えっ!?急にワキガのようなニオイが…
服を脱いだ瞬間、今まで嗅いだことがないような臭いが……
「今まではなんともなかったのに、突然ワキガ臭がするようになった」という経験をし、「ワキガが後天的に発症してしまったのでは」と悩んでいる方が少なからずいらっしゃいます。
ですが
ではなぜ急にワキガのような臭いがするようになってしまったのでしょうか?
今回は【ワキガ臭のようなものが急に発症してしまう原因】を詳しく解説し、【臭い対策】も一緒にご紹介します。
脇が臭くなった・ワキガがひどくなった原因
今までワキガではないと思っていたのに急に脇が臭くなってしまったという場合、考えられる原因はなんなのでしょう?
【急なワキガ臭の原因】を【ワキガの根本的な原因】と共にご紹介します。
基本は先天性
まずは
汗を分泌する汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、ワキガと密接に関係しているのは「アポクリン腺」です。
エクリン腺
体の至る所に存在する汗腺。
エクリン腺から出る汗は無色透明で分泌された瞬間は無臭です。エクリン腺から出る汗が皮膚の常在菌に分解されると多少の汗臭さは出ますが、成分のほとんどが水分のためワキガのような独特の強い臭いではありません。
アポクリン腺:ワキガ臭の原因となる汗を出す汗腺
エクリン腺と違い、アポクリン腺は脇・耳の中・乳首周辺・陰部など体の限られた部位に存在します。アポクリン腺から出る汗がワキガ臭の原因となりますが、実は汗自体は分泌された瞬間はほぼ無臭です。
ではなぜワキガ臭が発生するのかと言いますと、原因は汗に含まれる成分。
アポクリン腺から分泌される汗にはたんぱく質・脂質・アンモニアなどが多く含まれていて、これらの成分が皮膚の常在菌に分解されることでワキガ独特の強い臭いに変化してしまうのです。
ワキガの原因、アポクリン腺は後天的に増える?
では今までワキガではなかったのに突然ワキガ臭がするようになったという方は、このアポクリン腺が増えてしまったということなのでしょうか?
答えは
アポクリン腺の数は生まれながらに決まっていて、それ以上増えるという類のものではありません。
ですが、ワキガ体質以外の方にもアポクリン腺は存在します。
このアポクリン腺の数と大きさは人によってそれぞれで、ワキガ体質の方はその数が多く1つ1つが大きいということなのです。
このアポクリン腺は体の成長と共に発達していき、思春期を迎えるとサイズが大きくなり活発に活動を始めるため、通常ワキガ体質の方は思春期を迎える頃に臭いが強くなっていきます。
ワキガはうつるの?
後天的にワキガを発症した場合、「誰かのワキガがうつったのでは?」と考える方もいらっしゃいます。
ですが、ワキガは遺伝による体質であり病気ではありませんので伝染することはありません。
ワキガ体質の方の服を着たり、一緒に洗濯をすることで一時的に臭いが体についてしまうことはありますが、上記の通りワキガの原因であるアポクリン腺の数は生まれながらに決まっている先天的なものです。臭いがうつったからといってワキガ体質になることはありません。
ポイント
- ワキガの原因となるアポクリン腺は誰にでもある
- アポクリン線の数は生まれながらに決まっている(先天的なもの)
- ワキガ体質の方はアポクリン腺の数が多く1つ1つの粒のサイズも大きい
- ワキガを発症するのは思春期の頃がほとんど
- ワキガは遺伝による体質であって病気ではないので人からうつることはない
- ワキガは先天的なものであって、基本的に後天的にワキガになることはない
急に発症する「後天性」の3つの原因
ではなぜ「先天的な体質であるはずのワキガ」が大人になってから急に発症してしまうのでしょうか?
