「セラミドという成分名は聞いたことあるけど、それがなぜ良いのかわからない」
「セラミドが入ってる化粧品を使いたいからどう選べばいいのか知りたい」
そんなセラミドに関する疑問とセラミド化粧品の選び方についてお答えします。
角質層の構造とセラミドの役割
セラミドの役割を知るには、肌の表面(表皮)の一番上の角質層の構造を見てみましょう。
一般的に「肌」と言うと真皮も表皮も含まれます。
さらに、表皮は基底層、有棘層、顆粒層、角質層といったように4層に分けられます。
このように一口に肌と言ってもいろいろな部分がありますが、保湿に関して言えば表皮の中の角質層という部分が最も重要です。
角質層の役割
角質層は死滅したケラチノサイト(角質細胞)が10〜20層重なっています。
死滅した細胞ですが、とても大事な役割があります。
- 物理的な力からの保護
- 化学的な外敵からの防衛
- 細菌の侵入防御
- 紫外線からの保護
- その他物質の体内への侵入防御
- 保水機能
このように角質層は主に体を守るために存在しています。
この内、美容に関係するのは「保水機能」です。
セラミドは角質層の細胞と細胞の間にある
角質層を拡大して見るとこのようになっています。
角質の細胞と細胞の間には水分が保持されています。
その水分を保持しているのは細胞間脂質という物質です。
肌に水分を与えても無駄
化粧水だけを付けても肌がツッパる経験はしたことありませんでしょうか?
これが「肌に水分を与えても無駄」ということです。
肌に必要なのは水分そのものではなく、水分を貯めこむ物質なのです。
セラミドは水分を溜め込む物質
細胞間脂質の主な成分はセラミドです。
セラミドは脂質ではありますが、水と結合する性質があります。
この性質で保水しているのです。
セラミドと結合した水分は結合水といいます。
この結合水は空気が乾燥していても蒸発しないという特別な性質があります。
これが、乾燥肌対策にはセラミドが必要といわれている理由です。
セラミド化粧品の選び方
どんなセラミド化粧品がいいのか?
セラミドが肌の保湿にとって大切なものということはご理解いただけたと思います。
では、セラミド化粧品を選ぶ際にはどんなところに注意したらいいのかをご説明いたします。
天然セラミド配合のもの
セラミドと化学的によく似た構造を持つセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドという成分があります。
この成分もセラミドと同じように肌からの水分蒸発を防いでくれる物質です。
このセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドは合成セラミドとして使われています。
「合成=体に悪いもの」ではありませんが、天然セラミドと合成セラミドを比べると、やはり天然セラミドの方が高い保湿効果が期待できます。
現在のところ合成セラミドのメリットは価格だけではないでしょうか。
天然モノが合成より高価格と言っても、セラミド自体がそれほど特別高価なものではないので、使い続けることを考えても天然セラミドが配合された製品を選んで問題ありません。
できるだけ細かくしたもの
角質層内部で水分を保つセラミドですが、そんな成分も届かなければ意味がありません。
肌にとって最も大事は仕事は外敵を侵入させないことなので、セラミドを角質層の内部にしっかり届けることもなかなか簡単ではありません。
なので、角質層の深くに浸透させるためには、細胞間に入れるサイズにする必要があります。
そのためにも高度なナノテクノロジーが必要になるのです。
手軽に始められるもの
セラミド化粧品に限らず化粧品全般に言えるのですが、化粧品の効果は使ってみないとわかりません。100人中99人が「これは良いわ〜★」と絶賛していても、あなたには合わないかもしれません。
なので、いきなり高いものを買ってしまったら合わなかった時に後悔することになります。
だから、化粧品は必ず低価格でお試しできるものから使いはじめることをおすすめします。
また、定期コースしかない製品は合わなかった時の解約が面倒だったり数ヶ月は解約できなかったりしますので注意が必要です。
考え方としては、例えば4,000円の商品の6ヶ月縛りの定期コースがあったとしたら、24,000円の商品を購入するという意識を持ちましょう。
あなたは、合うか合わないかわからないのにいきなり24,000円の化粧品を買いますか?
おそらく1回も試さないで24,000円の化粧品を買う人はいないのではないでしょうか?
おすすめのセラミド化粧品のサンプル
ということで、手軽にお試しできるオススメのセラミド化粧品のサンプルをご紹介いたします。
富士フィルム アスタリフト ベーシックトライアルキット
- 独自のナノ技術
- 天然セラミド配合
- 美肌成分のアスタキサンチン配合
おすすめポイント
得意のナノ技術で浸透力に優れた製品を作っている富士フィルムの化粧品です。
セラミドを大々的に謳っているわけではありませんが、独自のナノ技術で作った高密度Wヒト型ナノセラミドで肌に潤いを与えます。
この製品のすごいところはなんといっても、独自のナノ技術です。
富士フィルムは化粧品メーカーとしては後発ですが、もともとフィルムメーカーとして優れたナノテクノロジーがある会社です。
配合されているセラミドは天然セラミドです。
成分で言うとセラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱの3種が配合されています。
抗酸化成分 アスタキサンチン
富士フィルムの化粧品でもっとも特徴的なのは赤い美容成分「アスタキサンチン」ではないでしょうか。
アスタキサンチンの主な効果は抗酸化作用です。
一時期コエンザイムQ10(CoQ10)という抗酸化成分が話題になりましたが、アスタキサンチンはCoQ10の1000倍の抗酸化作用があると言われています。
肌の酸化は様々な悪影響があるので、抗酸化物質は美肌には欠かせません。
さらにそのアスタキサンチンのパワーを3倍に高める成分のリコピンも配合されています。
小林製薬 ヒフミド
- 製薬メーカーの化粧品
- 天然セラミド
- 全成分表示
おすすめポイント
製薬メーカーとして有名な小林製薬です。
小林製薬のヒフミドのトライアルセットは、クレンジング、ソープ、ローション、クリーム、日焼け止め化粧下地のセットです。
小林製薬は全成分をホームページで公開しています。
公開されている情報をみても天然セラミドが配合されているのがわかります。
特にクリームにはセラミド1とセラミド3、日焼け止め化粧下地にはセラミド1、セラミド2、セラミド3が配合されています。
decencia アヤナス
- 敏感肌に特化したメーカー
- 天然セラミド
- 糖化ケア
おすすめポイント
decenciaは、ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門のブランドです。
化粧品は肌に直接付けるものなので、どのメーカーも安全にはとても気を使っていますが、decenciaは特に厳選した安全かつ効果の高い成分だけを贅沢に使用するといった企業姿勢です。
セラミド化粧品のまとめ
- 肌に水分を与えても意味がない
- 必要なのは保水成分のセラミド
- 天然セラミドがいい
- 細かくした方が浸透する
- いきなり高いものを買わず低価格で試せるサンプルから使う
自分に合ったセラミド化粧品と出会うためには、とにかく少しずつ実際に使ってみることです。
本格的な乾燥肌の季節になる前から対策していきましょう!
更新履歴
- 2016/02/11記事を公開しました。
- 2016/10/06旧ブログから引っ越してきました。