プラークコントロールの種類■■■ プラークコントロールの方法には物理的方法と化学的方法とに分類される。
物理的方法として、ブラッシングがある。また固く線維性の蔗糖を含まない食品をえらんで摂取することもプラークが堆積しにくいことから物理的方法として考えられる。
化学的方法として、抗生物質や酵素(デキストラナーゼ:商品名PCクリニカに含まれている)、殺菌薬が挙げられる。
では、プラークコントロールの中で日常よく行われている歯ブラシについての知識をふやそう!
歯ブラシの選び方■■■
【ヘッドの大きさ】
コンパクトな方が臼歯最遠心部に届きやすい。 特に口の小さな女性はコンパクトなものをすすめよう
【毛の硬さ】
市販のものは硬さがさまざまであるが、普通から軟らかめをすすめよう 歯周病患者は歯周ポケットに入りやすいように毛が細く柔らかなものを薦めましょう。
【主な歯ブラシ】
バトラー#311:レギュラーとして発売されているが、現在では少し大きめ
バトラー#211:#311をコンパクトにしたもので、世界標準の歯ブラシ。新たに開発された歯ブラシは#211と比較されることが多い。
バトラー#200:#211をよりコンパクトにしたもので、毛の硬さは普通、柄やヘッドがまっすぐでシンプルな形→主にカリエスタイプの患者さん用
バトラー#222:#211より軟らかい。
システマ42M:毛が細く(約0.02mm)軟らかいため、歯周ポケットにめがけ毛先を当てて使用する。ヘッドの大きさは標準で、主に男性用。
システマ44M:42Mをコンパクトにしたもの。主に女性用。→歯周炎・歯肉炎タイプの患者さん用
【そのほかの歯ブラシ】
その他にも色々な歯ブラシも知っておいた方がよいでしょう。
歯ブラシの持ち方■■■
軽くペンを持つように持つ=ペングラスプ
強く握ると、力が入りすぎてしまい、歯が削れたり、歯肉を傷つけてしまうため注意する(この傷のことをブラッシングトラウマという)
ブラッシング方法■■■
【スクラビング法】
カリエスタイプの患者さんに。頬側は歯ブラシを歯面に対して垂直に当て、毛先は主に歯面だけを 菌遠心方向に移動させる。舌口蓋側では歯軸に対して45°に当て毛先はわずかに歯肉に触れる程度とし、歯肉溝や歯周ポケットに意図的に入れない。
【 バス法】
歯周炎・歯肉炎タイプの患者さんに。 歯周ポケットに毛先が入るように軟毛歯ブラシを用い、毛先を歯軸に対し45°に傾け、近遠心方向に細かく振動を与えるように動かす。
磨き残しの多い箇所■■■
最後臼歯の最遠心部
犬歯付近:歯列のカーブがきついところにあるため
歯列不正部
利き手側の歯:右利きなら、右側の歯は磨きにくいため
口蓋側、舌側
歯ブラシを持ち替える箇所
補助的清掃用具■■■
デンタルフロス
歯間ブラシ
エンドタフトブラシ
歯ブラシだけでは歯間部の清掃が不十分なため、デンタルフロスなどを併用する
洗口剤■■■
国内ではリステリン
クロルヘキシジンは0.2%にてプラーク除去効果、プラーク抑制効果が認められているが、国内では0.05%の商品しか販売されていない。
あくまで、補助的に用いるもので、洗口剤自体にプラーク除去効果はない