様々な原因が考えられますので、まずは
ワキガ臭の原因であるアポクリン腺はほとんどの人が持っている汗腺であり、ワキガ臭がしない方にも存在します。
ワキガ体質にも軽度なものから重度なものまで程度に幅があり、軽度な方はアポクリン腺の数が比較的少なく臭いが弱いためワキガ体質だと気が付かないことがあります。
しかしアポクリン腺が活発に働きはじめたり汗に含まれる「臭いの原因となる成分」が濃くなってしまうと、ワキガ臭が強く出てしまうことがあり、これが「後天的にワキガが発症した」と思われている可能性があるのです。
ストレスなどによるホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れるとアポクリン腺から出る汗の量が増加してしまうことがあります。
汗の量が多くなるということは、その分臭いの原因となる成分の量も多くなり臭いが強くなるということ。
ホルモンバランスが乱れる原因には
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 運動不足
など、精神的・身体的負担が大きく関係しています。
脂質・動物性たんぱく質に偏った食習慣
脂質・動物性たんぱく質を過度に摂取するとアポクリン腺の分泌活動を刺激し、ワキガ臭を強くしてしまうと考えられています。
脂質・動物性たんぱく質は欧米食やジャンクフードに多く含まれ、外食やコンビニ弁当が多くなると摂取量が増えてしまうと言われています。
急にワキガが発症したのではなく「食生活の変化でワキガ臭が強くなっている」ということです。
脇を清潔に保っていない
軽度のワキガ体質の方は通常脇を清潔に保っていれば臭いが気にならないという方も多いのですが、
- 長時間お風呂に入れない・シャワーを浴びることができない
- 汗をふかずに長時間放置
というような状態が続くと、常在菌が汗を分解し臭いを発生させることになります。
この状態をさらに放置することで、濃度が濃くなり軽度のワキガ体質の方でも強い臭いを発生させてしまう場合があります。
また脇を清潔に保たないことで古い角質や皮脂などが酸化し、ワキガ臭と混ざってさらに強い匂いを発してしまうこともあります。
嗅覚が変化した可能性もアリ
後天的にワキガが発症したと感じる場合でも、
ワキガは遺伝する可能性が高いため、本人がワキガの場合、両親のどちらか又はどちらもがワキガ体質の可能性があります。
小さい頃からワキガ体質の方と一緒に生活をしているとワキガの臭いに慣れてしまい、本人もワキガ臭を放つようになっても気が付かないということがあるのです。
また家族にワキガ体質の人がいない場合でも、ワキガの臭いは成長するにつれ徐々に強くなっていくものですから、本人はその過程で臭いに慣れてしまっているという可能性もあります。
しかし、出産や更年期などでホルモンバランスが変わることで【嗅覚】が変化し、今まで気付くことがなかった自分のワキガ臭を不快に感じるようになることがあります。
自分の臭いの強さが変わったわけではなく、「嗅覚の変化によって急にワキガになったと感じてしまっている」ということです。
特に女性にありがち「一時的なワキガ」
ワキガとホルモンは密接な関係にあり、ワキガの原因となるアポクリン腺は誰に存在するため【ホルモンバランスの変化によって一時的に臭いが強くなる】ということがあります。
特に女性のホルモンバランスは日々移り変わっていますし、妊娠・出産を行うことでホルモンバランスは大きく変わるため、「一時的なワキガ臭」が起こる可能性は男性よりも多い傾向にあります。
一時的なワキガ臭が起きやすい時期をご紹介します。
思春期のホルモン分泌が多いとき【男女共】
思春期にはホルモンの分泌が盛んに行われます。
このためアポクリン腺が活発に働くことになり、一時的にワキガ臭が強くなることがあります。
強いワキガ体質の方(アポクリン腺の数が多い方)はそのままアポクリン腺が大きく成長し、成長期が終わってもワキガ臭がおさまることはありません。
