テントを張って、火を起こしてバーベキュー。これらはキャンプの醍醐味なのではないだろうか。海外では「グランピング」という超贅沢なキャンプが生まれ、キャンプ人気が高まっている気がする。
そんなキャンプは基本的に複数人でワイワイ言いながらするものだと思うけれど、一人、つまり「ぼっち」でやるとどうだろうか。そこで実際に「ぼっちキャンプ」をしてみることにした。
初キャンプ
人生にはいろいろな初体験がある。初めての寝返り、初めての海外旅行、初めてのスマホなど、初めては楽しいものだ。ただ大人になると初体験は減ってくる。その分、経験が増え、初の人にアドバイスをすることができる。
キャンプはどうでしょうか
私もいろいろな初体験をしてきた。本当だ。しかし、キャンプというものをしたことがない。生粋のインドア派なので、外に出る、ましてやホテルではなく、テントに泊まる意味が理解できないでいた。
でも、キャンプをしてみようと思います!
ただ今年で30歳。少し遅い気もするがそろそろキャンプを体験してもいい齢になったと思う。キャンプをしなかった理由は友達がいなかったというのもある。ただもう30歳で今後友達が増えるとも思えないので、もう一人でやっちゃえ、となったわけだ。
というわけで、キャンプ場に来ました!
海は綺麗
もう秋だけれど、そのおかげで海に面したキャンプ場は人が少なく、秋晴れの空は青く、海は美しかった。一緒に来た友人に「綺麗だね」と言ったが、返事はない。そうだった、一人で来ているのだ。というか、そもそも友達がいないのだった。
海は綺麗
私のスマホは誰かとコミュニケーションを取るのに使うのではなく、基本的に情報を得るためだけに使われている。dマガジンを読んだり、dヒッツを聞いたり。一方通行な使い方だけれど、スマホがなかった時代が考えられない。
ずっとスマホを見ている
近年はスマホ依存症が叫ばれている。私は依存症ではないが、四六時中スマホを見ている。依存症ではなく、スマホを愛しているという解釈である。愛があるから一緒なのだ。つまりなにが言いたいかというと、キャンプに来ても、ずっとスマホを見ているのだ。楽しい。
スマホを愛している!
スマホはもはや恋人と言ってもいいだろう。1日のうちでもっとも長く見つめ合っているのだ。これが恋人でなくてなんなのか。困ったことがあればスマホが教えてくれる。スマホという恋人がいれば、本当の恋人も友人もいらないのだ。キャンプも一人で問題ないのだ。
一人だと、テントが全然たたねーの
テントが難しい
今夜泊まるためのテントを立てる。説明書はあるが、テントを立てるのが生まれて初めてなので、訳がわからない。というか、手が足りない。そっち持ってて、と言いたいが一人。スマホを恋人と言ったけど、違った。役に立たない。なんだ、スマホが恋人って。
すごく難しい
日が高いうちにキャンプ場に来たので、何をやろうかと考えていたけれど、びっくりした。テントを立てるのに、たっぷり2時間もかかった。映画「タイタニック」ならもうタイタニックは沈み始めているし、金曜ロードショーなら次の番組が始まっている。
時間がかかったけれど、
どうにか完成!
無駄な達成感がありました!
夕暮れを楽しむ
テントを張り終えるとこれと言ってすることもなかった。ゆっくりと海辺を散策するくらいしかない。夕暮れはどこか悲しくなるが、そんな時こそ、テントを立てる時に一切役に立たなかったスマホの出番だ。
dヒッツで音楽を、
聴いて踊る
人もいないのでイヤホンではなく、実際に流して音楽を楽しむ。暮れ行く空と海を見ながら聞く、演歌は格別だった。
あとラブソングを聞いたので、
波打ち際に書いてみた
スマホのおかげで一人を楽しめている。でも、親がこの光景を見たらかわいそう、と言うだろうな、とは思う。しかし、いいのだ。私は楽しいのだから。夕ご飯までに時間があったので、明日の朝のドリンクを作った。
デトックスウォーターを
作る(明日の朝に飲みます!)
dマガジンを読んでいたら、「デトックスウォーター」の特集がピックアップされていた。暇なので作ってみた。家にいてもキャンプしていてもスマホを見ることに代わりはないが、アクティブになっている気がする。
家だったらデトックスウォーターなんて絶対に作らない。これがキャンプの魅力だ。いつもだったらコンビニのパンとかをただ食べていると思う。
空はどんどんと暗くなった
晩御飯を食べる
夜になったので、薪に火をつける。キャンプと言えばキャンプファイヤーである。もっとも一人なので「焚き火」と言った方がしっくりとくる。周りに大学のサークルとかが楽しそうにキャンプしてなくてよかった。さすがに落差で泣いているかもしれない。
薪に火をつけて、
焚き火をする
いまサラッと薪に火をつけたけれど、キャンプもしたことなければ、焚き火をしたこともないので、1時間かかっている。インドア派なのだ。火はガスコンロと決めているのだ。ライターもうまくつけられない時がある。
晩御飯を食べます
一人なのでバーベキューをするにしても寂しいし、カレーを作るのも面倒いので、初キャンプの晩御飯は、コンビニのパンになった。家、家だ。家と一緒。お気に入りのドラマをdTVで見ながらコンビニのパン。完全に家と一緒だ。
一人、コンビニのパンを食べる
キャンプのことを難しく考えていたのかもしれない。キャンプだけれど、スマホがあり、コンビニのパンがあれば、もはや家と変わらない。帰りが遅くなった時の駅のベンチでこんな感じの時もある。キャンプも日常と変わらないと知る。
食後は私のうまれた1980年代ソングをdヒッツで聴きながら踊った!
テントの中と朝
食事が終われば、焚き火を囲い仲間と語らう、ということは一人なので無理。ということで、早々にテントの中に入り寝ることにした。早寝、健康なことだ。それに今日は1日よく頑張った。
テントでスマホをいじる
でも、よく考えると、テント張って、焚き火をしたくらいしか、今日はやっていない。謎の達成感に包まれているけれど、特になにもやっていないのだ。ずっとスマホを見ていて、普段よりも、余暇をエンジョイしていると言ってもいいかもしれない。
スマホがあればいいよね!
スマホがあれば一人でも退屈しないし、「ぼっち」が寂しくなくなったのは、完全にスマホのおかげではないだろうか。むしろ、あれが見たい、これが見たい、で忙しい。今後はぼっちでも問題なく、ぼっちが理想となっていく気がする。
なんか焚き火中に泣いちゃったけどね
朝が来た
朝が来た。夜、テントの中でスマホを見ていたけれど、途中から記憶はなく気がつけば朝になっていた。波の音が聞こえる。目覚めもよい。キャンプの朝は気持ちいと知った。
朝になり、
デトックスウォーターを飲んだ(若干老けた)
肌寒い朝の空気に触れながらデトックスウォーターを飲んだ。美味しい。初めてのキャンプだったけれど、素晴らしいものになったのではないだろうか。スマホがあればテント以外は一人でも大丈夫だとわかったし!
最後にまた踊りました!