人工甘味料vs天然甘味料!ダイエットと虫歯のウソホント

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カートの買い物かごにいつものようにパルスイートの袋を入れた。

35歳を過ぎたあたりから、背中周りのお肉が気になり始めた。
毎日寝る前に腹筋とストレッチをしてるのに、背中のお肉はどうも別のようだ。

お風呂上りに振り返りざまに鏡を見て、どうしても気になってしまう。
だから少し前から砂糖をやめて、代わりにパルスイートを使うことにしたのだ。

買い物から帰ったら、買ってきた食品を冷蔵庫に入れて、それから紅茶を入れて一服しよう。

私は紅茶が大好きで、1日に何杯も飲んでしまう。
午前中の朝ごはんの片付けと掃除が終わり、洗濯機が回り終わるまでの待ち時間にセーロンティー。

昼食は一人だから適当にさっとすませて、午後、子どもが帰ってくるまでの時間にはオレンジペコを飲みながらおやつをつまみ、読書かテレビ。

その後夕飯の買い物に行って、帰ってきて一服。
そして夜、寝る前には体を温めるためにミルクティーを飲む。

本当は甘いものが好きだけど、間食は午後の1回だけにしている。
その代わり、紅茶を甘くして飲んでいる。

でも大丈夫。
甘くすると言っても砂糖は使っていない。

パルスイートはカロリーゼロの人工甘味料だから、いくら入れても太らないのだ。

それに料理にも気を使っている。
夫も最近おなかのお肉がベルトに乗るようになってきた。

さすがに自分でも気にし出したし、健康診断では中性脂肪が多くメタボと診断されてしまった。

そんなわけもあって、料理に使う砂糖も全てオリゴ糖に変えた。

発泡酒も缶チューハイも「カロリーオフ」しか選んでないから2本くらい飲んだって平気だし。

これでうちは成人病も大丈夫ね・・・。

ダイエットや健康のために人工甘味料を使用している人は少なくありません。

トクホに指定されている人工甘味料もあるので、安心して使ってしまいがちですが、購入するときに成分を読んでいますか?

オリゴ糖でいえば、天然オリゴ糖が100%使われているものもあれば、トクホ指定の商品なのに、オリゴ糖が30%なのに対して、ショ糖(砂糖)が40%も入っているものもあるのです。

それにしても、カロリーオフとは書いてあるけど、人工甘味料も甘いことに変わりはない。

虫歯や歯周病には影響はないのだろうか?

いくらダイエットできても歯や歯茎がボロボロでは美味しいものも食べに行けない。

歯医者に通うのも面倒だし・・・。

でも“人工”だから、天然の甘いものと違って、きっと虫歯にはならないのよ。

キシリトールだってむしろ摂ったほうが歯にいいって宣伝してるじゃない?

あなたは思い込みでそんなことを思っていませんか?

・人工甘味料は太らない
・人工甘味料はたくさん摂っても大丈夫
・人工甘味料は虫歯にならない

これらはすべて、本当でしょうか?

間違った知識をもったまま人工甘味料を長年使用し続けると、恐ろしいことが起こるのをご存知ですか?

カロリー「ゼロ」の罠

人工甘味料は「カロリーオフ」「カロリーゼロ」「ノンカロリー」など、カロリーがないように記載されています。

しかし実は、100mlに対して5kal未満なら、「カロリーゼロ」「ノン」「フリー」「レス」と表示してもよいという基準になっているのです。

通常の350mlのペットボトルなら、17.5kal以下なら無いものと表記してOKだということです。

17.5kalは、大体トマトケチャップでおおさじ一杯分くらいと同等のカロリーです。

ペットボトルの清涼飲料水の成分表を見てみると、果糖の他に「炭水化物」と記載されているものが多いのですが、この炭水化物とは、もちろんご飯やパン、麺類のことではありません。

炭水化物は食物繊維と糖質からできており、糖質には

多糖類(オリゴ糖、デキストリン)
二糖類(麦芽糖、ショ糖、砂糖)
単糖類(ブドウ糖、果糖)

などが含まれており、このうち「二糖類」と「単糖類」が糖類と呼ばれるものです。

オリゴ糖、麦芽糖、ショ糖、そして砂糖は聞いたことがある人がほとんどだと思いますが、デキストリンという、ちょっと聞きなれないものが入っています。

デキストリンとはトウモロコシとジャガイモのでんぷんから作られた食物繊維で、日本の食文化の欧米化が進んで、食物繊維が不足している現代人のために開発されたものです。

デキストリンは体内で溶けにくく、そのまま腸へと運ばれることから食物繊維の代用品として様々な食品に使われていますが、でんぷんは炭水化物ですので糖質になります。

人工甘味料は虫歯にならない?