しかし軽度のワキガ体質・ワキガではない方はホルモンバランスが安定すると臭いが軽減されたりおさまることがあるため、自分が強いワキガ体質なのか一時的なものなのかはホルモンのバランスが安定するまでの数年間は様子をみる必要があります。
生理・妊娠・出産前後
生理前
女性ホルモンが多く分泌され体温が上昇するため汗の分泌量が多くなります。その分常在菌に分解される成分(ワキガ臭のもと)の量も多くなり、一時的に臭いが強くなってしまいます。
妊娠中・産後
生理前同様、体温の上昇によって臭いが強くなります。
さらに、乳腺が発達することによって汗腺が刺激されてワキガ臭が強くなる事もあります。
このワキガ臭も一時的なもので、授乳が終了して乳腺の発達による汗腺の刺激がおさまったり、ホルモンバランスが元に戻ると臭いも解消される場合がほとんどです。
しかし元々ワキガ体質だった場合、出産後の体質変化が原因でワキガが残ってしまう可能性もあります。
ピルを使っている
ピルはホルモンバランスを変化させる薬ですので、個人差はありますが副作用として一時的に発汗量が増えワキガ臭がきつくなる場合もあります。
後天性ワキガを予防・対策するには
上記のように後天性のワキガとは、急にアポクリン腺の数が増えてワキガになるというわけではなく
- もともと軽度のワキガ体質だったが、臭いが強くなってしまった
- ホルモンバランスの変化によって一時的に臭いが強くなってしまった
というように【誰にでも存在するアポクリン腺が刺激されて活性化することにより、ワキガ臭が強く出てしまった】状態です。また、【元々ワキガ臭はあったが気がついていなかっただけ】という場合もあります。
どちらもアポクリン腺から出る汗が原因の臭いですから、「元々ワキガ臭がある場合」も「突然ワキガ臭がしてきてしまった場合」も予防・対策は同じということになります。
予防・対策の基本は
- 脇から直接臭いのもとを取り除く
- アポクリン腺を刺激する生活習慣・体臭の原因となる生活習慣を改める
の2点です。
では詳しく説明いたします。
汗対策と脇を清潔に保つ
アポクリン腺から分泌される汗を常在菌が分解することでワキガ臭が発生しますので、汗対策を行い脇を清潔に保つ事でワキガ臭を軽減することができます。
汗をこまめにふく
アポクリン腺から分泌される汗は分泌された瞬間は無臭ですが、汗に含まれる成分が皮膚の常在菌に分解されることでワキガ臭を発してしまいます。
ですからワキガ臭を予防するためには「常在菌に分解される前に汗を拭き取ってしまうこと」が重要です。
アポクリン腺から汗が分泌され、常在菌が汗を分解し、臭いを放つようになるまでの時間はおおよそ1時間と言われています。
ですから臭いを放つようになるまでに汗をふくことで、ワキガ臭はある程度は抑えることができます。
ウエットティッシュなどを持ち歩き、こまめに汗を拭き取るようにしましょう。
ただしアルコール成分が多く含まれるウエットティッシュはお肌を乾燥させてしまい、皮脂の過剰分泌を招いてしまいますので注意が必要です。皮脂がワキガ臭に与える影響に関しては後ほど解説します。
脇を清潔に保つ
「脇を清潔に保つ」とはこの場合、ワキガ臭とワキガ臭をより強くする原因となる「アポクリン腺がら出る汗・エクリン腺から出る汗・皮脂腺から出る皮脂・古い角質・ワキ毛」を取り除くことです。
ワキガ臭の原因はアポクリン腺がら出る汗ですが、【エクリン腺から出る汗】【皮脂腺から出る皮脂】【古い角質】【ワキ毛】も臭いを強くする手助けをしてしまいます。
エクリン腺から出る汗は直接的にはワキガ臭の原因とはなりません。
しかし脇の下は体温の影響で常に温度が高く、エクリン腺から出る汗が原因で常に湿った状態になりがち。
ワキガ臭の原因となる菌は高温多湿の環境を好むため、エクリン腺から出る汗が菌の繁殖の手助けをしてしまい、結果的にワキガ臭を強くすることになります。
またエクリン腺から出る汗は蒸発しやすいという特徴があります。
