B.A.P、春はまた来て花は咲く

B.A.Pが帰ってきた。4thミニアルバム「MATRIX」に6人のメンバーの話を盛り込んで、自分たちだけの音楽を持って帰ってきた。1年9ヶ月の空白期間、メンバーたちはより成長して、チームワークはより強くなった。辛くて大変だった瞬間は「両手をぎゅっと握り締め」、6人が一緒だったから乗り越えることができた。そのため“青春”を今回のアルバムのテーマにしたのは、今のB.A.Pにとって最もふさわしいものだったのだろう。燦爛として輝かなければならない時に灰色に変わってしまった風景を目にした時間は、原論的には“青い春の日”という意味を持つ“青春”の一部に入らないものなのかもしれないが、だからこそ彼らは“青春”の真の意味を悟ったのかもしれない。寒い冬はすぐに過ぎ去り、温かい春は必ずやって来てくるからだ。B.A.Pが、帰ってきた。

―「First Sensibility」以来、1年9ヶ月ぶりのカムバックだ。感想を聞かせてほしい。

デヒョン:ジョンアプが話す。ジョンアプ君、大きな声で話してください!(笑)

ジョンアプ:(声のトーンを高めて)空白期間が長かったが、その間はそれぞれ今までできなかった経験をしながら成長することができた。久しぶりに活動することになって、心配半分、期待半分だが、こうやって再び活動できて本当に嬉しい。(拳を握って)B.A.P、ファイト!

―空白期間中、一番ステージに立ちたかったのはいつなのか?

ZELO:常にそうだった。精力的に活動していた時に突然空白期間ができたから、メンバー全員がステージに立ちたかったと思う。「早くステージに立って、良い音楽とパフォーマンスを見せなければならないのに」という心配も大きかった。

―2013年のインタビューで「青春とは一体何だと思う?」という質問をしたことがある。

バン・ヨングク:覚えている。確かその時、僕一人で記者さんとずっと話し続けていたと思う(笑) メンバーたちもその時のことを全部覚えている。

―その質問にバン・ヨングクが「それについて話して定めるにはまだ僕たちは若すぎると思う。20代の青春が過ぎてから分かるような気がする。その時代を過ごしている時は、青春とは何なのかが絶対に分からないような気がする」と答えた。2年が過ぎた今、今回の4thミニアルバム「MATRIX」を構成する大きなテーマを“青春”に決めたが、“青春”について話せるようになったということはそれだけB.A.Pが成長したと思ってもいいのか?

ヨンジェ:新しいアルバムを構成する前からヨングク兄さんがずっと考え続けていたテーマだ。空白期間中、それぞれ寂しくなったり、辛くなったり、疲れたりしたが、メンバー全員が集まると力が出た。6人がどんな生活をしているのか、今後活動するようになったらどんな感じにするかについてたくさん話していたら、ヨングク兄さんが僕たちの年齢でこれだけ多くのことを経験した人はいないだろうと思ったと、もう“青春”について話せる気がすると言って今回のテーマに決めた。

バン・ヨングク:以前だったらこの部分について一人で答えただろうが、今回のアルバムの場合は、メンバー全員が考えを共有して作ったアルバムだから6人ともアルバムについてとてもよく理解している。

―予告イメージに登場した「青春」に対するスローガンはそれぞれ考えたのか?

バン・ヨングク:メンバーそれぞれが考える“青春”について話してみた。

―そのうち、バン・ヨングクのスローガンは「リアリストになろう。しかし、胸の中では不可能な夢を見よう」だった。自分が好きなチェ・ゲバラの名言から取ってきた言葉だと聞いたが、実は「リアリストになろう」と「不可能な夢を見よう」という言葉は相反する価値を持っている。

バン・ヨングク:その通りだ。

―二つのうち、一つを選ばなければならない状況が来たらどっちを選ぶと思う?

バン・ヨングク:チェ・ゲバラのその言葉が好きな理由は、理性と感性を一緒に持つ人になろうという意味だからだ。実は僕はものすごい理想主義者だ。現実主義の人ではない。だが、空白期間中に色んなことを経験して感じたのは、現実主義的なものが僕自身にたくさん必要だということだった。だから、この言葉が僕の心によりぐっと来た。僕は理想的なものも、現実的なものも本当に好きで、すべての若者がその言葉通りに理性と感性を持った人になってほしいという気持ちでスローガンをそれに決めた。もし選ばなければならない状況なら、僕はもちろん理想的なものを選ぶと思う。

―それでは、今回のアルバムでB.A.Pが一番話したいことは何なのか?

