毛穴の黒ずみにオロナインパックを試そうとしているなら、ただちに中止して下さい!!
オロナインh軟膏は黒ずみトラブルを撃退する必殺技にはなりません。
白いクリーム状のオロナイン軟膏はニベアと混同されがちですが、“似て非なるもの”どころか、まったくの別ものです。
オロナインパックやクレンジングが最初だけ激的な効果をもたらすこともありますが、繰り返すうちに肌がとんでもない状態になります。
なぜなら、ニベアには絶対に含まれないある成分が配合されているからなのです。
効く?効かない?“黒ずみはオロナインで取れる”の真実
鼻や頬の毛穴の黒ずみトラブルをこじらせている女性なら、黒ずみがオロナインに効くと言う話を一度ぐらい聞いたことがあるかも知れません。
シートを剥がすタイプの毛穴パックにも飽きてしまい、そろそろオロナインh軟膏作戦に挑戦しようと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、オロナイン軟膏に毛穴の黒ずみ除去効果はありません。
そもそも毛穴が黒ずむ原因は3通り考えられます。
特に多いのは、皮脂や落とし切れなかったメイク汚れ、古い角質などが毛穴に詰まり、酸化して黒ずんでしまっているケースでしょう。
次に、紫外線や過剰なお手入れのやり過ぎにメラノサイトが反応し、メラニン色素が蓄積しているケースも考えられます。
あるいは、乾燥肌や脂性肌が原因で毛穴が広がっているせいで影ができてしまい、黒く見えてしまっているケースも考えられます。
オロナインとニベアの決定的な違い
汚れ詰まりタイプなら洗顔とクレンジングを徹底することで、次第に黒ずみが薄くなっていくはずです。メラニンタイプは日々の紫外線ケアと美白対策が欠かせません。
毛穴が広がってしまっている場合、保湿を丁寧に行い、ターンオーバーを正常に戻すアプローチが有効です。
ターンオーバーが正常だと、シミの元を排出してくれるので、黒ずみが起こらないのですが、その為にはまず潤っていることが第一条件となっているのです。
潤った肌の状態だと、以下のようなプロセスにより若々しい肌を保つことができます。
- ターンオーバーが正常にはたらき、新しい肌細胞が生成される
- 新肌細胞によってシミの元がどんどん上へ押し出される
- シミの元が垢となってはがれ、くすみのない肌として状態を保てる
このようなプロセスを経るためにも、まずはスキンケアアイテムを使い、肌の保湿を行いましょう。
その為のスキンケアアイテムはたくさんありますよね。
例えば黒ずみに効くと評判のニベアには、ベビーオイルにも使われている安全なミネラルオイルやスクワラン、ワセリンなどが含まれています。
オイルベースなので、オリーブオイルの角栓除去効果と同じように“オイルでオイルを落とす作戦”が通用します。
皮脂も立派な脂、オイルです。しかもニベアには保湿成分が黄金比率で配合されているので、乾燥による毛穴トラブルにもよく効きます。
2万円近くする高級クリーム、ドゥ・ラ・メールとひと缶200円しないニベアの成分がほとんど同じ、と話題になったこともありました。
一方、オロナイン軟膏の有効成分は水虫などの殺菌・消毒に使われるクロルヘキシジングルコン酸塩液です。
スキンケア目的で開発されたニベアと、殺菌消毒剤のオロナイン軟膏には決定的な違いがあることがお分かり頂けたでしょうか。
水虫殺菌成分で黒ずみパック?!
巷で噂されているオロナイン軟膏パック、オロナインクレンジングのやり方は、オロナイン軟膏を毛穴が気になる鼻や頬に塗り、10分程度放置してから洗い流すと言うもの。
シート状になっている剥がすタイプの毛穴パックと併用するやり方を試している方もいらっしゃるようです。
けれど、水虫やヤケド、切り傷を消毒する殺菌成分、消毒成分を10分間も顔に塗るなんて、冷静に考えると正気の沙汰とは思えません。
顔の皮膚は約0.02mmしかないほど薄く、ちょっとした温度差でも赤くなるほどデリケートです。
しかも強力な外皮用殺菌消毒剤を塗られ、皮膚組織がヒリヒリ状態になっているところを毛穴パックでべりっと剥がすとは…にわかには信じがたい暴挙です。
「オロナインパックで毛穴が開いた後は、収れん化粧水で整えると効果的」なんて説も流れていますが、こちらもデマです。
収れん化粧水も、皮下組織に刺激を与えることで毛穴を強引に引き締める少々乱暴なスキンケア方法です。
ダブルパンチどころかトリプルパンチになりかねません。
オロナインの洗浄作用で1~2回なら黒ずみがキレイになることもあるかも知れませんが、繰り返すうちに確実に肌がボロボロになりますので絶対にやめましょう。
価格面でも疑問が残るオロナイン軟膏パック
しかも、オロナイン軟膏はたった11gで約300円。オロナインそのものの値段が高いわけではありませんが、ニベアの2倍以上の価格で売られています。
同じ価格帯で購入できる良質な保湿クリームは他にもあります。
なぜわざわざ水虫、いんきん、たむし、など物騒な皮膚疾患を消毒する為の薬剤でお手入れしなければならないのでしょうか。
価格面でもおおいに疑問が残ります。300円程度で売られている毛穴の黒ずみ専用のプチプラコスメもたくさんあります。
慢性化した毛穴の黒ずみトラブルに手を焼き、水虫の薬でパックするような奇策に走らないよう要注意です。迷走しそうになったらスキンケアの基本に立ち戻りましょう。
洗顔や保湿など1つ1つのお手入れを丁寧に行うシンプルなケアこそ、キレイな毛穴を取り戻す近道です。
黒ずみ対策には美白クリームが効果的!
黒ずみに悩む方が増えたことにより、黒ずみ対策商品も数多く販売されるようになりました。
オロナイン軟膏やハイドロキノンなどの成分が副作用があるのに対し、副作用の少ない成分は注目を集めています。
なかでも、美容業界で注目を集めているの「トラネキサム酸」という成分がありますが、この成分はメラニン色素が生成される前の段階でメラノサイトの活性化を阻止するはたらきを持つため、美白に効果的とされています。
代表的な商品としては、有名な湘南美容外科クリニックが共同開発した「ホスピピュア」という美白クリームが挙げられます。
ホスピピュアは、体の一部分に限らずどの部位にも使用できるのでオススメです。
含有成分もトラネキサム酸のほか、シミの原因であるメラニンにアプローチする10種類の成分に加え、肌サイクルを整えてくれる「セイヨウナシ果汁エキス」や、保湿効果が期待できる「シアバター」「スクワラン」など美白を徹底的に追求した成分が多様に含まれているので、保湿効果も高く、黒ずみ対策には有効だといえます。
副作用のことも考えると、こうした専用の美白クリームを使用するというのは安心感もあり良いと思いますし、家庭で簡単に使えるので試してみてくださいね。
まとめ
- “黒ずみにオロナインが効く”説はとんでもない間違い
- オロナインの有効成分は水虫用の殺菌&消毒成分
- 殺菌消毒剤のオロナインと保湿クリームのニベアは別もの