学生時代に多くできるニキビで悩まされていませんでしょうか?
学生時代に出来るニキビは思春期ニキビと言い、ほとんどの方が経験するものです。
その思春期ニキビがひどくてとても悩んでいる方は、是非皮膚科に言って診察してもらいましょう!ここでは皮膚科でどのような治療を行うのか?そして、どのような治療薬を処方されるのかについて記載しておりますので、確認していきましょう!
思春期ニキビはなぜ中高生で増える?
思春期ニキビは、なぜ中学生、高校生で増えるのでしょうか。それは、中高生は、第二次性徴期にあたるので、ホルモンバランスがたくさん増えるからです。
男子は、男性ホルモン、詳しく言うと、アンドロゲンが増え、ニキビが増えます。
前回述べた通り、男性ホルモンはにきびを増やす原因となります。
女子は、女性ホルモンが増えるのですが、大きく分けてエストロゲン、プロゲステロンが増えます。
エストロゲンは、美肌作用があるのですが、プロゲステロンは、皮脂の分泌を活発化され、ニキビが増えるのです。
思春期ニキビの治療法
思春期ニキビの治療法は、いくつかあります。
ケミカルピーリング、男性ホルモンを抑制する内服薬や、ビタミンAの内服薬、トレチノインなどです。
それでは、それぞれの治療法を、今述べたものの他にも、次の項目でみていきたいと思います。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、薬剤を肌に塗ることで、毛穴の中に詰まっている角栓や老廃物や古い角質を酸で溶かして取り除くものです。
ケミカルピーリングはそうやって新しい肌の再生をする方法です。ケミカルピーリングには、いくつかの種類があります。
まずは、グリコール酸(フルーツ酸)によるものがあります。日本で一番有名なケミカル ピーリングです。
グリコール酸(フルーツ酸)は使い方によって強くも弱くもでき、適切に使用することができます。
次に、サリチル酸マクロゴールによるものがあります。サリチル酸マクロゴールは、一般的なケミカル ピーリングにあるような赤みや乾燥といった反応が出ません。にもかかわらず、効果が高いのです。
ケミカルピーリング中の見た目を気にすることなく治療を受けることができます。
それから、サリチル酸エタノールによるもの。サリチル酸エタノールは治りの悪いにきびに使用する強いケミカル ピーリングです。副作用も出やすくて、赤みやカサブタが続くことがあります。
ケミカルピーリングは余分な古い角質を溶かしてはがしてくれ、一度肌を綺麗にリセットした状態にしてくれるため、ニキビ跡にも有効です。
ビタミンA
ビタミンAの内服はアメリカでは、治りにくいにきびの最初の選択肢の一つです。
皮脂の過剰な分泌を抑えながら、肌のターンオーバーをスムーズにすることで、毛穴のつまりを防ぎます。内服の目安は2〜3ヶ月です。
ビタミンAの内服の効果としては、皮脂分泌を抑制する、皮膚の毛穴のつまりを防ぐ効果があります。
トレチノイン
トレチノインは角質をはがし、皮脂の分泌も抑える塗り薬です。今あるにきびの炎症を抑えるだけでなく、新たなにきびを予防して、色素沈着を早く消します。
トレチノインの効果としては、肌のターンオーバーを促す他に、にきびの炎症を抑えるたり、皮脂の分泌を抑える効果があります。
トレチノンは角質をピーリングして、コラーゲンを増やし、しみ、しわを改善するアンチエイジング作用もあります。
トレチノインは先ほど述べたように、皮脂の分泌を抑え、にきびやにきび跡治療、オイリー肌、混合肌を改善します。
トレチノインは、長期間使用し続けると徐々に効果が低下してしまうため、3ヶ月使用して2週間休む方法が最も効果的にトレチノインの効果を出すことができるのです。
トレチノインは赤みなどが出やすいため、生活スタイルに合わせて使い方を変えましょう。早く結果を得たい場合や小さな部位の治療には、高濃度トレチノインをそのまま使用するのです。
圧出
圧出は、炎症性のにきびに効果的です。皮脂を医療機器で押し出す方法です。
ニキビ菌は嫌気性菌と呼ばれる空気を嫌う菌なので、毛穴で活発に活動して、炎症が長引けばクレーターが残ってしまうことがあります。
早い段階で圧出することで、跡を残すこと無くニキビの炎症が治まります。
自分でにきびを潰すと、雑菌が入り炎症を起こしたり、クレーター・色素沈着などにきび跡の原因となるので、絶対にやめましょう。
圧出の効果 としては、にきびの炎症を鎮めることや、クレーターが残るのを予防する効果があります。
レーザー治療
ひどいニキビ跡が残りやすいニキビや、すでにクレーターのようなニキビ跡ができている場合には、レーザー治療が効果的です。
特に「フラクショナルCO2レーザー」は、皮膚の深部から肌を入れ替えて、皮脂の分泌やターンオーバーを正常に戻す効果がありますが、1回につき、約50,000円の治療費がかかります。
PDT光線力学的治療
PDT光線力学的治療は、ALA(アミノレブリン酸)を内服して毛穴の奥の皮脂腺に届かせ、それから皮膚の奥まで届く波長の光を当てる方法です。
これにより、皮膚表面だけでなく、毛穴の奥のアクネ菌などを殺菌する効果があります。1回につき、50,000円ほど治療費がかかります。
保険適用と保険適用外
にきびの治療には、保険適用のものと、保険適用外のものがあります。保険適用外の治療は、非常に高額です。
ケミカルピーリングは、エステサロンや美容外科、皮膚科でできますが、いずれにしても保険適用外なので、高額です。これを読まれている方は学生さんでしょうから、あまり高額な治療は受けにくいと思います。
そういう方は、保険適用の治療を皮膚科で受けることがいいと思います。保険適用のもので有名なのは、ディフェリンゲルです。
ディフェリンゲルは、2008年に日本で初めて認可された塗り薬タイプのニキビ治療薬です。とても優秀な薬で、欧米ではすでにずいぶん前に認可されているのですが、皮脂の分泌を抑えて、ニキビの原因を除く効果があります。
他には、イオウカンフルローションというものがあります。
イオウカンフルローションとは、昔から皮膚科で処方されてきたローションタイプの治療薬なのですが、硫黄とクスノキなどから抽出されるカンフルを混ぜた塗り薬です。
硫黄が角質を溶すことで皮膚をなめらかにし、毛穴をふさぐ原因となる皮脂のつまりを防ぐことができます。カンフルには消炎、鎮痛効果があるので、赤くなったニキビの炎症を抑える効果もあります。
まとめ
にきびには色々な治療法があることがわかりましたね。
治療方法には保険適用と、保険適用外のものがあるので、お財布と相談して適切な治療を受けてみてください。にきびを治すことはもちろん、にきび跡を残さないためにも、適切な治療は有効です。
皮膚科によって、上記の治療を受けることができるところとできないところがあります。お医者さんとよく相談して、にきびの治療を行い、にきびを撃退してくださいね。