プロペシアを使用してハゲが悪化するって本当?
プロペシアを使用している方の中で使用する前よりも抜け毛が増えてしまったということを聞いたことがあります。プロペシアはハゲ治療薬として国から認可された信頼のおける治療薬であるにも関わらずそういったことは起こり得るのでしょうか。では、実際にプロペシアを服用した人の中で抜け毛が悪化してしまったという人の口コミを見ていきましょう。
プロペシアを使用して悪化したという人の声
本当にプロペシアを使うと悪化するのか?
プロペシアを使用して抜け毛が悪化してしまう、あるいは脱毛が止まらないといった口コミも中にはありますが、プロペシア自体に抜け毛が促進される作用というものはありません。抜け毛を止めるためのAGA治療薬であるにも関わらず抜け毛が多くなってしまう副作用であるならば薬の意味を成しませんよね。では何故プロペシアを使って悪化してしまったと勘違いをしてしまうのでしょうか。その理由は大きく分けて2つあり、髪の毛のヘアサイクルに関わってくるものと、プロペシアに頼るあまりそれ以外のことがおろそかになってしまっている場合があります。それを細かくすると3つに分類できますので、それぞれの内容を詳細に見ていきましょう。
どうしてプロペシアを使って悪化したと感じるのか?
初期脱毛
髪の毛には、ヘアサイクルと呼ばれる周期があり、2~5年かけて髪の毛を成長させて、2~3ヶ月の退行期と呼ばれる髪の毛の生え変わるための準備をする期間を経て2~3習慣の休止期で髪の毛は抜けます。薄毛になってしまう原因の一つに男性型脱毛症、いわゆるAGAと呼ばれる病気があり、この病気は抜け毛促進ホルモンであるジヒドロテストステロンを過剰に生成してしまいます。そうするとこのジヒドロテストステロンはTGF-βと呼ばれるタンパク質を生成し、髪の毛が成長期であるにも関わらず強制的に休止期に移行させて髪の毛を抜けさせてしまいます。そうすると、髪の毛の生えてくる量よりも髪の毛の抜ける量が多くなってしまうのでハゲてしまうということになります。つまりAGAの方はこのヘアサイクルが乱れてしまっているため、元に戻す必要があります。プロペシアに含まれるフィナステリドの有効成分が効いてくると、このヘアサイクルを正常に戻すために初期脱毛と呼ばれるシステムが働きます。これはヘアサイクルが乱れた寿命の短い髪の毛を一旦脱毛させて、正常なヘアサイクルの髪の毛を生やす準備をする一種の衣替えのようなシステムです。そのため、この初期脱毛が起こると抜け毛が多くなってしまう方もいるため、見た目ではプロペシアを服用した方が抜け毛多くなってしまうように見えてしまうのです。
ミノキシジルとの併用
先程の初期脱毛と共通しているのが、ミノキシジルの併用です。ミノキシジルは血管拡張作用で頭皮に浸透することで頭皮の血の巡りを良くし、血液と一緒に運ばれる栄養素を隅々にまで運ぶように促す効果があります。実はこのミノキシジルの作用も初期脱毛を引き起こす可能性があります。つまり、ミノキシジルとプロペシアを使うことにより、徹底的にヘアサイクルが乱れた髪の毛の初期脱毛に拍車がかかってしまうのです。そしてミノキシジルは頭皮の血行促進効果が期待できるために頭皮がかゆくなってしまう副作用も持っています。そのため頭を搔いた時に髪の毛が抜けてしまい、あたかも抜け毛が増えてしまうような気になってしまいます。
生活習慣が乱れている
プロペシアに頼りきってしまうと生活習慣が乱れがちになり、プロペシアではカバーしきれなくなってしまいます。食生活がコンビニ弁当、ファーストフード、インスタント食品、レトルト食品といったような栄養価が低く、保存料や添加物の多い食事をしていると、体内で栄養不足になります。そうすると、プロペシアで脱毛を抑制することができていたとしても、髪の毛を作る栄養がないために頭皮全体が栄養不足になってしまいます。そうなると毛根にある毛母細胞も活性化できす、プロペシアの効果の甲斐なく髪の毛が抜けてしまいます。あるいは飲酒喫煙も悪影響を及ぼします。飲酒はアルコールを体内に摂取することになりますが、体内でアルコールからアセトアルデヒド、酢酸にまで分解する過程で大量の栄養素を消費します。アセトアルデヒドは有毒なので放っておくと命の危機に関わるため、優先的に栄養を消費されるのですが、その時頭皮に必要な栄養素も運ばれてしまいます。そのためこちらも頭皮が栄養不足となり、抜け毛が促進されてしまうのです。喫煙も抜け毛を増やす要因です。タバコを吸うと末端の毛細血管が縮小してしまうリスクがあり、毛細血管が縮小すると血液の流れが悪くなってしまいます。それが頭皮で起こると、必要な栄養素が頭皮に運ばれなくなってしまい栄養不足に陥った髪の毛は抜けることを余儀なくされてしまいます。
どうしたら効果を出しやすく出来るのか
用法用量を守り、服用する時間をルーティン化する
プロペシアの服用は1日1回と決められているのは、プロペシアの持続効果時間が24時間であるからです。つまり、プロペシアを毎日同じ時間で飲むことで効率よく効果を引き出すことができます。早く効果が現れて欲しいからといって1日に何度も飲んでしまったり、一回に飲む量を多くしてしまうことは、非効率的であることに加えて副作用がでてしまう恐れもあるので注意してください。
飲酒前後の服用を避ける
また、プロペシアは服用薬なので肝臓に負担をかけてしまいます。副作用の症例では肝機能障害も報告にあがっていますので、肝機能の働きが低下している時は服用を避けるべきです。一番避けて欲しい時は飲酒前後です。アルコール分解をするときに一番働くのは肝臓のため、飲酒後というのは肝臓機能が低下しています。その時にプロペシアを服用してしまうと、肝機能障害が副作用として発症してしまう可能性がありますのでこちらも気をつけるようにしましょう。
生活習慣を整える
プロペシアは万能薬ではないので、プロペシアが作用する範囲外の要因で抜け毛が起こる場合は食い止めることはできません。なので、規則正しい生活を心がけ、髪の毛や頭皮の栄養となるようなバランスを考えた食事を摂るように心がけていきましょう。また、飲酒は仕事の付き合い上仕方がない場面がありますが、飲酒後の栄養補給は忘れずに行いましょう。タバコは百害あって一利なしの代表的な嗜好品ですので、ハゲを改善したいのであれば、吸いたくても誘惑に負けず禁煙生活をしましょう。
クリニックで診察するというのも1つの手段
プロペシアを服用しても脱毛が起きる原因が理解できたかと思いますが、それでも脱毛が止まらないという時は、AGA治療専門のクリニックで診察・相談してみるのも一つの方法です。クリニックではAGAに関わる専門のプロが在籍していますので、あなたの現在の症状から推測できる状態を丁寧に診断してくれることでしょう。ハゲはすぐに改善が見られるものではないので治療を継続するのが難しいですが、根気強く向き合って改善していきましょう。