2017年6月12日

シミの種類

こんにちは! 院長 小西です。

 

 

皆様、『シミ』と一言で言っても、実はいろんな種類があることをご存知でしょうか?

「シミ」は1種類ではありません。

そもそも「シミ」という言葉は、医学用語ではないんですよ ( ´艸`)

「シミ」という言葉は、服に付いた汚れの「染み」に似ていることからできた俗語と言われています。 この「シミ」ですが、医学的には5種類に分けられます。

シミを改善したいのであれば、まずはシミの種類についての正しい知識を付けていただくことがとても重要です。

 

では、シミの種類についてわかりやすくご説明させていただきますね。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

まずは、

 

日光性黒子(にっこうせいこくし)

普段、私たちがシミと呼ぶのが、これに当たります。

ある程度年齢を重ねていくと、日光性黒子が一つもないという方はいらっしゃらないのではないかと思います。これは、紫外線の影響によってできるしみです。

以前は、「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」とも呼ばれていましたが、年齢ではなく、紫外線にどのくらい当たってきたかが原因であることから、最近は、もっぱら「日光性黒子」と 呼ばれることが多くなりました。

初期の段階はとても薄いのですが、時間が経つにつれて濃くなったり広がったりする特徴があります。 初期の薄い段階なら、美白化粧品(ハイドロキノンなど)が有効です。

また、シミ取り レーザーもとても有効です。サイズがまだ小さいようであれば(直径1~2mm程度)、ライムライトもとても有効です。

 

 

②雀卵斑(じゃくらんぱん) いわゆる「ソバカス」です。

小さな薄い茶色の斑点が鼻を中心に顔全体に散らばったように出ます。遺伝的なもので、小学生ころから出るのが一般的です。成長とともに増えたり、紫外線の影響で濃くなることもあります。

治療としては、ライムライトがとても有効です。 シミ取りレーザーも有効ですが、雀卵斑は、顔の広い範囲に広がるので、まずはライムライトをお勧めするのが一般的だと思います。

 

 

③肝斑(かんぱん)

30代から40代にかけて、目尻の下あたりに、左右対称にもやもやと広がるシミのことです。

(わたくしの経験から、20代でも決して珍しくない。また50代の女性にも多く見受けられる印象を持っています。)

原因として特徴的なのが、ホルモンバランスの乱れがきっかけに肝斑がでてくることです。

普段の生活でのストレスや、妊娠、避妊薬など・・で、ホルモンバランスが乱れます。 

その他、間違ったスキンケアや紫外線も原因と考えられています。

肝斑は、一般的なシミ取りレーザーでは治療が難しいと言われています。レーザーによってかえってシミが濃くなってしまうんですね。

治療方法としては、内服薬が第一選択とされています。 トラネキサム酸という内服薬を最低3か月~数カ月間服用することで、かなり改善されます。

また最近は、肝斑委に有効なレーザーも登場しています。名前は、「レーザートーニング」

わたくし自身、以前肝斑に悩まされていました。トラネキサム酸の内服もスタートしましたが、なかなか毎日内服するということが、私のぐうたらな性格上難しく、なかなか結果が出ないで困っていたところ、レーザートーニングを開始しました。すると、肝斑改善の速度がアップ!!

レーザートーニングの効果を直に体験できました。肝斑にお悩みの方にはとてもお勧めですね(o^―^o)

 

 

 

④炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)

にきびが治ったり、虫刺されの跡たり、傷を負ったりした後に残るシミを赤い炎症時期が終了してから現れるシミということで「炎症後色素沈着」と呼ばれます。

傷やけがを負った際、炎症を起こし、その周辺の色素が一時的に濃くなることがあります。 放っておいてもいずれは自然と薄くなるシミですが、時間がかかるのが特徴です。

早くて数カ月かかり、長ければ数年かかる場合もあります。

美白化粧品(ハイドロキノン)でも有効ですが、ケミカルピーリングやライムライトのほうが有効な場合もあります。

 

 

⑤遅発性太田母斑(ちはつせいおおたぼはん)

20代頃から、額や頬に左右対称性にでてくる茶褐色~青色のあざで、日本人に多いと言われています。

特に目の下にできたあざは、クマと勘違いされたり、また肝斑と勘違いされることも多いです。

他のシミと大きく違うのは、「あざ」であること。「あざ」は、シミと違い根っこが深いので、治療が困難なことが多々あります。

 

美白化粧品や内服薬などでは効果が出ません。

シミ取りレーザーでの数回の治療が必要です。

 

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

今回は、日々の診療で出会う主なシミについてご紹介させていただきましたが、このほかにも脂漏性角化症、摩擦黒皮症、花弁状色素斑 などなどがあります。

このように、シミと一言で言っても、いくつか種類があり、原因はもとより、それぞれの形状、出る場所、治療法までも違うんですね。

シミの診断を間違えれば、かえってシミを悪化させることさえもあるのです。

素人判断による自己流のケアを続けることでかえって悪化させることもありますので、皮膚科の先生に相談してくださいね。

 

 

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