一般的に砂糖に代表される天然甘味料は、虫歯の原因になるとされています。

食べ物を食べると、虫歯の原因菌ミュータンス菌が酸を作り、口の中が酸性になります。

酸は歯のミネラルを溶かし、虫歯を作ります。

通常食後30分で、唾液の自浄作用によって口の中は中性になりますが、唾液の届きにくい歯と歯の間や歯が重なって生えている場所、上顎などは食べカスが残ってしまい、虫歯が発生しやすい場所です。

人工甘味料は天然甘味料のように虫歯菌が作られることはありません。

厚生労働省では『虫歯にならない、またはなりにくい人工甘味料』として、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、パラチニットなどの糖アルコール、パラチノース、アスパルテーム、ステビオシド、スクラロース
を挙げています。

虫歯にならないなら人工甘味料を摂っても支障はないのでは?と思われると思いますが、実は人工甘味料には様々なリスクが潜んでいるのです。

「人工甘味料は太らない」はウソ

砂糖を摂るとどうして太るのか、ご存知ですか?

体内に砂糖が入ると、血液中の糖濃度が上がってインスリンというホルモンがすい臓から分泌されます。

インスリンは血液から余分なブドウ糖を除こうとする働きがあるからです。

そのおかげで血糖値が下がるというわけです。

しかし、摂取したブドウ糖が多くて除けないものが出てくると、インスリンは次の手段として脂肪細胞に働きかけます。

こうして余ったブドウ糖は脂肪細胞にため込まれ、体脂肪になります。

インスリンが肥満ホルモンと呼ばれるのはこういう働きがあるからです。

インスリンは人工甘味料でも分泌されることが分かっています。
ということは、砂糖を摂った時と同じ働きをしてしまうということです。

人工甘味料だからと安心してたくさん摂ってしまうと、肥満ホルモンが発動してしまうのです。

つまり、人工甘味料も太ります。

ダイエット目的で人工甘味料にすると逆効果なのですね。

また、日本人のインスリンの分泌量は、欧米人に比べ、約半分です。

だから欧米人のような特別な肥満体形の人は少ないのですが、その分糖尿病になりやすいという特徴があります。

人工甘味料も太るとお伝えしましたが、例外的に、本当にインスリンが分泌されないものもあります。

それが糖アルコールと呼ばれるものです。

糖アルコールはブドウ糖や果糖を還元した化合物で、消化酵素は糖アルコールを分解できないため、小腸を素通りして大腸に達します。

糖アルコールはインスリンの分泌がないため、糖尿病や肥満症の人用の食品に広く使われていますが、大量に摂取するとお腹が緩くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

人工甘味料は味覚障害を引き起こす

人工甘味料の甘さは砂糖に比べてとても甘みが強いものが多いです。

ステビアやアスパルテーム(パルスイートなどに使用)は砂糖の約200倍、ダイエット・コーラなどに使用されているサッカリンは約500倍、そしてラクトアイスクリームなどに含まれるスクラロースは、なんと約600倍です。

もちろん食品にそのままの濃度で使われているわけではありません。
商品に使われているのは砂糖と同じくらいの甘さに薄めたものです。

ですが、人工甘味料だからと思って、普通の砂糖よりも多く使う傾向はありませんか?

例えばコーヒーを飲む時。

普通なら砂糖をたくさん入れると太るかもしれないという罪悪感があって、砂糖のスティックを1本の半分だけにしたりと、控えめにしたりします。

これが人工甘味料だとどうでしょう?
「カロリーゼロなら大丈夫」という安心感から、2~3本使っていませんか?

