普通肌用はNG!敏感肌用のクリームを教えて!
日頃から肌の乾燥を強く感じるという方は敏感肌である場合が多いです。敏感肌の場合は乾燥しているだけでなく、刺激に弱い状態でもあるので普通肌用の保湿クリームではかえって肌に負担がかかることもあります。ですので、敏感肌には敏感肌専用の保湿クリームを使う必要があります。けれど、多くのメーカーから敏感肌用クリームは販売されているからどれを選ぶべきかわからない!という人も少なくないのでは?ここでは、敏感肌の原因や正しいスキンケア方法を交えながらおすすめのクリームを紹介していきます!
こんな症状は敏感肌!4大特徴
肌の保湿には角質層という部分が大きな役割を担っています。肌の表面は角質細胞がブロックのように並びその隙間を埋めるように細胞間脂質で満たされています。角質細胞が 10 ~20 層積み重なっている角質層は肌表面で内部の水分の蒸発を防いだり、外部からの水分の侵入を防いだりという働き(バリア機能)をしています。顔の角質層はキッチン用品のラップ程度の厚みしかなく、約0.02mmといわれています。さらにこの角質層は皮脂でコーティングされて、肌のバリア機能を保っています。皮膚の潤いは皮脂と、天然保湿因子、角質細胞間脂質という3つの物質によって一定にキープされています。角質層が保持している水分のうち皮脂膜が2~3%を、天然保湿因子が17~18%を、残りの約80%をセラミドという角質細胞間脂質が守っているんですよ。
また、肌のターンオーバー(新陳代謝)も重要です。肌細胞の生まれ変わりは個人差はあれど、だいたい28日~40日かけて行われます。が、このサイクルが乱れると未熟な細胞が角質細胞となってしまうので保湿力が落ちるというわけです。
お肌がカサカサ
肌の表面は角質細胞がブロックのように並んでいると説明しましたが、何らかの原因でこれが乱れると肌のバリア機能に隙間が生じます。すると、その隙間から肌の水分が蒸発しやすくなり肌が乾燥状態に陥ってしまいます。空気が乾燥していないのに肌が粉をふいたように乾燥してしまう、いつもの化粧水をつけても肌が潤った感じがしない、という人は敏感肌かもしれません。
かゆみがある
肌は水分を保つことで外部の刺激から肌を守っています。しかし、乾燥などでバリア機能が低下することで外部からの刺激に弱い状態となりちょっとした刺激でもかゆみを感じたりします。また、肌が乾燥すると普段は弱酸性に保っている肌のpHがアルカリ性に傾くので細菌が繁殖しやすくなりかゆみを生じることもあります。
肌荒れやかぶれ
肌のバリア機能は汗やホコリといったもの以外にも、ウイルスや紫外線など目に見えないものからも肌を守っています。しかし、バリア機能が乱れるとそれらのダメージをもろに受けやすくなってしまうのです。肌が弱った状態では少しの刺激にも過敏になってしまいます。自分の髪の毛さえも刺激になってしまうことがあります。そうした刺激によって肌が荒れたり、かぶれたりといった症状が起こってきます。
吹き出物やニキビが出やすい
敏感肌では肌の保湿力が低下しているので、それを補うために皮脂が過剰分泌されやすくなります。また、未熟な肌細胞が毛穴を詰まりやすくするので、そこへ過剰分泌された皮脂がたまって吹き出物やニキビの原因となります。しかも、刺激に弱い状態なので吹き出物やニキビが悪化しやすいです。
敏感肌の原因
外的要因
・乾燥…空気の乾燥する冬場はもちろん、夏場でも室内はエアコンの使用などで空気が乾燥している場合が多いです。空気が乾燥していると肌の水分が空気中に逃げやすくなります。乾燥状態が続くと敏感肌を引き起こしてしまうのです。また、お風呂上りや洗顔後に、保湿をせずにいると水分の蒸発と共に肌の潤いまで奪われます。季節を問わず肌が乾燥ダメージを受ける機会は多いのですね。
・急激な温度や湿度の変化…体温の調節を司る自律神経が急激な温度や湿度の変化についていけず自律神経の乱れを引き起こします。自律神経の乱れによって、抵抗力の低下や肌のターンオーバーにも影響が出て敏感肌になります。
