザー・光治療を併用することで、皮脂腺の抑制・アクネ菌の繁殖抑制を促し、炎症を減退させていきます。
局所治療としては上記をベースとして症状の反応によって機器を変更していきますが、多くはこの形でコントロールすることができます。
内面からの治療
体の内側から体質改善を促していく必要があります。漢方薬を主体として内服をしていきます。ビタミンCをはじめとする各種ビタミン剤の内服をしていきます。
比較的軽度な大人にきびの治療方針
フェイスラインから顎にかけて出てくるにきびで、20代を超えても収まらない、もしくは20代以降に発生してくるにきび・吹き出物の状態を指します。
外側からの治療
比較的軽度なにきびであれば、ケミカルピーリングをベースとして皮膚のターンオーバーを促進させ正常状態へと促し、レーザー・光治療器を併用して毛穴を殺菌・皮脂腺の発達抑制を促します。
ケミカルピーリングは、皮膚の新陳代謝を整える目的としては、ニキビの治療に欠かせません。定期的に通院することで、症状の変化に細かく対応することが可能な点も、この治療法をまずお薦めする理由です。
内面からの治療
大人にきびの場合には、ホルモンバランスの崩れ・男性ホルモンのレセプター異常による異常角化・皮脂分泌亢進が見られます。フェイスラインから頬顎にかけて出てくる事が多いです。ホルモンバランスを何とか是正する必要が出てきます。
ホルモンバランスを整え、体調を改善させる効果があり、特にお勧めする治療です。
男性ホルモンの受容体をブロックし、角質の肥厚・皮脂線発達を抑制してきます。今あるにきびを治療するのではなく、今後のにきびの発生数を減少させるように働くので治療効果が高いです。
比較的軽度なにきびの治療法・治療機器
上記のような治療方針にそって、おひとりお一人にあわせた治療を組み立てていきます。比較的軽度なにきびの治療では、下記のような治療法・治療機器を使用して治療を行うことが多いです。
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