ふだんから甘いものをたくさん摂っていると、舌にある“味蕾(みらい)”という味覚を感じるセンサーが徐々にマヒしてきます。

味覚は刺激に慣れやすいので、甘くないと物足りなくなってしまうのです。

こうして甘みセンサーである味蕾の機能が段々鈍化していってしまいます。

センサーが壊れると、甘みという刺激が欲しくなり、より甘いものを求めるようになってしまいます。

また、甘みを感じるセンサーは、舌だけでなく、膵臓や胃、腸にもあることが分かっています。

胃が甘みを感じると、グレリンというペプチドホルモンを分泌させます。

グレリンは脳の下垂体に働いて成長ホルモンの分泌を強力に刺激させ、視床下部という命令系統に働いて、食欲を増進させます。

つまり、成長するためには沢山食べないと!
という脳からの指令を出すもとになるホルモンです。

グレリンは砂糖と人工甘味料の違いを判断しません。

人工甘味料でも分泌されてしまうので、食欲が増進され、たくさん食べて肥満につながってしまうのです。

危険!人工甘味料は依存性がある

意外かと思われるかもしれませんが、人工甘味料はコカイン以上の依存性があると言われています。

依存症というと、アルコール依存、薬物依存、パチンコ、タバコ、ショッピングなど、たくさん思いつきます。

これらは全て「快楽」と深い関係があります。

楽しい思いをすると、脳の快楽中枢という神経系から、ドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。

ドーパミンは興奮するときに出るという認識があると思いますが、楽しい時には興奮したり、上気したりすると思いませんか?

ドーパミンが分泌されると満足感が得られ、「もっと欲しい」となります。

そして、その欲求があまりに強いと、ドーパミンの分泌がコントロールできなくなり、依存症や中毒症になります。

例えば薬物の場合、体内に薬物を投与するとドーパミンの働きにより、快楽や幸福感を感じますが、体内から薬物がなくなってくるとドーパミンが枯渇して、また薬物が欲しくなるのです。

これと同じ作用が人工甘味料にはあるというのです。

人工甘味料によっては独特の後味が残ったりするので、依存性がより誘発されます。

いつもペットボトルがないと不安な人は、要注意かもしれません。

アスパルテームは危険な人工甘味料?

アスパルテームはパルスイートやコカ・コーラゼロフリー(2016年現在)、に使用されている人工甘味料で、味の素が特許を取っています。

また、食品衛生調査会の審査を経て厚生大臣により食品添加物に指定されており、安全性が国によって保障されています。

しかし一方で、アメリカではがんやうつ病、脳障害、男性の生殖障害の危険性があるという研究結果が発表されています。

アスパルテームは体内で代謝されたとき、フェニルアラニンやアスパラギン酸、メタノールに分解されますが、フェニルアラニンやアスパラギン酸が多すぎると、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質を作るための大事な成分が、脳へ送られるのを邪魔します。

ドーパミンは快楽や、やる気の元になる物質ですし、セロトニンは幸せホルモンと呼ばれるほど、精神の安定を司る脳内物質です。

これら2つの神経伝達物質が減ると、うつ症状が現れるのです。

ドーパミンは依存症の説明で出てきた物質ですが、多すぎても、また少なすぎても良くないのですね。

また、ハーバード大学の追跡調査によると、ダイエット・ソーダを毎日飲んだ人は、飲んでいなかった人に比べて腎機能が30%も低下していたというデータがあります。

ダイエット・ソーダとは、日本でも「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」などで発売されている炭酸飲料のことです。

コロンビア大学では、ダイエット・ソーダを毎日飲んだ人は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが飲んでいない人に比べて43%も高かったという研究結果を発表しています。

そしてどちらの調査でも、糖類が含まれた「ダイエット仕様ではない」ソーダを飲んでいた人には、このリスクが認められなかったとのことです。

そのほかにも頭痛、偏頭痛、不眠、湿疹なども報告されています。

ところでこのアスパルテーム、何で出来ていると思いますか?

アスパルテームは製造過程で遺伝子組み換えのバクテリアが使用されており、主成分はバクテリアの排泄物なのです。

これはちょっと衝撃ですね。

排泄物がなぜ食品に?と思いますが、原価が安いため、という理由が挙げられます。

まだまだ分かっていないことも多いアスパルテームですが、これを読んでもあなたはまだ、安心だと使い続けますか?

それなら天然甘味料は安全なの?

天然甘味料は基本的に安心です。
しかし、過剰に摂取しなければ、の話です。

天然甘味料は砂糖やショ糖が挙げられますが、その中に「異性化糖」というものがあります。

これは、「ブドウ糖化糖液糖」、「果糖ブドウ糖液糖」と呼ばれるもので、果糖が50%未満の割合のものをブドウ糖化糖液糖、50%以上90%未満の割合のものを果糖ブドウ糖液糖と言います。