・間違ったスキンケア…肌に合わない化粧品を使い続けることは肌にダメージを与え続けることになります。また、洗顔の方法や化粧水のつけ方なども正しいやり方で出来ていなければ肌に負担をかけることとなるのです。本来は肌の潤いを守る役割のある皮脂はニキビの原因になるとしてつい洗い過ぎてしまったりしますが、必要な皮脂まで取り去ると肌の乾燥を招いてしまいます。このようにダメージの蓄積された肌は敏感な状態になってしまいます。また、肌は摩擦に弱いので拭き取り系の化粧水、ピーリングなどを頻繁に使うことも肌には負担になります。
内的要因
・遺伝的体質…顔や体型などが親から子へ遺伝するように、肌質も遺伝します。ただし、直接肌質が遺伝するというよりは、「肌荒れしやすい体質が遺伝する」ととらえてください。特定の物質や刺激に過剰に反応しやすい抗体が遺伝するとアレルギー体質となり、敏感肌になりやすいということです。
・ホルモンバランスの乱れ…思春期や女性の場合は生理周期の関係でホルモンバランスが乱れ女性ホルモンが減少し男性ホルモンが優勢になります。女性ホルモンは肌の水分量を調節したり肌の潤いを保つコラーゲンを増やすといった働きがあるので、これが減少するということは肌トラブルが起きやすくなるということです。
・ストレス…ストレスがたまると交感神経が優位になります。交感神経は男性ホルモンの分泌を優位にさせるので皮脂の分泌が過剰になったり、肌のターンオーバーが乱れます。肌表面のバリア機能が低下するため、刺激に弱い状態となります。
・食生活の乱れ…偏った食生活や栄養不足なども敏感肌の原因です。ヒトの肌や身体はタンパク質から作られます。ですので、タンパク質が不足すると細胞の生成力が低下して肌のターンオーバーが乱れていきます。他にも各種ビタミンや必須脂肪酸、亜鉛など肌を正常に保つために欠かせない栄養素は多くあります。これらが不足することは肌荒れを引き起こすもととなるのです。
敏感肌の正しいスキンケア
クレンジング
クレンジング剤にもオイルタイプやミルクタイプなど種類は色々ありますが、敏感肌が選ぶべきではないものはオイルタイプのクレンジングです。オイルタイプは総じて洗浄力の強いものが多く、肌への負担も大きくなるからです。また、拭き取り系のメイク落としはシートで肌をこすりながらメイクを落とすので、摩擦の負担が大きくなります。低刺激性のものを選ぶようにしましょう。実際にメイクを落とすときには、肌の摩擦を軽減するためクレンジング剤はたっぷりと。くるくると円を描くように肌になじませて強くこすらないようにしましょう。時間をかけると肌に刺激となるので、1分程度が目安です。すすぎはぬるま湯で20~30回、しっかりと洗い流します。
洗顔
洗顔料の選び方も基本的にはクレンジング同様、肌負担の軽い低刺激性のものを選びましょう。清潔な手でたっぷりと泡立てて、泡で汚れを落とすイメージで優しく洗います。すすぎの際はぬるま湯で。クレンジングをすすぐ時もそうですが、熱めのお湯では肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうので注意しましょう。タオルで拭くときは、「拭く」というよりもタオルで水分を「抑える」ようにします。これもタオルによる肌への摩擦負担を軽減するためです。
化粧水・乳液
洗顔後には化粧水と乳液でしっかりと保湿します。敏感肌は少しの刺激にも弱い状態なので、なるべく肌の負担とならないもの、無添加で低刺激性のものを選ぶことがポイントです。化粧品売り場では敏感肌用のアイテムが並んだ棚などもありますから、それらを基準に選ぶと良いですね。化粧水をつけるときは手のひらで。コットンでパッティングするとコットンの繊維が肌に負担となってしまうからです。両手で顔を包み込むように優しく浸透させましょう。化粧水を手のひらで温めてからつけると肌へのなじみもUPします。油分の少ない化粧水から先につけて、乳液の油分で蓋をします。
保湿クリーム
普段のお手入れは化粧水と乳液で終わりという人も少なくないかもしれません。しかし、敏感肌の場合は肌のバリア機能が低下しているのでそれを補うために保湿クリームは欠かせません。特に重要なのは「セラミド」が配合されているものを選ぶこと。セラミドは肌の潤いを保っている主成分です。敏感肌の場合はこのセラミドが減少しているので、それを補給します。また、化粧水や乳液同様に、無添加などなるべく余計な成分が入っていないもの、低刺激性のものを選びましょう。化粧水、乳液で水分補給した肌にその水分が逃げないよう保湿クリームで上からカバーします。
敏感肌には保湿クリームが必須!
