どうも、マクトです。
スーツ着用のバイトが入ったのですが、
スーツに合わせるための革靴を持ってないことに気づいて立ち尽くしました。
これはマズいぞ。
どうせパンツでほとんど隠れるから、ブーツだとばれることはなさそうだし……
……いややっぱダメ。
茶色いコバなんてビジネスシューズじゃあり得ないし、スラックスにブーツを合わせたら裾にシワが出てシルエットが崩れる!
やむを得ん、ということでスーツ用の革靴を探しに古着屋を巡ってきました。
しかし、バイト用の靴に一、二万も出したくはない。
そんな時は、徹底的に宝探し目線で靴を探すのがポイント。
狙うべきはいいブランドの、状態の悪い靴。
多少革が劣化したくらいなら手入れである程度は再生できるので、ぼくはそこまで革の状態を気にしません。
ただ靴底は自分では修理できないので、
靴底があまり減っていなくて、革だけ(再生可能なレベルの)ダメージ受けてるみたいな靴が理想。
もちろん古着屋の人は、そこらへん織りこみ済みで値段を付けてます。
なので、相当の目利きじゃない限りこの宝探しは期待値の低い遊びですが、そんな不毛な時間もまた楽しいもんです。
さて、約2時間に及ぶ宝探しの末に僕がセカストで購入した靴がこちら。
日本上陸が1961年の老舗シューズブランド『REGAL』のプレーントゥシューズ。
お値段は少し予算オーバーの6000円。
キズと履きジワがけっこうあるけど、靴底はほとんど減っていないのでよしとしよう。
ノーズはほどよい長さで、トゥがポッテリと丸めのフォルムなので、そこまでビジネスライクにならず、なんならカジュアルな服装にも合わせられそうなデザインがポイント高し。
個人的に、スーツ姿の人がよく履いてるとんがった靴のフォルムは嫌いなので、ちょうどいいデザインが見つかってよかったです。
履きジワがけっこう目立つけど、ここが手入れの腕の見せ所!と意気込んでみる。
(ただ、↑この画像は手入れ後のものです……痛恨の撮り忘れ)
こちらがメンテ前の状態。この靴は、主に靴の甲~コバのあたりにダメージが集中しているもよう(他の部分は割ときれいでした)。
ごらんの通り、甲部分には深い履きジワが入り、つま先には細かいキズができ、コバの先端部は茶色に変色しています。
「履きジワはひび割れまではいってないし、クリームで保湿すれば改善できるかな~」と甘く見ていたら、帰宅後に衝撃の事実が発覚。
この靴、ガラスレザーじゃないか……。
ガラスレザーとは、なめした革をガラスなどに張り付けて乾燥させ、銀面を平らに削り、表面に樹脂コーティングを施した革のこと。
独特の光沢感が特徴で、ビジネスシューズに使われることも多い革です。
そのコーティングのおかげで水にも汚れにも強く、メンテフリーという面もあるのですが、履きジワがついてしまうとリカバリーしにくく、なおかつ目立ちやすいという諸刃の剣。
たしかに、店頭で革の状態をみたときになんか不思議な革だな~とは思ったよ?
1000マイルブーツも手入れサボって乾燥したらこんな状態になるのかな~なんて思っていたら、革の種類からして違っていたという。
まだまだ勉強不足だなあ。
でも、気を取り直してメンテナンス開始。
ガラスレザー用のケア用品は持っていないので、実験も兼ねて1000マイルブーツに使っていた表革用のケア用品を使います。
手入れその1 ~馬毛ブラシで全体の汚れ、埃をかるく払う
まず靴ひもを外したのち、馬毛ブラシで全体にたまった汚れと埃を払います。
このあとクリームを塗るので、埃が残ったままだと埃ごとぬりこんでしまいます。
ササッとやりますが、重要な作業。
手入れその2 レザークリーナーで古いオイル、汚れをクリーニング
レザークリーナーで靴についた古いオイルや汚れを落とします。
汚れ落としはもちろんですが、古いオイルを落とすことで、この後に塗るクリームが浸透しやすくなるのだとか。
布に適量をなじませて靴全体にぬりこんだのち、完全に乾く前にふき取ります。
布は靴磨き専用のものが色々売っていますが、別に着なくなったTシャツの切れはしとかでもいいです。
ぼくは着なくなったTシャツは捨てずに靴磨き用にとっておいてます。
比較画像。右が、レザークリーナー使用後の靴です。
……全然違いがわからない。
やっぱりガラスレザーは勝手が違う。
気にせず次の行程へ……。
手入れその3 ~シュークリームで革の栄養補給&保湿
続いて、モウブレイのシュークリームを使って革の栄養補給と補色をします。
靴の甲部分に茶色っぽい細かいキズが多数あるので、補色は必須。
また、保湿によって履きジワも改善されるはず……。
やりかたは、Tシャツの切れ端にクリームをとり、全体に薄く塗り伸ばしていきます。
キズの部分は少し多めに。
塗り終わったら、豚毛ブラシでクリームをなじませるようにブラッシング。
キズがつかない程度に、しかし結構強めにゴシゴシやっちゃいます。
コバ部分も茶色く変色していたので、ついでとばかりにコバにもクリームを塗りこんで補色しました。
コバはコバで別のやり方があるので、みなさんはマネしないでください。
手入れ完了!さて仕上がりは……??
だいたい30~40分ほどで、両足の手入れが完了しました。
さて、仕上がりの程は如何に……。
こんな感じになりました~。
冒頭と同じ画像なのは見逃してください。
色々と雑でしたが、キズは目立たなくなり、コバもだいたい黒色に戻りました。
ただ、履きジワ部分だけはあまり変化がなく、くっきりとシワが残っています。
シワをなくそうと調べてみましたが、これに関してはガラスレザーの宿命と諦めるしかなさそうですね。
対策としては、履き終わった後にシューツリーをいれて保管すると、シワが定着しにくくなって長持ちするそうです。
ぼくも1000マイルブーツは何も使わず保管していましたが、これを機にシューツリーを買ってみようかなと思います。
いやあ、古着屋での「宝探し」はなかなか楽しい。
スーツ用の靴を買うのは初めてでしたが、結果的にはそこそこ満足のいく買い物ができてよかったです。
しかし、「宝」を磨く工程には少々不満が残る結果になりました。
今回はやむを得ず、ガラスレザーには向かない方法で手入れをしたので、効果はやっぱりいま一つといったところ。
これから色々研究して、ガラスレザーに合った手入れ方法を修得しようと思います。
ただ、ガラスレザーはやっぱり苦手。
機能を追求した結果なのでしょうが、あの無駄にテカテカした質感は好きになれません。
このREGALの靴はスーツ用と割り切って履いていこうと思います。
長く履いていれば、いつか好きになることもあるかもしれないですし。
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