シミにオロナインがいいと噂に
オロナインはメンソレータムと並んで、常備薬として薬箱の中にいつも忍ばせているご家庭も多いのではないでしょうか。
日本で古くから親しまれている皮膚治療薬のオロナインが最近、アンチエイジングに敏感な方の間でちょっとしたブームになっています。
それは、本来の効力には記載されていない「シミ」への力。
炎症や湿疹に対して効果のあるオロナインのパワーが、老化肌の象徴とも言われるシミに対しても働くと噂になっています。
果たして本当に、そんな力がオロナインにあるのでしょうか。
オロナインの基本的な情報も含め、気になるシミへの効力についてまとめてみました。
オロナインとは
「オロナイン」は、大塚製薬が製造・販売する軟膏タイプの医薬品です。
1953年、徳島のまだ小さかった大塚製薬の工場で産声を上げました。商品名である「オロナイン」は、原材料である殺菌消毒剤を製造していた「オロナイトケミカル社」からとってつけられたエピソードがあります。。
オロナインの主な効能としては「やけど」「きりきず」「あかぎれ」などが有名ですが、近頃では「シミの改善にも効くのでは?」という声が挙がっています。
もしそうなら、安価に購入できる薬だけにぜひ使ってみたいですよね。
商品の種類としては、チューブ(11g入り)から500g入りの瓶タイプまで5種類のラインナップがあります。
オロナインのラインナップ
| 商品タイプ | 内容量 | 価格 |
|---|---|---|
| チューブ入り | 11g | 251円 |
| 瓶入り(小) | 30g | 312円 |
| 瓶入り(中) | 100g | 538円 |
| 瓶入り(大) | 250g | 1,309円 |
| 瓶入り(特大) | 500g | 2,318円 |
(※)価格はAmazon.comを参考にしています。
オロナインは未開封の場合はけっこう長く持ちますが、防腐剤が入っていないので開封後に長く放置するのは避けたほうがいいです。
雑菌が入らないように注意して、できるだけ早く使いきるようにしましょう。
主成分「クロルヘキシジングルコン酸塩液」の働きとは
オロナインの主成分である「クロルヘキシジングルコン酸塩液」は、薬効分類名を「外用殺菌消毒剤」と言います。
殺菌効果が高いだけでなく、その場に長く留まる習性があるため、抗菌作用を持続させる必要のある手術時にもよく使われるものです。
ただし、ウイルスには効果がないので、感染症予防としては向いていません。
美容目的としては、毛穴の雑菌を殺菌し、炎症を抑える効果があるので、ニキビの治療薬としてよく使われています。
使い方も簡単で、洗顔料で肌をキレイに洗った後、オロナインを綿棒でちょんちょんとつけるだけ。
個人差はありますが、3日~1週間ほどで改善するケースが多いです。
オロナインはシミへの直接の効果はない
ここまでの説明では、オロナインは雑菌を殺菌したり、炎症を鎮めたりする効果があるというだけで、特にシミに効くという記述がないことにお気付きかと思います。
ネット上ではいろいろな噂があるものの、大塚製薬が「オロナインはシミを改善する効果があります」と明言しているわけではありません。
また、以下のオロナインの仕様を見てもわかりますが、配合されている成分にも特に美白に有効なものは見当たりません。
つまり、オロナインはシミに効く薬ではないのですね。
それなのに、なぜこのような噂が立っているのかというと、オロナインに保湿効果があることや、ニキビ跡が薄くなったという体験談が載せられていることが原因のようです。
そもそもオロナインは化粧品ではなく薬なので、美容目的には作られていません。
美白ケアには向かないので、シミを消したいなら別の方法を試すようにしましょう。
ただしシミのもとになる日焼けには効果があるといえます。オロナインは軽いやけどに効果があり、やけどと同じ日焼けにも効果があるのです。
日焼けの程度ですが赤くなった程度の軽めのものに効きます。
水ぶくれができるほどのひどいものや、皮が剥けてじゅくじゅくしているところには使えないので病院で薬を処方してもらいましょう。
ただし、毛穴の黒ずみなどにオロナインパックは有効
オロナインがシミに効くというのは残念ながら単なる噂のようですが、毛穴をキレイにしたい時には有効です。
というのも、オロナインを塗ると毛穴に詰まった皮脂が緩みやすくなるからで、寝る前に塗って朝洗顔すると、普段よりスッキリ毛穴の汚れが落ちるのです。
ネットでは、さらにこの後で「毛穴パック」をする方法が多数紹介されています。
毛穴パックは単体で使うと思ったほど汚れが取れないのですが、事前にオロナインで皮脂をふやかしておくことでびっくりするほどスルンと取れるようになるのですね。
オロナインは必ずしも塗って一晩おく必要はなく、洗顔前に5~10分放置するだけでも大丈夫です。
ただし、この方法のデメリットとしては「広がった毛穴が元に戻らない」可能性があります。
剥がすタイプの毛穴パックはとても便利だし、毛穴の汚れが目に見えて楽しいのですが、肌への刺激が強いのが難点。
剥がした後はよほどしっかり保湿しておかないと、汚れが取り除かれた跡がそのまま開きっぱなしになってしまうのです。
かえって毛穴が目立つことにもなりかねないので、十分に気を付けてくださいね。
オロナインに毛穴パックをプラスするなら、頻繁に使うのはやめて多くとも週1回ぐらいにしておきましょう。
そして、パック後は必ず化粧水と乳液で保湿し、保冷材などを使って毛穴を引き締めてあげてください。
このひと手間があるかないかで、毛穴の状態は大きく変わります。
あの佐伯チズさんもオロナインを愛用
佐伯チズさんといえば、美容に関心のある人なら誰もが知っている有名人。
美容アドバイザーとして多数の著書を持つ他、テレビや雑誌でも活躍しています。
現在ではもうお弟子さんの施術のみとなっていますが、1日限定2名だけしか利用できない佐伯チズさん認定の「サロン ドール マ・ボーテ」がなんと何年もの予約待ちだったというのですから、世の女性たちがいかに彼女の提唱する美容法に信頼を寄せているかが分かりますね。
70歳を超えた今でも驚くほど美しい肌をキープされている佐伯チズさんですが、肌の調子が悪くて普通の化粧品が使えない時は、オロナインを数滴の水で溶いたものを塗っているそうです。
水分を加えるのはそうしたほうが伸びが良いし、柔らかくなるからで、粉を吹くようなカサカサ肌も調子が良くなるということですよ。
ただ、オロナインはスキンケア用化粧品ではないので、毎日使うのはあまりオススメできません。
どうしても調子が悪い時のみ応急処置として使い、普段は保湿用化粧品でしっかりお手入れするようにしましょう。
シミを消すなら医薬品やサプリも
そのシミを消したいなら、肌への負担をまったく気にせず効果を実感できる医薬品やサプリも大きな力になってくれます。
シミは肌に現れる症状ですが、原因をたどると血流や代謝の悪さなどが影響している場合があります。
こうした要因は外用剤では解決できません。
以下のページで、シミ対策に特化したサプリメントや医薬品を解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。