液体絆創膏ってなに? 利点と欠点、水絆創膏や塗る絆創膏とも呼ばれる瞬時に固まる水に強い医療品

液体絆創膏ってご存じですか? 絆創膏と言うと肌色のテープの真ん中に小さな白いガーゼがついたような絆創膏をイメージすると思います。小さな傷に貼り付けて治ったら剥がすよくある絆創膏。それが液体になったということでしょうか?

液体になったという言い方は正確ではありませんが、アロンアルファのような空気に触れると固まる液体を傷口に塗り、かさぶたが出来るのを待つこと無く傷口を保護する事が出来る製品です。

特に新しい製品ではないのですが、利便性の割にはあまり知られていないので本記事で簡単に紹介していこうと思います。

液体絆創膏とは?

絆創膏というとガーゼやテープ上の物をイメージしがちですが、実は絆創膏は貼ったり塗ったりする「膏薬」から派生した医療品であり、厳密にはガーゼやテープ状のものだけを指す言葉ではないのです。

絆創膏の役割は「傷口を塞いで感染症など防ぐ事」であり、それが出来るのであれば塗ろうが貼ろうがどちらであっても絆創膏と言えます。

つまり、液体絆創膏も絆創膏の例に漏れず傷口をしっかり塞ぐ機能を持っているのですが、傷口を塞ぐという一点で言えば液体絆創膏は絆創膏の中でも一番完璧にこなしてくれる医療品と言えるでしょう。

というのも、液体絆創膏は傷口に覆いかぶさって固まるので、言ってみればかさぶたを素早く作っているようなものなのです。かさぶたが固く傷口を覆い雑菌などを一切寄せ付けないように、液体絆創膏も固まってしまえば傷口を完璧に覆います。

水に強く、傷口を密封し、邪魔にならないのが利点ですが、塗布時にかなり痛いというのが欠点です。これらの利点と欠点については後ほど詳しく解説します。

一般的な使い方

使い方は普通の塗り薬とあまり変わりありません

チューブ型の容器からひねり出して患部に直接塗ったり、ハケや指で薄く伸ばしつつ使います。

塗った後は薬剤が乾くのを待ちます。液体絆創膏が固まるまでにかかる時間は塗付量にもよりますが、大体数分から数十分程度です。小さな傷口に薄く塗るだけであれば、数分で完全に乾きますので水仕事の間に怪我をした場合になどには非常に助かりますね。

透明な液体なので傷の治り具合が絆創膏を剥がさずに分かりますし、ガーゼ型の絆創膏と違って張り替える必要もありません。十分に傷が治ったと思ったら、かさぶたを剥がすように優しく固まった薬剤を剥がすだけです。

手でパリパリと剥がすのが怖いような場合、アルコールで湿らせたり、薬剤を塗りなおして拭き取ると言うやり方もあります。薬剤が固まるのは、薬剤に含まれるエタノールなどが揮発したからなので、同じ薬剤を塗れば柔らかくなるということです。

原理と注意点

液体絆創膏の主成分は「コロジオン」と呼ばれる液体で、コロジオンに含まれるエタノール成分が空気中で揮発すると固まります。丈夫で割れにくく、固まった後もある程度の粘性があり、ある程度動く部分に塗っても剥がれません。

消毒成分などが含まれている液体絆創膏などもあり、傷口の殺菌効果があるものもあります。

稀に「アロンアルファ」などの接着剤と同じと言う説明がされることがありますがこれは間違いです。

家庭用接着剤や医療用接着剤とは使われている物質が違いますし、液体が固まる原理も違います。結果的に液体が固まってくっつくという点で似ているので混用されたり、代用されたりする事がありますが、瞬間接着剤によっては人体に有害な物質も使われていますし、傷が悪化したり、剥がしにくいので安易に使わない方が良いでしょう。

また、使用者がやりがちで一番やってはいけないのが、この液体絆創膏を深い傷口に使うことです。

ガーゼとは違って完璧に出血を止めてくれるので出血の多い大きな傷に使いたくなりますが、液体絆創膏は体にとっては異物です。多少体に入っても害はありませんが、深い傷に塗り込むと細胞の活動を妨げますし、症状が悪化して痕が残ることもあります。

大量に塗りこんで傷口の奥で固まってしまった液体絆創膏を取り除くには、麻酔を使った手術のような大掛かりな作業が必要になります。そもそも、瞬時に固まるわけではないので大きな傷口の出血を止める用途には向いていません。無害なので少量であればそのまま体内に放置されてしまうことが多いです。

理解して欲しいのは、液体絆創膏はあくまで小さな傷口を簡単に塞ぐためのものということです。

深い切り傷がありすぐに処置しなければいけないであれば、それこそ多少の毒性には目を瞑って瞬間接着剤を使ったほうが良いでしょう。瞬間接着剤は水分に反応して瞬時に硬化する物質ですので、少量でもすぐに傷口で固まりますし、体に入ったからと言ってすぐに接着剤の毒性で重篤な疾患になることは稀です。

(次ページ: 液体絆創膏の利点と欠点)

ステロイドが何かご存じですか?
おそらく、大半の人が「何かの薬」というところまでは分かるはずです。さらに薬としてのステロイドを深掘りすると、「副作用が沢山あって怖い薬」「アトピー性皮膚炎を治す薬」「炎症を抑える薬」など、色々な側面が見えてきます。

しかし、これらはステロイドがどう使われているかを示しているだけで、ステロイドが一体何者なのかを理解する助けにはなりません。もちろん、大半の人々にとって関心があるのは薬としてのステロイドであり、化学式や合成過程なんて知りたくもないでしょう。そこで、本記事では薬としてのステロイドが一体どういうものなのかを、誰にでも分かるように簡単にご説明していきたいと思います。


抗がん剤がいくらするかご存じですか?
がんの種類や薬の種類にもよりますが、基本的にはかなり高価です。一錠数万円するものもあれば、ジェネリック医薬品で一錠数百円の薬まで。一錠百円もかからない市販薬と比べれば大きな差ですよね。

そして、抗がん剤治療ともなれば、その高価な薬を毎日数回飲むことになるのです。月々の負担はどんなに少なくても10万円には達しますし、数十万円の治療費を毎月払っているご家庭だってあるでしょう。高額医療費制度や保険を使ったとして、何年間も払い続けられる費用ではありません。

どうして抗がん剤はこれほどまでに高いのでしょうか?


ジェネリック医薬品(後発医薬品)と言うのは、先に開発された先発医薬品の特許が切れて他社で生産されたコピー品であり、言ってみれば合法的に生産される廉価版の医薬品です。

先発医薬品の特許が切れているので同じ先発医薬品に対して複数の会社がジェネリック医薬品を生産しており、世の中には似たような医薬品が大量に存在していることになります。開発費も殆どかからず、同じ成分で作られるジェネリック医薬品は一体どうやって差別化しているのでしょうか?

当然ながら、同じ先発医薬品に対して作られた複数のジェネリック医薬品は効果が全く同じなので、薬の効果という面で大きな差別化はできません。しかし、このジェネリック医薬品メーカーの努力により、医療業界は大きな変化を迎えようとしています。