ちはっす。
今回は、体重とカロリーについて解りやすく解説するという企画です。
体重とカロリーを正しく理解すると、世に跳梁跋扈するオカルトダイエットに騙されないようになります。
もうそれだけでダイエットは成功したようなものです。
まずは、
体重とは何か?
体重とは、 ブリタニカ国際大百科事典によりますと、体の重さ、らしいです。
但し、重さ(重量)と言うと、厳密に言えばkg・m/s2(質量に重力加速度を掛けたもの)という単位で表さなければなりませんが、そういうことを言い出すと話がややこしくなりますし、一応地球上では、質量=重量なので、kgで統一します。
カロリーとは何か?
我々はダイエットの話になると、何気に「カロリーがーー」と使ってますが、そもそもカロリーとは熱量の単位です。
物質の温度を上げるのに必要なエネルギーのことを熱量と言い、(1気圧で)水1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量のことを1カロリーと言います。
例えば、100gの水の温度を10℃上げようと思ったら、100g X 10℃ = 1000cal(=1kcal)の熱量が必要ということです。
で、物質の持つ熱量というのは、当然物質により異なります。
(例;脂肪1gで9kcal、タンパク質1gで4kcal、炭水化物1gで4kcal、水0kcal)
体重は何故増えるのか?
非常に解りやすい単純な例で言えば、何かを口にした直後、その重さ分だけ体重は増えます。(当たり前)
これには口にしたもののカロリーとは関係なく、単純にその重さ分だけ増加します。
例えば、脂肪を1kg食べても、水を1kg飲んでも同じように体重は1kg増えます。
ここで仮に、身体から一切何も排出されないとすると、体重は1kg増えたまま減りもせず、増えもしません。
実際には、脂肪と水とでは900kcalのエネルギーの差があったとしても、重さは変わりません。
たとえ900kcaのエネルギーが生じたとしても、身体から何も排出されないと、質量保存の法則により体重は変わりません。
質量保存の法則というのは、化学反応の前と後で物質の総質量は変化しない、ということで、厳密に言えば相対性理論では質量とエネルギーの等価性が根本的な法則なんですが、マクロの世界では近似値として無視でき、質量保存の法則は成り立ちます。
何でこんな話をしたのかと言いますと、意外と皆さんがよく間違えるところで、体重の減り方にも関係するので、この際説明します。
脂肪1gからエネルギーを使うと、その1gはどこへ行くのか?
という問題です。
意外とこの問題は、間違える人が大勢います。
もちろん、糖毒系のボンクラの皆さんならチンプンカンプンでしょう(笑)
よくある間違いが、「エネルギーに変換されて1g減る」というものです。
質量というのはエネルギーに代わる訳ではありません。
それだと、中学校の理科の時間に習ったことと矛盾してしまいます。
実際には、二酸化炭素と水に変換されて、質量は変わりません。
その1g分の二酸化炭素と水が体外に排出されて初めて1gの体重が減るのです。
要するに、「脂肪を燃やして体重が減る」という意味は、9kcalのエネルギーを消費することにより、脂肪1gが1gの二酸化炭素と水に変換され体外に排出されるという意味です。
(実際には、酸素も取り入れるので、酸素由来分の二酸化炭素と水も排出される。)
とどのつまりは、体外へ何かしら排出しないと体重は減らないということです。
これは逆に言えば、エネルギーを消費して二酸化炭素と水を排出すれば体重は減る、と言えますし、たとえ熱量を含むものを摂取しても、未消化のまま排出されれば体重は減る、とも言えます。
体重は何故減るのか?
結局、↑で説明したことがすべてなんですが、我々は生きている限り常にエネルギーを消費しているので、24時間営業で脂肪や糖をエネルギーとして使っています。(安静時のほとんどは脂肪を消費)
したがって、摂取したエネルギー分よりも消費したエネルギーが大きいと、その分脂肪や糖は分解され、二酸化炭素や水として排出され体重は減ります。
エネルギーというのは、何もない所から突然現れたりはしないので、必ずどこかから調達しなければなりません。
これはエネルギー保存の法則ある限り不変なのです。
(人間の身体は永久機関ではない。)
時々、糖質制限原理主義者の皆さんは、「カロリー神話の崩壊!」なんてことをネット上で騒いで恥を晒していますが、そんなボンクラの皆さんでも、エネルギー保存の法則を体感できる方法があります。
何も食わなければ、自分の身体を異化させてエネルギーを調達しなければなりませんから、生きている限り体重は減りっ放しになります。
どうか死ぬまでやってみて下さい(笑)
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