バン・ヨングク:他の説明は必要ないと思う。今回のアルバムはB.A.Pの6人の話を盛り込んだアルバムだ。

ヒムチャン:今回のアルバムはメンバーたちの参加率が高くなった。ZELOとジョンアプも振り付けの制作に参加して、コンテンツの一つひとつをメンバーたちが決めるなど心血を注いで作った。

―6人が一緒に作詞もした。「Take you there」はどんな方法で完成されたのか?

バン・ヨングク:ファンソングを一緒に作詞した。メンバーたちがそれぞれ歌詞を書いて、僕はそれをまとめただけだ。

―ZELOも初めて「Monologue」という曲の作詞に参加した。

ZELO:今回、イントロとして収録されることになった。決まりきった恋に関する曲ではなく、僕たちの話、意味のある話を盛り込んだ歌詞を書いたのでとても嬉しい(一同拍手)

―そういえば、ZELOが20歳の成人になった。兄さんたちと共有できるものが多くなったと思うが。

ZELO:成人になった記念に歌詞を書いたかも?(笑) 幼い頃は恥ずかしいことが多かったが、今は男同士でできる話を気兼ねなく兄さんたちと笑いながら話すことができるようになった。自然にそうなった。

ヒムチャン:でも、まだ可愛い。

デヒョン:ZELOは練習にとても多くの時間を投資するから、成人になったからといって何かを一緒にやったことは多くない。

ZELO:お酒の味もよく分からない。ジュースと割って飲むもの以外は美味しくない。

バン・ヨングク:(ZELOを見ながら)大人になって初めてお酒を飲んだが、気分はどうだったの?

ZELO:もう僕も20歳だから社会で生きるにはお酒を飲めなければならないと言われて缶ビールを初めて飲んでみたが、本当に美味しくなかった。少し酔っ払ったらダンスは上手く踊れた(笑) ヒップホップウェーブ!

―先ほど、ZELOとジョンアプが振り付けを作ったと言ったが、その過程はどうだったのか?

ZELO:クオリティを高めるためにそれぞれ試案をたくさん作った。僕は僕なりに動きを作って、ジョンアプ兄さんも自分だけの動きを作ってよく合いそうなパートに配置した。タイトル曲「Young, Wild & Free」はそうやってお互いに作ったものをミックスした。収録曲の場合、「Take you there」はジョンアプ兄さんが担当して、僕は「Be Happy」の振り付けを作った。

ジョンアプ:「こんなのがもっと良さそう」とアイデアを出して作ることが良かった。だから、このステージはより意味が深いと思う。

ヒムチャン:今回は外国からも振り付けをもらった。そのすべてを“融和”させた。

ヨンジェ:ZELOの長所とジョンアプの長所がそれぞれ明らかになった振り付けがあるが、それらは今までのB.A.Pがあまり見せていない感じのものだ。デビュー当初から以前のアルバムまでは一人の振付師に振り付けを作ってもらってきたから、かぶったり、似たような動作があったりしたが、2人が新しい感じを入れてくれて振り付けがもう少し新しくなった気がする。

―その振り付けはもう身についたのか?

ZELO:もともとリズムを身につけることは難しいが、今回の曲はジャンル的な部分もあって、たぶんリズムを身につけることがより大変だったと思う。

ヒムチャン:やったことのない振り付けを踊ることは確かに大変だった。

―以前、「First Sensibility」のアルバムにもロック的な要素を借用した曲を多く収録したが、今回のアルバムではタイトル曲のジャンルにロックを選んだ。その理由が気になる。

ZELO:実はロック的な感じはコンサートの時にアレンジした曲でたくさん見せていた。今回はヨングク兄さんがタイトル曲を最初からロック的な感じで作って、僕たちは聞いてから「(感嘆するように)わ~」となった。

ヨンジェ:今回のアルバムのタイトル曲のテーマを決める時、僕たち同士でたくさん話し合った。結論的には久しぶりのカムバックだから僕たちが一番上手にできるもの、一番上手く見せられるものをやろうということになった。

―今回のアルバムのコンセプトを一番見事にこなしたメンバーは誰なのか?

ヨンジェ、ヒムチャン:ジョンアプ!

ヨンジェ:ジョンアプがとてもかっこよくなった。ジョンアプのパートの振り付けは本当にジョンアプにしかできない。

―実はカメラマンがジョンアプの写真を撮る時、ただ立っているだけでも絵のように素敵に写ると言っていた。

ジョンアプ:はしごが素敵だったから……(一同笑)

ヒムチャン:もう全員から男のにおいがし始めた。空白期間が終えると、全員が成熟していた。

―ヒムチャンはどうなのか? かなり痩せたように見える。最近、ダイエットを続けているのか?