エクリン腺から分泌された汗が蒸発する際、一緒にニオイ成分を遠くまで飛ばしてしまうため、エクリン腺から分泌される汗の量が多いほどワキガ臭をより多く外に放ってしまう可能性があるのです。
常在菌は皮脂腺から分泌された皮脂も分解します。アポクリン腺から分泌された汗と皮脂腺から分泌された皮脂が混ざり、常在菌に分解されると、ワキガ臭はより強くなってしまいます。
脇を清潔に保たずに古い角質などの汚れを放置したままでいると、それらが毛穴の中にたまってしまい皮脂と混ざって酸化してしまいます。
酸化臭自体も臭いを放ちますが、ワキガ臭と一緒になるとさらに強い臭いとなってしまいます。
アポクリン腺から分泌される汗には粘り気があり蒸発しにくいという特徴があるため、ワキ毛に絡みやすく長時間その場にとどまり続けます。そしてワキ毛に絡まった状態で常在菌に分解されて、ニオイ物質が作られます。
このニオイ物質もワキ毛に絡みついた状態のままどんどん新しい汗をかくためニオイ物質はどんどん蓄積し、濃度が濃くなってしまいます。
つまりワキ毛が臭いを閉じ込めているような状態になってしまうということ。
閉じ込められた濃度の濃いワキガ臭はエクリン腺から分泌された汗が蒸発する際、一緒に蒸発し濃い匂いを外に放つことになります。
脇を清潔に保つ方法は上記のように汗をこまめに拭くことはもちろんですが、ただ拭くだけでは皮脂や古い角質を取り除くことは難しいため、やはりお風呂で脇の下をしっかりと洗うことが大切です。
ただしお肌はとても繊細なため、ゴシゴシと強く擦るように洗うとお肌を傷つけてしまいます。傷がつくとお肌は乾燥してしまうため、それが原因で皮脂の過剰分泌が起こる可能性があります。
皮脂の過剰分泌はワキガ臭をさらに強くしてしまうため、脇の下はたっぷりの泡で擦らないように優しく洗ってください。
また汗取りパットなどを使用し脇の汗をパットに移すことで、脇の下の湿度を下げることができます。こうすることで菌の繁殖をある程度防ぐことができる上、衣服に汗が染み込んで臭いを外に放出するのを防ぐことができます。
菌の繁殖場となるワキ毛を処理することも検討してください。
ただしカミソリや毛抜きなどで毛を処理すると、お肌を傷つけてしまい皮脂の過剰分泌を招くことになりかねません。
自己処理だと週に何回も処理することになるため、その分お肌を傷つけるリスク(=皮脂の過剰分泌を招くリスク)が高くなってしまいます。
そのため脱毛サロンやクリニックで脱毛を行う方が安心です。
自己処理をする場合は、お肌を傷つけないように行ってください。
腸内環境を整える食生活にシフト
脂質・動物性たんぱく質を過度に摂取するとアポクリン腺の分泌活動を刺激し、ワキガ臭を強くしてしまうのは先に述べた通りですが、これらの食生活がワキガ臭に与える影響はそれだけではありません。
実は
腸内環境が悪化すると体臭がきつくなる
腸内環境が悪化すると、悪玉菌が増えてしまうのはご存知だと思います。
この悪玉菌は腸内で食べ物を腐敗させて有害物質を発生させます。
この有害物質は通常なら便と一緒に体外に排出されるのですが、腸内環境が悪化し便秘になっていると体外に排出されない状態が長時間続くことになります。
そうするとこの有害物質は腸壁から吸収されて、血液に入り込み全身をめぐることになります。
有害物質が混ざった血液は肝臓で解毒されるのですが、その一部は解毒されないまま汗と共に体外へ排出されることになるのです。
アポクリン腺やエクリン腺から出る汗は皮膚の常在菌に分解されることで臭いを放ちますので、菌に分解されるまでに拭き取ってしまえばある程度臭いを抑えることができます。
しかしこの有害物質は、排出された瞬間「即臭う」のです。
時間に猶予がないため、臭いを抑えることができません。
またワキガ臭と有害物質の臭いが混ざることで、さらに強い臭いを発生させてしまうことになります。
腸内環境を悪化させる食べ物
では腸内環境を悪化させてしまう原因はなんなのでしょうか?