成分で選ぶ
すでに少し説明していますが、敏感肌の保湿クリームはセラミド配合のものを選びましょう。肌の潤いを保つ主成分であるセラミド。敏感肌はこのセラミドが少なくなっているので、それを補ってあげる必要があるのです。肌の保湿と言えば、ワセリンやヒアルロン酸などもあります。しかし、これらは肌の表面部分の潤いを保つのには役立ちますが敏感肌の根本的な解決にはなりません。セラミドは肌に皮膜を作って維持するのではなく角質層内に浸透するので、内側から長く維持します。肌の奥から潤うことで肌のターンオーバーも整い、本来の肌自らが持っている保湿力が蘇ります。
低刺激なものを選ぶ
刺激に弱い状態となっている敏感肌。肌への刺激はさらなる肌荒れを招いてしまうのでできるだけ避けましょう。肌につけるものもなるべく低刺激なものを選びましょう。合成香料、アルコール類、ビタミンC誘導体、合成着色料はNGです。敏感肌への強い刺激になってしまうので、これらが配合されているものはおすすめできません。天然素材から作られている無添加化粧品がおすすめです。
【プチプラ編】敏感肌クリームおすすめ5選
M-mark 肌をうるおす保湿クリーム
シア脂配合で角質層にしっかり浸透し、潤いをキープ。肌表面を保護します。アルコール、香料、着色料、鉱物油、パラベンは不使用。シンプルな成分ながらセラミドはしっかり配合されているのもポイントです。試しやすいお手頃価格と、塗った後にべたつかない使用感が多くの女性に支持される理由です。ただし、公式サイトの注意書きで「ネイルエナメルに付着した後にこすると表面が剥がれる場合がある」とありましたので、ネイルをしている女性は多少取り扱いに注意が必要かもしれませんが、この被害にあった口コミなども見当たらなかったのでそれほど心配することではなさそうです。
内容量:50g
価格:1,728円
キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム
潤浸保湿セラミド機能成分で肌の潤い保持力をサポートします。消炎剤も配合されているので肌荒れも防いでくれます。付け心地は軽いのにとてもしっとりとした潤いに満ちた肌に導きます。弱酸性、無香料、無着色でアルコール不使用です。乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済みなので安心感もあります。
内容量:40g
価格:2,300円
薬用ユースキンS クリーム
うるおい成分である「しその葉エキス」で肌をしっとり落ち着かせます。乾燥や紫外線などの外部刺激で敏感になっている肌を優しく守ってくれます。皮膚の血液循環を良くする酢酸トコフェロールや、消炎作用のある成分なども配合されていますがセラミドは入っていないのが惜しいです。ですが、刺激によって荒れている肌を落ち着かせる作用は期待できそうです。
内容量:70g
価格:1,280円
アベンヌ コールドクリーム
アベンヌ温泉水と天然油分であるミツロウを配合しているので保湿力が高く、ひどくカサついた肌やごわついた肌もしっとりなめらかに。着色料やアルコールが使われていないのは良いですが、メチルパラベンなどは配合されているので無添加化粧品といえないのは残念なポイント。ですが、アレルギーテスト・パッチテスト・ノンコメドジェニックテスト済みである点や、生後3ヶ月の赤ちゃんから使えるというくらい肌への優しさにはこだわっているクリームです。
内容量:36g
価格:1,500円
セラコラ保湿クリーム