ヒムチャン:いや、実はかなり太った。できるだけ努力して体重を落としてはいるが、僕が望む絵までできるかどうかは分からない。それでも、最近は振り付けの練習をたくさんしているから以前より食べている方だ。ある程度は食べないと、力が出ないし、体力も補充されない。

―バン・ヨングクも以前より痩せた。もともとあまり食べない方だが。

バン・ヨングク:アイドルだから。

―アイドルだから?

バン・ヨングク:価値観は確実に持たないと!

ヒムチャン:プロだからだ。仕事に対する確実さだ。

―“アイドル”という単語をバン・ヨングクからは初めて聞いた気がする。

バン・ヨングク:(笑いながら)「リアリストになろう」

―バン・ヨングクが「MATRIX」のアルバム全体のプロデュースを担当した。良かった点と大変だった点を聞かせてほしい。

バン・ヨングク:良かったのは、僕たちが自ら制作できるということだ。前までは総括プロデューサーがいて、僕はサブプロデューサーのような感じだった。デビューする前から僕たち6人で作るコンテンツを考えたので今回、僕がプロデューサーを務めて一つずつやっていけることができてただ面白かった。僕たちの曲だから僕たちが歌詞を書いて、僕たちのアルバムだから僕たちがスタイリングからコンセプトまで悩む。それはアーティストがプロデューサーになった時、最も良い点だ。事務所がアーティストを見る視線と僕たちが自ら自分たちを見る視線は違うこともあるからだ。だから、僕たちがプロデュースした時により良いものが出る気がする。もちろん、事務所がプロデュースを務めた時も良いものが出る可能性はあると思うが、B.A.Pに似合うのは自分たちで直接やることだと思う。楽しかった。

―メンバーたちも同じ考えなのか?

デヒョン:振り付けについて話すと、個人的にはジョンアプとZELOが作った振り付けがとてもかっこよくて、洗練されて気に入ったが、一方では僕があれを上手く踊れるかなという心配があった。ジョンアプの場合は常にダンスを練習して何度もダンスに挑戦するタイプだが、僕はダンスがそんなに上手いメンバーではないから確実な違いがある。その部分を乗り越えようとたくさん努力したが、どうしてもジョンアプほどはできなかった。その代わり、僕は歌を歌う(笑)

―プロデューサーとしてバン・ヨングクがボーカルに要求したことがあるのか?

バン・ヨングク:挑戦的なことを本当にたくさんやってみたかったが、それは次回に延期しようと思った。今回のアルバムは僕たちの話を盛り込むことが第一だったから、音楽性は優先順位を少し下げた。その代わり、僕たちの話、B.A.Pの話を盛り込んだアルバムを作ろうと、僕たち6人のことを考えて作った。だから作る時により気楽に感じて、メンバーたちのパートも自然に分かれるようになった。レコーディングする時も楽しかった。

―それでは、B.A.Pの音楽の基盤(matrix)は今のところ、メンバーと言えるのか?

バン・ヨングク:最近よく使われる“ミューズ”という言葉を借りると、僕にとってアルバムを作る時の“ミューズ”はメンバーたちだった。

―今回のアルバムだけでなく、全体的に見た時、B.A.Pが音楽をすることにおいて基盤となるものはあるのか? どんなものから出ると思うのか?

バン・ヨングク:デビューの時からB.A.Pの音楽の基盤は“メッセージ”だと思った。その考えをもって作業を続けてきた。今回のアルバムの場合もメッセージがないとは言えない。僕たちの話だから、それもメッセージになると思う。もちろん、僕たちを知らない人にとってはただのアイドルグループのアルバムだと感じるかもしれないし、共感できないかもしれないが、僕たちにとってはそれなりの意味を込めたアルバムだ。僕はアーティストが自分の話でアルバムを作ることはすごく意味のある作業だと思う。もちろん、昔のように社会を批判するなど主なメッセージを持って作ったわけではないが、歌を歌う歌手が自分たちの話をすることはアイドルグループとしては意味のある作品を作ったという気がする。プライドを持ちたい。

―音楽には常に“メッセージ”が存在しなければならないと思うのか?

バン・ヨングク:そうだ。

―最近、そうでもない曲も多い。意味のない歌詞がメロディーの上に乗っかっている場合もある。

バン・ヨングク:歌詞を聞いても何を言っているのか分からない音楽を言っているのか? それは外国の曲を翻案して使うことが最近のK-POPの傾向になっているからだと思う。英語の歌詞で作られたメロディーラインに、歌詞を韓国語に翻案する過程で少し変質される部分があるだろう。

―「Monologue」でヒムチャンの「しかし、僕たちは再び手を握って、6人の両足は全部一緒に、誰も倒れないように再び走り出す準備ができた」というナレーションが記憶に残った。6人はお互いにとってどんな存在なのか?