腸内環境を悪化させる原因は
- ストレス
- 運動不足
- 乱れた生活習慣
など様々ですが、中でも大きく影響しているのが「食生活」です。
脂質・動物性たんぱく質は腸内環境を悪化させる悪玉菌のエサになります。
善玉菌は特に動物性たんぱく質を好んで分解する傾向があります。
脂質・動物性たんぱく質は分解されると体臭の原因となる有害物質を発生させますが、この有害物質は腸内を悪玉菌が住みやすいアルカリ性の環境に傾けてしまいます。
腸内がアルカリ性になると悪玉菌はより一層住みやすくなり、新たに腸内に届いた脂質・動物性たんぱく質をエサに増殖を繰り返し腸内環境をどんどん悪化させていくのです。
このように脂質・動物性たんぱく質は腸内環境を悪化させてしまい、臭いの原因となる有害物質のもととなってしまいます。
臭いが気になる方は脂質・たんぱく質を摂りすぎないようにし、臭いの発生しにくい腸内環境に整えることが大切です。
腸内環境を整える食べ物
アポクリン腺の活性化・腸から来る体臭を抑えるためには腸内環境を整える事が重要!
腸内環境を整える食べ物をご紹介します。
腸内環境が良い状態というのは善玉菌が多く、悪玉菌が少ない状態。
善玉菌を増やすことで腸内環境を整える事ができると言われています。
| 善玉菌そのものを含む食べ物 | ヨーグルト・納豆・乳酸菌飲料など |
| 善玉菌を増やす食べ物 (オリゴ糖など善玉菌のエサとなる食べ物) | 玉ねぎ・バナナ・海藻類など |
| 善玉菌の「すみか」となる 食物繊維を豊富に含む食べ物 | 緑黄色野菜・ゴボウ・こんにゃく・きのこ類など |
食物繊維は善玉菌のすみかになるだけでなく便通を良くする働きもあるため、臭いのもととなる有害物質を含む便を素早く体外に排出する手助けをしてくれます。
※上記の食品を大量に摂取すれば腸内環境が改善するというわけではありません。
同じ食品ばかりを過度に摂取するなどバランスの悪い食事は体調を崩す原因となってしまいます。
栄養バランスを考え、バランスの良い食事を心がけてください。
腸内環境を悪化させる食べ物
悪玉菌を増やし腸内環境を悪化させるのは脂質・動物性たんぱく質だけではありません。体臭を悪化させる腸内環境を作ってしまう可能性のある食べ物をご紹介します。
悪玉菌のエサになる食べ物を多く摂取をすると、腸内環境を悪化させてしまいます。ですから「悪玉菌が好んでエサにする食べ物=控えたほうが良い食べ物」ということになります。
| 動物性たんぱく質 | 鶏肉・豚肉・牛肉など |
| 砂糖を多く含む食べ物 | チョコレート・ケーキなど |
| トランス脂肪酸を 多く含む食べ物 | ファストフード・スナック菓子・ カップラーメン・マーガリンなど |
動物性たんぱく質を含む食べ物は脂質もたくさん含まれている事が多いため、肉類を食べる場合は脂質の量にも注意が必要です。
※ただし、たんぱく質や油分・糖質も体にとっては必要な成分です。
過度に摂取を避けるのではなく動物性たんぱく質を植物性たんぱく質に置き換える・動物性たんぱく質の摂取量を減らす・良質な油を摂取する・砂糖の摂取量を減らすなど、バランスの取れた食事を摂るように心がけてください。
リラックス&睡眠改善でストレス解消
ストレス・睡眠不足などが原因でホルモンバランスが乱れるとアポクリン腺から出る汗の量を増やしてしまいます。
ですからストレスを解消したり、しっかりと眠ることは体臭を軽減させるためにはとても大切です。
しかし忙しい現代ではストレス解消のために趣味に時間を費やしたり、しっかりと睡眠時間を取ることはなかなか難しいのではないでしょうか?
