レーザー脱毛のレーザーには、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3種類があります。
いろいろと調べた上で、「アレキサンドライトレーザーで脱毛をしたい」と思われている方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ホントにアレキサンドライトレーザーがベストなのでしょうか?
ここでは、脱毛の回数や効果、痛み、顔のヒゲに実際に施術を受けた管理人がお伝えします。
アレキサンドライトレーザーとは?
アレキサンドライトは宝石の1種です。
太陽光のもとでは緑色に見え、白熱灯のもとでは赤色に見えるという特徴を持った不思議な石で、帝政ロシア(1721~1917)の皇太子アレクサンドルⅡ世(1818~1881)の名前に知なんで名づけられました。
アレキサンドライトレーザーは、人工的に作られたアレキサンドライトを媒体にして照射されるレーザーです。
アレキサンドライトレーザーの特徴
波長(発光波長)は755nm(ナノメートル)です。
波長について詳しくはダイオードレーザーのページでチェック
波長が短い程、波が激しくなり、その分、エネルギーは強くなりますが、皮膚の浅い部分にまでしか作用しません。
波長が長いとその逆になります。
波長で比較すると?
3種類のレーザーを波長で比較すると次のようになります。
アレキサンドライト 755nm
ダイオード 800~810nm
ヤグ 1064nm
アレキサンドライトレーザーは、他のレーザーよりもエネルギーが強く、他のレーザーよりも皮膚の浅いところまでしか届かないという特徴を持っています。
アレキサンドライトレーザー脱毛器とは?
アレキサンドライトレーザーというメラニンの感度が高い波長を使用した脱毛器です。
このレーザーを使用した脱毛器は1996年にアメリカで開発され、日本には1997年に導入されています。
FDA(米国厚生省食品医療局)という日本における厚生労働省のようなお役所で認可されています。
特徴
アレキサンドライトレーザーの特徴としては、
・症例数が多い(ジェントルレーズによる施術)
・肌の表面のメラニン色素や毛根付近の細胞にだけ反応する
・ジェル不要なので短時間で施術ができる
・脱毛の効果が高いが痛みが強い
・産毛の脱毛には適していない
と言ったことが挙げれれます。
気になるのは「産毛には適していない」という点です。
これは明らかにデメリットです。ほとんどのクリニックは、その他の脱毛器との併用で、このデメリットをカバーしています。
顔のヒゲに施術を受けた管理人の回数や効果、痛みの口コミ
「顔に施術できるのか?」、「顔の脱毛に効果があるのか?」という疑問があるかもしれません。
管理人はアレキサンドライトの代表的な機種のジェントルレーズでヒゲ脱毛の施術を受けていますので、当然顔に脱毛はできます。
脱毛効果ですが、アレキサンドライトは、他のレーザーよりもエネルギーが強いため、男性の太い毛には十分に効果があります。
ただし、うぶ毛については、脱毛器の調節ができないため、強い出力で施術をする必要があり、なおかつ回数を重ねる必要があります。
痛みは、同じ機種でも各クリニックで違います。
出力などの調節、管理人のその時の肌の状態、毛の量によって変わってくるのだと考えられます。
痛みと脱毛効果が比例するかどうかは、分かりませんでした。
施術は、顎の下の施術で~3分ほどで終了します。
10回程度の施術回数で満足する人が多いようです。
アレキサンドライトだからといって回数が大きく変わることはありません。
こちらはビフォーアフターです。
まずは脱毛ゼロ回のヒゲを伸ばした状態です。
管理人はこの箇所(一般的にはアゴ)に7回施術を受けています。
かなり毛量が少なくなっていることが確認できます。
唇の真下の部分には残っていますが、細く柔らかくなっていることが写真でも分かります。
脱毛器の種類
代表的なアレキサンドライトレーザー脱毛器は、
・ジェントルレーズ(Gentle LASE)
・アリオン(ARION)
の2種です。
ジェントルレーズとは
メーカはシネロン・キャンデラ社(syneron candela)社です。
※アメリカのキャンデラ社が2010年にイスラエルのシネロン社と合併
ジェントルシリーズは、1999年に厚生労働省の承認を得ています。
ジェントルレーズは「ロングパルスアレキサンドライトレーザー」の代表的な機器で、国内でのシェアが高く、脱毛の症例数が多いです。
つまり、よく使われていて安全性が高いということです。
ロングパレスというのは、パルス幅のことで、他のレーザー脱毛器よりもパルス幅が長いため、そのように言われています。
特徴としては、
・真皮にある毛母のメラニンにも作用
・口径が大きいのでスピーディに施術ができる
・冷却窒素ガスを噴射して肌を守る
・照射面積を2種類から選択可能なので身体の凹凸に対応
といったことが挙げられます。
産毛以上の太い毛や剛毛には効果がありますが、レーザーのパルス幅を調整できず、産毛などの細い毛には効果が薄いです。
そのため、複数の脱毛器を使い分けている、あるいはヤグレーザーとの併用ができる脱毛器を使用しているクリニックがあります。
ジェントルレーズのスペック抜粋
・波長 755nm
・出力 最大18J/cm2
・パルス幅 最大3ms
※J=ジュール…エネルギー量
※ms=ミリセカンド…1000分の○秒
ジェントルレーズで脱毛施術が受けられるクリニック
リゼクリニックやゴリラクリニックでは採用されていませんでした。
アリオンの特徴
メーカーはイスラエルのAlma Lasers社です。
ロングパルスアレキサンドライトレーザーの脱毛器です。
パルス幅の調整(5~140ms)できるため、1人1人の皮膚の色や毛の太さ硬さなどに合わせて調節することができます。
・パルス幅が調節可能なので、肌にやさしい
・毛の黒いメラニン色素にのみ反応するので肌へのダメージが少ない
・冷風による冷却ができるので痛みが少ない(麻酔不要/個人差あり)
・産毛などの細い毛にも効果がある
アリオンのスペック抜粋
・波長 755nm
・出力 40J/cm2
・パルス幅 5~140ms(調整できる)
※J=ジュール…エネルギー量
※ms=ミリセカンド…1000分の○秒
ジェントルレーズとの違いは、出力とパルス幅です。
出力はジェントルレーズが18J/cm2に対して、アリオンが40J/cm2、パルス幅はジェントルレーズが3msに対して、アリオンが5~140msです。
アリオンはレーザーのパルス幅を調整できるため、パワーの調節ができます。
産毛などのメラニン色素が薄い細い毛には高いパワーが必要ですが、アリオンではその調整ができるため、産毛にも効果があるのです。
アリオンで脱毛施術が受けられるクリニック
医院数が複数ある大きなクリニックでは、取り扱っているところがありませんでした。
アレキサンドライトは白髪、脱色した毛、日焼けOK?
アレキサンドライトでは、白髪や脱色した毛、日焼けには対応していません。
アリオンを採用しているクリニックでは、肌の色が黒い方も対応しているところがわずかにありますが、多くのクリニックでは安全性を考慮してNGを出しています。
基本的にNGだと考えておきましょう。
白髪は美容電気脱毛をしているメンズTBC、ダンディハウス、アロンソ(恵比寿)のみとなります。