炎症性色素沈着を市販薬と美白化粧品で治す!
炎症性色素沈着はこうして出来る
炎症性色素沈着というのは、皮膚に何らかの炎症が起きて色素が沈着することを言います。「何らかの炎症」というのは身近によくあることが原因で起こります。
- 虫刺されが痒くて掻きすぎて傷が出来た
- あせもが痒くて常にボリボリかいていた
- ニキビは治ったけど、ニキビ跡が残った
- 吹き出物が気になってずっと手で触っていた
- 転んで擦り傷が出来た
- 料理中に油が飛んできて軽く火傷をした
- カミソリで定期的にムダ毛処理をしていた
こういうことの後に、気付いたらその場所に茶色のシミが出来ていたり、全体的に皮膚が黒ずんでいたという経験は何度かあるのではないでしょうか。
これは皮膚に炎症が起きたために、その炎症を鎮めようと活性酸素が大量に発生します。活性酸素は炎症を抑えようと活動する反面、肌を黒ずませる色素を作り出すメラノサイト細胞を刺激するため、活性酸素が大量に集まったその場所が茶色くシミになったり、全体的に黒ずんだりしてしまうのです。
これが炎症性色素沈着が出来るメカニズムです。
炎症性色素沈着は自然治癒するのもある
炎症性色素沈着には、自然治癒しやすいタイプとそうでないタイプがあります。
怪我や軽い火傷のように、突発的に起こった炎症によって色素沈着してしまったシミは、炎症の処置が迅速で正しくされていれば、炎症を起こしている期間も短く済むため、メラニン色素の蓄積も少なく済み、肌のターンオーバーを待つことで自然とシミが消えます。
ただし、怪我の具合が酷かったり、このぐらいの怪我と自己判断できちんと処置しなかった結果、化膿して怪我が悪化して長引いた場合は、炎症を起こしている期間は長くなり、炎症の度合いも強くなります。
すると、メラニン色素の蓄積も多くなり、自然と消えていくには幾度かのターンオーバーが必要となり、自然治癒するには何か月も要するということもあります。
それでも、数か月後には消えてなくなっていることが多いので、そういえば気付がシミがなくなってると感じることが多いのも、この為ですね。
慢性化した炎症性色素沈着は自然治癒しにくい
一時的な炎症によって出来た色素沈着は何か月かかかったとしても自然放置で治癒することが多いのですが、慢性的な炎症によって出来た色素沈着はなかなかそうはいきません。
慢性的な炎症というのは以下のような場合を言います。
- アトピー性皮膚炎を長期患い、常に皮膚が炎症を起こしている状態
- 思春期の頃ずっとニキビで悩まされ、常に手で触っているような状態
- 肌に合っていない化粧品やクリームを勿体なくて使い続けた状態
こういう状態の皮膚は、常に小さな炎症が起こり続けています。一時的な炎症の場合は、かゆみなどを伴うのも限定的ですが、慢性の炎症となると常にかゆみなどを伴い、始終手で触ったり掻いたりして刺激が加わり続けます。
その刺激によって出来た色素沈着が皮膚の浅いところで留まっていれば、ゆくゆくはターンオーバーでキレイな皮膚と入れ替わりますが、強い刺激が長い間続くと、色素沈着が皮膚の深いところまで沈み込んでしまい、新しい皮膚と入れ替わるのが難しくなってしまいます。
こうなると自然に消えていくというのを期待するのは難しく、積極的に色素沈着が薄くなるような手段を取らない限りは、長期間に渡り色素沈着を抱えることになるでしょう。
炎症性色素沈着を体の内側から働きかける市販薬
慢性的な炎症が現在進行形で起こっている場合は、まずはその治療に当たりましょう。炎症が起こり続けている限りは色素沈着の原因となり続けるので、まずはその炎症を鎮めることに注力します。
その上で出来る対策としては、メラニン色素の生成を抑える効果のある成分が含まれている市販薬の服用です。
代表的な成分は、ビタミンC(アスコルビン酸)やLシステインです。
ビタミンCは、メラニン色素を作り出す要因となる活性酸素を抑制する抗酸化作用や、メラニン色素が黒ずんでいく過程をブロックする作用があります。
Lシステインは、ビタミンCと一緒に摂取することで、メラニン色素が作られるのを抑えたり、黒くなっていったメラニンを元の色に戻すように作用します。また、乱れたターンオーバーの働きを規則正しいサイクルに戻す働きもあるので、メラニン色素を早く外に排出する手助けをしてくれます。
ドラッグストアに行けば、「シミ・そばかすに効果のある」と書いてある瓶入りの市販薬があるので、シミに作用する成分を摂取して、体の内側からシミに働きかけるのも一つの手段ですね。
メラニン色素に働きかける成分の摂取は、慢性化して出来た炎症性色素沈着だけでなく、一過性の炎症でできた色素沈着を、自然放置でも消えてなくなるだろうけども、少しでも早くキレイにしたいという場合にもお勧めです。
炎症性色素沈着を体の外側から働きかける美白化粧品
メラニン色素に作用するビタミンCやLシステインなどの成分を摂取することは、新しいシミを予防したり、今あるシミを薄くさせるのに勿論効果はあるのですが、それよりももっと積極的に作用するのが、体の外側からシミへ直接働きけかける美白化粧品です。
ビタミンCは服用しても効果はありますが、直接肌に塗って浸透させる方がより効果が得られます。しかし、ビタミンCはそのままでは皮膚にほとんど浸透されないので、ビタミンCが直接肌に浸透しやすい形に人工的に加工されたものがあります。それがビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体は、活発化している活性酸素をコントロールする作用、メラニン色素を黒色化する刺激物質を抑制する作用、黒色化してしまったメラニン色素を還元して元の色に戻す作用、皮膚の新陳代謝を活性化させてメラニン色素を排出する作用などがあります。
ビタミンCを摂取して、その成分が血液中を流れて必要な場所へ届くのを待つよりも、ビタミンC誘導体の成分を含む美白化粧品を使って、必要な場所にダイレクトに働きかける方が、より早く、より効果的にシミに作用するのです。
シミの原因となる活性酸素が増えるのを阻止し、無色だったメラニン色素が茶色く色づいていくのを阻止し、色付いていったメラニン色素を色付く前の段階に戻し、、真皮に溜まっていったメラニン色素を皮膚の外に押し出す。
ビタミンC誘導体はこれだけの仕事をしてくれる優秀な美白成分ですが、更にもっと積極的な効果を期待した場合にお勧めなのが、ハイドロキノンです。
ビタミンC誘導体にはなくて、ハイドロキノンにはある作用。それは、シミの色を抜いてしまう作用です。
メラニン色素が茶色に色づくまでには数段階のステップを踏みます。ビタミンC誘導体はそのステップを少しずつ少しずつ元に戻していくのですが、ハイドロキノンは還元するスピードが早いのが特徴です。
還元力が高いということは、それだけ薬としての作用が強いということです。敏感肌の人には効きが強すぎる場合もあるので、ハイドロキノン商品を選ぶ場合は、トライアル商品があるものを試してみると良いですね。