目元の小じわは最も気になるシワ
年齢とともに出てくる肌悩みは、くすみ、たるみ、しわなどさまざまですが、その中でも目元の小じわができると一気に老けて見えてしまいます。
「ちりめんじわ」とも呼ばれる目の小じわは、さまざまな年齢肌の悩みの中でも最も気になるものの1つと言えるでしょう。
良く解釈し、笑いじわと思えれば良いですが、若い人の笑いじわと違って何本も細い線が出てしまう小じわは、やはり年齢を感じさせてしまうものです。
目の周りの皮膚は薄く弱くシワになりやすい
年齢とともに顔のあちこちにしわができるのは自然なことですが、その中でも、目の周りは細い小じわができやすい場所です。その理由は、目の周りの皮膚の特徴にあります。
目の周りの皮膚はきわめて薄く、肌表面にうるおいを作り出す皮脂腺も少なくなっています。厚みは、頬の肌がタオルの厚さとすると、目も周りはハンカチやガーゼの厚さになるとも言われています。
タオルでは細かいしわはできませんが、ハンカチにはクチャクチャとした細かいシワができますよね。皮膚がハンカチのように薄い目の周りは、薄い分だけ小じわになりやすいというわけです。
さらに、年齢とともに肌の水分量が減少すると、もともと薄くて保水力の弱い目の周りの肌は、内側が乾燥してしぼんだ状態になります。肌の内側がしぼむために、外側の肌に浅くて細いしわが多数生じるのです。
内側がしぼんだ肌は弾力がなくなり、放置していると、しだいにしわは深くなってしまいます。
また、薄く弱い皮膚であるのに、アイメイクを塗ったり落としたりすることも小じわの原因の1つです。
メイク剤が合わないと肌荒れを起こしますし、メイク剤を落とす時にはこすって摩擦が起こります。このような刺激も肌トラブルを起こし、乾燥させることになるのです。
さらに、肌をこすって洗いすぎると、肌に必要な皮脂も落としてしまって乾燥を招きますし、メイク剤が十分に落ちていない場合も問題です。
メイク剤が残ったままで放置していると、これも肌荒れや乾燥を引き起こします。
紫外線による光老化の影響が大きい
目の周りの皮膚が乾燥する原因としては、紫外線による光老化(こうろうか)の影響があります。
光老化は、太陽光による肌の老化ですが、太陽光の中でも紫外線が、光老化の原因となります。
紫外線は、肌を黒くする作用があるほか、肌の奥の保水成分に悪影響を与え、乾燥の原因となります。この乾燥を招く現象が光老化です。
ここでは、紫外線の2つの作用をまとめておきましょう。
紫外線を浴びると、肌はダメージを受けて活性酸素が生じ、メラニン生成が始まります。
メラニンは、そもそも肌を防御するための物質ですが、肌を黒くする色素でもあるので、多すぎると肌に残ってくすみやシミが生じます。
また、肌の奥に到達した紫外線は、真皮にあるコラーゲンやエラスチンという保水成分を変質させる作用もあります。
そのために肌が乾燥し、弾力も失われます。これが、光老化と呼ばれている現象です。
目の周りは、無防備で太陽光を受けやすい場所です。長年に渡って受け続けた紫外線の影響は、年齢とともに大きくなり、乾燥した肌が小じわを生むのです。
疲れやストレス、睡眠不足などの影響もでやすい
目元の小じわの原因としては、疲れやストレス、睡眠不足などもあります。こういう時には、目が充血し、目の下にクマができることもありますよね。
これは、目の周りの血行が悪くなっている証拠です。そして、目や目の周りの肌の状態が悪くなると、小じわが増えます。もう少し詳しく説明しましょう。
疲れやストレス、睡眠不足によって体の血行が悪くなります。それは目の周りも同じなのですが、皮膚が薄くデリケートな部分なので、その影響が見た目にも分かってしまうのです。
目の下のクマは、血行不良で肌の色が悪くなって起こります。体がこのような状態の時には、肌の内側では栄養が行き届かず、肌細胞の乾燥が進んでいます。
もともと保水力の弱い部分ですから、少しでも血行が悪くなるとすぐに影響を受けてしまうのですね。
体調不良で血行が悪くなった状態が続くと肌の内側が枯れてしぼみ、肌表面には小じわが生まれます。また、身体の疲れだけでなく、パソコンやスマホを長時間見つめて起こる目の疲れも大きな原因となります。
その場合は、とくに目の周りだけ肌がくすんだり、ハリがなくなったりという状態にもなります。
まずは化粧水・乳液・クリーム・美容液などの基本的なケアが大切
目元の小じわは、皮膚の構造、紫外線の影響、疲れなどから引き起こされます。ですので、小じわ対策には、肌を清潔にし、肌の内側を保湿してハリを持たせ、肌再生をスムーズにさせることが大切になります。
小じわ対策としては、化粧水や美容液などの基本的なスキンケアを徹底しましょう。毎日のケアが肌の健康を取り戻す近道になりますよ。
目元ケアに欠かせないスキンケアのポイントをまとめておきます。
忙しい人は、化粧水や美容液をクルクルと適当に塗って終わり、ということをしていることがあります。肌が薄くて水分が蒸発しやすい目元は、とくに丁寧に塗りましょう。
いつものスキンケアで物足りないと思ったら、化粧水の二度付けがおすすめです。たくさんの量をいちどに与えるよりも少量を2回付けるほうが肌にため込みやすくなるからです。
顔全体に化粧水をつけた後、目元だけ指先で丁寧に塗っておくと良いでしょう。
アイクリームなど目元用のアイテムがあるとなお良し
基本的なスキンケアに目元用のスペシャルケアをプラスすると、より効果的です。
アイクリームの選び方
アイクリームを選ぶ際には、保湿成分が入っていることを確認しておきましょう。肌の水分を補う成分が入っていると、乾燥した目元にうるおいを与えることができます。
肌表面の保湿には、セラミドやヒアルロン酸が効果的です。しわが浅い場合は表面だけでも効果が見られますが、しわが深くなってきたら肌の奥にハリを持たせることを第一に考えましょう。
それには、コラーゲン、エラスチン、ペプチドなどが配合されているものがおすすめです。
成分のナノ化など、成分が肌の奥まで浸透できる工夫がなされているものであると、より高い効果が期待できます。
また、肌が薄い目元の肌はデリケートです。添加物が多いコスメは肌荒れの原因となりますので、肌にやさしい成分で作られているものを選びましょう。
アイクリームの塗り方
アイクリームは、基本的なスキンケアの最後に使います。化粧水、美容液、乳液またはクリームで仕上げ、その後で目元だけにアイクリームを塗ります。
塗る時には、多すぎると肌に負担をかけてしまうので、適量を指先に取り、薄く伸ばして塗ります。
その時にこすってしまうと刺激になり、小じわを増やしてしまいますから、トントンとやさしく伸ばす程度にしましょう。