生理中はデトックスに効果的って本当?
生理中はいつもお腹が痛いしイライラするし、気分が悪い。でも女性である限りは必ず来るものだし、生理が来なかったら赤ちゃんが産めないし困る。
生理にいいイメージを持っている女性はほとんどいないと思います。ですが、生理は決して悪いものではありません。むしろ効果的にデトックスができる、女性ならではの体の仕組みなんです!
「そもそもデトックスとは何か?」という根本的なことから、生理中におすすめデトックス法、デトックスに効果的な食べ物・飲み物、レシピをお伝えしていきます。
デトックスのすごさを知ったら、これからは生理に向き合うのが楽しくなるかもしれません。
そもそもデトックスって一体何?
近年すっかり定着した「デトックス」という言葉ですが、あなたはデトックスの意味をしっかり説明できるでしょうか?
「悪いものを外に出すんじゃないの?」という回答は間違いではありません。ここではデトックスのメカニズムをより詳しく説明していきます。
デトックスとは
デトックスは、英語では解毒を意味します。私たちの体には食品添加物、環境ホルモン、重金属といった毒素や老廃物が、知らない間に取り込まれています。
これらが体内に蓄積されると、新陳代謝のサイクルが低下し、細胞機能に悪影響を与え、臓器の機能にまで障害をもたらすこともあります。
このような、体に溜まった毒素や老廃物を体の外へ排出することをデトックスと言います。デトックスによって代謝がアップし、それに伴い肥満や冷え性が改善され、美肌効果が得られ、免疫力を高めることも期待できます。ニキビやアトピー性皮膚炎などの肌の悩みにもいいと言われています。
では、どうすれば効果的にデトックスができるのでしょうか?普段からできるデトックス法と言えば入浴や排便です。その方法を簡単にご紹介します。
デトックスのための入浴方法
- お風呂に入る前にコップ1杯の水を飲む
- お湯の温度は39~40℃ぐらいで15分間入浴(うち10分くらいは半身浴)
- お風呂から上がったら再度コップ1杯の水を飲む
デトックスの前に腸内環境整備
排便でデトックスをするには、まず腸内環境を整備する必要があります。便秘だと腸内に毒素や老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
便秘気味であれば、食物繊維、漬物や味噌、サプリメントなどで、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を体に取り入れるようにしてみましょう。
排便がきちんとできていても、アルコールや動物性タンパク質、脂肪、砂糖などを多く摂っていると、悪玉菌が増えて腸内環境が乱れてしまいます。食生活のバランスをしっかりとるようにしましょう。
生理中にデトックス効果が高まる理由
女性の体は生理周期によって変化します。その周期は下記4つに分けられます。
- 卵胞期 生理が終わってから約1週間
- 黄体期前期 生理が終わってから約2週間
- 黄体期後期 生理が始まる前の約1週間
- 月経期 生理中
黄体期前期には黄体ホルモン(プロゲステロン)という女性ホルモンの分泌が増え、
- 体温を高くする
- 体に水分を保持する
- 食欲を増進させる
- 子宮内膜を厚くする
などの働きが出てきます。これは受精卵を着床させ、妊娠に備えているのです。
黄体期後期に受精しなければ、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が止まります。そして厚くなっていた子宮内膜が剥がれ落ち、生理がきます。
経血は古い血や血液中の毒素や老廃物のことです。月経期である生理中にデトックス効果が高まるのは、経血とともに黄体期に蓄えられていた栄養や水分も排出されるからなのです。
生理中におすすめデトックス法4選
生理中はデトックス効果が高まるとは言え、どうせなら体を労わりながらデトックスしたいものです。誰でも簡単にできる、おすすめデトックス法を4つご紹介します。
【1】デトックス効果のある食べ物・飲み物を摂る
生理1~3日目というのは経血が流れ出ることである程度デトックスができていますが、それとともに体内の毒素や老廃物を分解する力を高める食事が必要になってきます。
