2016/12/08
かつおだしに美肌やダイエット効果?和食の王道は代謝を向上させる
和食に欠かせない基本といえば「出汁(だし)」。美味しいのはもちろんのこと、美と健康に嬉しい成分もたっぷり含まれています。
料理の味を左右するものの一つ「出汁(だし)」。だしを上手に活用するだけで奥深い味わいにするとともに、栄養面でも優れた料理を作る事ができます。現在はインスタントのだしが手軽に使えて便利ですが、これには砂糖や食塩など他の物質も含まれることが多いようです。添加物など余計なものを気にせず摂取するために、しっかりと素材からひいただしで美容と健康に嬉しい食事にしてみませんか?
王道かつおだしの凄い効果
だしの代表格とも言えるのが「かつおだし」ですが、これにはアミノ酸やミネラル、タンパク質など多くの栄養素が含まれています。中でもタンパク質の割合は約8割とされ、それでいてカロリーは低いという優秀なダイエット向けの食材と言えるのです。
【代謝を向上させて脂肪燃焼効率もアップ】
かつおだしに含まれる旨味成分に“イノシン酸”があります。日本料理を代表する旨味の三大成分の一つとされるイノシン酸。これには全身の細胞を活性化させ、代謝を向上させる作用が期待できます。代謝が向上すれば同じ生活でもエネルギーの消費効率が上がるため、ダイエットにうってつけの成分といえるのです。
更にかつおからは“ヒスチジン”という成分が豊富に摂取できます。ヒスチジンとはアミノ酸の一種であり、かつおに含まれる「ペプチド」の元にもなっている成分です。ヒスチジンを摂取する事で体内の熱産生が高まり、脂肪の燃焼が促されるようになります。
代謝を向上して脂肪の燃焼を促すかつおだしの優秀な成分。これらのおかげで痩せやすい体作りができ、ダイエットの効率を高める事ができます。
【旨味成分が豊富で満足感も高い】
ダイエット中の節制した食生活では満足感を得る事も難しいでしょう。旨味の豊富なかつおだしを摂る事は脳に“美味しい”と感じさせ、幸福感や満足感を得る事に繋がります。味気ないダイエット食でもだしを上手に活用して作ればしっかりと満足できるものになるはず。更に上述のダイエット効果が加わるので、美味しく満足できて痩せやすい体になれる夢のような食材と言えるのです。
【アンチエイジングにも効果的】
上述したとおりイノシン酸には細胞の活性を促す効果があります。イノシン酸は肝臓でも生成できますが、加齢によってその能力は低下していきます。イノシン酸の不足が新たな細胞作りに支障をきたし、老化をますます進行させる恐れがあるのです。かつおからイノシン酸を補給することが老化の抑制に効果的と考えられます。
【潤いを持続させる健康的な肌作りにも】
かつおだしには旨味成分となるアミノ酸が豊富ですが、これにはお肌の保湿力を向上させる作用が期待できます。化粧水などにアミノ酸が配合されることも珍しくありません。かつおだしを摂れば体の内側からしっかりとアミノ酸が補給でき、肌の潤いを保つのに役立つのです。
【様々な栄養素をバランスよく摂取】
他にもビタミンEやD、多くのミネラル類が含まれるかつおだしですから、様々な栄養素をふんだんに摂取できます。バランスの良い栄養補給は美肌、ダイエットにおいて重要な要素。加えて豊富なタンパク質も魅力ですね。タンパク質は全身の材料となる重要な栄養素ですから健康的な肌を作るのに必須です。それだけでなくメリハリのあるボディ、しなやかな髪や爪などを保つのにも大切な成分ですね。
【疲労回復と集中力アップ】
アミノ酸が複数結合した物質を「ペプチド」と呼びますが、かつおはこのペプチドが最も豊富に存在するとまで言われるのだそう。かつおのペプチドはアンセリン、カルノシンと呼ばれるもので、これらには疲労回復効果や集中力を高める効果などが期待できます。優秀な効果故にアスリートからも注目されるのだとか。ここぞという時にもかつおだしの有効成分で体を癒し、高い集中力を保っておけるでしょう。
【ストレス解消にもかつおだし】
人は“美味しい”と感じるとβエンドルフィンやドーパミンといった快楽ホルモンの分泌が促進されます。快楽ホルモンのおかげでイライラや不満感が和らげられ、ストレスの解消に繋がります。特にダイエット中の方は食事内容によるストレスも少なくないはず。かつおだしで満足感を得るとともに、心から“美味しい”と思う事でストレスフリーなダイエットを目指しましょう。普段からストレスが溜まりがちという方も、一度ゆっくりとだしを摂ってみてはいかがでしょうか。
かつおだしを美味しくひく方法
【一番だしと二番だし】
かつおだしの万能さを知ったところで、実際にだしをひく方法も覚えておきましょう。だしには「一番だし」と「二番だし」がありますが、前者が最初に得られるだし、後者は一番だしをひいた後の鰹節を使ってひくだしのことを言います。
【昆布と一緒にだしをひけば旨味7倍増し】
一番だし・・・材料:水2000cc、花かつお60g、昆布40g
昆布の表面の汚れを硬く絞った布巾でとり、分量の水の中に入れて10時間置きます。その後昆布を取り出して火にかけ、沸騰したら火を消して少量の差し水をして温度を下げます。分量の花かつおをほぐしながら入れ一煮立ちさせたらすぐに火を止めて灰汁を除去します。鰹節が沈み始めたらペーパーなどで漉して完成です。
二番だし・・・材料:水2000cc、一番だしを取った材料の残り、花かつお10g
分量の水と残った材料を鍋に入れて強火にかけます。煮立ったら弱火にし、10分程度煮たら分量の花かつおを入れます。あとは一番だしの時と同様に灰汁取り、漉す作業をして完成です。
きちんとだしをひくとなると敷居が高いと感じる人も多いかもしれませんが、実際にはこのようにそこまで難しいものではありません。是非習慣にして様々な料理に活用してみてください。
濃い味付けばかりでは自然の味がわからなくなる?
現代は濃い味付けの食品や料理が多くなり、自然のだしを活かした和食に魅力を感じない人もいるかもしれません。特にこってりとした濃い味のものばかり食べていると、あっさりとした和食が余計に“美味しくない”と感じやすいようです。
だしをひく習慣をつけよう。締めに飲めば二日酔い予防にも効果的
まずはだしをひくことを習慣にしてみましょう。そのまま飲んでも良いようで、特に飲みの後の二日酔い対策にも最適だそうですよ。自分でひいただしを活用すれば自然と料理のレベルアップも図れるでしょう。豊富な旨味を堪能し、美と健康に嬉しい成分を感じてください。
参考サイト
執筆者:rihira
一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー
注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。