知ってましたか!「選び方」「食べ方」で違いが出る! デトックス果実「グレープフルーツ」#2
「やせるらしい」と、女性の間でうわさのグレープフルーツ。はたして、その真偽のほどは……?調べてみると、ダイエットにとどまらず、うれしい効果が満載でした。
最初のひとくちはほろ苦く、じきにすっきりした甘みが口中に広がって、後にはさわやかな酸味が残る……。ひとつの実からいろいろな味が楽しめるグレープフルーツ。多くの魅力をあわせ持つ、大人の女性のようです。
まあるくて、ずっしりと重みのあるものを
食べるものは、その効能はもちろんのこと、「おいしい」ことも大切。グレープフルーツの場合、酸味や独特の苦味も魅力のひとつですが、やっぱり「甘味」がほしい。すっきりした甘さの果汁が口の中にじゅわっと広がっていくとき、グレープフルーツのおいしさしみじみ感じます。その幸せを味わうためには、手に取ったときにずっしりと重さを感じる実を選ぶこと。軽いものは果汁が少なく、実がスカスカになっている可能性があります。また、外から見たとき、つぶれた形をしていたり、皮が硬いもの、皮の一部が茶色く変色しているものは古くて、苦味が強い。イエロー系、ピンク系ともに丸くて皮が薄くハリがあって、皮に傷や変色がないもの、重量感のあるものが新鮮でジューシー、甘味と苦味のバランスがいい証拠です。一般に、ピンク系よりイエロー系のほうが味がいいと言われますが、これはもう好みの問題。より高い美肌効果を求めて、リコピンを含んでいるピンクグレープフルーツをあえて選ぶというのも、いいかもしれません。お店に並んでいるグレープフルーツのほとんどは外国産ですが、わずかながら熊本や和歌山、愛知などでも栽培が行われています。「味がすっきりしている」と国内産グレープフルーツのファンも増えているとか。ためしに一度、食べ比べてみては?
最強の食べ方は、あの“みかんむき”。
カラダとココロに効く成分がぎゅっと詰まっているグレープフルーツ。できることなら皮ごと食べたいところですが、さすがに外側の皮は硬くて無理。また、とくに輸入もののほとんどは表面に防カビ剤がついているので、皮は食べないほうが安全です。多くの人は、横半分に切って、先にギザギザがついているスプーンで実だけをすくって食べていると思いますが、それではもったいない!血液をサラサラにし、腸内環境を整えるには、みかんのように手で皮をむいて食べるのがオススメなのです。皮が厚く、硬くてむきにくい場合は、「沸騰したお湯にグレープフルーツを丸ごと入れて3分ゆでた後、氷水で5分冷やす」方法を試してみて。お湯が、皮と実をくっつけている白いふわふわの部分に含まれるペクチンに作用するそうで、するりと簡単にむくことができます。そしてぜひ、袋ごと食べて。血管を健康に保ってくれるビタミンPは、袋の部分にたくさん含まれているのです。それでも食べにくいという人は、皮ごとジューサーにかけてジュースに。苦味が強かったら、はちみつやシロップを加えるとぐっと飲みやすくなります。
グレープフルーツを食べるベストなタイミングは、食事の前。グレープフルーツの酸味に胃が刺激されて胃酸の分泌がよくなり消化吸収が促進、食べ過ぎ防止につながります。また、1日の間では朝がおすすめ。酸味と苦味、さわやかな香りで寝ぼけた頭もすっきり!
「食べ合わせ」でキレイ効果倍増。ただし……。
グレープフルーツそのままでもいいけれど、ほかの食材と合わせて食べると、おいしさもグレープフルーツの効果もぐんとアップします。たとえば、グレープフルーツとナッツの組み合わせ。ナッツ類にはビタミンEが豊富に含まれているので、グレープフルーツに含まれるビタミンCの働きを強めてくれます。また、いちごや柿、メロン、パン、えび、油との組み合わせも、美肌とアンチエイジング、ストレス予防の効果が。そして、新陳代謝をうながしてダイエット効果を上げてくれるのは、お酢やマッシュルーム、セロリなどとグレープフルーツとの組み合わせです。と考えると、ローストしたナッツをトッピングしたグリーンサラダにグレープフルーツの果汁をお酢がわりにしがドレッシングをかける、なんていうのもいいかも。あるいは、こんなサラダはいかが?
材料はグレープフルーツ1/2個とアボカド1/2個、塩少々とボイルした小エビ100g、生クリーム大さじ1.5、白ワインビネガー大さじ1、コショウ少々。グレープフルーツは皮をむいて一房ずつ取り出す。白ワインビネガーと生クリーム、小エビを合わせて塩コショウで味を調えてソースを作ります。お皿にグレープフルーツと、種を出して皮をむき、クシ形切りにしたアボカドを並べてその上にソースをかけ、お好みでミントを飾ったりローストナッツをぱらぱらとトッピング。これで、見た目にも美しいサラダの出来上がりです。
こんなふうに、意外な食材との組み合わせが楽しめるグレープフルーツですが、ひとつ注意したいことが。心臓病の治療薬とグレープフルーツの組み合わせは、グレープフルーツの成分のせいで薬が効きすぎ、急激に血圧が下がる危険があります。最悪の場合、命を落とすことにもなりかねません。若い世代には心臓病はあまり関係はないかもしれませんが、念のため。また、実は風邪薬とグレープフルーツとの組み合わせも、同じ理由でNGです。風邪をひく前に、グレープフルーツでビタミンCをたくさん摂り、免疫力をアップしておきましょう。
温めても、また格別のおいしさが。
フルーツは冷たくして食べるもの、というイメージが強いけれど、グレープフルーツは熱を加えて食べてもおいしい。先の、皮をむきやすくするために熱湯をつけるという方法も、実が少し温まることで酸味や苦味がやわらいで甘く感じられます。また、以前テレビ番組で紹介されて話題になったのが、「焼きグレープフルーツ」。実を横半分に切って、上に砂糖をかけてオーブントースターで15分焼くだけですが甘味が増して、意外なおいしさです。さらにバターを少し乗せるとコクがでて、食べごたえ十分。ラム酒やブランデーをほんの少し垂らせば、大人気分のちょっとしたデザートになります。ほかに、ホットグレープフルーツジュースもオススメ。なかなか寝つけない夜、フレッシュグレープフルーツジュースにはちみちやシロップを加え、お湯を少し足して温めて飲むとカラダが温まり、グレープフルーツの香りの鎮静効果で、自然に眠りにつきやすくなります。お試しを。
グレープフルーツと紅茶の組み合わせもGOOD。グレープフルーツのクエン酸と紅茶のカフェインの相乗効果でエネルギー代謝が活発になるので、ダイエット効果が期待できるのです。
参考文献
「寿命を延ばす食べ合わせ、縮める食べ合わせ」白鳥早奈英/祥伝社黄金文庫
「食べ合わせ新百科」白鳥早奈英/ブックマン社
「からだにおいしいフルーツの便利帳」三輪正幸監修/高橋書店
「食べるクスリ」ジーン・カーバー著 丸元淑生訳/飛鳥新社
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