AGA以外のハゲの種類

ひこう性脱毛症(粃糠性)

近年女性にも多くなっている脱毛症ですが、ひこう性はヘアケアにこだわるあまり洗浄力の強いシャンプーや頭皮に刺激のあるコスメを使いすぎ肌の乾燥が進んでいる場合に起こりやすくなります。

皮脂がなくなり雑菌が繁殖しやすい状況になりフケが大量に発生し、毛穴をふさいでしまうというものです。

フケの大量発生やカユミなどの症状が現れた場合は注意が必要です。

対策

脂漏性とは逆に頭皮の乾燥が進んでいる脱毛症ですが、対策は同じです。まず頭皮に過剰な刺激のあるものは避けること。

洗浄力の強いシャンプーは感想を助長してしまうだけです。優しい成分のアミノ酸系のシャンプーで優しくケアしてあげましょう。

先発の際は爪を立てて洗ったりするのは厳禁です。指の腹を使い優しく洗うことを心がけてください。

 

円形脱毛症

一般的には10円ハゲなどと呼ばれているものです。ストレスでなるといわれていましたが、その因果関係ははっきりしておらず、近年では、自己免疫の病気と言われるのが定説となっています。

体の防御をしているリンパ球が毛根を誤って自己攻撃して起こるものとされています。中にはストレスによりリンパ球が反応するという説もあります。

しかし、ストレスを感じていないと思われる幼児に発症したり、花粉症の季節に急に治ったりする場合があり、アレルギーとの関連があるとみる向きもあります。

リンパ球が誤って毛包部分を攻撃するという原因についてもまだ解明されていません。

単発型

突発的に10円玉程度の大きさで毛髪が抜けていきます。60%ほどが自然治癒していきますが、中には悪化する症例も見られます。

多発型

10円ハゲが2個以上になる症状です。小さなものが複合的に重なり一つの大きな脱毛につながる恐れがあります。

蛇行性

小児期に多く見られる症例ですが、後頭部・側頭部に不規則に脱毛していきます。その抜毛後の形から蛇行性と呼ばれています。

全頭型

多発型から進行したもので、脱毛部分が一つの塊となり大きな脱毛に進んでいきます。

汎発型

毛髪のみならず体毛が抜け落ちる症例です。その症状から円形脱毛症とは思えませんが、れっきとした円形脱毛症であり、治療しずらく後に尾を引くたちの悪い種類です。

円形脱毛症はほぼ自然治癒で治るものですが、上記のようにまれに悪化する場合もあります。ひどい場合は皮膚科の診断を仰ぐようにしましょう。

ただし、根本的な治療法はまだ確立しておらず、薬剤などで様子を見ていく方向になります。生活改善やストレスの発散などで良くなるケースもありますが、あくまで自然治癒という形をとっていくようになります。

対策

円形脱毛症は、そのほとんどが自然に治癒して行きますが稀に頭全体から体毛にまで進行していく場合があります。進行してきた場合は自己免疫疾患の可能性も疑われますので、専門医に診察を仰ぐようにしましょう。

 

脂漏性脱毛症

ホルモンバランスの乱れにより皮脂が過剰に分泌され、毛穴を防ぎ、毛根やその周りの皮膚の炎症を引き起こし抜毛につながっていきます。

ただし、炎症を引き起こすのは稀で、長期間の放置や頭皮の洗浄をおろそかにしていると進行していくようです。

原因はホルモンバランスと書きましたが、ホルモンバランスの乱れは、食生活や生活習慣・過剰なストレスなどから起こるものです。

頭皮の嫌なにおいや、過剰な皮脂をほったらかしにしておくと脂漏性脱毛症の原因となりえます。

対策

主な原因は上記の通りですので、治療方法は自ずと見えてきます。まず、生活習慣や食生活の乱れを正常な状態に戻すことから始めます。

基本的に食生活はよほど偏って食べていなければ必須の成分は補えるようになっています。肉類だけ食べたりということは避け、バランスの良い食事を心がけましょう。また、睡眠不足や運動不足といったものも改善していくとよいでしょう。

ストレスが原因の一つでもありますが、適度な運動でストレスが解放される場合もあります。全ては、バランスの上に成り立っています。

過度にストレスを感じる生活よりも、中ほどを歩む落ち着いた環境づくりを進めていきましょう。

それからもっとも気を付けなければならないのは過剰に皮脂が分泌されているからと洗浄力の強すぎるシャンプーを使う事です。

皮脂には雑菌から身を守る働きがあり、適度な皮脂を頭皮に残しておくというのは非常に重要なことです。

また、皮脂が少なくなりすぎるとそれを補うため逆に過剰に分泌され、悪循環に陥ってしまいます。頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーや育毛剤などで頭皮を優しくケアしてあげましょう。

 

抜毛症

他の薄毛とは少し趣が違うのがこの抜毛症です。抜毛症とは、本人の意識なく自らの毛髪を抜いていくというストレスや精神的なものが深く関わっている脱毛症です。

少し前までは10歳前後の多感な時期の女の子に多く見られた症例ですが、現在では20~30代の女性にも多く見られています。

特に多く見られるのが、人間関係で悩みを持っていたり内向的な性格の人に多いとされています。

対策

抜毛症は通常の薄毛と違いますので、治療する方法も違います。まず、ストレスの原因をしっかりと調べることとその原因を取り除くことから始めなければなりません。

心療内科や精神科などを受診する方法もあります。

また、周囲の方も毛を抜く行為自体を怒ったりして患者さんのストレスを高めないようにすることも重要です。

精神的な疾患である可能性が高いですが、抜毛症を研究している大学でトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸を摂取することで症状に改善がみられたと報告があります。

いわゆる精神的な疾患と食とのつながりがあるのではないかと言われています。しかし、まだまだ研究段階ですので今後の進展を見守ることになります。

まずは、心療内科や精神科などで診察してもらうことが治療に一番近い方法だといえるかもしれません。

 

分娩後脱毛症

産後脱毛症とも呼ばれ、出産を終えた女性特有の脱毛症です。原因としては、妊娠中に大量の女性ホルモンが体内で発生するためで、出産後ホルモンバランスが元に戻るため、自然治癒することがほとんどで特に心配はいりません。

長くても半年程度で元に戻るといわれています。

対策

自然治癒がほとんどで分娩後脱毛症自体は心配いらないものの、育児によるストレスで脱毛につながる場合がありますので注意が必要です。

分娩後半年程度、長くても一年でもとに戻るのが通説ですが、それ以上の期間に及ぶとストレス性の脱毛症を疑う必要があります。

こうなると育児によるストレスをどう軽減していくのかが課題となります。

 

まとめ

抜毛の種類は多種に渡っています。上記に挙げている脱毛症はAGAと違い、免疫機能やストレスに起因するものが多く育毛剤やシャンプーなどでは治療できないケースもありますので、自己判断でなく専門医で検査し早期治療をしていくようにしましょう。


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