「分解力を高める」とはどういうことかと言うと、
- 酵素・ビタミン・ミネラルが豊富
- 肝臓や胃腸に負担がかからない
- 胃腸を温める
ということです。 また、詳しくはこの後ご紹介しますが、肝臓の働きを高めるためにタウリンと亜鉛を多く含む、牡蠣・あさり・ホタテ・イカ・タコなどもおすすめです。
お茶などの飲み物についても、この後詳しくご紹介します。
【2】体を温める
生理中はシャワーのみで済ませるという女性は多いのではないでしょうか?「経血が気になって湯船に浸かれない」と思うかもしれませんが、生理中こそじっくり湯船に浸かるべきなのです。
なぜなら、生理が始まると体温は一気に平熱より下がり、内蔵機能や血液の流れが低下してしまうからです。湯船に浸かるだけで体温がアップし、生理中特有のお腹や腰の痛みも和らぎます。
こうした温熱療法は腰痛や関節痛にも効果があるとして、よく用いられています。
お腹や足など、下半身を冷やすことは子宮を冷やすことにもなります。そうすると生理痛を悪化させやすいので、ミニスカートやお腹を出すファッションは控えるようにしましょう。
また、夏場はエアコンのかけ過ぎ、冷たい飲み物の摂り過ぎには注意するようにしましょう。冬場は腹巻きやカイロで、お腹や腰を温めるというのもおすすめです。
【3】水分をたくさんとる
生理中にはホルモンバランスが乱れ、水分代謝も狂いやすく、むくみを引き起こしやすいと言われています。そのため、生理中は水分をたくさんとる必要があります。
新しい水分を体内へとり込むことは、体内の水分バランスが保たれて血液の循環もスムーズになり、排尿回数も増え、体内の古い水分や毒素・老廃物も排出されやすくなります。
理想的な1日の水分摂取量は2~2.5リットルとされています。水にはいろいろ種類があり、味や癖など違いがあるので自分に合った水を飲むのが一番ではありますが、大体の人が飲みやすく入手しやすい水と言えば、ミネラルウォーターや水道水をろ過した浄水です。
一度にたくさん飲むのではなく、200mlほどのコップ1杯の水を1回ずつ飲むようにしましょう。寝起き・食前・運動後・サウナや入浴前・寝る前に飲むのがおすすめです。
【4】デトックスストレッチをする
生理が終わってから約1週間の卵胞期はエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く分泌され、体調が一番よくなる時期です。生理真っ只中に無理をして体を動かすと、ホルモンバランスが乱れたり生理痛が酷くなったりする恐れがあります。
しかし、卵胞期に限ってはストレッチで全身の血流をよくして、新鮮な酸素を子宮や卵巣に届けることをおすすめします。
体側を伸ばすストレッチ
月経血コントロールや膣トレーニングとも呼ばれています。
- 足を大きく開脚し、体が開いた足の真ん中に来るようにする
- 腕を天井にまっすぐ上げて、息を吐きながら左(もしくは右)に体側をしならせていく
- 息を吸いながら、体をまっすぐに戻す
左右とも同じように行います。深く呼吸をし、おしりの骨が床にしっかりついているかも意識してみましょう。
股関節のストレッチ
座って膝を曲げ、足の裏を左右合わせて股関節を開くようにします。クッションや枕などを利用して斜め後ろにもたれかかるようにすると、股関節への負担が減り、心身ともに安らぎやすくなります。
デトックスに効果的な食べ物【3選】
ここでは具体的にデトックスに効果的な食べ物をご紹介していきます。
魚介類
肝臓はデトックスと深い関係のある臓器です。肝臓には体内の毒素を分解し、毒のない状態にする機能があります。そのため、肝機能が弱っているとデトックス機能も衰えてきます。
逆を言うと、肝臓の機能を高めてくれる食べ物を摂れば、デトックス機能も高まると言えます。
肝臓の機能を活性化させてくれる成分と言えばタウリンや亜鉛です。タウリンや亜鉛が多く含まれている食材は、あさり・タコ・ホタテ・イカ・しじみ・ぶりなどの魚介類です。
余談ですが、魚介類以外だと、なめこ・枝豆・落花生・ウコン・メロン・カレー粉などがあります。
納豆
生理痛や月経前症候群(PMS)の症状がひどい場合、ホルモンバランスが崩れている可能性があります。ホルモンバランスが乱れるとデトックス機能も低下しがちになります。