実は一石二鳥の方法があります。
睡眠は、体の疲れを癒やすだけでなく【ストレス耐性を高める】【脳疲労を解消する】という効果があるのです。
つまり眠ることでストレスも解消できるということ。
ですから睡眠不足の自覚がある方は睡眠時間をしっかり取るように心がけてください。
なかなか寝付けない・眠りが浅いという方は睡眠の質が落ちている可能性があります。
そういった方は【睡眠の質を改善】することでぐっすりと眠れるようになると言われています。
睡眠の質を改善する方法
交感神経が優位にたっていると脳が活発に動いているので寝付きも悪く、眠りが浅くなってしまいます。
逆に私達がぐっすりと眠っている時は自律神経は副交感神経が優位になっています。
つまりとてもリラックスした状態です。
眠る数時間前から「睡眠時のリラックスした状態=副交感神経が優位な状態」に徐々に近づけていくことで、【質の高い眠り=深い眠り】を取ることができるといわれています。
このようなリラックスした状態に近づけていくための方法をご紹介します。
熱すぎるお風呂は交感神経を優位にしてしまうので逆効果。
少しぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経を優位にしていきます。
目に眩しい光を入れると交感神経を優位にしてしまいます。布団に入る1時間位前から電気を薄暗くすることで副交感神経が優位に働くようになります。スマホやパソコンの使用も刺激となってしまいますので1時間前にはやめるようにしてください。
カフェインを含まないハーブティーは副交感神経を優位にしてくれると言われています。特にヨーロッパなどで不眠症の治療に使われていたカモミールがおすすめです。
このように副交感神経を徐々に優位にしていく習慣を行うことで、睡眠の質を改善していくことができます。
適度な運動で全身の汗腺を鍛える
運動不足はホルモンバランスの乱れを招きワキガ臭を悪化させてしまうだけでなく、【エクリン腺の機能の衰え】を招いてしまいます。
エクリン腺は直接的にはワキガ臭の原因にはなりませんし、エクリン腺から分泌される汗は、成分のほとんどが水のため常在菌に分解されてもほとんど臭いはしません。
しかしエクリン腺の機能が衰えると【臭いを放つ質の悪い汗】かいてしまうようになり、ワキガ臭と混ざることでより強い臭いを発することになります。
汗腺機能が衰えてしまう原因は運動不足・エアコンの使用などによって汗をかかなくなったこと。
臭いを持った汗をかかないようにするためには汗腺機能を取り戻す必要があります。
汗腺機能を取り戻す方法は様々ですが、有酸素運動がおすすめです。
というのも有酸素運動は【汗腺を鍛えなおしてくれる】というだけでなく、血流をアップさせて【ワキガ臭の原因であるホルモンバランスの乱れも整える】こともできるからです。
ジョギング・ウォーキング・水泳・エアロビクスなどの有酸素運動を取り入れて、臭わない汗をかけるようにしましょう。
また、水分を摂ることで汗腺の働きが活性化しますので、しっかりと水分補給を行ってください。
タバコはNG!お酒は控えめに
タバコとお酒はワキガ臭を強める原因となります。
タバコ
タバコに含まれるニコチンは間接的にアポクリン腺を刺激することがあり、ワキガ臭を強める原因となってしまいます。
またニコチンはエクリン腺の発汗を促します。エクリン腺から分泌された汗が蒸発する際、ワキガ臭も一緒に外に放出してしまいます。
またタバコ自体の臭いが強いため、ワキガ臭と混ざるとさらに強い臭いとなってしまいます。
お酒
アルコール成分は発汗量を急激に増加させます。
またアルコールが分解されるとアセトアルデヒドなどの臭いの強い物質に変化し、汗と一緒に体外に排出されることになります。
汗の増加で体臭が強くなることに加え、この臭いの強い物質とワキガ臭が混ざることでさらに強い臭いを放ってしまうことになります。
ワキガ対策専用グッズも活用しよう
ワキガ臭を抑える【ワキガ対策専用グッズ】を使用するのもおすすめです。
ワキガ対策グッズは【制汗】【殺菌】をメインにしているのが特徴です。
制汗
汗は自律神経によってコントロールされているため、自分の意思では止めることができません。
ワキガ専用対策グッズには制汗成分が配合されているため、臭いのもととなる汗の量を減らすことができます。
殺菌
アポクリン腺から分泌される汗自体はほぼ無臭ですが、皮膚の常在菌に分解されることでワキガ臭を放ってしまいます。
ワキガ専用対策グッズには殺菌成分が配合されています。
殺菌成分の効果により菌の繁殖を防ぐことで、臭いの軽減を行います。
市販の体臭対策グッズについて