ヒムチャン:この話をまったくしないわけにはいかないだろう。僕たちに大きな事件が一つあった。それを経験した時、メンバーたちも全員感じたと思うが、何もしなくても精神的に疲れて大変だった。そんな時、最も頼りにしていたのがメンバーたちで、最も力になったのもメンバーたちだった。

―長い間一緒にやってきて、お互いに染まっていくような、似ていく部分もあるのか?

ヒムチャン:もちろん、似ていく部分がある。(冗談交じりで)ZELOが最近僕に似ていて大変だ!

ZELO:どんな部分が? 似たくないよ~

ヒムチャン:今のこんな行動!(一同笑) 君はすでに僕に似ている。メンバーたちと一緒にいる時間が長いから共有できるものが多くなって、似ていく部分も多い。

デヒョン:良い部分も、良くない部分も似てしまう(笑) ただ、一つも欠かさずお互いの長所と短所を全部知った上で行動するようになるから、お互いが気まずくなることなく、パズルのようにぴったりはまる気がする。それで嬉しい。

ヒムチャン:いくら仲がいいと言っても他人じゃん。だから、気に入らない部分がないはずはない。だから、基本的には彼はこれを嫌がるからこの部分では僕が注意して被害を与えてはならないと考えるようになるが、そんなことがかなりなくなった。お互いがお互いに染まっているという表現が合っている。

デヒョン:言わなくても、考えなくても、ただ身体についている。

―来年の今頃はどんな話をしていると思う?

ジョンアプ:今日も寒いね。へへ。

デヒョン:ご飯食べよう~何食べる?

ヒムチャン:今と同じだと思う。「変化はあっても、変わりはない」という言葉がある。僕たちが自ら感じて考えることが変わることはあっても、変わらずにずっと同じ姿でいると思う。変わることなく。

―人生には様々な周期がある。上り坂があれば、下り坂もあって、平地を歩く時もある。今はどの辺にいると思う?

デヒョン:新しい出発だ。

ヒムチャン:床から再び上がってくるところだ。

―0から再びスタートするという話なのか?

デヒョン:そうすることで心も気楽になるからだ。

ヒムチャン:B.A.Pの新しい絵を描いていきたい。

バン・ヨングク:僕たちはもともとそう考えることが好きだ。例えば、僕たちが80ぐらいにいるとしても、自分たちを10ぐらいに置いておく。そうすることで仕事する時、より大きな原動力が生まれる気がする。上がっている途中だということを知っているが、少し下にいると考える。人生をグラフに描くとしたら、今も僕たちはただ0から再び始まると考えで仕事している。

―長い間B.A.Pを待ってくれたファンと今後B.A.Pを愛してくれる人に一言お願いする。

ヒムチャン:僕たちを待ってくれた方々、そしてこれから知ってくれる方々へ。今後、休まず素敵な姿をお見せする予定です。感謝の気持ちを忘れず、常に低い姿勢で謙虚に活動します。

ジョンアプ:僕たちを昔から好きでいてくれた方やこれから好きになってくれる方、みんな僕たちの音楽で、ステージで交感しながら青春を燃やしてみましょう!

デヒョン:今までファンの皆さんが待ってくれたことだけでも熱心に頑張らなければならないと強く考えている。ヒムチャン兄さんが言った通り、より素敵な姿で、より良い音楽で良い活動を見せることが正解だと思う。頑張ろう!

バン・ヨングク:B.A.Pの歩みや活動をたくさん期待してほしい。また、期待してくれただけ良い姿をお見せすることを約束したい。

ヨンジェ:僕たちの空白期間によってファンの皆さんも空白期間を持つようになったので、申し訳ない気持ちがある。それを返していくためにより頑張って心を伝えるように努力する。

ZELO:今後、僕たちを知っていく方たちには謙虚さを忘れず、素敵なステージをお見せすると言いたい。空白期間中、僕たちを待ってくれたファンにはこれまでの時間が経験になったからより良い姿でお返しします!

―絶対に言いたかったけれど、言えなかったことがあれば本当に最後に言ってみよう。

デヒョン:(素早く)BABY(B.A.Pのファンクラブ)の皆さん、愛してます!

ヨンジェ:僕もです! BABYの皆さん、とても愛しています!

バン・ヨングク:(微笑みながら)みんな、愛情が溢れている。

記者 : イ・ジョンファ、写真 : ク・ヘジョン、翻訳 : ナ・ウンジョン