豊かな原生林と美しい渓流、下北半島を代表する「薬研温泉」
むつ市大畑地区にある「薬研(やげん)温泉」は、ヒバやブナの原生林に覆われた薬研渓流沿いにあり、四季折々の美しい自然が魅力の温泉郷です。1615年ころ、大阪夏の陣に敗れた豊臣方の落ち武者が発見した湯が起源といわれ、2015年に開湯400年を迎えました。
ホテル、民宿、旅館と3軒の宿があり、いずれも源泉かけ流しで湯量たっぷり。あふれる新鮮なお湯にゆっくりと浸かれば、日ごろの疲れも吹き飛びます。泉質は源泉温度47℃の単純温泉。無色透明で匂いや刺激が少なく、小さなお子さんでも入りやすいですよ。
薬研温泉のなかには、樹齢800年のクリの木や薬研野営場、民芸品展示などのイベント開催が人気の足湯カフェ「薬研温泉カフェ kadar」があり、見どころいっぱい。渓流沿い約4kmの遊歩道は紅葉狩りの名所として知られています。
かっぱ伝説が残る秘湯で、川のせせらぎに耳を澄ます贅沢なひとときを「奥薬研温泉」
薬研渓流を2kmほど上流へのぼったあたりには、公営の露天風呂2軒からなる「奥薬研温泉」があります。
「薬研温泉」から向かって最初に現れるのが「かっぱの湯」。その名称は、恐山菩提寺を開いた仏僧・慈覚大師円仁が行脚の途中で足を痛めた際にかっぱに助けられ、温泉に浸かって足を治したという伝説に由来しています。
渓流と木々に囲まれた、ひっそりとした佇まいの露天風呂は、格子組みの屋根から木漏れ日がやさしく降り注ぎ、まさに伝説の秘湯を思わせる趣。入浴料は無料ですが、管理が行き届いているので衛生面が気になる方も安心して利用できますよ。
ただし、湯船はひとつだけのため、入浴時間は男女で分けられています。訪れる際には入浴時間のチェックをお忘れなく。
自然と一体に。野趣あふれる野天風呂「夫婦かっぱの湯」
「奥薬研温泉」のもうひとつの露店風呂は「夫婦かっぱの湯」です。こちらは「奥薬研修景公園レストハウス」に併設された温泉で、渓流に面した屋根のない湯船が特徴。空を仰ぎながら思いきり体を伸ばせば、自然と一体になったような開放感に浸れるでしょう。
湯温は外気温にもよりますが、46℃程度と熱めなので、湯あたりしないよう、体調に合わせて休憩しながらの入浴がオススメです。
「奥薬研修景公園レストハウス」には、大畑が誇るブランド魚「海峡サーモン」を使ったメニューや、名物「いかすみラーメン」が味わえるレストランがあり、湯上がり後もゆったりくつろげます。屋外には屋根付きの広い足湯もあるので、雨の日やお風呂道具を持ち合わせていないときも気軽に温泉を楽しめるのがうれしいですね。
芯からぽかぽか!「ふれあい温泉川内」
むつ市中心部から車で1時間ほどの場所にある川内地区には「ふれあい温泉川内」があります。むつ市営川内キャンプ場やホタルの森として知られる川内川渓谷に近接し、キャンプや渓流釣りなどのアウトドアとの組み合わせに最適。
泉質は硫酸塩化物泉で、源泉温度54.4℃の熱めの湯温と黄土色の湯色が特徴です。体が芯から温まる、湯冷めしにくいお湯と評判。地元の方にも普段使いされている、地域に根ざした素朴な温泉です。
まとめ
むつ市のオススメ温泉はいかがでしたか。気になる温泉を中心に周辺レジャーを考えたり、湯めぐりの旅に出かけてみるのもいいですね。ご家族、お友だち同士でぜひ訪れてみてください。