経理で仕事をしていると、一ヶ月に一度くらいの割合で税理士や公認会計士が訪ねてきたり、問い合わせがあったりすることがありませんか?
会計事務所はいったい経理にとってどのような存在なのでしょうか。
じつは会計事務所は、経理にとって、とても強い味方なんです。今回は、経理がどのように会計事務所とつきあっていけばよいのかを解説したいと思います。
会計事務所の訪問日までに資料をそろえる!
会計事務所は、会社が会計事務所と契約して、経理の仕事の一部を引き受けています。経理の仕事のうちのどの部分を会計事務所が引き受けているのかについては、その会社ごとに違います。
会計事務所から訪れる担当や税理士、公認会計士は、毎日会社にいるわけではなく、ほとんどの場合は、1か月に1度程度の訪問を行うだけですので、経理の日常業務については、会社内の経理担当が行います。
つまり、会計事務所としては会社の経理担当と協力して業務をする必要があるのです。
会社との契約にもよりますが、会計事務所は経理が行った処理を毎月チェックし、訂正すべきところがあれば訂正し、試算表を完成させ、会社への報告や提言を行います。
会計事務所は経理の専門家です。会計処理に間違いなどがあるまま税務申告などを行うと、税務署からペナルティを課される場合もありますし、会社の業績も間違ったまま社長に報告されてしまいますので、専門家の目からチェックをしてもらい、提言をしてもらうことはとても役に立つことなのです。
会計事務所は、経理が日々の業務をしっかりこなして、訪問日までにチェックできるだけの資料がそろわないと仕事ができませんので、会社の経理は、会計事務所の訪問日までに何をして、どのようなものをそろえておかなければならないのかを把握しておきましょう。
経理でわからないことを聞く!
会計事務所は会社と契約をして、結果の報告を社長や役員などに行うわけですので、経理担当であっても、あまり会計事務所の担当の方と話す機会がない場合もあります。
しかし、経理でわからないことがあった場合に、わからないまま間違った処理を行うと、最終的には会計事務所がチェックして訂正しなければならないわけですから、会計事務所としてはできるだけ経理にきちんとした処理を行ってもらいたいと思っているものです。毎月、間違えたまま処理を続けていると、「ここはこのようにしてください」という指導がはいる場合もあります。
わからないことがあった場合には、事前に会計事務所の担当の方に聞いてしまいましょう。電話で問い合わせをしても良いですし、わからないことをまとめておいて、会計事務所が会社に訪問にきた日に聞いても良いでしょう。
不安がある処理や金額の多いものなどをまとめておいて、重点的にチェックしてもらえるように準備しておいても、会計事務所にとってはとても助かります。会計事務所は、正しい処理やとりあえずどのように処理しておいてほしいかなどを教えてくれると思います。
どうしてそのような処理をするのか、ということまで質問すれば、自分の知識もつきますし、担当の方も親身になって相談に乗ってくれるでしょう。
会計事務所を利用する!
経理の仕事をしていると、日常業務だけでなく月末、年末、決算などには業務がいっぱいで、事前にスケジュールをたてながら資料を集めたりしなければなりません。会計事務所も、会社の経理スケジュールに合わせて仕事をしなければなりませんので、年末や決算の前には、どのような書類をいつまでに揃えてほしいかなどのアナウンスをしてくれます。
ということは、会計事務所のアナウンスを利用して、経理のスケジュール管理に漏れがないかを確認できるのです。
会計事務所は会計業界のプロフェッショナルですので、法律の改正や経済状況などにも気を配っています。「ニュースでこんなことを言っていたけど、自分の会社には関係あるんですか?」「消費税が上がるようだけど、自分の会社にはどのくらい影響してくるんですか?」という質問にも答えてくれますし、経理の中で税金の支払い管理をしている場合には、いつどのくらいの税金を支払わなければいけないのかの予想もしてくれます。
会計事務所も秘密保持が大切ですので、経理であっても、社長や役員にしか話せない内容だと判断するものは教えてくれないかもしれませんが、話して大丈夫な回答であれば、親身になって教えてくれるでしょう。
せっかく経理にいて、会計のプロフェッショナルと会う機会があるわけですから、積極的に会計事務所を利用していきたいですね。
まとめ
会計事務所は会計のプロフェッショナルではありますが、やはりその会社のことを一番わかっているのは、会社内部の人です。会計事務所は会計の専門家としての立場から、経理と協力しながら仕事を進めていきますので、経理は会計事務所と協力し合い、上手に利用しながら業務を行っていくと良いでしょう。
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