生理中の 肌荒れの原因と対策
毎月、女性に訪れるのが月経。おおむねひと月単位の周期でやってくる「生理」時期には、よく肌が荒れます。女性ホルモンが関係していることが分かっているんですが、詳しく理解している女性は少ないかもしれません。生理のときに肌が荒れるのはなぜでしょうか。そしてその対策は?
生理不順でなくても肌は周期的に荒れる
2つの女性ホルモン その違いとは
男性と比べると、好調と不調の時期が多く繰り返されるのが女性の身体。体調だけに留まらず精神も乱れやすい気がしますが、いかがでしょう。その原因となっているのは、女性ホルモンです。女性の身体というのは、女性ホルモンの働きによって、コントロールされています。
それが、卵胞ホルモンのエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンです。これら2つのホルモンは、一定の周期でそれぞれの分泌量のバランスを変えながら、女性のカラダと心に作用しています。
■ エストロゲンとプロゲステロン
2つの女性ホルモンのバランスが正しい周期を保っていればこそ、生理、妊娠、出産などができるのです。このエストロゲンとプロゲステロンはどいういった作用があるのでしょうか。働きと分泌時期は次のようになっています。
・エストロゲン(卵胞ホルモン)
【働き】
女性らしいカラダを作るホルモンです。子宮に作用して、妊娠に備えて子宮の内膜を厚くします。自律神経や感情の動き、骨、皮膚、脳の働きにも大きく関わっています。また基礎体温を下げる働きもあります。
【分泌時期】
生理の終わり頃から排卵前にかけて分泌が増加します。この時期の基礎体温は低温相になります。エストロゲンの分泌が多い時期は「卵胞期」と呼ばれます。体調が良い時期であり、身体と心、それにお肌も比較的安定します。
・プロゲステロン(黄体ホルモン)
【働き】
妊娠を助けるホルモンです。子宮内膜に受精卵が着床しやすくなるよう、環境を整えます。妊娠していれば、妊娠を継続させる働きもします。体内の水分を保持したり、食欲を増進させるという働きもあります。また、基礎体温を上げます。
【分泌時期】
排卵後から次の生理にかけて分泌されて、基礎体温は高温相に。プロゲステロンの分泌が多い時期は黄体期と呼ばれます。身体に変調をもたらし、人によっては、腹痛、腰痛、頭痛が起きたり、むくんだりします。精神的にも不安定になりやすく、イライラしたりします。肌に吹き出物が出たりすることもあります。
(この症状が重いのが「月経前症候群(PMS)」)
■ 肌とココロを悪戯するプロゲステロン
エストロゲンはコラーゲンを生成を促したり、肌に張りを与えたりして女性らしさを作りだします。分泌されるのは月経終了後から排卵直前のころ。女性がもっとも綺麗になるのが、このエストロゲンの分泌時期なのです。
排卵の後には、エストロゲンが減少して、プロゲステロンが増えます。短い間に、エストロゲンとプロゲステロンの量が急激に入れ替わります。このホルモンが入れ替わるときが、肌荒れを起しやすい危険な時期なのです。
プロゲステロンは、皮脂分泌を過剰にしたりするので、ニキビや肌荒れが起こりやすいといわれています。皮脂が毛穴に溜まるために肌の状態を悪化させるといわれます。ホルモンバランスが乱れてしまう事により、イライラしたり精神的にも不安定になったりします。
月経前には、女性らしさのエストロゲンが減少し肌荒れを起こしやすくなってしまう。月経中は、エストロゲンとプロゲステロンの両方のホルモンが減少してしまう。体内のホルモン状況は違っているのですが、どちらとも肌にとっては危険であるということです・・・。
肌どうする?月経中と前後のスキンケア
いかがでしたでしょうか?
月経前や月経中には、女性ホルモンのバランスが乱れやすくなります。肌荒れしやすい状況に陥ってしまうのですね。非常に困ったことですが、落ち込むことはありません。あなたの体は今、どの時期にあって、どのような状態になっているのでしょう。それさえ知っていれば、状態に合わせたスキンケアができるようになります。生理と肌荒れの関係を知ったことで、対処できる余裕が生まれたのではないでしょうか。
ありがたいことに、現在では、自分の排卵の時期などがカンタンに把握できます。分かりやすく表示してくれる携帯アプリやサイトなどもありますから。そいうアイテムを上手に利用して、いまの体調に見合ったスキンケアを行なっていきましょう。
スキンケア(排卵後~月経前)
エストロゲンとプロゲステロンのホルモン量が、大きく入れ替わるのが月経前。お肌も心も不安定です。プロゲステロンが増えるて皮脂の分泌が増加し、お肌はベタベタしやすい状況です。ベタベタ皮脂に埃や細菌が付いくと、ニキビなどのトラブルの原因になります。
洗顔を小まめに行なう
殺菌作用のある化粧水などを使うのも○
スキンケア(月経中)
エストロゲンもプロゲステロンも両方減少し、更年期の時のような状態になる月経中。お肌を潤す女性ホルモンが両方減少し、お肌も乾燥しやすくなってます。体温が低下してるので、血行不良になりやすくお肌が乾燥しやすく。バリア機能が低下するので、過敏状態にも。小ジワやかぶれなどが増えるのもこの時期です。
保湿成分の高い美容品を使う
洗顔回数を減らしお湯での洗顔は止める
保湿系パックなどはやや回数を増やす
一言でまとまれば、整理中とそれ以外の時期では、真逆のキンケアとなります。タイミングを間違えず、肌に合ったケアを心がけてくださいね。
メモ:
生理の周期が肌荒れの原因になることがわかりました。生理不順もホルモンバランスが乱れるので、肌荒れを起します。生理不順の原因は、ストレスや睡眠不足、不規則な食生活など。普段の生活を見直すことで、改善へと向かいます。ホルモンバランスを整える食材は、イソフラボンやビタミンEです。イソフラボンは、エストロゲンと非常に似た働きをするといわれています。多く含まれているのは大豆製品など。
● 美肌対策のクチコミ&意見
● 肌のくすみを取る方法を教えてください!
女性ホルモンを味方につけるために一番重要なことは、まず自分の生理周期を知ること。生理周期は約25日~38日前後で個人差があります。この周期を把握するために、基礎体温を計りましょう。基礎体温から自分の女性ホルモンがどのように分泌され、変化しているのかを把握することが・・・