本格軽4クロスカントリーのスズキジムニーは登場以来、公的機関から本格的なオフロード、山道アタックまであらゆるダートロードを走破する走行性能を支持されたスズキの傑作車です。
全国各地にジムニー専門店が点在し、コンプリートカーを作成するほどその人気は衰えることを知りません。
今の軽自動車には少ない硬派なクルマとして、一度は乗ってみたくなるジムニー。値引き額はほとんど0円に近く、ディーラーも強気の価格を提示してきます。
値引きは捨てて、買取で高く買い取ってもらえるよう大切に乗るのが良いでしょう。
私の値引きは5万くらいでした
過去に新車でジムニーを購入したことが有りますが、その時に提示された値引き額は5万円でした。モデルはXGの5MTで車両価格1,296,000円のフルノーマル車。
懇意にしていた自動車屋さんからの購入でしたので、フロアマット無料でつけてくれたうえでの5万円でしたから、値引きが100%無いわけではないようです。
しかし人気車種で中古相場も高いことから、車両価格の割に値引きはあまり期待できないと思ったほうが良いでしょう。
値引きは渋いが買取価格は異様に高い
ジムニーの凄いところは、買取価格がとんでもなく高いところです。
新車で購入して2年間乗って手放しましたが、売却額100万円で専門店に引き取ってもらいました。
たまたまコンプリートカーのベース車が欲しかったこと、大切に乗っていたので低走行で程度のいい車両だったことからの値段でしたが、2年乗った自動車としては考えられない額です。
運が良かったといえばそれまでですが、ジムニーの中古車両をカーセンサーなどで眺めると、高年式のクルマは新車とほとんど価格が変わりません。
中古市場を眺めるだけでも、ジムニー人気が伺えます。
車屋いわく仮に3年乗ったとしても購入価格の7割程は回収できるので、値引きは少ないけど長期的な目で見たらお得な車だと言っていたのを覚えています。
多少長距離走っていても、カスタムベース車が欲しい専門店が全国にあることから、カーオークションでも大抵良い価格で引き取っていかれるそうです。
軽自動車は基本値引きが渋いのですが、その分買取価格も高い傾向です。ジムニーはそれが特に顕著で、値引きが引き出せなかったとしてもその分買取価格でカバー可能になります。
ジムニーの燃費は悪い
FR駆動のパートタイム4WDで、車重は980kg。燃費はMTが14.8km/L・ATが13.6km/Lとエコカー減税は受けられません。
実燃費は10~12ほどで、周りのエコカーよりも頻繁に給油していたことを覚えています。
4WDモード時は燃費が更に悪くなるので、自分はほとんど2WDで走行していました。
燃費を気にする人にはあまりオススメできないクルマです。ワゴンRのほうがずっと高燃費ですからね。
乗り心地もイマイチ
車高が高く、サスペンションのストロークが長いため、急制動をかけた時に車体が沈み込みます。
ブレーキングを丁寧にしてあげないと同乗者が酔ってしまうくらい沈むので、アクセルやブレーキ操作が下手な人が運転すると、乗ってられません。
私の父親がとにかく運転が荒い人で、2度と隣には座りたくないと思いました。
そういう点で人を乗せた運転の基礎を覚えられるクルマでもありますね。
ジムニーで後部座席の人を酔わせない運転ができるなら、どの車を運転しても同乗者はリラックスしてドライブを楽しめることでしょう。
4WDモードはカチッとした乗り味に
2WDモードはどことなく頼りないジムニーですが、4WDモードにするとステアリングが重たくなり、路面とタイヤが張り付いたような重厚な雰囲気に変わります。
サスペンションのストローク量は変わらないのですが、コーナリングで遠心力がボディーが外に向かうものの、それを4輪で受け止めて粘っているような吸い付いたコーナリングに変化します。
車の性格がガラッと変わる、そんな感じですね。
ノーマルでもオフロードOK
ジムニーはノーマル車でも、ちょっとしたオフロードコースは難なく走破できるポテンシャルを秘めています。
ただし林道や廃道などは路面状況が予想できないので、いくらジムニーでも準備なしにトライするのは絶対にやめてください。
場所によっては私有地や環境保全地区となりますので、勝手な判断で自然を踏み荒らさないでください。
最悪死亡事故に発展するので、オフロード走行は専用のフィールドを利用するように心がけましょう。
ルールとマナーを守ればジムニーのオフロード走行は安全に楽しむことが出来ます。
それでもひっくり返ったりして、窓ガラスやボディが破損するので、その時は笑って済ませるだけの覚悟も必要ですよ。
専門店のコンプリートカーはどう?
ジムニーは廉価で遊べるオフロード車であることから、専門店が積極的にコンプリートカーを販売しています。
工賃込みで数十万円するパーツを組み込んで、それを割安に販売しているのですが、何故そこまで安くなるのでしょうか?
外したパーツを売って一部費用を回収している
ジムニーのバンパーやホイールは中古パーツ市場で、そこそこいい値段で取引されています。
特にランドベンチャーなどの特別仕様車のホイールは、欲しがる人が多くフルセット数万円で売れることも。
専門店は新車から取り外したパーツを売却することで、その差益をカスタムパーツ代に還元して総額費用を抑えてコンプリートカーを販売するのです。
ですのでコンプリートカーは取り外したパーツは基本お店が引き取ることを条件に販売されるものですので、余った純正ホイールはスタッドレスに再利用。。。ということが出来ないのを覚えておいてください。
おそらくお店側から説明があると思いますが、ない場合は必ず確認してくださいね。
専門店でコンプリートカーを制作して貰う場合、クルマはあなたのものですから、取り外したパーツの所有権もあなたのものです。
後で揉めないように契約前に忘れずチェックしましょう。
コンプリートカー選びの注意点
ジムニーのカスタムは車高を高くするリフトアップと、オフロード専用タイヤに交換するメニューがほとんどです。
リフトアップもタイヤもそれが車検に通過する合法の改造であることが望ましいです。
よくタイヤがフェンダーからはみ出したジムニーを見かけますが、アレは軽自動車の規格外となりますので車検に通りません。
車検に通す時だけ純正タイヤに履き替えて車検を通すのでしょうが、ジムニー業界では当たり前のように横行している違法行為です。
そういう改造を積極的に勧めてくる専門店はどんなに技術が高くてもお付き合いしないようにしましょう。
規格を違反しているクルマが事故を起こした場合、最悪保険が使えなくなるので、自分や被害者のためにもジムニーを違法状態で乗り回さないようにしてください。
まとめ
ジムニーの走れない場所は他の車でも走れないと言われる、日本一安くて日本最強のオフロード・ジムニー。
40年以上走り続けるスズキの傑作車は、ノーマルで乗ってもカスタムを楽しんでも、高い価値を維持したまま次のクルマに乗り換えることが出来る数少ないクルマです。