坐骨神経痛はマッサージで治るか?
坐骨神経痛治療のためにマッサージを受けられる方はとても多いが気持良ければ直るだろうと贅沢を治療という建前で納得しているケースがたくさんある。マッサージには治るマッサージと治らないマッサージがあり、気持よさを求める方法はもともと治すことを目的とはしていない。マッサージが坐骨神経痛を治すのには一定の条件があり、バッテリー上がりの救援のように一時的に痛みによって行動不能になった状態を救援するのがマッサージ、痛みが軽減したら何らかの方法で自力で運動をして代謝を高めることが求められる。坐骨神経痛の治療では急性の痛みを鎮める対処療法と、地道に根本原因に着手する根本療法の二つを併用することが良く、マッサージは一般的に身体の活動性奪わないように配慮して眠りながら受けることが良い。
坐骨神経痛治療にマッサージをお求めになられている方はとても多いが・・・・
坐骨神経痛の治療と言えば多くの方が温泉に行ったり、湿布を貼ったり、マッサージを受けたり、整形外科に通われたりされることだと思います。
やはりそういった中でも非常に多くの方がご利用になられるのがマッサージです。これからお話するマッサージという言葉はいわゆる国家資格者が提供する按摩や指圧だけのことを差すのではなく、手技療法全般のことを呼び、その中にはリラクゼーションなどの療法も含めたことをお話します。
こういったマッサージというのは多くの方はきっと雰囲気のオシャレな空間で先生に丁寧に揉み解してもらうことで極上のひと時を堪能され、そしてそれによって坐骨神経痛の辛い痛みや痺れ、コリなどが治るものだろうとお思いになられているはずです。少々出費としては高いですが、
『はぁ~極楽だった!治療だから高いのは仕方ない!明日も頑張って治療を受けるぞ!』
と、熱心に毎日治療に足を運ばれていることでしょう。マッサージを受けていると心も体も弛んで、ウットリとして夢見心地な時間がゆっくりと過ぎて行く・・・そしてマッサージを終えると
『気持よかった・・・・また明日も・・・』
とついついお財布の紐を緩めて熱心に治療をお受けになられます。ちょっと贅沢な感じがするけど治療だからと納得されていることでしょう。
しかし、マッサージには治るマッサージと治らないマッサージがある。
ところがマッサージには治るマッサージと治らないマッサージというものがあります。
上手で気持良いマッサージだから坐骨神経痛が治るわけではありません。皆様が『ウットリするようなマッサージ』と『坐骨神経痛が治る』というのは全く違う問題だとお思いになっていただくと良いでしょう。マッサージには治るマッサージと治らないマッサージがあるので注意が必要です。
エステやリラクゼーション、オイルマッサージなどは気持良さのみを求めたもの。
一般的にエステやリラクゼーション、オイルマッサージ、アロママッサージなどと呼ばれるものには治療としての意味合いは一切ありません。これは気分をリラックスするだけの効果であって気持ち良さを楽しむことを目的としているのです。したがって坐骨神経痛を治すためにと思って幾ら一生懸命に通われても一生治ることはありません。むしろ年々坐骨神経痛は悪化し、最後には手術をしても治らない結果となりえます。通われる御自身がそのことに納得した上で『贅沢を楽しみたいから』と割り切ってご利用しないと後々憤りを感じてしまうこともありますので注意が必要です。
治療としてマッサージを提供している場所なら治るのか?治るものには条件がある。
では、治療としてマッサージを提供している按摩・マッサージ・指圧・鍼灸・整体・整骨院などへと通いそこでのマッサージ(手技療法)を受ければ治るのでしょうか?
