どうも! 東京ソバット団の団長、またの名を立ち食いそば図鑑の中の人、本橋です。最近、東京ソバット団のfacebookページも始めましたので、そちらもよろしくお願いします!

 

さて今回向かったのは、東急大井町線の中延駅から歩いて15秒のところにある「大和屋」

この改札を出ると……。

 

こんな近くにあるのです。まさに駅隣接の好立地。これなら迷うことはないですね!

さてこの大和屋さん、看板にもある通り、天ぷらの美味い店としてマニアの間では知られた存在なのです。

なにを隠そう、こちらはもともとあちこちの飲食店に天ぷらを納入していた惣菜屋さん。実はその納入先には、あの富士そばもあったんだとか。そう、かつて富士そばの天ぷらは、この大和屋さん(の母体だったお店)が作っていたのです。そりゃ美味しいはずですよ。

 

店内はこんな具合に変形コの字のカウンター。そのガラスケースには……

美味そうな天ぷらが所狭しと並んでいます!

 

ちょっとお願いして、バットを出してもらいますと……。

 

左から「天ぷら(かき揚げ)」「五目天」「げそかき揚げ」「紅しょうが天」「春菊天」

 

そして「ナス天」「ごぼう天」

 

手前が「イカ天」で奥が「アジ天」

 

定番の「チクワ天」「ソーセージ天」

 

そして「ピーマン天」と右が「かぼちゃ天」に奥が「イモ天」

 

ふぅ、どれもこれも美味そうなのですが、目当ては天ぷらじゃないのです。実は今回、紹介したいのはコロッケ。そう、立ち食いそば界の異端メニューとして知られ、マニアの間でも賛否が分かれているあの「コロッケそば」なんです

コロッケは作るのに手間がかかるため、どうしても冷凍の業務用を使う立ち食いそば店が多いんですが、なんとこの大和屋ではイチから手作り。じゃがいもをゆでてコネコネしてと、非常に手間のかかるやり方で作っているのです。まさに、もと惣菜店の面目躍如!。

もちろんその味は抜群。ずっしり重量感のあるボディはツユに浸かってもすぐには崩れず、最後までコロッケを美味しくいただける名品として、一部の立ちそばファンから賞賛の声を浴びているのですよ!

そんな大和屋さんのコロッケ、今回は作るところを特別に覗かせてもらいました。全国に5000人はいると思われるコロッケそばファンよ、存分に堪能すべし!

 

こちらが大和屋の店主さんご夫婦。コロッケの調理は奥さんが担当しています。

 

さて、ドンと置かれたのは、ゆでたじゃがいもを潰したもの。もちろんとても熱いので、朝イチでゆでてすでに冷ましてあります。材料はじゃがいものみという、まさに王道のコロッケなのです。

ここに砂糖と塩、そして秘伝のタレを入れて混ぜあわせていく。

 

この茶色いドロっとしたものは揚げ玉をひいてコショウと調味料を加えたもの。これが大和屋コロッケの美味さの秘密なんですよ。

 

混ぜたものをちょいと試食させていただきました。いやぁ、ほんのりしたじゃがいもの甘みがたまりません。 

これを型にはめて整形し、パン粉をつけたら準備完了! ちなみに通常はパン粉のつなぎに玉子を使いますが、こちらは天ぷらのドロ(衣)を使っております。ツユに負けないしっかり衣の秘密は、こんなところにあったんですね。

 

あとはジュワッと揚げれば完成。

 

ジャーン! 

これが大和屋の揚げたてコロッケそばです!

 

コロッケそばの「そば抜き」を注文!?

どうですか、この厚み。かなり重みがあるにもかかわらず、衣がしっかりしているので崩れないんですよ! ちなみにコロッケそばには「そのまま食べたい派」「崩して食べたい派」の二大勢力がありますが、私はそのまま食べたい派。なので、大和屋のコロッケは理想的なんですよ。ツユがしみつつ歯ごたえの残った衣と、口に広がるじゃがいもの甘みがたまりません。

 

さて、実は私以上にコロッケ好きなのが、本日同行している東京ソバット団、副団長の安藤カメラマン。今回は純粋にコロッケを楽しみたいということで、コロッケそばの「抜き」、つまりそばなしコロッケのみを特別に作ってもらいました! 嬉しそうにコロッケそば(抜き)を食べる安藤カメラマンの様子は、動画でお楽しみください。あまりに興奮して方言が出ちゃっています。

 

いやいや存分にコロッケを楽しんじゃいましたが、じつはこちら、カレーも美味しいんですよ。それで天ぷらも美味しいとなったら、やってみたくなるじゃないですか。だからやっちゃいました。

 

はい、カレーにナス天。カレーがおうち風でトロミがあるうえ、天ぷらの衣がしっかりしているんでシナシナにならず、美味しく食べられるんですよ。

 

こんな風にカレーをつけてかぶりつけば最高! カレーとナス天、なんでココイチがこのメニューを始めないのか不思議です。

 

おっと。もちろん通常のそばメニューも美味いですよ。天ぷらはとにかく種類がありますが、おすすめなのが紅しょうが天

 

こちらは他店の紅しょうが天とはちょっと違って長ネギが多め。ネギの甘みに紅しょうががいいアクセントになって、たまらなく美味いのです。ツユが少し甘めなので、天ぷらの味が上手いこと引き立つんですね~。

ネギ好きにはたまらん天ぷらです。

 

ふぅ。他にもいろいろ試したいタネはあるのですが、2人で4ついただくとさすがに腹パンです。ごちそうさまでした!

 

ちなみにすぐ近くには有名な六文そば中延店があるのですが、店主さんいわく「あっちはツユが濃い目でウチは甘め。だから競争にならないでやっていけるんだよ」とのことです。

大和屋に六文そば、この2つがある中延に住んでいる人がうらやましいな~。

それにしてもコロッケそば(抜き)に、カレーナス天と、好き放題に注文させてもらってますが、この自由さが立ち食いそばのいいところ。アレにコレ乗せたらどうかな? アレとコレの組み合わせはたまらんだろう、なんてぇのが楽しいんですよ。

立ち食いそばイズフリーダム! 

また来ます!

 

お店情報

大和屋

住所:東京都品川区中延4-5-4
電話番号:03-3783-3472
営業時間:月〜土6:15〜21:00 日7:00〜14:00 祭日6:15〜15:00
コロッケそば=380円、カレーライス=450円、ナス天=100円、生姜天そば=400円

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:本橋隆司

フリーランスの編集、ライターとしてウェブや雑誌などで仕事中。立ち食いそば好きが高じて2013年に『立ち食いそば図鑑 東京編』を、2014年に『立ち食いそば図鑑 ディープ東京編』を制作。そばであればだいたい好き。最近、注目しているのは細うどん。

撮った人:安藤青太

カメラマン、書籍制作。グラビア系から食べ物系まで何でも撮るカメラマン。本橋とは『立ち食いそば図鑑 東京編』『立ち食いそば図鑑 ディープ東京編』を制作。その他『檀蜜DVD色情遊戯2』『DK 男子高校生萌え』『書店男子』など。最新作は『TOKYO餃子図鑑』。好きな立ち食いそばは「コロッケそば」。