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オルニチン 効果 体臭
オルニチンの効果|体臭を改善できるの?
二日酔い症状を軽減するとしてオルニチンが注目されていますが、体臭を改善する効果があるとの評判もあります。
この評判が本当かどうかまとめてみました。
(オルニチンとは)
人間の血管や内臓、筋肉などはタンパク質で形成されており、約20%を占めると言われています。
そのタンパク質はアミノ酸で構成されているのですが、筋肉の組織や血液中に存在して体内を循環している
アミノ酸は遊離アミノ酸と呼ばれており、オルニチンは遊離アミノ酸に分類されています。
ある組織内で網さんが不足すると、遊離アミノ酸が血液を通じて運ばれ、そこでタンパク質を形成するのを
手助けする働きを行います。
(肝臓の働き)
肝臓には主に次の3つの働きがあります。
・タンパク質、糖質の代謝
人間が摂取した食べ物は、胃や腸で消化された後に、肝臓に運ばれます。
タンパク質は筋肉や骨だけでなく、血液や皮膚など多くの組織を形成しますが、肉や魚など食べ物から
摂取したタンパク質は小腸でアミノ酸に分解されて肝臓に運ばれます。
お米やパンの炭水化物に含まれる糖質は、胃や腸でブドウ糖に変換されて肝臓に運ばれます。
・有害物質の解毒
食物を消化する際に有害なアンモニアが発生しますが、それを肝臓で無害化する処理が行われます。
・胆汁の生成
肝臓に運ばれた脂質はコレステロールや中性脂肪に変化しますが、肝臓で生成された胆汁によって、
脂肪を分解します。脂質はダイエットの敵に思われがちですが、細胞膜の原料になることから、
重要な役割があります。
(体臭の原因)
そもそも体臭といっても、次の3つに分類されます。
①タンパク質の代謝異常による体臭
②脂質代謝異常による体臭
③解糖系の代謝異常による体臭
①は疲労臭で、身体が疲れているときに生じる体臭です。アンモニア臭を伴っており、鼻をつまざるを得ない
独特な悪臭を放ちます。
②はいわゆる“加齢臭”というもので、脂肪の過剰摂取が原因とされ、40代以上の男性に多く見られます。
加齢とともに臭いの分泌物が増加しますが、食生活と生活習慣の改善を長期に亘って行えば、ある程度は
抑制されると言われています。
③では呼気に便臭が混じるため、他人にかなりの不快感を与えます。
オルニチンによる体臭を抑制すると期待される効果は、①の疲労臭に対してです。人間の体内では、タンパク質を
摂取するとアミノ酸として消化されて、肝臓でブドウ糖に変換し、エネルギーになったり、アンモニアに分解されたり
します。
通常、有毒なアンモニアは肝臓で解毒され、血液に混じることはありませんが、飲酒や薬の常用、疲労などによって
肝臓の機能が低下すると、アンモニアを完全に分解することが難しくなり、血液中にアンモニアが混じって汗と一緒に
体外に排出されることで、疲労臭の原因となってしまいます。オルニチンがアンモニアを分解するのに役立つことから、
①のアンモニア臭が改善されることになります。
またオルニチンは成長ホルモンの分泌を促進する働きもあります。新陳代謝は古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせ、
栄養分を体内に吸収して老廃物を排出する役割があります。成長ホルモンによって身体の新陳代謝が向上すると、
脂質の代謝が改善されることになります。
さらに、アンモニアは脳などのエネルギー源であるブドウ糖の生成を妨げる性質もあることから、アンモニアの分解に
貢献するオルニチンにはブドウ糖の生成にも寄与しています。
(まとめ)
オルニチンには肝臓でのアンモニア分解に大きく貢献することから、飲酒や薬の常用、疲労などによって、
アンモニアの臭いが混じった疲労臭を改善する働きがあると期待されています。
そして、成長ホルモンの分泌を促進する働きにより新陳代謝が向上して脂質代謝を改善する働きもあると言われています。
また身体のエネルギーとなるブドウ糖の生成を妨げるアンモニアの分解をサポートすることから、人間の生命活動に
寄与しているといえます。
※豆知識(補充記事)
肝臓の主な3つの働き
①摂取した栄養素を代謝