ここも勘違いをしやすいですが、全てが治るというわけではありません。治るものには条件があるのです。
治る条件:マッサージとはバッテリ上がりの救援のようなもの。
ではマッサージを受けることで治る坐骨神経痛にはどういった条件が必要なのかと申しますと、まずマッサージがどのようなメカニズムで坐骨神経痛を治すのかという仕組みを理解することが大切です。マッサージとは車で言うバッテリー上がりの救援のようなものだと思ってください。
出展:JAF公式ホームページ
http://www.jaf.or.jp/qa/
mechanism/trouble/14.htm
フロントランプを消し忘れたまま車両を離れてしまい忘れた頃に戻ってくるとバッテリーが失われてエンジンが起動しなくなります。この状態をバッテリー上がりと呼ぶのですが、ブースターケーブルで自分の車両とお友達の車両のバッテリーを接続してお友達のバッテリーの電力供給を受けると一時的にエンジンを始動させるだけの電気を貰うことができます。
電気を貰えば動けるようになるが、動き続けるためには自走してバッテリーを充電しないとならない。
ではこうしてバッテリー上がりの状態を救助してもらえば一件落着なのか?と言いますとここからが大切です。この車両にはもともとバッテリーに逐電された電気がほとんどありませんので、エンジンを始動させるだけの電力の供給を受けてもしばらくすると電気が不足してきてしまい再びバッテリーが上がってしまいます。
救助後すぐに走行し、一旦30分から1時間ぐらい自走することでエンジンで発電した電気をバッテリーへと送り込んで十分逐電させることが求められるのです。この手間を面倒くさがっておりますと、ずっと他者のから電力を依存しないと好きなときに自走することができません。
これとまったく同じなのが坐骨神経痛治療におけるマッサージの役割なのです。
マッサージを受けると一時的に血流が向上し、体温発電によりエネルギーが作られるため痛みが治まる。
坐骨神経痛治療におけるマッサージの役割というのはこのバッテリー救援と面白いほど同じ仕組みです。坐骨神経痛の患部の痛みというのはいわばバッテリー切れ(エネルギー切れ)のような状態だと思ってください。体が十分な熱を失ってしまい細胞活動が停滞しますとエネルギーを作れなくなります。私達の体のエネルギーというものは一定の体温によって発電されているいわば体温発電なのです。体温が失われて弱った患部が助けを求めて痛みを与え、それ以上エネルギーを無駄に消費させないように私達の行動を制限します。痛みは私達を苦しめるために生じているのではなく痛みを与えて行動を制限することで危険から体を守ろうとする安全装置という大切な意味合いを持っているのです。
マッサージは細胞活動の停滞した体に対して術者の熱を送り込んだりマッサージによって揉み解して体の緊張をとったり、血流を良好にすることで患者の体温を高めます。
すると体温の高まった細胞が再びエネルギー産生を再開できるようになりますので痛みという安全装置が解除され自由に歩けるようになるわけです。
術者から送り込める刺激はあくまでも一時的なもの。
ところがバッテリー救援を受けた車両がすぐにガソリンを使って自走しないと再びエンジンが掛からなくなってしまうのと同じで術者の体から患者の体へと送り込める刺激(熱・物理的な刺激)というものはあくまでも一時的なものです。
マッサージによって救援を受けた患者様は何らかの方法で体内の熱産生を自力で高める方法を取らないと再び熱が下がってしまい坐骨神経痛が再開してしまいます。バッテリーと同じくエネルギーをしっかりと産生し体内に溜め込んでおかないとなりません。
体内で熱を産生する仕組みが筋肉の活動
では私達の体でそういった熱産生を行う仕組みというのは何なのかと申しますとそれが筋肉の活動です。筋肉が活動するとそのときには熱が作られます。この熱が体の代謝を高めてくれますのでエネルギー産生のために必要な熱を細胞に送り届けてくれるわけです。
温浴などの物理的手段では代謝が高まらないため熱が持続しない。
では熱が細胞に送り届けられると細胞のエネルギー生産が高まるということでしたら温浴をし続けたのではダメでしょうか?マッサージは揉んだりほぐしたりという刺激がありますがオフロに入るなどの温浴でしたらもっと手軽に取り組めるはずです。
こういった方法は確かに簡単に体に熱を送り込むことができます。毎日1時間程度の温浴でしたら体も楽になることは間違いありません。しかし、逆に過度に外から熱を与えますと体の自律神経が働かなくなってしまい余計に細胞が熱を作らなくなってしまい坐骨神経痛の悪化につながります。
また、外から与えた熱というのは持続しません。皆様もオフロ上がりなど30分ほどですぐに体が冷えてしまった経験があると思います。冷えた体を冷まさないようにお風呂上りにすぐに温かいお布団にもぐると多少の保温にはなりますが1時間ほど持続する程度です。
筋肉を活動させて作った熱は持続される。
ところがマラソンやジョギングなど筋肉を活動させて作った熱の場合は持続時間がとても長いです。マッサージで体を揉み解してさらに熱を送るような方法もそれなりに持続時間は長いですが、やはり運動ほどではありません。一般的に40分の軽く息が弾むぐらいの運動をするとその熱産生の持続時間は半日に及ぶと言われております。それぐらい効果の持続時間が長いので、マッサージを受けてある程度体力が回復し、坐骨神経痛の痛みが和らいだら何らかの運動で代謝を高め、自分の筋肉で熱を作ってエネルギー産生を再開させないと坐骨神経痛はすぐに再発してしまいます。マッサージというものは坐骨神経痛を和らげてくれますがマッサージだけで完治するのではなく、運動など皆様の自然治癒力を引き出すためのきっかけのひとつでしかないのです。