今話題の発酵食品であり、美肌やアンチエイジングなどでも大活躍の納豆は、デトックス機能を高めるのに抜群の効果を発揮してくれるでしょう。
その秘密は納豆の原料となる大豆にあります。納豆の大豆には大豆イソフラボンが含まれており、これこそが体内で女性ホルモンのひとつエストロゲンと同じような働きをしてくれるのです。
また、大豆イソフラボンが体内で代謝される際に変換されるエクオールという物質には、ホルモンバランスの乱れによる様々な症状を和らげることがわかっています。
納豆の他にも、豆乳・豆腐・きなこなどの大豆製品に大豆イソフラボンは含まれています。つまり、これらの食べ物もホルモンバランスを整える効果が高いということです。
ただし、摂り過ぎは逆効果であることは肝に銘じておきましょう。大豆イソフラボンを過剰に摂取すると逆にホルモンバランスを崩し、不調をきたしてしまいます。
良質な油
サラダ油、オリーブオイルと、いまや油の種類もずいぶん豊富になってきました。質のいい油は不飽和脂肪酸を豊富に含み、血液をサラサラにしてくれます。
不飽和脂肪酸は魚や植物に多く含まれている脂肪酸のことです。血液がサラサラになると、経血の排泄もスムーズになります。
良質の油を含んでいるのは、青魚やオリーブオイルに代表される植物性の油脂です。その例を以下に記しました。
- オリーブ油
- イワシやサンマなどの青魚
- なたね油
- ショートニング
- 牛脂・ラード(豚脂)
- サラダ油
- ゴマ油
- マヨネーズ
しかし、何事もバランスが大切です。体に良いからと言って不飽和脂肪酸を必要以上に摂り過ぎると、カロリーオーバーになり、コレステロールもたまる可能性があります。
「どのぐらいまでなら大丈夫か?」ということをチェックしながら、摂取するようにしましょう。
デトックスに効果的な飲み物【3選】
次は、具体的にデトックスに効果的な飲み物をご紹介していきます。
ルイボスティー
健康や美容に敏感な人の間では、すっかりお馴染みとなったルイボスティー。そんなルイボスティーの3大効果・効能を下記に挙げました。
ルイボスティーの3大効果・効能
- 老化やさまざまな病気の原因である『活性酸素』を除去する酵素を持つ
- ノンカフェインである
- ミネラルが豊富に含まれている
活性酸素は殺菌力が強く、体の中に侵入した細菌やウイルスなどを撃退してくれる役割があります。しかし、加齢などの要因で必要以上に増えすぎると、健康な細胞や遺伝子まで攻撃してしまいます。
ルイボスティーには、増え過ぎた活性酸素を除去するスーパー・オキシド・ジムスターゼ(SOD)という酵素が含まれています。
この酵素が生理痛の辛い痛みを引き起こす活性酸素を除去して、細胞の新陳代謝を促してくれると言われます。体内の毒素を排出してくれるデトックス効果もあります。
新陳代謝が進むことで血行がよくなって体温が上がり、子宮の収縮も促され、経血がスムーズに体外へ出るようになります。
人間が生命を維持するのに必要な栄養素ミネラルが豊富に含まれていること、老若男女問わず、誰でも安心して飲めるノンカフェインだということも大きなポイントです。
デトックスウォーター
デトックスウォーターは、お気に入りの野菜や果物をミネラルウォーターに浸して、一晩寝かせるだけでできる飲み物のことです。砂糖や甘味料は一切使いません。セレブやモデルなど、美意識の高い女性の間で人気があります。
理想的な1日の水分摂取量は2~2.5リットルとお伝えしましたが、味も何もない水をたくさん飲むのは大変、という人もいるかと思います。
デトックスウォーターなら野菜や果物の香りが水に移り、また食材の栄養素が水に溶け出すので、おいしく飲めるというメリットがあります。
ホルモンバランスの崩れやすい生理中には水をたくさん飲んで、体の中の毒素を外に出してデトックスすることが大切です。好きな食材でおいしくデトックスしましょう。
ハーブティー
ハーブティーは効果・効能やフレーバーによって種類がたくさんあります。デトックスだけでない、ハーブの効果・効能の一例をお見せします。
ハーブの驚くべき効果・効能
- 女性特有の悩み(生理痛・PMS・更年期障害など)の解消
- 膀胱炎・肝臓疲労などの病気の症状を緩和
- ストレス・不安・不眠の緩和
- 下痢・便秘の解消
- 体を温め、冷え性・むくみなどの解消