このように、「制汗」や「殺菌」という自分ではコントロールできない部分を補ってくれるのがワキガ対策専用グッズです。
ドラッグストアや薬局でも1,000円以内で購入できる制汗・殺菌成分配合の体臭対策グッズ(スプレー・ロールオンなど)が販売されています。
ワキガ臭が弱い方だとこれらのグッズでも効果を発揮する場合がありますが、ワキガ臭の程度によってはやはりワキガ専用の対策グッズでないと対処は難しいと思います。
というのも、市販の体臭対策グッズはワキガ専用のものと比べると、
- 制汗力が弱い
- 殺菌力が弱い
- 制汗効果の持続時間が短い
- 消臭効果の持続時間が短い
という特徴があり、【一般的な体臭よりも臭いの強いワキガ臭】には効果を発揮しにくいからです。
やはりワキガ臭にはワキガ専用の対策グッズを使用することをおすすめします。
編集部厳選、おすすめのワキガ専用対策グッズ
数あるワキガ専用対策グッズの中でも、特におすすめの2点をご紹介します。
クリアネオは殺菌検査・抑臭試験においてしっかりと結果を出しているクリーム状の制汗・殺菌グッズです。
毎日使うものなので制汗・消臭効果だけでなく、お肌への優しさにもこだわって作られていますので、大人よりお肌がデリケートなお子様でも使用できます。
通常価格5,980円(税込)→お得な定期便なら4,980円(税込)送料無料!- 販売元:ソーシャルテック
制汗・殺菌に加え、撥水効果もあるクリーム状のワキガ対策グッズです。
撥水効果により湿気を抑えることで、菌の繁殖しにくい環境を作ります。
こちらも低刺激処方となっており、お子様からお年寄りの方まで使用できます。
通常価格8,618円(税込)→お定期コースなら初回4,298円(税込)送料無料!- 販売元:チュラコス
もう気になるほどなら早めに医師に相談
「予防や対策だけでは臭いが減っているとは思えない……」「臭いが気になって外出が嫌になってしまった」
急にワキガ臭がするようになると、とても不安になってしまうと思います。
予防や対策だけでは不安という方・本当に自分がワキガ体質なのかを判断して欲しい場合などは早めに医師に相談するのも一つの手です。
ワキガは主に形成外科・美容形成外科・美容外科・皮膚科で診てもらえますが、病院によって診察方法や処置の仕方が変わってきます。
ですからまずは
- ワキガの手術を受けたい
- 単に自分がワキガかどうかを知りたい
- ワキガ対策の薬がほしい
など、ご自分の要望を明確にしてから病院を選ぶことをおすすめします。
また、医師が行う【臭いのチェック方法】も
- 耳垢だけの判断
- 耳垢と医師の鼻での判断
- ニオイセンサーを使って具体的な数字を出す
など、各病院によって様々。
ニオイセンサーを扱っている病院は多くないようですので、具体的な数字で判断してもらいたい方はニオイセンサーを使っているかどうかも確認しておいたほうが良いでしょう。
病院に行く前に、まずは自己診断をしたいという方は、以下のチェックリストをご利用ください。
ワキガの自己診断方法
嗅覚は「慣れ」によって鈍感になってしまうため、自分が臭っているかどうかを判断するのはとても難しいのです。
「臭い以外」でワキガ体質かどうかをチェックする方法がありますので、ご紹介します。
ワキガ自己診断チェックリスト
- 耳垢が湿っている
- 親族にワキガ体質の人がいる
- 洋服の脇の部分が黄ばんでいる
- 脇汗をかきやすい
- ワキ毛が濃い
- ワキ毛に白い粉が付く
以上は、【ワキガ体質の方に見られる特徴】をチェックリストにしたものです。
多く当てはまると、ワキガ体質の可能性が高いということになります。
ただし、「ワキガ体質の方に多く見られる特徴」というだけであって、「当てはまったから絶対にワキガ」というわけではありませんのでご注意ください。
ワキガが急に治ることはある?
インターネットなどを見ていると「ワキガが治る」という情報を見かけることがありますが、ワキガが治ることなどあるのでしょうか?
アポクリン腺がある限り基本的にはない
ワキガの原因はアポクリン腺から分泌される汗。アポクリン腺はほぼすべての方に存在しますが、ワキガ体質の方はその数が多くサイズも大きいためワキガ臭が強く出てしまうのです。
アポクリン腺がありそこから汗が分泌される限り、ワキガ臭はしてしまいます。
【アポクリン腺】を取り除いたり減らすことができるのは手術のみですから、自然になくなるということはありませんし自力でなくすこともできません。
【汗の分泌】は自律神経がコントロールしていますので、自力で汗を完全に止めるということもできません。
ですから、「ワキガが治る」ということは基本的にありません。
ワキガが急に治ったケース
ではなぜ「ワキガが治った」という情報があるのでしょうか?