治療には緊急性を重視した対処療法と本質的な治療を求めた根本療法がある。
そういった意味では坐骨神経痛の治療は2つの側面から成り立っていると言えます。マッサージというのは痛みが出ている緊急性の高いときに受けていただくことで痛みを和らげて運動を再開できる状態にするための対処療法と呼べます。対処療法というのはひとまずの痛みを抑えるものです。一時的に痛みは和らぎますが継続した効き目とはなりません。
これに対してそういった体の機能低下を本質的に改善するために運動をするような取り組みのことを根本療法と呼びます。根本療法は地道に継続することで確実に積み重ねられて行き症状を大幅に軽減できますが、急性期の辛い痛みを緊急で緩和させる効果に劣ります。
根本療法と対処療法にはどちらも長短がありますので一般的に治療では両方を平衡して行くことが良いとされているのです。
マッサージをする人の技術の問題もある。
また、坐骨神経痛の痛みをマッサージで軽減できるのかどうか?という部分にはマッサージの先生の技術の問題もあります。小さなお子さんにアイスキャンディー1個分のお駄賃を上げて肩をひたすらに機械的にタントンしてもらうような手軽なマッサージもあれば本格的なプロが行うものもありますし、行う技術のレベルは断然異なります。したがって熟練の先生の技術ならば坐骨神経痛が治ることもあれば、未熟な先生の腕では治らないこともあります。
マッサージの先生のコンディション・相性もある。
また、先に述べたとおりで細胞のエネルギー産生には一定の熱が必要となり、この熱を補うために外から機械的刺激とともに術者の熱を送り込むことがマッサージの坐骨神経痛治療の効果です。ただし、この効果には先生と患者様の相性というものもあります。
ひとつは先生のコンディションの問題。マッサージをする先生が病気を患っていたりしますと先生が体温を失っているため、患者様の体温を逆に奪ってしまい患者様の持病が悪化することもあります。
また、患者様が陰陽どちらの属性か?によってもマッサージの相性は異なってきます。良く素人さんがお友達同士でマッサージをしたら『気持ちが悪くなってしまった』などとおっしゃられることもありますが、これは属性の問題が大きく、体温の冷えた女性同士でマッサージをしますと体温がさらに失われてしまい余計に体力を消耗し、気持ちが悪くなります。揉まれている人の熱が次々と奪われて体温を保てないために気持ち悪くなるのです。
陽の熱い気を持った男性が陰の冷たい体に対して熱を送りこむと患者の体調が向上します。また陰の術者が陽の気に満ち溢れた男性の体から過剰に膨れた熱を放散して術者の体内に送り込むとお互いの熱量が安定するため互いが健康になります。
マッサージは患者の活動性を奪わない方法を取る必要がある。
また、マッサージというものは患者をダメにするマッサージと患者を高めるマッサージがあります。患者をダメにするマッサージというのは患者様が治療院へと足を運び治療院のベッドに寝そべってひたすら受身になってマッサージを受けられることです。
こういった治療院に通われて受ける姿というのは確かに熱心で真面目な患者様に見えます。ところが私達が一日で活動できる貴重な時間から活動性を奪ってしまいます。つまり、私たちは体を起こして何らかの活動をしていればそれ自体が体の活動性であり、先に述べたような筋肉の運動で代謝を高めることにつながるのです。体を動かしていれば熱を産生してエネルギーを合成してくれます。
ところがそういった貴重な機会を寝て過ごして時間をつぶしてしまいますので患者様から大切な活動性を奪ってしまうのです。健康な体をされた方が一日に1時間以上も寝て過ごしていれば体が鈍ってしまい筋肉の衰えを招いてしまいます。したがってマッサージを受けるときにはできるだけ患者様自身が活動性を奪われない方法を検討しなくてはなりません。
マッサージは眠りながら受けるもの。日中に受けず、就寝のときにマッサージを受けましょう。
では人をダメにしない良いマッサージとは何なのかと申しますと、本来活動する時間に寝転んで受けられるマッサージは人をダメにするマッサージです。体を治す良いマッサージというものは活動しない時間、すなわち就寝のときに眠りながら受けるマッサージが良いマッサージです。もともと眠る時間に眠りながらマッサージを受けて体を改善すれば、活動性の支障にはなりません。したがって体力の低下も招きませんし継続して続けることによって少しずつ体調が良くなり坐骨神経痛の辛さも気にならなくなるでしょう。
私たちは出張と言う形で手技療法を深夜の時間など眠る前に自宅のお布団で受けたいという方に整体を提供しております。お代金を先にお支払いになっていただき、後は眠りながら手技を受けていただければ、オートロックのマンションであればそのまま退出しても防犯上はまったく問題にはなりませんよね。心配な方は先生が退出するときに施錠確認だけしていただければ眠りながら坐骨神経痛の対処を受けられます。
それでは長いお話を最後までご覧になってくださいましてありがとうございました。これからも坐骨神経痛を患っておられる方々のために頑張りますので是非ともアークス整体院へとご相談なさってください。
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