ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
江戸三座
えどさんざ
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デジタル大辞泉の解説
百科事典マイペディアの解説
江戸三座【えどさんざ】
→関連項目西川流
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世界大百科事典 第2版の解説
えどさんざ【江戸三座】
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大辞林 第三版の解説
えどさんざ【江戸三座】
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
江戸三座
えどさんざ
初期には、ほかに都(みやこ)座、山村座、玉川座、桐(きり)座、河原崎(かわらさき)座などが興亡のすえ、承応(じょうおう)・明暦(めいれき)(1652~58)のころには中村、市村、森田、山村の四座だけが興行権を与えられ「大芝居(おおしばい)」と称した。その後1714年(正徳4)山村座の俳優生島新五郎(いくしましんごろう)と奥女中絵島(えじま)の事件により同座が廃絶を命ぜられて以後は、中村、市村、森田の三座のみが官許の劇場になり、「江戸三座」とよばれるようになった。なお、三座に支障のあるときは、かわりの劇場が興行権を代行する「控櫓(ひかえやぐら)」の制度が認められ、中村座には都座、市村座には桐座、森田座には河原崎座がそれぞれ控櫓と定められた。
1841年(天保12)中村、市村両座の火災を機に、水野忠邦(ただくに)の緊縮政策により、翌年から翌々年にかけ三座は浅草猿若町に移転した。明治になると三座の制度は廃止された。中村座は1875年(明治8)から中村家を離れ座名もしばしば変わり、84年には浅草新鳥越(しんとりごえ)に移り、92年から鳥越座と称したが、翌年1月類焼して絶えた。市村座も市村家の手から離れ、1892年には下谷二長町(したやにちょうまち)に移り、1908年(明治41)から田村成義(なりよし)の経営による若手歌舞伎で人気をよんだが、大正後期以後は衰え、1932年(昭和7)5月に焼失した。森田座は1856年(安政3)守田座と改名した。明治になると12世守田勘弥が都心進出を企て1872年新富町(しんとみちょう)に移し、75年には新富座と改称、翌年類焼したのを機に近代的機構を加えた大劇場として77年4月に再開。9世市川団十郎、5世尾上(おのえ)菊五郎らの名優を擁し、明治歌舞伎の最盛期を生んだが、1909年(明治42)には松竹合名社の手に移り、23年(大正12)の関東大震災で焼失、以後再建されなかった。[松井俊諭]
世界大百科事典内の江戸三座の言及
【歌舞伎】より
…これは天保改革の一環であった。町奉行遠山左衛門尉の進言によって取りつぶしはまぬかれたが,江戸三座は浅草の猿若町に強制移転させられた。以後,72年(明治5)に守田座が新富町へ移転するまでの30年間,いわゆる〈猿若町時代〉がつづいた。…
【興行】より
…江戸を例にすると宮地芝居を別として,歌舞伎では1714年(正徳4)9月以降幕末まで中村座の中村勘三郎,市村座の市村羽左衛門,森田座の森田勘弥の3人の座元に限って,歌舞伎を興行する権利が官許され,興行権の象徴である〈櫓(やぐら)〉をあげることができた。この3座を〈江戸三座〉と呼んでいる。座元の名跡は世襲であり,その座元の名前を掲げて劇場名ともした。…
【座元(座本)】より
…座元は金主から資金の提供を受けて役者の座組をつくり,興行上の一切の責任を負った。小芝居は別として,〈江戸三座〉といわれた三座の制が幕末まで守られ,座元の権勢は芝居関係者のなかにぬきんでていたという。1872年の府令により,ほかに興行を許された者が出るに及んで世襲の制度は崩れ,その特権は失われた。…
【舞台】より
…客席を通って揚幕へ通じる花道の発生は,寛文(1661‐73)ごろといわれるが,これが常設の設備となったのは元禄(1688‐1704)以降のことである。中村・市村・森田(守田)の江戸三座は,しばしば焼失して改・新築をくりかえしているが,天明・寛政(1781‐1801)のころの舞台の大きさは,6~7間の間口が普通で,いわゆる〈本舞台三間〉といわれたころに比べてかなり拡張している。 額縁式の舞台様式が誕生するのは明治初期以来であり,1872年(明治5)に新富町に移転した洋風建築の守田座は間口11間(19.8m),89年開場の東京歌舞伎座は12間と広がっている(ちなみに戦後再建された歌舞伎座は間口15間である)。…
※「江戸三座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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