毎日の食事に欠かせない「塩」。化粧品や入浴剤としても使われていますが、ニキビケアにも効果があるようです。人気の塩洗顔や、塩浴(えんよく)を始めると肌がどんどん変わって、ツルツルになると言われています。そこで、今回はニキビケアのための「塩」の使い方をご紹介します。
塩のパワーは「浸透圧」にあり!
塩には水分を吸い出す力があり、その力を「浸透圧」と呼びます。
人の体液は海水とほぼ同等の濃度バランスをもつ生理的食塩水で保たれています。そこで体内の水分濃度よりも濃い食塩水をつけることで、「浸透圧」が働き体内の水分が汗となって老廃物などと共に、体の外に押し出されます。塩のもつ「浸透圧」を利用して古い脂や皮脂腺のつまりを取り除き、毒素を排出して新陳代謝を高め、本来の皮脂サイクルに整えましょう。
ニキビに効果的な塩の使い方
塩洗顔
皮脂バランスが崩れると、乾燥や皮脂過剰で毛穴が詰まり、ニキビの原因になる場合があります。そこで日頃から皮脂バランスを整えるために、「塩洗顔」をおすすめします。
塩洗顔方法
塩洗顔は、クレンジングではないので、お化粧をしている場合はクレンジング後に行いましょう。
【用意するもの】
- 天然塩40g
- ぬるま湯100cc
●ニキビがある肌も、ない肌にも ★毎日おこなえます
- 飽和食塩水を作ります。
飽和食塩水とは、塩がもう溶とけないというくらいの濃い塩水の事。
ぬるま湯100ccに塩40g程度で飽和食塩水が出来ます。 - 飽和食塩水を顔に塗ります。
- しばらくおき、軽くマッサージします。
- ぬるぬるしてきたら、ぬるま湯で洗い流します。
塩がのこらないように、きれいに洗い流してください。 - 最後に冷水で毛穴を引き締めます。
※ひりひりしたり痛くなったりしたら、無理せずに。ニキビが悪化する事はまれですが、心配な場合は中止しましょう。
●ニキビのない肌 ★週に2回
- 顔をぬるま湯でぬらします。
- 手に塩をとり、直接塩を顔に塗ります。(適量)
- マッサージするように軽く指を滑らせます。
- 塩が溶け、顔がぬるぬるしてきたら
- ぬるま湯で塩がなくなるまで洗い流します。
- 最後に冷水で毛穴を引き締めます。
※ひりひりしたり痛くなったりしたら、無理せずに。傷がある場合は中止しましょう。
塩のもつ「浸透圧」で内側から老廃物が溶け出し、ぬるぬるした感じになります。きれいに洗い流すと、肌がしっとりして、洗顔後もつっぱる事がありません。(個人差があります)私は洗顔後、化粧水をつけなくても良くなりました。
どんな塩がいいの?
一般的に、塩洗顔、塩浴に使う塩は食卓で使う塩であれば、種類はあまり関係ないと言われていますが、肌につけるものなので、ミネラル分が多く含まれる天然の塩がおすすめです。直接つける場合は、粒子の細かいものを。肌にのせた時も溶けやすく、やさしいスクラブ感があり効果的です。
使ってみて良かった塩
実際に、家にある3つの塩で試してみました。
肌に直接つけてよかったもの
ドイツアルプス山脈のふもとにあるバート・ライヒェンハルの岩塩層から作られた岩塩。粒子が細かく、水分量が1%未満なので固まらずサラサラとしています。
洗顔の際も溶けやすく肌になじみやすい特徴があります。ボトルに入っているので片手で出せるのも便利。
伊豆大島で昔ながらの製法で作られた天然塩。真っ白でサラサラとした焼き塩は粒子も細かく、肌にのせても違和感はありません。溶けやすく洗い心地もしっとり。
塩浴に毎日つかうならこれ!
塩浴方法を考えたのは伯方の塩の創業者。毎日飽和食塩水を作るには、量も必要。天然塩でお値段も手頃なのもうれしいですね。肌に直接つけるには粒が大きかったので、溶かす用に使いました。
塩浴
塩浴とは、塩洗顔でも作った飽和食塩水を体にも使ってお風呂に入る方法です。
これでお風呂に入ると、サウナに入ったように汗がどんどん出るため、デトックス効果抜群です。背中のニキビが治ったという声も。体の内側から、きれいにしてニキビをつくらない体質を目指しましょう。
塩浴方法
- 飽和食塩水を作ります。
全身に使う場合は、洗面器などに塩とぬるま湯を入れて(1/3くらいのお湯でも全身塗ることが出来ます)塩がもう溶けないというくらいの塩水を作っておきましょう。 - お風呂で体をあたためます。
- 飽和食塩水を顔から足の先まで塗ります。しばらく放置しておきます。
- こすらず手のひらで全身をやさしくなでます。
- 老廃物が出るとぬるぬるしてきます。
- 塩水が残らないように全身を洗い流します。
- お風呂に入ってあたたまります。
- 最後に冷水で引き締めます。
この方法でお風呂に入ると、本当にびっくりするくらいの汗をかきます。
入浴時間は15分程。暑い夏でも冷房で体が冷えて汗をかきにくくなっている場合など、ぜひ試してみてください。すっきりして肌が柔らかくサラサラになります。
私は冷房で体が冷え、新陳代謝が悪くなりニキビが出来やすい肌になっていたため、汗をかく方法を探していたところ、塩浴にたどりつきました。それから3週間程続けていますが、毎日汗をたっぷり出すので、肌が柔らかくサラサラしっとりに。そして、背中にあったニキビもいつの間にかなくなり、顎に出来るニキビも今回は出来ていません。徐々に皮脂サイクルが変化してきているようです。
【注意点】
ステンレスは塩で錆びる性質があるため、ステンレスの浴槽の方は注意が必要です。塩浴をした場合よく洗い流して湯船につかりましよう。
「ソルト」なのに塩じゃない?塩
ステンレスの浴槽でも心配なく使える「エプソムソルト」
「エプソムソルト」はソルトと言っても塩ではなく、マグネシウムと硫化塩の結晶のことで、入浴剤として売られています。見かけも塩と同じような白い結晶で、マグネシウムを肌から直接吸収することができます。塩の効果と同じように「浸透圧」で体内の老廃物を汗と一緒に出す効果があります。
使い方は簡単!お風呂(1.5L〜2Lのお湯)に100〜300g程入れて15分入浴するだけで、驚く程汗がでます。それ以上入ると溶け出した老廃物が肌に戻ってしまうため、気をつけましょう。お風呂から出たら、きれいに洗い流し、最後に冷水で肌を引き締めてください。ツルツルさらさらの肌になります。
まとめ
塩洗顔、塩浴はとってもシンプル!めんどくさがりの方にもおすすめです。
塩を溶かして、肌に塗って、洗い流す! 基本はそれが出来れば大丈夫。どんどんニキビ知らずの肌へ。皮脂サイクルが整うと、自分の力で皮脂を補うため洗顔後も化粧水いらずでしっとりとした肌になります。
ニキビに飽和食塩水がしみるという方は無理せず、まずはパッチテストをして試してみてください。
※参考資料:「塩浴生活をはじめよう」松本和子/「マーマーマガジン21号塩浴のすべて」 服部みれい
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