Q & A

白髪染めにヘナを使うメリット、デメリットをヘナ歴10年美容師の私が、徹底解説


ヘナとの出会い

ヘナと初めて出会ったのは、まだ美容師になりたての頃・・・

美容師になって27年経ちましたが、ヘナにどっぷりはまったのは約10年前になります。


⇧ハマりすぎて、インドまで行っちゃったり


⇧ハマりすぎて、お店の庭で実験栽培まで

なぜ美容師の私がヘナにはまったのか?気になりますよね。

約10年前のとある日、母親から電話がありました。
私の母親がいわゆるネットワークビジネス系のヘナを
大量に買ってしまったからアンタ(私の事)塗ってくれない?
とのことでした。

27年前の美容師になりたての頃『ヘナ』という存在自体は知っていましたが
特に興味を抱くことはなく気にもとめていませんでしたので
塗ることはできても一体ヘナというものが、どんな成分でどんな作用があるのか?

美容師資格を持つプロですので、わけのわからないものを人体に使用することはできません。

そこで『ヘナ』というものをインターネットで調べることになったのです・・・

調べれば調べるほど、『ヘナ』という名称ではあるけども

化学薬品が混ぜられている商品など
一般の方にはとても判断のしにくいヘナ
が販売されている事がわかりました。

植物であるがゆえ肌の弱い方や健康志向の方々の間でとても重宝されてるヘナ。

しかし、ヘナ業界の実態はとても素人では理解しがたい売り文句が溢れ
2007年悲劇が起こってしまったのです。

天然100%と謳っていたヘナに薬品が混入されていて肌トラブルが続出・・・

国民生活センターに苦情が相次ぎ自主回収騒動までなってしまいました。
これらの騒動は、美容師である私どもの業界では殆ど知られていない出来事。

これほど多くの方がヘナを使って白髪染めをしてるのに
なぜプロである美容師が対応できていないのだろう・・・

それまで20年ほど美容業界にいた私は、少し罪悪感というか
申し訳ない気持ちになったのを覚えています。

新商品やデザイン優先の美容業界・・・

おしゃれになる場所だけが、美容室ではなく
薬品を使うことで髪の悩みのある方々がこんなに沢山いる世の中

そんな方々も気軽に美容室でヘナができる環境にしよう!

こうして私はヘナという植物にこだわり続けてきたのです。

 

ヘナとはなに?

 

古くは世界中に分布していたヘナ。

ヘナの色素の元であるローソニアというオレンジ色素が髪の毛や爪といった
タンパク質でできた部位に着色することで色がつきます。


写真は、ヘナタトゥーといって結婚式やお祭りの際に手足に模様を書きます。

結婚式では、書いた色の濃さで相手の愛情をはかるなんてこともあるそう!
一種の占いみたいなもので楽しいですよね♪

髪の毛に使うヘナも同じで乾燥させたヘナをお湯や水で混ぜてペースト状にして
使います。

天然100%のヘナは化学薬品で作られたヘアカラーのように
黒髪を明るくすることはできませんので、主に白髪染めに使われることが多いですね。

白髪にはオレンジに色がつきます。
オレンジ色が目立つ方には、インディゴという植物を後染めすることで
自然なブラウンになります。

 

ヘナの使い方

 

基本的な使い方は、ヘナの粉をお湯(人肌より少し温かい程度)に混ぜて
ペーストをつくり(マヨネーズくらいの粘度)
髪の毛に塗布します。

塗布したら1時間ほど放置して、洗い流します。

作り方は、こちら

ヘナのペーストを作ったら髪に塗布していきます。

ロングの人がヘナを塗布する場合

全体に塗布し終わったらこのようにまとめるといいですね。

ペーストが乾燥すると染まりにくくなるのでラップなどで
髪の毛覆っておくといいですね。

 

ヘナのメリット

 

肌や髪に負担をかけない

天然成分なので市販のヘアカラーや美容室のヘアダイでかぶれる方、
化学薬品を使えない方などでもヘナは大丈夫な場合が多いです。

髪にも薬品を使わないので市販の白髪染めを長年続けて
ボリュームがなくなったり髪が細くなったりの悩みはありません。

 

高価なトリートメントをしなくてもコンディショニング効果がある

ヘナの成分は髪の毛にハリ・コシを与えるのでヘナをするだけでつやつやした髪になります。
私は、シャンプーやトリートメントをしない湯シャン派なのですがヘナと湯シャンだけでサラサラです。
これだけ考えても経済的ですね♪

 

リラックス効果がある

ヘアカラーのようにピリピリ感やツンとした匂いがしないので
ヘナをすると熟睡する方が多いです。

 

ダメージした髪を健康にしサラサラ・ツヤツヤにしてくれます

ヘナの色素であるローソニアが髪の毛の傷んだ部分に吸着し健康を取り戻してくれます。

 

環境にやさしい

ヘナは自然の葉っぱなので排水しても環境に負担をかけません。

 

ヘナのデメリット

 

ヘナは髪を染めるのに時間がかかる

市販や美容室でのヘアカラーのように短時間で染まりません。
初めてヘナ染めをされる方はこういったこと注意しなければいけませんが
これから先ずっと白髪染めをすることを考えたらデメリットよりメリットの方が
多いと思います。

自宅で塗布して、時間をおいてる間、お掃除したり雑誌を読んだりと
自分の時間が有効に使えますので早染めするほどそんなに忙しいの?
と思ってしまう自分がいます(笑)

 

ヘナ特有の葉っぱの香りがある

現代社会は香り重視(笑)
鶏糞の香りや嫌な香りを嗅ぐことがほとんどありません。

自然の葉っぱですのでそれほど嫌な香りではありませんが
人によっては臭いと言われる方もいらっしゃいます。

逆に小さな子どもたちは、ヘナの香りを嫌がることがありません。
人工香料になれてしまって、ホントの嗅覚が薄れているかもしれませんよ?
たまには自然の香りに触れてみましょう♪

 

天然染料なので色が選べない

美容院でヘアカラーする場合や市販のヘアカラーを選ぶ場合は
色見本で選ぶことができますが、ヘナは自然の色素なので色を選ぶことはできません。

しかし、自分自身の髪の色にあった色になるので世界にたった一つの
オートクチュールカラーとも言えます。

 

天然染料でも絶対に安全とは限らない

肌が弱い方ケミカルアレルギーの方などに愛用されてるヘナですが
絶対に安全とも言い切れません。
植物アレルギーなどもありますので必ずパッチテストを行いましょう。

 

いかがでしたか?

天然ヘナは多くの美容師さんに嫌われているので
なかなか美容室でヘナをすることができません。

早く染まらない、色が選べないなどの理由が美容師さんにはあるようです。

私がヘナをやり始めた頃、お客さんに『美容室でヘナやってるって珍しいわね!』
と言われてしまいました。

髪を染めるということに関してはヘナもヘアカラーも同じなのに・・・
ついつい自分たちが使いやすいものを選んでいたんですよね・・・

ヘナに出会って思うのはヘナほど簡単で髪の毛や肌に負担の
かからないものはない!

と思っています。

あれほど新製品や新成分を使ってきたのにね。

あれこれ余計なケアケア剤を使うことも必要なくなりますし
いいことばかりです♪