Cyclist的エンタメ観戦記マイヨジョーヌを狙え! サイクルロードレースファンの“神ゲー” PCM2012をひと足先に攻略
サイクルロードレースファン待望の「Pro Cycling Manager(プロサイクリングマネージャー)Season 2012」の日本向けソフトが7月26日にオーバーランドから発売される。ソフト自体は英語版だが、詳細な日本語マニュアルが同梱されているもので、日本向けの発売は実に3年ぶりとなる。
本作は、ツール・ド・フランスの主催者に公認されたシミュレーションゲーム。フランスなど自転車の本場・ヨーロッパでは群を抜く人気スポーツゲームの1つ。プレイヤーはチームマネージャーとなり、グランツールやクラシックといった最高峰のレースで表彰台の頂を狙うのだ。
きょうはツール・ド・フランスの休息日とはいえ、まずはこのプロモーション映像を見て、いま一度レースの興奮に浸ってほしい。
■「Pro Cycling Manager Season 2012」の主な新機能
①「シーズンプランナー」機能により、各ライダーのシーズンスケジュール管理が可能に
②レース地の地域性をリアルに再現したディテール
③ライダーの疲労具合や順位、ステージレース全体の進捗度を考慮したAI機能
④オンライン上に用意された大会に参加できる新マルチプレーヤーモード
⑤刷新された「プロディヴィジョン」
⑥ワイド画面表示、Ultrabookでのプレイに対応
特に注目したいのが、③。レースの進捗状況に応じた流れが汲まれるので、ステージレースであれば総合成績に関係の無い選手の逃げを容認するなど、より実際のレースに近いものに。
また、⑤に関連して、収録チーム数が増加された点も見逃せない。これまではワールドツアー+コンチネンタルのみのディビジョンで約50チームだったのが、今回はワールドツアー+コンチネンタルプロ+コンチネンタルの計81チームに。
今回、取材用としてオーバーランドから特別に試用版をお借りし、ひと足先にプロ・ロードレースの頂点を目指した。
チームマネージャーとなって世界を転戦 「キャリアモード」
まずはキャリアモードから始めていただきたい。マネージャーとなる自身のプロフィールを入力し、チームをセレクト。その際に、キャリアオプションの入力を求められる。ここで選手の成長率やチーム資金が決まるので、慎重に選びたい。
チーム選びは、もちろん贔屓チームや選手を元に選んでOK。ただし、チームのディビジョンによって出場できるレースが異なることを把握しておこう。ディビジョン別の出場可能レースは以下の通り。
ワールドツアー:ワールドツアー(全28レース)、HCクラス、1クラス
コンチネンタルプロ:ワールドツアー(招待申請が通った場合のみ)、HCクラス、1クラス
コンチネンタル:HCクラス、1クラス、2クラス
年間ランキングによって、上位チームと下位チームのディビジョン入れ替えもあるので、コンチネンタルチームから始めて、数年でワールドツアー昇格も夢ではない。なお、カスタムチームの作成も可能で、その場合はコンチネンタルプロからのスタートとなる。とはいえ、十分な資金があればスーパースターをエースとして招くこともでき、ドリームチームの結成も可能だ。
各選手のスケジュールを設定。憧れのフミの監督になれる?!
チームセレクトが終わると、いよいよキャリアがスタート。実際のチーム運営同様、最初が肝心!
まずはチームスタッフ(マッサー、スカウト、ドクター)の選定や、チームが使用するバイク・パーツの購入を行おう。そして、各選手のトレーニングスケジュールや専属マッサー選びも重要だ。また、選手の契約年数はランダムになっているので、何としても自チームに置いておきたい選手は早くから契約更改を済ませておくのがベスト。
続いて、スポンサーの意向を元に出場レースを選ぶ。その際にチーム国籍やエースの出身国を重視したレース選びをしておきたい。特に、コンチネンタルプロチームにおいては、ワールドツアーの招待を受ける際のポイントとなることを念頭に置いておこう。
出場レースを選んだら、各選手のスケジュール設定へ。なお、レースの出場選手は当日まで変更が可能。スケジュールに応じてトレーニングキャンプを組むことも忘れてはならないポイントだ。
トレーニングを積んだ選手たちはいよいよレースへ。直接指揮を執る「3Dレース」のほか、「クイックシミュレーション」「詳細シミュレーション」とがあるが、やはり「3Dレース」で臨みたい。実際のレースと同様に、エースとスプリンター、アシストを決め、勝利を目指して指示を出す。
絶対的なエースがいる場合は集団待機、戦力的に他チームに劣る場合は積極的に逃げるなど、勝つために必要な作戦はすべて打って出よう。その際に他チームの動きや、誰が逃げているかなどのチェックは絶対に怠らないように。
ゲームに慣れるまでは日本語マニュアル必携
3年前に日本向けに発売されたものは、ソフト自体がすべて日本語に訳されたものであったが、今回ゲームそのものは英語であるため、「英語が苦手・・・」という人にはいささか難易度が高く感じてしまうだろう。しかし、ゲーム内容や操作に関しては同梱の日本語マニュアルが網羅しているので、いざ始めてみるとそう難しくは感じないはずだ。何より、ゲーム中に表記される英語が何を意味しているか、マニュアル内できっちり表記しているのは嬉しい。
ただし、マネージャー画面にて日ごとに寄せられるメッセージや、レース中の情報などの英文まではマニュアルに記載されていないので、各自辞書や翻訳サイトなどを活用してゲームを進めていこう。
「トラックレーシング」やオンライン大会にチャレンジ
ゲームに慣れてきたら「トラックレーシング」にもトライしてみよう。スプリントやケイリン、オムニアムなど7種目が用意される。より操作性が重視されたものとなっており、勝負どころまでいかに脚を残せるかがカギ。
また、Cyanide社が定期的に開催するオンライン大会「アルマダ」に挑戦してみるのも良いだろう。オリジナルのチームを駆使し、世界各地から参戦する猛者と対戦。
ヨーロッパを舞台に活躍する、新城・別府・土井・宮澤各選手のほかチームNIPPOも収録され、日本人選手がゲーム内で躍動する姿も必見。リアルに再現された日本チャンピオンジャージに感動すること間違いなし! 現在開催中のツール・ド・フランス閉幕直後に発売されることもあり、ツールの余韻のままに楽しんでみるとよいだろう。
文 福光俊介