3種のセラミド配合なのにかなりお手頃価格で惜しみなく使えるのがおすすめポイント。なめらかで伸びが良く、少量でも潤うのでかなりコスパが良いと評判です。コラーゲンも配合されていて、肌にハリを与えながら水分蒸発を防いで潤いを長時間持続。パラベンなどは使用されていますが、まずはセラミド入りクリームを低価格で試したいという方におすすめです。
内容量:50g
価格:864円
【デパコス編】敏感肌クリームおすすめ5選
資生堂 dプログラム モイストケア クリーム
お肌を落ち着かせて整える薬用効果を持ったケアラインがdプログラムのモイストケア。肌に余計な負担をかけない低刺激で敏感な肌を包み込み守ります。アルコールやパラベン無添加の低刺激設計。こっくりとしたクリームで肌荒れ状態を落ち着かせてくれます。厳選成分で肌のバリア機能を整えます。
内容量:25g
価格:4,000円
アヤナス クリーム コンセントレート
通常の4倍もの浸透力を持ったセラミドナノスフィアで徹底保湿してくれるクリーム。肌のバリア機能をサポートする特許技術によって肌表面に膜を張り肌のターンオーバーを整えます。また、ストレスなどによる肌ダメージにも3種の成分を複合化したオリジナルの成分で内側からケアします。さらにエイジングケア成分も配合で年齢に負けない美しさあふれる肌に導いてくれます。お値段は決してお安くありませんが、定期購入することでお得に購入できます。
内容量:30g
価格:5,940円
小林製薬 ヒフミド エッセンスクリーム
3種類のヒト型セラミドの配合率が4%と高配合されているのが特徴的。角質層をセラミドで満たすことで肌のバリア機能を手助けします。ヒアルロン酸の2倍の保水力があるリピジュアも配合されているので目元や口元の気になるシワにも効果が。油分少なめのクリームなのでベタつくことなく肌になじみます。アルコール、香料、着色料不使用で安心感があります。
内容量:22g
価格:4,320円
ライスフォース ディープモイスチュアクリーム
昔から肌に良いと言われてきたお米のエキスである「ライスパワーエキスNO.11」配合。ライスパワーエキスは化学物質を含まない100%お米由来の成分で、効果や効能に合わせてナンバーがつけられています。No.11は水分の保持能改善効果が認められていて、医薬部外品の新規有効成分として認可された唯一の成分です。有効成分が肌の奥まで届き、本来の潤いに満ちた肌状態を取り戻します。お値段が高いのは難点ですが、定期便に申し込むと最大25%もお得になります。
内容量:30g
価格:8,000円
ノブⅢ モイスチュアクリーム
天然型セラミド配合で肌に潤いを閉じ込め敏感肌もしっとりなめらかに整えます。ノブⅢシリーズはセラミドだけでなくアミノ酸やスクワランといった保湿成分をバランスよく配合しているので肌のバリア機能を改善していきます。香料、着色料、アルコール不使用の低刺激処方で安心して使えます。
内容量:45g
価格:4,860円
自分に合った敏感肌用の保湿クリームで潤いのある肌をめざそう
敏感肌と一口に言っても原因はストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、ホルモンバランスなどなど人それぞれ違います。ですから、やみくもに保湿さえすればよい、というわけではないのですね。まずは自分の肌の状態に合う保湿クリームを見つけて、肌に必要な潤いを補給してあげましょう。そして、敏感肌の原因になっている根本的な部分も見直して、改善していくことで肌の元気を取り戻しましょう。