人間が摂取した食べ物は、胃や腸で消化された後に肝臓まで運ばれますが、栄養素を肝臓で分解して再合成するため
です。この分解から再合成する働きを「物質代謝」と呼び、生命の維持活動になくてはならないものです。
肝臓では、タンパク質や糖質、脂質などが代謝され、活動エネルギーの源になる物質となります。なので、肝臓の
機能が低下すると、活動エネルギーが不足する可能性が発生します。
物質代謝について、下記2つの栄養素について述べます。
(タンパク質の代謝)
筋肉や骨だけでなく、血液や皮膚など多くの組織を形成するのがタンパク質ですが、肉や魚などから摂ったタンパク質は
小腸でアミノ酸に分解され、それから肝臓に運ばれた後、アミノ酸が組み替えられて再度タンパク質を構成します。
食事から摂取したタンパク質をそのまま利用しないのは、動物のタンパク質を人間が利用出来るようにするためです。
肝臓の機能が低下すれば、タンパク質を再合成をする能力が弱まり、筋肉や骨、皮膚を作り出すことが出来なくなりかね
ません。その症状が表れやすいのが髪や地肌で、髪の毛が抜けたり、肌のハリがなくなるのは肝臓の働きが弱まっている
証拠なのです。
(糖質の代謝)
人間が活動する上で欠かせないのが米やパンなど穀類に多く含まれる糖質で、胃や腸でブドウ糖に変換されてから肝臓に
運ばれます。肝臓でブトウ糖をグリコーゲンという形で貯蔵しておくことで、活動エネルギーが不足した場合、すぐに
補充出来る様にしています。
肝機能が低下するとグリコーゲンの貯蔵が減り、エネルギー不足になる可能性が高まります。
②有害物質を解毒
食物を消化する際に発生するアンモニアを始め、有害物質を無害化する働きが肝臓にあります。
肝臓が疲労で機能が低下すれば、解毒能力が落ちてしまい、慢性的に疲労感を覚えたり、朝に強烈なダルさに
悩まされたりすることになります。
③胆汁の生成
肝臓に運ばれた脂質は、コレステロールや中性脂肪に変化します。肝臓で生成される胆汁によって、脂肪を分解します。
脂肪は女性にとって厄介なものと思われがちですが、脂肪は細胞やホルモンの構成成分となること、コレステロールは
細胞膜の原料になることから、重要な役割を担っています。
また胆汁は、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きもあります(脂溶性ビタミン=ビタミンA、D、E、K)。
肝機能が低下して胆汁の生成量が減ると、ビタミン不足になる可能性が生じます。
一説によれば、肝機能が低下すると、健康な人に比べてビタミンの貯蔵能力が半分以下になるそうです。
肝機能の低下による下記発症によって、ビタミン不足の影響は次のようになります。
(アルコール性肝障害)
ビタミンB1、B2、B12、葉酸などが不足するようになります。
ビタミンB1は糖質の代謝、B2は脂質の代謝に関係しており、糖質と脂質をエネルギーへ変換するのが困難になります。
慢性的な疲労を覚えることになりかねません。
(ウィルス性肝障害や非アルコール性肝障害)
「抗酸化力」の高いビタミンA、C、Eが不足するようになります。有害な活性酸素から細胞を守る働きが損なわれます。
たばこを吸うとビタミンCが大量に喪失しますので、喫煙習慣がある方は注意しましょう。
(肝硬変)
ビタミンDやKが足りなくなります。ビタミンDの欠乏は骨折しやすくなり、またビタミンKが不足すると出血が
止まらなくなります。
ビタミン不足を補うために、サプリメントを利用される方も多いでしょうが、肝臓に負担をかける場合があるので、
出来れば普段の食事でまかないたいものです。
特に野菜を多く摂りたいものですが、一種類の野菜よりも様々な野菜を組み合わせると多くのビタミンが摂れます。
ニンジン、キャベツ、タマネギ、ピーマンなど、いろいろな野菜を毎日食べるよう心がけたいです。
料理するのが面倒だったり、コンビニ弁当で済ますことが多い方は、スーパーで販売されているカット野菜がオススメです。
洗わなくてもすぐに食べられますし、1人前分から用意されているので便利です。
肉類や魚介類、豆類などのタンパク質食品にも多く含まれていて、豚肉はビタミンB群、鶏レバー・豚レバーはビタミンAを
