【大調査!】おしっこで毒を出せない人とはどんなタイプ?

日本人の8人に1人が毒をうまく出せていない!?知られざる毒のメカニズムを名医が解説!

女性の間では今や健康のための常識となったデトックス!身体の中に溜まっていく毒を積極的に外へ出すことで、いつまでも若く健康な身体でいられるという、まさに毒だし健康法です。この「毒」と呼ばれるものの正体は、身体が作り出す老廃物。食べ物として身体に入った栄養は筋肉でエネルギーになった後、燃えカスのような物質に変化。これが老廃物、つまり毒です。毒をうまく身体の外へ出せないと、生活習慣病など恐ろしい病を招く場合も…。そのため毒は、汗や便などによって常に外に出さなければなりません。中でも最も重要な毒出しを行っているのが「おしっこ」!しかし、今そのおしっこに新たな問題が。なんと日本の成人8人に1人が、おしっこで毒をうまく出せていないというのです。

 

おしっこで毒を出せないのは、どんなタイプの人なのか?
30代から60代の男女18人にご協力頂き、ちゃんと毒が出ているのか調査することに。

 

【調査方法】
「24時間蓄尿容器」を使い、1日に出るおしっこを全て採取。
おしっこに含まれる毒の量を割り出し、
基準以上、ちゃんと毒を出せているかを検査。

【結果】
毒をちゃんと出せていない人が続出!
18人中、半分の9人が毒をしっかり出せていないことが判明。

 

 

体内に存在する代表的なのひとつが…「クレアチニン」


 

これは、クレアチニンを光学顕微鏡で見たものです。

クレアチニンとは誰でも、日常生活の中で筋肉を使った時などに老廃物として作られる物質です。


おしっこで毒を出せていない原因とは、一体何なのか?


 

今回の尿検査で最も悪い結果だったF・Yさん(61歳・男性)は、なんと基準値の3分の1ほどしか毒を出せていませんでした。そこで、F・Yさんの生活ぶりを調べてみることに。

 


<F・Yさんの一日>
F・Yさんは、奥様とお子さんが2人の4人家族。
昨年、定年退職し、現在は夢にまで見た無職。時間に縛られることは一切ないそう。

【午前中】ほとんど毎日、午前中は大好きな紅茶を飲みながらテレビを見るといいます。
【お昼】この日の昼食はざるうどん。
食べる量はさほどではないのに、定年後1年で6kgも体重が増えたそう。
【昼食後】またもやテレビを観始めます。ソファーで座り続けること2時間
トイレの回数は少なめで、1日に4~5回しか行かないそう。
【夕食】メニューは豚しゃぶサラダ、シジミのみそ汁など。
ほとんど動いていませんが、しっかりご飯を完食。
【夕食後】テレビの前へ。


F・Yさんの血圧を計らせていただくと、上179、下89の高血圧であることが判明!
※正常血圧:上130 下85未満

 

もしかしたら毒を出せない原因は、このあたりにあるのかもしれません。
この3つの条件が、今回の調査で毒を出せていなかった他の8人にも共通するのか見てみると…

①運動をしない…5人(8人中)
②最近太った…5人(8人中)
③高血圧…4人(8人中)

肥満や高血圧は、メタボリックシンドロームの特徴。
毒が出せない身体とメタボは関わりがあるのかもしれません。

【名医が解説!】なぜ、メタボだと毒が出せない?驚きのメカニズムを解説! 

 

 板橋中央総合病院 副院長
腎臓ネット代表
塚本雄介先生

メタボリックシンドロームになると、腎臓がダメージを受けます。すると腎臓の働きが下がってしまい、毒が十分におしっこから出せなくなってしまうのです。

 

 

 腎臓とは、腰の背骨の両脇、背中に近い場所にある臓器。左右に2つあり、そら豆のような形をしています。大きさは男女とも、こぶしより少し大きいくらいで、重さは一つ約150gと、ちょうどレモン1個と同じぐらいの重さ。腎臓で、おしっこは作られています。

 

 

 

尿は、身体の中の血液を材料にして作られています。腎臓は「身体の下水処理場」のようなもの。毒が混じった血液が腎臓を通ると、血液をろ過して毒や不要物を尿として排出し、きれいになった血液を全身に戻しているのです。


1日に腎臓に流れ込む血液の量は、約1400ℓ(ドラム缶7本分)。
全身の血液は、およそ5分に一度、腎臓を通過。つまり1時間に12回、1日288回も全身の血液は腎臓を通り、毒がろ過されています。しかし、乱れた食生活や運動不足といった生活習慣によってメタボリックシンドロームになると、腎臓に負担がかかり、毒を排出するろ過機能が落ちてしまうのです。

 

 これは、腎臓に血液が流れ込む様子。黒い部分が血液です。腹部大動脈を通って左右の腎臓に血液が流れ、枝分かれしている血管を通って腎臓の端の方まで流れています。腎臓は、組織のほとんどが血管でできている“血管の臓器”なのです。
画像提供:日本医科大学 放射線医学 町田幹

 

 

これは、電子顕微鏡で見た腎臓の血管。“糸球体(しきゅうたい)”と呼ばれる毛細血管の塊です。直径はわずか0.2mmで、1つの腎臓に約100万個あります。この糸球体が血液をろ過する機能を持っているのです。

画像提供:岡山大学 村上宅郎 名誉教授

 

 

糸球体の毛細血管の壁は、このザルのように網目状に小さな穴が開いています。

糸球体で行う「ろ過」は、必要な物を身体に残して必要ない物を体外に捨てるという「ろ過」を行っています。


クレアチニンなどの排出しなければならない毒や、体内で必要とされるタンパク質などの物質が糸球体の中に入ってくると… 

 

 

血液中のクレアチニンは、ろ過されて穴を通り、尿と一緒に排出されます。
体内に必要なタンパク質などは体内に残り、再利用されます。
これが健康な状態です。


ところが、メタボリックシンドロームなどで高血圧や高血糖になると、この血管の壁が傷つけられてしまいます。

 

 

これは、血管の壁が壊れて分厚くなり、網目をふさいでいる状態。すると、本来排出されるはずのクレアチニンが全く排出できなくなります。これは一番悪くなった状態で、水分(尿)も出なくなってしまいます。こうなると、人工透析が必要となります。


このように機能しなくなった糸球体がどんどん増えていくと、毒を出せない身体になってしまうのです。


ここまで悪くなる前に、見つけるサインがあります!…
それが「タンパク質」 

 

 

実は、網目が完全につぶれる前の段階として、網目が広がった状態になります。こうなると、クレアチニンのみならず、本来なら血管の外に出ないタンパク質も漏れ出すように。尿にタンパクが出るのはこのせいなのです。


網目が広がった比較的初期の段階でタンパクは漏れ出すので、毒が出せなくなる状態になっているかどうかを早期に知ることができます。

健康チェック「毒出し度チェック」

  

「毒」と呼ばれるものの正体は、身体が作り出す老廃物
食べ物として身体に入った栄養は筋肉でエネルギーになった後、燃えカスのような物質に変化します。
これが毒。この毒をうまく身体の外へ出せないと生活習慣病など恐ろしい病を招く場合も。
そのため毒は、尿や便などによって常に外に出さなければならないのです。
あなたのカラダがきちんと毒出しできているかどうか、早速チェックしてみましょう!

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