普通の砂糖は、ブドウ糖と果糖が結合してできた二糖類で、異性化糖はブドウ糖と果糖が混ざり合った単糖類です。

砂糖は体内に入ると、腸内でブドウ糖と果糖に分解され、それぞれが吸収されます。

それに対して異性化糖は単体で単位も小さいため、ブドウ糖と果糖が早い段階で体内に吸収されます。

ブドウ糖の場合は小腸から血液に吸収されるため、血糖値が上がりますが、果糖の場合はほとんどが肝臓で代謝され、余った果糖は肝脂肪になります。

つまり果糖は、血糖値はそのままで、内臓脂肪だけがついてしまうのです。

さらに果糖はブドウ糖に比べ、満腹感を感じにくいので、ついつい食べ過ぎて多量に摂取してしまいます。

次に、身体に良いとされている天然甘味料のオリゴ糖ですが、冒頭でもお伝えした通り、純粋なオリゴ糖と食品添加物が含まれているものがあります。

パッケージにオリゴ糖と書いてあるからと言って成分をよく見ないで購入してしまうと、余計な糖分をたくさん摂ることになりかねません。

特に、血糖値を下げようとしている場合、オリゴ糖よりもショ糖やブドウ糖が多く含まれている商品では逆効果になる場合があります。

糖尿病などでオリゴ糖を使用するときは、商品の裏に表示されている成分表をよく確認する必要があります。

オリゴ糖は適量なら便秘解消にもなりますが、大量に取るとお腹が緩くなる、虫歯の原因になるなどのリスクもあります。

ペットボトル飲料は成分を確認すべし

先ほど出てきた肥満ホルモン、インスリン。
インスリンは、人工甘味料でも分泌されることが分かっています。

一時期、糖尿病の若年化が問題になり、マスコミなどに取り上げられました。

その主な原因は、ペットボトルの清涼飲料水だったのです。
ペットボトルには、人工甘味料が良く使われています。

また、「炭水化物」と記載されているものもあり、これも糖類です。

インスリンは甘いものなら砂糖以外の人工甘味料でも分泌されてしまうため、ペットボトルをバッグやリュックに入れていつも持ち歩いき、喉が渇いたら水代わりにちょくちょく飲んでいる若者も、糖尿病になりやすくなってしまったのです。

風邪をひいたときや、夏に活躍するスポーツドリンクですが、これには成分表に異性化糖である「果糖、果糖ブドウ糖液糖」と記載されており、砂糖が入っていると明記されています。

砂糖が入っているのですから、スポーツドリンクを飲んだまま放っておくと、虫歯の原因になります。

赤ちゃんに哺乳瓶で与えてそのまま寝かせてしまい、虫歯の原因になったと一時期話題になりました。

体力がないときには手軽に水分と栄養を摂取出来て、とてもありがたい飲み物です。

病院でも勧められるくらいです。
ですが、虫歯にだけは注意しなければなりません。

風邪をひいて寝込んでいるときは起きるのがつらい場合もありますが、水分と栄養補給にスポーツドリンクを選んでいるときは、出来るだけ歯を磨くようにしましょう。

飲料で果糖を取ると、吸収も早いので毎日飲んだり摂取量が多かったりすると、糖尿病や肝脂肪になる恐れがあることも忘れずにいたいものです。

まとめ

人工甘味料と天然甘味料、いかがでしたか?

人工甘味料は虫歯にはなりませんが、糖分が全くのゼロではないことや、食欲を増進することがわかり、ダイエット目的で使用するとかえって逆効果になることが分かりましたね。

アメリカの研究では脳卒中や心筋梗塞などの内臓疾患にも大きく関与しているとのこと。

欧米では肥満は深刻な問題なので、日本よりも研究が進んでいるのですね。

パルスイートも安心してたくさん使用すると、ダイエットどころか太る原因になり、依存症にもなる恐れがあることが分かりました。

人工甘味料は依存症を引き起こす働きがあるので、ほどほどにしないとかえってたくさん取ってしまうかもしれないので注意が必要です。

人工甘味料によく使われているアスパルテームに関してはちょっと衝撃だったのではないでしょうか?

ちなみに、キシリトールガムに代表される、ほとんどのガムにもアスパルテームが使用されていました。

また、天然甘味料は病気のリスクはありませんが、摂取してそのままにすると虫歯の原因はもちろんのこと、肝脂肪の原因にもなって、なぜ砂糖を摂ると太るのかが分かったのではないかと思います。

かといって、甘味料をまったく使わない生活というのもなかなか難しいものです。

人工甘味料と天然甘味料、長所と短所をよく理解して、使い分けたいものです。

そして、食品を購入するときは、必ず商品ラベルの成分表示を確かめてから購入したいですね。

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