暖かい季節になると半袖やスカートといった服装が多くなり、肌の露出部分も増えてきます。なかでも他人からよく見られてしまうのが膝や肘といった関節部分です。自分からは目に入りにくく、冬の間は服装によって隠すことができるということもあり、気づかないうちに黒ずみが進んでいるということがよくあります。今回は膝や肘に黒ずみが発生する原因や、黒ずみ対策に効果的なピーリングについてご紹介します。

膝や肘は黒ずみダメージを受けやすい部分

もともと膝や肘といった関節部分は汗腺が少ないため乾燥が起きやすく、肌を守ってくれる皮脂の分泌も多くないため、日常生活のなかでもダメージを受けやすい部分となっています。

特に服との間などで起こる摩擦は肌への大きな刺激となるため、気をつける必要があります。化学繊維などの素材は肌との摩擦を大きくしてしまうため、普段よく使う洋服は綿などの肌に優しい素材でできたものを選ぶようにしましょう。

摩擦によるダメージを減らすためには、着替える前にボディクリームを塗ることも効果的です。

また、肌に強い圧力をかけてしまうことでもダメージが蓄積されていきます。普段の家事などで床に膝をつけることが多かったり、仕事の際に机に肘をつける癖がある人は注意するようにしましょう。肘と机の間にタオルを挟むことなどによって、ある程度摩擦や圧迫を軽減させることができます。

擦って落とす方法は黒ずみを悪化させてしまうことに

膝や肘の黒ずみが目立ってしまうと、年齢よりも老けて見られたり、相手に不潔な印象を与えてしまうことにもなります。そのため、黒ずみを発見したらすぐにでも治したいと焦ってしまう方が多いかもしれません。

関節部分である膝や肘部分は皮膚が頻繁に伸縮されるため、もともと他の部分よりも黒ずんで見えることがあります。

よくある間違いとして多いのが、この黒ずみを汚れによるものだと勘違いして、風呂場などでゴシゴシと擦って落とそうとする方法です。このような方法は肌へ強い刺激を与えてしまい、余計に黒ずみを悪化させることになってしまうため、避けるようにしましょう。黒ずみ対策の基本は、焦らずに継続的なケアを行うことです。

皮膚が硬くなることで黒ずみが発生している場合もある

黒ずみの多くは、肌が刺激を受けることによってメラニンが過剰に発生してしまい、色素沈着が起こっていることが原因となっています。

しかし、汗腺が少なく乾燥が起こりやすい膝や肘といった部分では、毛穴の詰まりによって黒ずみが発生することもあります。それぞれの原因によって、黒ずみへの対策が異なってくるため注意が必要です。

もともと角質層が分厚い関節部分では、乾燥状態が続くことによって角質が硬くなってしまいます。皮膚が硬くなっていると、毛穴が圧迫された状態になり、皮脂などの毛穴から分泌される成分が詰まりやすくなってしまうのです。

硬くなった膝・肘の黒ずみにはケミカルピーリング

乾燥によって硬くなった皮膚は、クリームによる保湿などのケアも難しくなり、放っておくさ らに黒ずみを悪化させていくことになります。このような膝や肘の黒ずみに対して有効なのが、ピーリングによる対策です。

ピーリングは調理で使うピーラーと同じく、「peel」という剥ぎ取りを意味する言葉が由来となっており、古い角質を剥がし落します。

ピーリングにもいくつ か種類がありますが膝や肘へのピーリングには、「ダイヤモンドピーリング」などの物理的に擦って角質を落としていくものではなく、酸によって角質を溶かしていく「ケミカルピーリング」という方法を使います。

このケミカルピーリングも大きく分けて2種類に分けることができますが、黒ずみ対策では肌への刺激が少ない「AHA」を選ぶようにしましょう。ケミカルピーリングは危険だというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、危ないとされているのは主にトリクロロ酢酸などの強い化学成分を原料とする「BHA」と呼ばれるものになります。

BHAを採用したケミカルピー リングでは、肌へ強い刺激を与えてしまい、黒ずみの原因となるメラニンが作られてしまう可能性があるため、避けるようにしましょう。

AHAのケミカルピーリングでは主にリンゴ酸やクエン酸といった天然由来の成分が原料となっており、購入して自宅でも問題なく使用することができます。

ただし、膝や肘といった関節の角質層は分厚いため、ピーリングをしたからといって、すぐに効果が出るわけではありません。黒ずみがなくなるまでピーリングを毎日繰り返すのではなく、肌に負担をかけないように2〜3週間に1度の頻度で使用して、少しずつ古い角質を落としていくようにしましょう。

ピーリング後にもケアを続けることが大切

膝や肘へのピーリングは、乾燥して硬くなった皮膚が原因となっている黒ずみに対しては有効ですが、メラニンによって色素沈着が起きている場合にはあまり効果的ではありません。

ただし、乾燥による黒ずみとメラニンによる黒ずみが同時に発生していることもあるため、膝や肘部分の肌がガサガサしているといった場合にはまずケミカルピーリングを試してみるといいでしょう。

古くて硬くなっている角質を取り除くことができれば、ターンオーバーという肌の修復活動が正常化され、メラニンによる色素沈着も治っていく可能性が高くなります。

角質が変わることによって生成された新しい皮膚は刺激に非常に弱くなっているため、メラニ ンによる黒ずみの悪循環を繰り返さないためにも、ピーリング後は保湿やメラニン対策を続けることが大切になります。

保湿は化粧水などでも効果がありますが、黒ずみ専用クリームであれば保湿やメラニン対策、除毛効果などが同時にできるため、購入しておくと便利です。正常な肌のターンオーバーを維持して、乾燥やメラニンに負けない健康的でキレイな肌を手に入れましょう。

●まとめ
膝や肘といった関節部分の黒ずみには、肌への刺激も少ないAHAのケミカルピーリングがおすすめです。ただし、黒ずみの原因がメラニンによる色素沈着だけの場合は、ピーリングではなく刺激の軽減や肌の保湿を優先させるようにしましょう。黒ずみは摩擦や乾燥によって冬の間に悪化している場合もあります。すぐに消せるものではないので、早めに対策をするようにしましょう。黒ずみをしっかりと対策して、暖かい季節になっても肌の露出を気にせずにファッションを楽しみましょう。