豊富に含んでいるので、併せて摂るようにしたいものです。但し、タンパク質を摂りすぎるのはかえって肝臓に負担をかける
ことになりますので、適度に摂るようにしましょう。
(アルコール性肝炎になる危険性)
大量のアルコールを摂取し続けると、①脂肪肝→②アルコール性肝炎→③アルコール性肝硬変へと症状が悪化していきます。
アルコールの摂取にて、まず①脂肪肝の症状が表れますが、肝細胞に炎症が起きていないために1ヶ月程度禁酒をすれば、
元の正常な肝臓に戻ることが多いと言われています。
もともと肝臓には脂肪が3%程度ついていると言われますが、動物性脂肪や糖質を摂り過ぎると肝臓に脂肪が蓄積されていきます。
脂っこいものを食べていないのに、アルコールの取りすぎで脂肪肝になることがあるのはこういう理由からです。
尚、焼酎には芋焼酎や黒糖焼酎があり、糖質が多そうに見えますが、製造過程での蒸留により糖分はほとんどなくなります。
それでも毎日大量にアルコールを摂取すると肝臓の代謝機能が低下してしまい、脂質の代謝もうまくいかないようになって
肝臓での脂肪が増えるばかりになります。
糖質の多いお酒 :ビール、発泡酒、日本酒など
糖質が少ないお酒:焼酎甲類、ウィスキー、ウォッカ、ジンなど
糖質の少ない焼酎やウィスキーを飲んでいても、油断できません。
脂肪肝を治すのに、生活習慣の見直しのほか、適度な運動を行うのが望ましいです。運動によって筋肉量が増えることで、
基礎代謝量が上がり、脂肪が燃えやすい身体になるからです。
脂肪肝になっても自覚症状がないため、気付いたときには肝炎や肝硬変になっていることがあります。
肝細胞の大きさも2倍に膨らみ、肝細胞同士が圧迫して隙間が少なくなります。そうなると細胞間に血液がうまく流れず、
酸素や栄養素が届かなくなって炎症を起こしてしまい、肝炎や肝硬変に進行してしまいます。
さて、さらにお酒を飲み続けると、肝細胞が破壊されてアルコール性肝炎に移行し、発熱や黄疸、腹痛、吐き気などが現れます。
放置しておくと、アルコール性肝炎を発症する可能性が高くなります。
仮にアルコール性肝炎になっても、1年間摂生すれば元の肝臓の機能に戻ることは可能ですが、「完全禁酒」が前提となります。
そうならないためにも、普段からお酒の量を気をつけ、休肝日を作り、定期的に検査を受けることを心がけなくてはなりません。
ちなみにアルコールの分解についてですが、体内では、アルコールが有毒なアセトアルデヒドに分解され、さらに無害な酢酸に
することで体外に排出される仕組みになっています。
この分解過程で、「メチオニン」という酵素が重要になってきます。
アルコール脱水素酵素(ADH)やアセトアルデヒド分解酵素(ALDH)は「メチオニン」から作られ、もしメチオニンが肝臓で
少なくなるとアルコールの分解が進まなくなりますし、血液中のアルコール濃度が上がり、悪酔いや二日酔いの症状がいつまでも
続くことになります。
また「メチオニン」には肝臓内の脂肪を排出する働きがあるため、脂肪肝を防ぐ効果も期待されています。
「メチオニン」は肉や魚に多く含まれているので、お酒だけでなく、肉・魚を含んだお料理も多く取り入れるようにしましょう。
(肉類:可食部100gあたりのメチオニン)
鶏肉 450~600mg
豚肉 450~550mg
牛肉 350~500mg
(魚類:可食部100gあたりのメチオニン)
かつお 700mg
まいわし 580mg
ほっけ 530mg
さんま 520mg
尚、肉や魚はタンパク質が主成分で、人間の体内でアミノ酸に分解されるものの、その過程で有害なアンモニアが発生します。
その際、出来れば「キャベツ」を摂取するとよいです。
キャベツは「メチオニン」が含まれていませんが、「メチルメチオニン」という物質が含まれています。
肝臓に「メチルメチオニン」が運ばれると「メチオニン」に変化しますので、キャベツも多く摂取することを覚えておきましょう。
メチオニンはサプリメントで摂ることもできますが、摂りすぎるとカルシウムを体外へ排出することがありますので、サプリでは
なく食品から摂るようにしましょう。
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