ワキガが治ったという情報を見ていると「治った」のではなく「臭いが軽減されて気にならなくなった」というケースが当てはまるようです。
食事改善でワキガが治ったという例
特に「食事の改善をして治った」という情報が多くのですが、【食事改善によって臭いが治まった】ということだと思われます。
アポクリン腺はほぼすべての方の体に存在します。ワキガ体質の方はワキガではない方に比べ、アポクリン腺の数が多くサイズが大きいためワキガ臭が強く出ます。
ただしワキガ体質も軽度なものから重度なものまで幅が広く、アポクリン腺の数や大きさ・活動状態によって臭いの強さに違いが出るため、本人も気が付かないレベルの「弱い臭い」から「強い臭い」まで臭いの程度も様々です。
アポクリン腺の数は生まれたときから決まっているため、数が減ったり無くなることはありません。
つまり「食事改善」ではアポクリン腺の数を減らしたり、消すことはできない(=治すことはできない)ということです。
しかし食事改善をすることにより【過剰な汗の分泌活動を抑えることができる】【腸内環境を改善し、臭いの原因となる物質が体外に排出されるのを抑えることができる】ということは分かっています。
食事改善についての口コミをご紹介します。
そういえば、食生活を改善して痩せて、脂肪肝を解消したらワキガ気にならなくなったかも。
— kasyou (@kasyou0519) August 28, 2016
最近全然臭くない。
やっぱ食生活って大事なのね。
体臭って脂肪の量で変わるんだね(^_^;)
軽度のワキガ体質の方は、重度の方に比べるとアポクリン腺から分泌される汗の量も少ないため、食事改善によって【臭いが抑えられてほぼ臭わなくなった】という可能性が高いということです。
しかし、比較的重度のワキガ体質の方の場合、アポクリン腺から分泌する汗の量が多いため、食事制限だけではほぼ臭わない状態にするのは難しいかもしれません。ですが臭いを軽減することは不可能ではありません。
食事改善に関しては上記の【後天性ワキガを予防・対策するには】で述べていますので参考にしてください。
その他の例
その他にも、
- 脱毛をしてワキガが治った
- デオドラントクリームを使用してワキガが治った
- サプリを飲んでワキガが治った
という情報もありましたが、これらも全て治ったのではなく【臭いが抑えられた・軽減した】ということです。
実は勘違いだった!
「治った」のではなく実は勘違いだったと言う場合もあります。
ワキガ臭は「アポクリン腺から分泌される汗が原因の臭い」ですが、その他にも体臭は存在します。
その体臭をワキガと勘違いしていた可能性もあるのです。
体臭にも様々な種類があり、生活習慣や加齢の影響で、【急に臭い出すタイプの体臭】も多く存在します。
急に臭い出すタイプの体臭の例をご紹介します。
- 加齢臭
- 疲労臭
- 魚臭症が原因の魚臭い体臭
- 胃腸の病気が原因の「卵の腐敗臭」のような体臭
- 汗腺機能の衰えが原因の体臭
こういった体臭は生活習慣の改善・病気の治療などで【体臭の原因】が取り除かれると臭いも治まることがあるため、【ワキガと勘違いしていた別の体臭が治まった=ワキガが治った】と勘違いをしている可能性があるということです。
突然ワキガになって悩まないために対策を
突然のワキガ臭を防ぐためには「規則正しい生活と食事」が大切ということですね。ワキガの原因となるアポクリン腺は誰もが持っているもの。ですからアポクリン線を活発に働かせてしまう生活習慣を行っていると誰でも突然ワキガ臭がするようになる可能性があるのです!ですから「突然ワキガになった!」と悩まないためにもアポクリン腺を活発にさせてしまうような生活習慣を送っている方は、【後天性ワキガを予防・対策するには】を参考に、予防・対策を行っていってくださいね。