- ニキビ・アトピーの解消
今、飲むだけでデトックス効果が期待できるハーブティーが注目されています。元々ハーブが持つ成分によって利尿作用や発汗作用が働き、毒素や老廃物が排出され、新陳代謝がよくなることでデトックス効果を促すのです。
上記で挙げたルイボスティーもそうですが、今回おすすめのハーブティーを3つお伝えします。
ダンディライオン(たんぽぽ)
ダンディライオンとはたんぽぽのことです。かすかな苦みを持つのでやや飲みにくく感じるかもしれませんが、デトックス効果がとても期待できるハーブティーです。
バードック(ごぼう)
バードックのハーブティーには、利尿作用と発汗作用があります。香りはありますが味がほとんどないので、独特のクセがあって飲みにくいということもなく、他のハーブとブレンドしやすいと思います。
フラックスシード
フラックスシードは食物繊維を多く含み、ビフィズス菌など腸内の善玉菌を増やす働きがあります。デトックス効果を実感できる便秘解消に効果があるハーブティーです。
ハーブティーとして飲むだけでなく、ご飯を炊いたり、パン生地に混ぜ込んで焼いたりしても同じ効果が得られます。
必見!デトックスにおすすめレシピ
最後はデトックスにおすすめのレシピです。それぞれのレシピの材料・作り方・その効果についてお話します。
デトックススープ(別名:脂肪燃焼スープ)
脂肪燃焼効果に特化したデトックススープを2つご紹介します。
根菜たっぷりのデトックススープ
【材料】
- 大根 10cm位
- 人参 中1本
- 玉ねぎ 1個
- 蓮根 小1節
- ごぼう 1/2本
- セロリ 1/2本葉っぱの部分
- ピーマン 1個
- ベーコン 1〜2枚
- 生姜 25g位
- にんにく 2片(小さじ山盛り1杯)
- コンソメ顆粒 小さじ1
- 塩麹(又は塩) 大さじ1〜(小さじ1)
- 水 1リットル〜1.5リットル
- ローリエ 1枚
- 粗挽き黒胡椒 たっぷり
- キャベツ 葉っぱ2枚位
【作り方】
- 蓮根・ごぼうはお好みで大きめに、生姜・にんにくはみじん切りに、他の野菜とベーコンは小さくカットする。
- 蓮根・ごぼうは水にさらし、他の材料は圧力鍋に投入する。
- 圧力鍋に材料がひたひたになる位、もしくはかぶる位に水・コンソメ・塩麹(又は塩)・ 粗挽き黒胡椒・ローリエを入れ、5分加圧する。
- 味が薄ければ、塩麹か塩を加える
脂肪燃焼デトックススープ
【材料】
- キャベツ 半玉
- 玉ねぎ 3玉
- にんじん 1本
- セロリ 1本
- 赤パプリカ 1/2個
- 黄パプリカ 1/2個
- ホールトマト1缶(400グラム)
- ミネラルウォーター2リットル
- 固形コンソメ 1個
【作り方】
- キャベツ・玉ねぎ・にんじん・セロリ・パプリカを適度な大きさに切り、ホールトマトは軽くミキサーにかける。
- 大きめの鍋に水・カットした野菜・固形コンソメを入れ、柔らかくなるまで煮込む。
味が薄いのでアレンジしやすく、トマトピューレやカレーパウダー、粉唐辛子などを足すと、より脂肪燃焼効果がアップするでしょう。
デトックススムージー
スムージーはフルーツや牛乳などに氷を入れて攪拌した、シャーベット状のドリンクのことです。ダイエットに美容にと大活躍のスムージーは、その種類も組み合わせ次第で多種多様に作れます。
今回は、女性に人気のアボガド・豆乳のスムージーのレシピをご紹介します。
アボカド入り豆乳のチョコスムージー
【材料】(2人分)
- アボカド 1本
- バナナ 1本
- 豆乳 100ml
- アガベシロップ(もしくは好きな液体甘味料) 大さじ1
- 無糖ココアパウダー 大さじ1
- トッピング ナッツやフルーツなど好みで適量
【作り方】
- 材料をすべてブレンダーに入れて攪拌する。
- お好みで甘さの調整をし、好きなトッピングで飾る。*トッピングなしでもOK
生理は悪いことばかりじゃない!
悪いイメージいっぱいの生理ですが、女性特有の究極のデトックス法ということがわかれば、それほど悪いことばかりでもないと思いませんか?
このデトックス機能を活用すれば、体も心も軽くなって、生活そのものが快適になることでしょう。そして、面倒くさいと思っていた生理が楽しくなるかもしれません。
あなたの好きな方法でデトックス生活を取り入れましょう!